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悪の組織(ポケモン)

登録日:2021/06/18 Fri 01:15:01
更新日:2026/04/25 Sat 22:25:26
所要時間:約 9 分で読めます




ポケットモンスターシリーズでは、基本的に主人公らの冒険を組織的に妨害する集団が存在しており、悪の組織と総称される。

彼らは自分たちの目的を達成するために組織として活動しており、主人公とは利害の対立によって幾度となく戦っていくことになる。
対立するキッカケは様々だが、基本的に下っ端の悪事を目撃した主人公がその行為を阻止して、そこからマークされるようになるというパターンが多い。

メタ的に言うと主人公の冒険が脱線する要因を意図的に作り、物語を盛り上げるための存在という位置付けである。

彼らの目的は組織によって様々で、ストーリー終盤に起こる大事件でボスの正体とその目的が明らかにされる。
ボスが伝説のポケモンを使って世界を大きく揺るがす悪事を働くというのが第三世代以降のお約束だったが、第七世代からはスカル団やエール団など予め公開されていた悪の組織がミスリードであり、本当の悪は別の場所にいたというパターンも登場している。*1
また第五世代以降は、『BW』で犯してしまった罪を償う活動を続けている『BW2』のプラズマ団N/ロット派や、当時危険と言われていたポケモンの生態調査を行う『アルセウス』の旧ギンガ団、いじめられていた子供たちが団結のために組織した『SV』のスター団など、「悪ではないどころか客観的に見てもむしろ正義に近い」組織の登場も少なくない。

第三世代以降は全体的にあくタイプを使う傾向*2が強かったが、第七世代あたりからその法則性が崩れてきている。*3
一方であくタイプと同じくのイメージがあるゴーストタイプを使うことは殆ど無い(こちらはゴーストタイプを専門とするジムリーダーがそれなりにいるからだろうか)。




◇本編に登場する悪の組織

ロケット団

ボスはサカキ。サカキが失踪した3年後は男性幹部(『金銀クリスタル』は名無しの幹部、『HGSS』ではアポロ)が司令官だがボスはあくまでサカキという体。

アニメでもお馴染み、『ポケモン』シリーズの悪の組織の代表格であり、闇の原点ともいうべき存在。
明確な思想を掲げてはいないが、世界征服を目的として暗躍している。

初出の『赤緑』及びそのリメイク作の『ファイアレッド・リーフグリーン』では、ゲームコーナーの運営を始めとする非合法的な経済活動*4によって利益を上げ、勢力拡大を図っている。
作中でも最初こそコソ泥のようなことをしていたが、その後は民家の壁をぶち破って窃盗行為を行う、ホネが高く売れるという理由でガラガラ 捕まえて殺す 、都市を丸ごと占拠して大企業の乗っ取りを画策するなど本来の活動内容は大胆かつ過激。
悪の組織の中でも、比較的リアリティのある活動を行っており、立ち位置的には反社会的勢力(マフィア、ヤクザ)*5といえる。
主人公に野望を阻止されたサカキは最終的に部下に示しがつかないとして解散を宣言し、姿を消す。

リメイクの『FRLG』ではナナシマでも暗躍。場所が場所ゆえ解散宣言は知らなかった。後述の『金銀クリスタル』の伏線的な活動をしていたようである。

ピカチュウ』版及びそのリメイク作の『ピカブイ』ではラブリーチャーミーな2人組の団員がアニメから逆輸入されており、随所で登場する。

カントー編から3年後を舞台とした『金銀クリスタル』およびそのリメイク作『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、残った幹部をトップとして残党が組織を再結成。乱獲活動で資金を確保しつつ、怪電波によって世界中のポケモンを操ろうとしていた。
ボス代理を務める幹部の名前はオリジナルの『金銀クリスタル』だと名無しだが、リメイクで他の幹部共々名前が付けられ、リーダーはアポロという名前になった。
テロ活動は前回よりもスケールアップ。都市を丸ごと占拠して放送局の機能まで乗っ取り、全チャンネルでジョウト地方全土に向けてロケット団のメッセージを放送した。
ラジオ放送を乗っ取った目的はボスであるサカキの帰還。
しかし、サカキの帰還が叶う前に主人公らによってラジオ塔を解放されてしまい失敗に終わった。
実はこの裏でサカキは部下たちの呼びかけに反応をしようとしていたのだが、とある事情から応じることなく再び行方をくらませた。

『USUM』ではパラレルワールドのサカキがレインボーロケット団を作り上げているほか、『Pokémon GO』ではリアルワールドに出現するGOロケット団として暗躍している。いずれも詳細は後述。


マグマ団・アクア団

ボスはマグマ団がマツブサ、アクア団がアオギリ

ルビー・サファイア・エメラルド及びそのリメイク作であるオメガルビー・アルファサファイアに登場する悪の組織。
ルビー系列ではマグマ団が悪の組織、サファイア系列ではアクア団が悪の組織として描かれ、もう片方がそれを止めようとして活動する様子が描かれる。
エメラルドでは双方が悪の組織として描かれ、主人公は双方と戦うことになる。
マグマ団はグラードンの力を使った陸地の拡大、アクア団はカイオーガの力を使った海の拡大を目的としており、対立関係にある。
オメガルビー・アルファサファイアではマグマ団はやや人類寄り、アクア団はポケモン寄りの思想になっている。
組織としての性質は反社会的勢力と言うよりも過激な思想団体に近く、実際エメラルド以外の作品では敵対しない方の組織は終始味方サイドの組織として登場する。とはいえ、敵対した際にやっている事は両者まったく同じだが……。 *6
それぞれ男女1人ずつ計2名の幹部がいる。
殿堂入り後は更生を果たし、各バージョンで戦ったボスをバトルハウスのパートナーに誘えるようになる。


