アットウィキロゴ

蛇魂王ナーガ

登録日:2025/12/31 Wed 23:59:59
更新日:2026/04/05 Sun 13:56:16
所要時間:約 8 分で読めます





運命はさらなる絶望となって押し寄せた。


それが蛇魂王の望む世界なのだから。
*1


蛇魂王ナーガ》とは、TCGデュエル・マスターズ」のカード。
DM-12「聖拳編 第3弾 魔封魂の融合(エターナル・ボルテックス)」に収録されたクリーチャーである。レアリティはスーパーレア。


概要

二体のクリーチャーを進化元として召喚する進化V(ボルテックス)友好色二文明を携えて登場した五体の王の一角。
天まで届く程に長い体を持つ大蛇で、頭頂部からは女性型のダークロードを思わせる異形の上半身を生やした
初の種族・ナーガが実装されたカードでもある。

聖拳編の背景ストーリーでは物語終盤に登場。
英霊王スターマン》《聖獣王ペガサス》らと共に重要な役割を果たした。


解説

蛇魂王ナーガ SR 水/闇文明 (6)
進化クリーチャー:ナーガ 9000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
進化V―自分のマーフォーク1体とキマイラ1体を重ねた上に置く。
このクリーチャーはブロックされない。
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、クリーチャーをすべて破壊する。

進化Vとして指定されているのは、水と闇の種族であるマーフォークキマイラをそれぞれ1体ずつ。
マーフォークは当時の総数こそ多くなかったものの、比較的コストの軽いクリーチャーが少なくない。
コスト1のブロッカーフィスト・ブレーダー》が代表格であり、他にもナーガと同じ弾に収録された手札交換を促進する《フェイト・カーペンター》が有力候補か。
一方のキマイラはコストは4以上が大半なので、進化元はマーフォーク→キマイラの順に用意していくのが良いだろう。

こうして召喚されるナーガ本体は、主に二つの能力を有している。
一つは自身の攻撃がブロックされない所謂アンブロッカブル効果
これにより、相手のブロッカーがいくら並んでいようと2打点を叩き込む事ができる。
もう一つは五体の王に共通する場を離れた際に起動する効果で、ナーガの場合は場のクリーチャーの全破壊を行う。
アンブロッカブル効果とはマッチしており、ブロッカーを無視して攻撃してくるナーガを除去しようとしてもカウンターの全体破壊が飛んでくるので、相手からすれば非常に厄介。
ただし自分のクリーチャーも破壊してしまうリスクがあるため、ナーガと同じく場を離れた際に起動する効果持ちと組ませてコンボを狙いたい。

戦国編に入り、破壊耐性を持ったブロッカーとして《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》が登場すると、場をがら空きにせず全破壊できるナーガの能力が重宝された。
水と闇に光文明をタッチした【蛇魂王ナーガ】のデッキが成立している。

しかし後には、進化Vの召喚の重さに加えて進化元であるマーフォークとキマイラがのカードプールあまり充実していない事もあり、加速するインフレには付いていけていない。
一方で、強力なメタ効果を有するマジック・マーフォークの《ボン・キゴマイム》や、アビスに属しながらキマイラも併せ持った《邪闘 シス》関連の強力な新規キマイラも登場しており、進化元に関しては当時より充実している。


派生カード

テラ・スザーク <ナーガ.Star> SR 水/闇文明 (5)
スター進化クリーチャー:ドルスザク/ナーガ/レクスターズ 9000
スター進化:レクスターズ、水のクリーチャー、または闇のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
W・ブレイカー
このクリーチャーはブロックされない。
このクリーチャーが出た時、カードを2枚引き、その後、自分の手札を2枚捨てる。
このクリーチャーが攻撃する時、コスト3以下のクリーチャーを3体まで、自分の墓地から出す。

王来篇にて収録されたナーガ初の派生カードにして、実に16年ぶりに登場した2枚目の種族ナーガ。
歴代のクリーチャーが現代のクリーチャーに手を貸すレクスターズの一員として、ナーガが《卍月 ガ・リュザーク 卍》に継承された姿である。