ギンガ団

ボスはアカギ

ダイヤモンド・パール・プラチナおよびリメイク作のブリリアントダイヤモンド・シャイニングパールに登場する悪の組織。
したっぱはオカッパ頭に宇宙服を意識したような制服という出で立ちで、NPCから「ステキファッション」と言われるほど独特な格好をしている。
表向きは宇宙エネルギーを扱う組織として活動しているが、その目的は伝説のポケモンの力を使って今ある世界を滅ぼし、新しい世界を作ることである。
世界を滅ぼすという目的の一環で、各地で建造物を破壊しようとするなど手の込んだ破壊活動を行なっている。
ロストタワーにいるスキンヘッズが「ギンガ団にポケモンを殺された」と言ったり、湖を爆破して干上がせるなど物騒な行いが目立つ。
DP・BDSPではボスのアカギが頂点に立つ世界、プラチナでは感情のない世界を作るという形で目的が若干異なっている。
特にプラチナでの感情のない世界を作るという目的はアカギが密かに抱いていたもので、彼自身も「自分のためだけに新世界を望む」と発言しており、他の幹部やしたっぱには知らされていなかった。
幹部はDP・BDSPでは3人(マーズ・ジュピター・サターン)、プラチナではプルートが加わって4人。*7
アカギのカリスマ性で成り立っているところがあり、メンバーの大半は彼の狂信者。
アカギが行方不明になり、マーズとジュピター、プラチナではプルートもいなくなったあとはサターンが主導して建前として掲げていたエネルギー研究を始めているとのこと。
BDSPではアカギと幹部らがバトルタワーに入り浸るようになり、組織自体も存続しており、どういうわけか更生を果たした。


プラズマ団

ボスはBWではNBW2ではアクロマ
そして彼らを操る黒幕がゲーチス

ブラック・ホワイト系列に登場する悪の組織。
「人がポケモンを扱う事」を疑問視し「人類からのポケモンの解放」を謳って活動している。
思想自体は一定の理がありその為に各地で演説活動をしているなどで表面上一般人からはそこまで悪く思われてはいなく、
実際ポケモンの保護を目指すという彼らなりの本心で善意で行動してる者も多い。
一方でカルト教団のような性質を持っているところがあり、善意といってもポケモンを無理やり強奪し引きはがすなど、
互いに絆を持ったポケモンとトレーナーの関係性を壊すような行為は独善と言えるだろう。

BWでは人々が自らポケモンを手放させるため、N自身が神話に登場する伝説のポケモンを手に入れることで「英雄」になり
脅迫ではなく自主的にポケモンを手放させる事を最終的に目指していた。
しかし作中ではムシャーナに暴行を加えたりゲノセクトを産み出したりとポケモンに対して非道な行為を行ってる者も一部存在し、本当にポケモンの為を想い解放を目指してるのか疑わしい点も多く見受けられ、プラズマ団の城もポケモンの強制労働で成り立つなどどこか後ろ暗いところがあった。
実際のところ黒幕であるゲーチスの真の目的は、ポケモンの解放を名目に人々とポケモンの絆を絶ち、自らのみがポケモンを使える世界を創り上げる、いわば世界征服であった。
パソコンにも介入できる技術力やチャンピオンであるアデクすら退け、王手一歩手前まできたことから秘密結社タイプの悪の組織では随一の実行力である。
最終的に神話のポケモンを従えNと並ぶ英雄となった主人公にゲーチスが敗北したことでその野望は打ち砕かれ、ゲーチスは失踪、Nは何処へと旅に出る。

2年後のBW2ではカリスマ的存在であったNが去ったことで分裂・弱体化。
ゲーチス率いる派閥は新たな王であるアクロマを擁立し、コスチュームを一新して建前抜きで純粋に破壊活動や犯罪行為を行うなどの世界征服を目指す完全な悪の組織として暗躍。
一方で元のプラズマ団も分裂したのちにN派として存続しており、こちらはBW主人公の活躍により自らの悪行を反省し
完全に慈善団体としてプラズマ団が奪ったポケモンを元の持ち主に返すなどボランティア活動を行いながらNの帰還を待ちわびている。
新たな拠点としてプラズマフリゲートという巨大な艦船を有し、第3の伝説のポケモンを捕獲しイッシュの武力制圧を企むも、BW2の主人公によりまたも計画を阻止される。
度重なる敗北によりゲーチスは精神破綻をきたして廃人同然となり、今度こそ悪の組織としてのプラズマ団は壊滅した。


フレア団

ボスはフラダリ

XYに登場する悪の組織。
従来の悪の組織と違って団員の服装は赤いスーツにサングラスであり、色は派手だがデザイン自体はオシャレである。したっぱの髪型はちょっと変だが……。
一部の下っ端が「泣く子も黙るオシャレチーム」を名乗っているほか、入団を希望するNPCも複数見受けられる。

目的は「自分たちがハッピーになれる世界を作ること」であるとされていたが、歴代屈指の凶悪な手段によりその目的を達成しようと考えていた。
彼らの真の目的は「増え過ぎた人類を減らすことで争いをなくしてフレア団に入った皆が幸福になれる世界を築くこと」。
そしてその手段とは「伝説のポケモンの力を使って起動した古代の王の兵器でフレア団以外の人間を世界から消し去ること」、早い話が人類の大量虐殺である。
500万円でフレア団に入ることでその災厄から助かることができるということでメンバーは集まっている。
しかしスーツが入らないデブはお金があっても入れないという、地味だが厄介な体格要件がある。
名目上は上から順番にボス、幹部、5人の科学者、下っ端という組織構造だが、実際は科学者のほうが幹部よりも立場が上である。
そしてこの組織のボス格のナンバー2に位置する人物はまさかの……(ネタバレ注意!)。

余談だが、フラダリが本編に初めて登場するのはストーリーの序盤、プラターヌ博士の研究所に初めて来訪した時であり、フレア団の下っ端に出会うよりも早い。
初登場時から真面目な顔をして物騒なことを言っているし、インパクトのあるビジュアルなので、悪党の親玉であることは初見で察しが付くだろう。
最後は更生することもなく、逃げ延びるわけでもなく、生死不明という形で退場し、フレア団自体も活動停止、弱体化を強いられることになる。
その後ホロキャスターの情報がフレア団側に筒抜けになっていた…早い話カロス中の情報全てを掌握しているに等しい状態だった。

アニメでは作中最強クラスのトレーナーであるアランがある理由でこの組織に協力している。あくまで協力者であるため赤スーツ&サングラスではない
ポケスペでは極限まで振りきれているレベルでロクでもない上に支配力と言う意味では間違いなくこの項目の全組織で最強の組織であり、こちらもこちらで印象に残りやすい。
一方、ポケモンマスターズEXでは、同作のロケット団に注意をそらさせるために利用される形になり、醜態をさらすものの、団員を一般トレーナーとして紛れ込ませており、諜報・情報力の面で随一なところはブレていない。

また、世界観を引き継いでいるZ-AではXYの出来事が5年前ということから、既に過去の存在と扱われているが……
+ (Z-Aネタバレ注意)
XY本編で事実上フレア団は壊滅したが、その団員の子供たちは迫害を受けることになって過ごした。
しかし、彼らはフラダリの掲げていた元々の「幸福な世界」の理想を完全に捨てきることはできず、水面下で活動を続けていた。

そして彼らは、新たなフレア団「フレア団ヌーヴォ」を結成。
表向きは街中で移動販売式の「ヌーヴォカフェ」の店員として活動しながら、フレア団の名誉回復の機会を窺っていたのである。
こちらのボスはヌーヴォカフェ1号店の店長でもあるグリが担当。

ちなみにこの世界のフレア団はゼルネアス・イベルタル・ミュウツーという字面だけ見れば3体の強大なポケモンを捕まえていたことが判明。
ゼルネアスやイベルタルが本調子でなかったりといろいろあったが、XYでのフレア団以上にヤバい組織になっていた。
DLCではボルケニオンの入ったモンスターボールをボールジャックした状態でモミジが所有していた。どんだけ低く見積もってもボルケニオンを封殺しており、抜け目のなさを見せつけた。


スカル団

ボスはグズマ

SMUSUMに登場する悪の組織。
各地で非行に走る不良集団で、廃墟と化した町を丸ごと拠点にしている。
これまでの悪の組織とは異なり、町の人たちからは恐れられているというよりは迷惑がられている風でまさにチンピラといった感じ。
主人公のライバルであるグラジオ用心棒として所属している。
ボスであるグズマと下っ端の結束こそ非常に強いが、彼らは島巡りの試練を達成できなかったいわば落ちこぼれの集まりであり、共通の思想を持ち合わせていない。
にもかかわらずリーリエが連れているコスモッグを執拗に狙う場面があり、なかなか目的が見えない集団なのだが……。

+ (ネタバレ注意)
実はスカル団のバックにはエーテル財団代表でリーリエとグラジオの母でもあるルザミーネが付いており、真の黒幕は彼女であると言える。
エーテル財団自体はまっとうなポケモンの保護団体だが、ルザミーネやその息の掛かった一部の職員は、コスモッグの力を強引に引き出すことでウルトラホールを開く実験を行っていた。利用されるコスモッグを案じて連れ出したのがリーリエ、危険な異世界のポケモンであるウルトラビーストの対策のために生み出されたポケモン・タイプ:ヌルを連れ出したのがグラジオである。
SMでは結果的にウルトラビーストに傾倒したルザミーネの私欲を満たすことが目的らしい目的となっていた。
USUMではウルトラ調査隊も傘下にいれて、コスモッグの力でウルトラホールを開き、ネクロズマの討伐を目的にしている。
いずれにせよ、スカル団によるコスモッグ強奪はそんなルザミーネから汚れ仕事を請け負っていたためである。
一連の事件が収束した後はSM・USUMいずれもグズマの意向で解散し、展開は異なるがいずれも再出発を図るという方向で落ち着いている。

ちなみにルザミーネの息が掛かった職員は悪の組織の下っ端さながらの戦闘演出がされており、戦闘開始時のカットインでエーテル財団のロゴが出るほか、トレーナー名も「エーテルざいだんのしょくいん」で統一されている。
まっとうな職員と同じ身なりをしているが、男女とも非常に目つきが悪いその他に宇宙人もいる
(まっとうな職員は殿堂入り後にバトルツリーの対戦相手として登場。名前は「エーテルしょくいんの○○」と一般トレーナーの命名法則に従っている。)
また、元が善良な組織だけに財団そのものは存続し保護活動を続けている。


レインボーロケット団

USUMの殿堂入り後イベントに登場する悪の組織。
別次元のサカキがロケット団員の下っ端に加え、ウルトラホールを使って過去作に登場した悪の組織のボスを別次元の世界から引き連れてくることで結成した。
ボスはそれぞれ伝説のポケモンを手中に収め、目的を達成したパラレルワールドから呼び出されている。
内通したザオボーの手引きでエーテルパラダイスの中にあるルザミーネ邸と研究設備を乗っ取り、特殊な装置で屋敷内に異次元空間を展開している。
歴代屈指の戦力規模を持つ組織となっているが、各組織のボスは利害の一致からその場のみ手を貸している状態である。


エール団

やや特殊な立ち位置にあり、この組織の活動を指揮するボスや幹部はいない。

剣盾にて、マリィの応援を目的として、各地でジムチャレンジャーの妨害活動を行なっている組織。
マリィがバトルを始めるとどこからともなく数名現れてはマリィを全力で応援する。
使用ポケモンはあくタイプで統一されている。

凄まじい頻度で行く手を妨害してくる一方、物語が進んでも大規模な悪事を働くわけでなく、一貫してジムチャレンジャーの妨害を続けているのだが……。

+ (ネタバレ注意)
彼らはスパイクタウンのジムトレーナーで、地元出身のマリィをチャンピオンにすべく、そしてそれによって町を盛り上げるべく過激な方法で応援しているに過ぎない。
あくタイプを使っていた理由も悪の組織だからではなく、正真正銘のあくタイプのエキスパートだからである。
エール団はいわばガラル地方のフーリガン的存在であり、作中でも迷惑がられているが、 実態としては悪の組織と言えるほど大層な集団ではない
リーダーと言える存在はスパイクタウンジムリーダーネズだが、ネズ自身は常識人であり、エール団の迷惑行為には一切加担していない。
つまり、エール団の妨害活動は各メンバーが勝手に動いて行なっている行き過ぎた応援に過ぎないのだ。
マリィも事実上エール団の二番手と言える立ち位置にあるとはいえ、彼女自身もやはり真剣勝負を好む性格で、他に迷惑をかけるほどの活動を鬱陶しく思っている。
と言うか明確な意図を持って主人公らのジムチャレンジを妨害している事に気付いた際はガチでキレてエール団の説教に入った
終盤では逆にネズの号令ひとつで主人公をサポートする側に回るなど、リーダーに対する信頼と組織の結束力は強い。

本当の巨悪と言うべき立ち位置にいるのはリーグ委員長も務めるローズと彼が経営する企業グループ・マクロコスモスであり、ムゲンダイナを復活させてガラル地方の将来的なエネルギー枯渇問題をどうにかしようと考えている。
とはいえこれもガラルのために尽くしたい気持ちから暴走したものであり、早まった行動で大事件を引き起こした「悪い大人の行動」ではあるが悪人ではない。

マクロコスモスも前作同様マトモな組織の中に悪の組織的な人間が紛れ込んでいるパターンで、今回はポケモンリーグスタッフの一部がマクロコスモス関係者となっている。
マクロコスモス関係者は「マクロコスモス」の肩書きと黒いサングラス、普通のリーグスタッフは「リーグスタッフ」の肩書きとオレンジ色に反射するサングラスで区別されている。
とはいえ彼らマクロコスモスのリーグスタッフもまっとうな社会人であり、会社のボスの意向に従って活動しているだけである。
このため負けると自分の所属先をアピールして退場する人物さえいる。


スター団

主人公の通うアカデミー内のやんちゃな生徒で結成された悪の組織…というより不良グループ。
一般生徒への執拗な団の勧誘や学園内での迷惑行為を繰り返し、アカデミーの風紀を乱している。
中でも著しく出席率が悪いのが特徴で、幹部クラスになると1年以上出席していないらしく、
アカデミー校長であるクラベルも、その点を非常に気にしているという。

使用するタイプの違う5つの組に分かれており、それぞれの組にはボスと呼ばれる生徒がいる。
さらに5人のボスを集めて団を創設した「マジボス」と呼ばれる黒幕がいるが、その正体は不明。
活動規模は歴代でも最小規模であり、街中や普通のエリア(いわゆる道路)ではまずしたっぱすら遭遇せず
スター作戦』というとある目的の為だけに全員動いている。その為したっぱと戦える回数は非常に少ない。
代わりに組のボス(=歴代シリーズでいう幹部的立ち位置の構成員)は5人もおり、これはフレア団の科学者と並び歴代最多。
またしたっぱと戦おうとすると、団員でもないのにスター団を庇って逃がす学生が現れたりするなど、これまでにない展開も見せる。

代わりに、悪の組織としては歴代でも最強ランクの強さを誇り、
各組のボスですら、下手なジムリーダーより数段レベルが高い。
また上下関係も非常に友好であり、上も下も絶対の信頼を置いているようである。

これらの関係や前述の現象には何か理由があるようだが…?

+ (ネタバレ注意)
スター団の真の目的(=スター作戦)はアカデミー内のいじめの根絶。実は結成当初の構成員は全ていじめられっ子の生徒達。
主人公が通うアカデミーは元々はとてつもなく治安が悪く毎年のように強烈ないじめが発生し、
教員達もそれ知りながら全く対応せず、そのおかげでいじめはさらに増えていくという悪循環を繰り返す環境になっていた。
そこでいじめられっ子達が相手を見返し、自分達や他のいじめられっ子達が安心して学校生活を送る為に結成されたのがこの団である。

不良の様な威圧的な服装をしていたのは、いじめっ子達を怖がらせる為。
実はシナリオの開始前に一度スター作戦に成功し*8、いじめの大幅な削減を成し遂げているが、いじめっ子が怖気づいて一斉に退学という想定外の事態に発展(スター団の側としては、あくまでいじめをやめてくれればそれで良くいじめっ子たちを学校から追い出すつもりはなかった)事により『スター団がいじめを行っている』という
事実とは真逆のデマが学園内に広まった挙句、前任の教頭がスター団に関する情報を消去する*9という隠蔽工作を行ったことと(発覚して当時の校長により処分を受けた)、事態がここまで悪化するのを止められなかった責任をとって前校長以下全教職員が辞任してしまったうえ、引き継ぎも適切に行われなかったためか、クラベル校長など現任の教員には噂通りの問題児集団として目を付けられ、ますます出席しづらい環境になってしまった。
また主人公が転校してきた際には気弱そうな生徒に目をつけて勧誘しようとしたり、同じ団員にも「態度が悪い」と言われるような単なる不良が入団していたりと、当初の理念はほとんど忘れられていた。
その為に学校に行きたくはないがスター団の活動にもうんざりした者たちもおり、彼らは薄暗い森の中でテントを作ってひっそりと過ごしている。

つまり悪どころか、むしろ大人の管理によって生まれた被害者の立場の存在。
スター作戦が行われる前の環境はとてつもなく荒んでいたらしく、作中では『スター団がいなかったら学校に通えてなかった』と感謝する生徒すらおり、今でなおスター団は一部の生徒には支持をされている。
何せ作中のスター団団員に「ボスの1人のいじめを主導して学校から追い出したらその次の瞬間自分が次のターゲットになってた為追い出され、そこを主導していじめていたボスに救われた」と言う経歴の団員までいる程である。
実際、実情を知った当時の校長イヌガヤにも思う所が無かったわけではなく、
予想に反する結果を重く見たマジボスの「自分が代表して処分を受ける」という意思を汲む形で、いじめによる精神的ダメージの治療の為の帰省も兼ねて1年以上の留学を言い渡した後、隠蔽工作を行った教頭を処罰、更にこの状況を招いたのは教員一同の責任として校長自身を含む全教師の一斉解雇を行っている。

また、本来であればマジボス自身がその時点でスター団の解散を宣言していたが、彼らの絆が深過ぎたからこそ、マジボスの帰還を信じて勝手に活動を継続し、団を維持し続けていた。
学園に戻って早々その事実を知ったマジボスは、団の掟に従い実力で叩き潰さなければスター団は止まらないと悟り「カシオペア」を名乗って主人公と接触、「スターダスト作戦」と称したスター団の壊滅という体裁の解散運動を展開した。

最終的には主人公の助けを借りて、スター団の調査に潜り込んだクラベル校長自らがスター団の苦しみと真意を知り、
団の解散命令は撤回、犯してしまっていた数々の校則違反*10もボランティア活動を行う事で放免されるという軽めの処分で済み、メンバー達は再び学校に普通通り通えるようになった。

エリアの占拠やバリケードの設置、ブロロロームなどポケモンの改造など悪行は重ねていたものの、
スター団が現れてからいじめは激減したらしく(クラベル校長の就任以降は殆ど報告が上がって無かったとの事)、
弱者を助けるダークヒーロー的な要素を持ち合わせる異色の組織と言えるかもしれない。

では本作の黒幕・本当の巨悪はというと、これもまた特にいないという珍しい展開となる。
本作のラスボスとしての立場を明らかにする人物は、歴代悪の組織と異なり社会を裏で動かすような意図は持っていない。
パルデア地方に影響を与えかねない部分はあったが、結果的にそうなっただけである。


なお、『剣盾』『SV』とも当代のチャンピオンが「前作主人公的」なキャラ付けがされているところがあるため、ガラルやパルデアの(従来作のような)悪の組織は既に彼らによって壊滅させられたのでは?とファンの間ではまことしやかに囁かれているとかいないとか。
そんなことを思っていたら続く『Z-A』は『XY』の未来なので本当に従来の悪の組織が壊滅させられた後の話であり、そこで改めて登場するのが……

サビ組

ボスはカラスバ

Z-A』に登場する悪の組織……と呼んで差し支えない存在のはずだが、歴代の悪の組織とは大きく態様が異なる。
構成員が「したっぱ」であることや組織のマークがあることなど歴代の慣例に沿うところはあるが、組織名が「団」ではなく「組」なこと*11*12や戦闘前のカットインに組織のマークが出てこないといった慣例外しがあるなど、後述のネタバレ部分のことなどから色々と異質な存在なので、そもそもここに入れるかどうか自体人によって解釈が分かれるところでもある。

組織規模は勢力が街ひとつに収まり、構成員もネームドの幹部級はカラスバの側近ジプソ1人だけであとは全員したっぱという構造で、間違いなく歴代最小。学生で構成されたスター団でさえ地方1つの全域に広がっていることを思うと、その小ささがわかるだろう。
メタ的なことを言えば本作の世界はミアレシティで片付けているため仕方ないと言えば仕方ないが。

その実態を一言で言うなら「マジモンのスジモン」あるいは「ヤのつくお仕事の人たち」
これまでもロケット団がファンからそう呼ばれる扱いだったが、ここまで直球なのは極めて珍しく、情報発表時にはファンに驚きを与えた。
本部となる事務所は舞台となるミアレシティの街中に堂々とデカいビルが建てられており、まったく存在や活動を秘匿する様子がない。
構成員も制服が決まっているわけではないと思われるが、基本的に同系統のスーツでサングラスを着用したり顔に傷があったりと強面が多く、見事に「そういう」組織の雰囲気を醸し出している。

その活動内容も、明確なものでは金銭の貸し付けや不動産業などがあるが、金銭貸し付けは数日で10倍に膨れ上がるほどの無茶な利息が(非常にわかりづらく契約書に明記する形で)設定されている
そして返済できない債務者やその周辺の人物に無償の強制労働を強いる、というこれまでの組織とは全く違う方向性のリアルで生々しい悪行を行っている組織なのである。
おまけに返済を迫る際に「(主人公たちの拠点である)ホテルZで毎晩ポケモン大会をする」というような脅迫までやってきている。
そんな直球の悪行を行っていて、しかも事務所が警察署の近辺にあるというのに、悪い評判が立つぐらいで警察の世話になったことがないという。これまた生々しく絶妙な闇を感じさせる話である。

劇中ではライバルであるガイ/タウニーが構成員を助けた礼として彼らから10万円を借り受けており、それの利息が100万まで膨れ上がったことから、半ば強引に押し切られる形で主人公たちが利息分を返すための労働に赴くことになる。
というわけでストーリー上、必然的に主人公が彼ら組織の下で彼らの仕事を引き受けなければならないという形になる。

+ (ネタバレ注意)
と、どう見ても普通には擁護しようがない反社である彼らなのだが、「人助けが仕事」「街の汚れの掃除人」と自称する通り、その目的はミアレシティの影の治安維持

確かに無理やりな借金から強引に労働させる手口は悪辣で褒められたものではないのだが、主人公が実際にサビ組から依頼されて赴く仕事の内容が
  • 人の手に渡った雑居ビルを占拠しているゴーストポケモンを追い出す
  • 水道に湧き出たメガ結晶を排除して綺麗にする
  • 子供にマウントを取ろうとする迷惑なトレーナーを倒して説教し、子供を家に帰してやる
というもので、行政の手が届かない社会奉仕活動の一部を彼らが担っていることが判明するのである。
特に一つ目の案件は雑居ビルの持ち主がサビ組に直接依頼した案件で、おそらく他に引き受けるところが無くてサビ組に依頼したことが推測される上、その依頼人は特に裏社会の人である様子もなく、カラスバを怖がっている様子もないばかりか全面的に信頼している様子でさえあった。
さらに、劇中で見る限りこれらから金銭の対価等を受け取った描写がない。一つ目は事前に着手金等をもらっているかもしれないが、三つ目は相手が子供なのもあって請求しているとは考えにくいし、二つ目に至ってはそこにいたのはサビ組のしたっぱだけで、そもそも依頼人のいない自発的な清掃活動にさえ見える。

闇金関連は普通に悪行だが、逆に言うと明確な悪行はそれぐらいで、それ以外は他人がやりたがらない仕事を率先して引き受けるボランティアだったのだ
実際に仕事を受けるまではカラスバとサビ組を恐れていたMZ団メンバーも、実態を見て評価を少し改めたほど。
依頼内容や活動の説明が「厄介なブツ(メガ結晶)の話」「血で血を洗う争い」「(跳ねてうっかり池から出てしまったコイキングを)水に沈める」「(脱皮しかけのアーボの)皮を剥ぐ」のように、何故かヤクザものっぽい大げさな言い回しで誤解を招く表現になっているのはご愛敬

これらは元々、ボスであるカラスバに身寄りがなく、フラダリの援助で育ってきており、わずかな資金から裏の世界でのし上がって今の地位を築いたという経験に由来している。
「人もポケモンも生きてたら汚れるやろ せやから汚れ役が必要なんや」と本人が語る通り、完全な潔白など存在しないという考えの元、自らが汚れ役を引き受けるというのがこの組織の理念である。

また、作中のミアレシティはフレア団関係の問題の後処理や外資企業の再開発事業、それに伴う住民の反発と市民団体の増加や過激化、街中に蔓延る危険な野生ポケモンの増加など、様々な要因からはっきり言ってサビ組抜きに治安はよろしくない。
そんな中で事業内容に多少の問題が見受けられても、率先して奉仕活動や慈善事業に取り組んでいるサビ組の貢献ぶりは決して無視できるものではないだろう。
つまり少なくとも作中の情勢では、サビ組を下手に取り締まると却って治安が悪化する可能性さえある。警察が動かないのはこの辺りも一因だと思われる。

要するに自身の利益や独自の正義で行動するものではなく、自らを「必要悪」と位置付けてそれを一手に引き受けるために動いているという、思想面でも歴代組織と比べかなり異質な存在になっている。
つまりあくどいこともするが、根っからの悪の組織とも言い切れないのが彼らなのだ。

またガイ/タウニーの借金についても、上記の奉仕活動を見て主人公を気に入ったことから利息は破棄、元本もホテルZにカラスバが宿泊してチップ名目で相当する金額を渡しそれで返済させる、という形で契約を履行させたという体裁の上で実質的に元本まで含めて帳消しにしている
結局はカラスバの気分で決まってしまっているとも言えるが、主人公たちの心意気に応じておとなしく手を引いたあたりは、彼なりの仁義が垣間見えるところである。

こうした事情から、彼らを主題とするメインミッション終了後も組織は何ら変わることなく普通に存続し、そのまま味方ポジションとして登場する場面もあり、ボスたちと再戦する機会もあると、悪の組織としては異例づくめの存在となった。
やっていることは悪行に違いないためプレイヤーの賛否は分かれるが、単純に悪と断じて切り捨てられるものではない独特の魅力を持つ存在として認識されている。

なお、色々とアレな組織だがカラスバは対外的には職業を「なんでも屋」として記載しており、さらに一部のしたっぱのセリフから形式的には普通の「会社」として運営されていることがミッションで判明する。

◇本編以外で登場する悪の組織

GR(グレートロケット)

ボスはビルリッチ。

ポケモンカードGB2に登場する悪の組織。
「カードを使うことこそがカードを愛すること」「カードを集めるばかりで使われないカードがあることはカードを愛していない」という思想の元に主人公たちが住むはじまりの島を襲撃、島中のカードを次々と奪い取り、グランドマスターとクラブマスターをさらっていった。

団員たちは主に「わるいポケモン」をメインとしたデッキを使用してくる。


スナッチ団

ボスはヘルゴンザ。

ポケモンコロシアムXDに登場する悪の組織。
元はただの窃盗団だったがシャドーと手を組み、人攫いやポケモンの窃盗を行う。
しかし、元団員である主人公の離反がきっかけに壊滅的被害を受ける。

XDではシャドーに一方的に縁を切られたようで、スナッチ団の存在自体も人々にはすでに過去のものになってしまい、それ以来ダークポケモンを根こそぎ強奪してシャドーを妨害すると決意する。
そして、主人公に負けてからは「シャドーを倒す」という共通の目的のため共闘するのであった。
…まぁ、共闘の理由は「シャドーが壊滅すれば俺達スナッチ団の天下がやってくる」といったものなのだが。

シャドー

ボスはコロシアムではワルダック、XDではデスゴルド

ポケモンをダークポケモン*13に改造する技術を持っており、それを用いて世界征服を企む。
変装が得意だったり、コロシアムではポケモンの窃盗はスナッチ団に任せているなど隠密して暗躍する方針。
XDではダーク・ルギアを使って客船を襲撃するなど派手なことも行う。
オーレ地方の各地に研究所を始めとする大規模な拠点な置く、ダークポケモンを作り上げる、島に近づけないよう渦潮を発生させるなど技術力は非常に高い。
そしてコロシアムとXDで構成員がまるで違うなど人材も豊富。


ゴーゴー団

ボスはラゴウ。

ポケモンレンジャーに登場する悪の組織。
幹部であるゴーゴー4兄弟はラゴウの子供たち。
下っ端は70年代風、あるいはお笑い芸人のようなファッションをしている。
ボスのラゴウはレンジャー界の最高顧問であるシンバラ教授を敵視しており、教授が作ったスタイラーとそれを使うレンジャーの地位を自分たちゴーゴー団が乗っ取ろうとしている。
そのために奪ったキャプチャ・スタイラーやそれをアレンジして独自に作ったスタイラーでポケモンを操りレンジャーの妨害をしている。

組織壊滅後、ゴーゴー4兄弟は大人気バンドとして大成することとなり、レンジャーユニオンの中にもファンが一定数いる模様。
それ以外の残党はスペシャルミッションで度々登場し、シンバラ教授からマナフィのタマゴを奪って海底神殿アクーシャを見つけようとしたり、レックウザセレビィを無理矢理キャプチャしようとするなど、組織復活を目論んで暗躍しているがいずれも失敗に終わっている。


ヤミヤミ団

ボスはブラック・ホール。(本当の名は「ホワイト・ホール」)

ポケモンレンジャー バトナージに登場。
表向きは「アンヘル・コーポレーション」という大企業として石油を始めとしたエネルギー関係の仕事をしているが、その実態は、ある日掘り出した闇の結晶をエネルギーとした「ドカリモ」という装置でポケモンを操り世界征服をすること。
ドカリモは物凄く重いため持ち運びには不便だったが、後に改良型のモバリモを作り、必要な時に必要なポケモンだけ操れるようにしてレンジャーを妨害する。
結晶のエネルギーで作り上げた「ありえないマシン」はドカリモ800万台分のパワーがあるようだが、エネルギーの受け子である黒いドカリモはそのエネルギーに耐えきれず全て大破している。
女下っ端のエロさに定評がある。


ポケモンナッパーズ

所謂ポケモンハンター集団であり、ボスらしいボスはいないがレッドアイ・ブルーアイ・パープルアイの3人がリーダーを務めており、事実上の首領はパープルアイ。

ポケモンレンジャー 光の軌跡に登場。
ダダフライと呼ばれる小型UFOで移動し、謎の籠手で洗脳したポケモンをけしかける。


ティーパーティー

ポケモンナッパーズの黒幕であり、エドワード・アックス・ドレス・マジックの4人からなる怪盗団。
老年の衰えにより解散していたが、オブリビア地方の伝承を耳にし、最後に狙う宝として永遠の命と世界を手に入れるべく30年ぶりに再結成。
古代の遺物・ヨロイカブトという、後のスタイラーやモンスターボールに近い技術(ナッパーズの使う籠手はこれの籠手)を悪用して不老不死と世界征服を目論んだ。
ヨロイカブトの中でも極めて強力な黄金のヨロイカブトを用いてミュウツーを操るものの、裏切ったパープルアイに奪われてしまった。


GOロケット団

ボスはやはりというかサカキ。

Pokémon GOに登場する悪の組織。
目的は世界征服で、その下準備としてポケストップを占拠して道具や卵を盗んだりする。
前述のダークポケモンとは少し違ったシャドウポケモン*14なるものを繰り出す。
バトルに勝つとポケモンを1匹捨てて行くため、プレイヤーはこれを捕まえることができる。
GOロケット団オリジナルの幹部として「アルロ」「シエラ」「クリフ」の三人が登場する。
詳しいストーリーは明されていないが、Pokemon GOに登場するチームリーダーたちとは因縁があるようでたびたび関係を匂わせている。
ロケット団の別働隊か、レインボーロケット団同様並行世界のロケット団だと予想されるが位置付けは不明。
アニメとのコラボでムサシコジロウコンビが登場した際も幹部たちのことを知らない様子だった。


ブレイク団

ボスも幹部も存在しないという珍しい組織。
その実態はライヤー、そしてその一族への恨みを持った者たちの集い。

ポケモンマスターズに登場する悪の組織。
マスクがトレードマーク。というかマスクを付けた一般トレーナーが使い回され団員として活動している。
ポケモンを奪うなどの悪事を行い、WPMを潰そうとしている。
評判はもちろん悪い。悪の組織のボスであるアカギやフラダリからも嫌悪感を持たれており、サカキに至ってはボス就任の依願を断った。
団員たちは基本的に悪人だが中にはコメディなやつらも。
そして中にはマスクに洗脳されているものもいる。
今のところはただのお邪魔キャラだが、ストーリーが進む度に厄介さが増していく。よくあること


R(アール)

ボスは不明。構成員に「ボス」と「したっぱ」が確認できる他、後述の計画のために複数の科学者やエンジニアが参加していることが判明しているが、いずれも名前は登場していない。

ぽこ あ ポケモンに登場する……というよりも、その世界に存在した組織。
本作の世界は諸事情で人間が全員どこかへ行ってしまった遥か未来のカントー地方であり、組織の存在は確認できるが構成員を実際に見ることはないという立ち位置になっている。

劇中では頭文字で示されることでボカされているが、舞台がカントー地方であることからお察しの通り、本作におけるロケット団である。
しかし、作中の記録から「既に解散した組織だが、新たなボスの基で再結成した」経緯が伺える。
記録から察するに本作の世界は初代の100年以上未来であると推測されるなぜか初代ゲームボーイはあるけど*15ため、流石にサカキや当時の残党が生きているとは考えにくいことから、ロケット団にあやかった全く別の組織の可能性もある。

記録によると、本作世界の人間たちは異常気象の多発から逃れるためにとある「財団」が対策となる計画を立てていたのだが、R団はそれに乗じて何らかの計画を企んでいた模様。
だが、したっぱがその達成のためにニセモノのジムリーダーバッジで人を釣って働かせるなどの悪事を働いており、あろうことかSNSでその活動記録を目一杯残していたために失敗、組織もボス含めて全員逮捕されたため解散という、なんともいえないおマヌケな顛末を迎えていた。

しかし、本作最初のステージとなるパサパサこうや(旧セキチクシティ)の浜辺にある灯台はどうやらR団のものらしく、主人公のメタモンが触れると(おそらく自動音声のアナウンスで)入団テストと称した試練が開始。
要求されるものを次々とその建物に収めていくことが本作の目標の一つになる。

+ その計画の真相とは…
最終テストではクラッカーを二つ要求されるが、収納ボックスに入らないため、モジャンボはかせに相談するとクラッカーを使うことを提案される。
そこでクラッカーを鳴らしてみると、建物が非常事態を感知し、ロケットに変形して飛び去ってしまった
したっぱの記録から確認できるが、R団は灯台の地下倉庫に独自で建造したロケットを隠しており、したっぱに命じていた任務は宇宙へ旅立つための食料や家具などの資材の調達だったのである。
……にしても、初代から30年越しに本当に「ロケット」団になってしまうとは、果たしてプレイヤーの誰が想像できただろうか。

本作の人間は異常気象から避難するために宇宙へと飛び出していたのだが、R団はそれとは別に独自の避難計画を立てていた。
なんでそんなことをしたのかというと、一つはR団の構成員は悪事をできないよう違うエリアに飛ばされることが確実なため、R団を引き離したくないというボスの思いによるものから。
もう一つは、財団の計画があまりにも大規模なため、何らかのトラブルが発生した場合には人類がこの星に戻ってこれるだけの燃料が残らないのではないかという危惧からである。
実際、他の記録でもその可能性は指摘されており、事実本作の開始時点で異常気象は落ち着いているにも拘わらず人間は戻ってきていないため、その危惧は現実のものとなっている可能性が高い。

この点からも察せられる通り、ボスはかなり計算高く、一声で科学者やエンジニアが集まる人脈、したっぱからも「オレたちワルの気持ちをわかってくれる」と慕われるようなカリスマ性を備えており、本編基準の悪の組織として登場すれば相当な強敵になっていた可能性があるだろう。
最大の計算間違いにして失敗は重要任務を任せたしたっぱがとんでもなくアホだったという点であるが。

アカウント凍結・逮捕があったためにSNSに投稿する前に終わったと思われる構想メモには、ボスはそのことも見越して帰還に十分な燃料も用意していること、もしも本当に宇宙で人々が困るならその燃料を分けて恩を売っておこうという思惑、そして自分の任務に乗っかるようなお人好しは決してそうしないだろうが本当に頼んできたらR団に入団させていいかもという思いが残されていた。
そして、メタモンが収めた無数の資材と「どこか遠くへ行くことになった時のための写真」を乗せたそのロケットは、傷つきながらも長い旅を終え、ある人物のところへとたどり着いた……。

ということで、悪の組織としてはあまりにもお粗末だったが、プレイヤー的にはある意味本作のMVPといえる活躍を本人たちの与り知らないところで成し遂げていたのだった。


なお、R団とは別に「ロケット団」の名前も登場しており、地面から掘り出せるおたからの一つに「ロケットだんのかべかけ」がある他、とある記録を見つけるとメタモンの衣装に「ロケット団コーデ」が追加される。


◇余談

ここまで読んでみてわかる通り、ゲーム本編に登場する悪の組織は近年かなりマイルドになってきている。

これはハードな悪行は歴代悪の組織で十分に行われているという事とポケモンのゲームのCEROの関係でこれ以上の悪行は難しいという背景が大きいと思われる。
また、近年ではゲーム中のキャラ付けや世界観が克明になってきた事により、なぜ子供の主人公がハードな悪の組織に立ち向かう必要があるのか?という根本的な部分から違和感が生じてしまうという課題もある。

ただそれゆえにもしもここからゲーム本編に本格的な悪の組織が登場するような事があれば、それは果たしてどんなものになるか予想がつかなくなっているとも言える。

すべては今後の制作スタッフの匙加減ひとつであり、ユーザーとしてはそれがどのようなものであっても、くれぐれもマナーと節度をもって向き合い、決して道を踏み外さないようにしたいものである。
ゲーム中の悪の組織の存在は、プレイするユーザーに道を踏み外す事の恐ろしさを伝えてくれる存在でもあるのだから。



道を踏み外さないアニヲタのみなさんによる追記・修正をお願いします。

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最終更新:2026年04月25日 22:25

*1 まぁその「本当の悪」であるエーテル財団やマクロコスモス社もあくまで上層部が何かしらのきっかけで暴走しただけであって下っ端構成員は上からの命令に従っているだけなど根っからの悪と言える人物は少ないのだが

*2 実質あくタイプのエキスパート状態という事もあり、あくタイプを専門とするジムリーダーは第八世代まで長らく登場しなかった。

*3 第四世代以前はどの組織もズバット系をよく使っていたが第五世代以降はその限りではない

*4 「スロットの売り上げを元手にポケモンを大量に仕入れて出荷している」と下っ端が発言している。

*5 作中でも「ポケモンマフィア」というセリフが堂々と出てくる。

*6 現にオメガルビー・アルファサファイアでは敵対しない方の組織は主人公と戦うことはないが、あくまでも独自の思惑で行動しているだけで、味方ではなく第三勢力と言うべき立場であり、どちらのバージョンでも組織のボスは「邪魔をするなら主人公に対しても容赦しない」と発言しているほか、ダイゴからも「マグマ団とアクア団を止めて欲しい」と言われる。

*7 ただしBDSPではロトムのフォルムチェンジの研究レポートの執筆者としてプルートの存在が示唆されている

*8 ポケモン勝負をして脅かせるつもりが、勢力を見て逃げ出し不戦勝だったの事。

*9 学園の図書館に不自然に直近年度のページが破り取られた生徒名簿がある

*10 1年半に及ぶ無断欠席、制服改造、アカデミー備品(バリケードやアジトの材料として使っていた机やテント、搬入用のカゴ車など)の無断持ち出し、モトトカゲやブロロロームの改造及び暴走行為

*11 英語名も過去作が「Team~」というものが多い中、サビ組は「Rust Syndicate」となっている。Syndicate(シンジケート)は組合を指す言葉だが、暴力団やギャングなどの組織を指すネガティブな意味合いで使われることが多い。

*12 敵役組織で「組」という言葉はスター団で使われているが、どちらかと言えば○○部隊に近い感覚。

*13 心を無理矢理閉ざし、戦闘マシンとして改造されたポケモン。ダークわざと呼ばれる、ダークポケモン以外のあらゆるポケモンに対して効果ばつぐんとなる技を覚えているほか、育成することができない、ハイパー状態orリバース状態という暴走状態に陥るといった特徴がある

*14 技自体は普通だが防御ダウンと引き換えに攻撃にブーストが掛かっている。育成して強化できる代わりに強化コストが通常より高い、メガシンカを使うことができないといった特徴を持つ。英語名ではどちらも「Shadow Pokemon」なので厳密には区別されていないのかもしれない。

*15 後述の入団テストの必須品であるため、ストーリー中で必ず一つは手に入り、メタモンもレシピを購入すればクラフトできる。なお音声を収録したしたっぱは通信ケーブルを持っているとか。