進化元に指定しているのは同じレクスターズに加え、ナーガが元々指定していたマーフォークとキマイラを反映してか、水か闇文明を持つクリーチャーにも対応している。
他にも打点や基礎パワー、アンブロッカブル効果などのナーガの能力がかなり色濃く反映されている。
cipでは2枚ドローして2枚捨てる手札交換を発動し、アタックトリガーではコスト3以下のクリーチャーを3体までリアニメイト可能
コスト3以下と言えど3体ものクリーチャーを一度に展開できれば様々なコンボが実現し、効果の発動に必要な攻撃自体もアンブロッカブルによってほぼ確実に決まる。
登場して以来、カードプールの増加も相まって様々なコンボが考案されており、可能性を感じさせる1枚となっている。

ナーガの海黒環(リング) VR 水/闇文明 (4)
タマシード:ナーガ/レクスターズ
シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
このタマシードが出た時、自分の山札の上から3枚を墓地に置いてもよい。そうしたら、水または闇のカードを1枚、自分の墓地から手札に戻す。
各ターン、はじめてカードが自分の墓地から離れた時、次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶相手は自身の手札を1枚選んで捨てる。
▶カードを1枚引く。

王来篇から続く王来MAXにて、今度はタマシードとなって再登場。
「リング」の名前通り、ナーガの装飾が落とし込まれた指輪であり、3枚目の種族ナーガでもある。

能力の方は元の性能がかなり維持されてきた<ナーガ.Star>から一転、別物と言っていい効果に変わっている。
cipでは山札の上から3枚を墓地に置きつつ、水か闇を含むカードを1枚墓地から回収できる。
そして各ターン、自分のカードが初めて墓地から離れれば自身のドローか相手に選ばせる形でのハンデスのいずれかを選択して発動できる。
出した時点で最低でも墓地肥やしと墓地回収とドローorハンデスをこなしてくれる1枚であり、次ターン以降も置物として再発動できる可能性を考えるとかなり優秀。

DM24-EX1「超感謝祭 ファンタジーBEST」で再録された際には、ピーピングハンデス繋がりか《解体人形ジェニー》が指輪を装着する新規イラストが描かれた。


デュエル・マスターズ プレイス


世界にさらなる恐怖と混乱を与え絶望させるべく、蛇魂王はドルゲーザ率いる連合軍を襲撃した。
先の戦いで消耗していた連合軍はなす術もなく、凶虫の大群に呑み込まれた。

蛇魂王ナーガ SR 水/闇文明 (5)
進化クリーチャー:ナーガ 9000
進化V―パラサイトワーム1体と水のクリーチャー1体
ブロックされない。
W・ブレイカー
攻撃する時またはバトルゾーンを離れた時、相手の進化でないクリーチャー1体を手札に戻す。その後、相手の手札をランダムに1枚捨てさせる。

DMPP-05「永遠の戦渦 -VORTEX OVERLOAD-」にて、他の五体の王と共に収録された。
DCG化にあたって使いやすいよう性能が変更された五体の王の中でも、ナーガは特に弄られている。

まず、コストが1だけ軽くなって5に変更された。
更には進化元もパラサイトワームと水のクリーチャーという組み合わせに変わり、大幅に出しやすくなった。
進化Vが指定する進化元の片方が種族から文明に緩和されたのは五体の王共通の変更点だが、ナーガの場合は元々指定していたキマイラも全く別物のパラサイトワームに変更されており、原型を留めていないレベル。

打点と基礎パワー、アンブロッカブル効果は据え置きで、場を離れた際に発動する効果はアタックトリガーによる場合も加わり、相手の非進化クリーチャー1体をバウンスした後にハンデスを行う効果に変更された。
要するに《陰謀と計略の手》であり、元来持っていた全破壊がこれまた原型のない程に変わっている。
ともあれ、アタックトリガーでも使えるようになって発動の機会が増えたのは嬉しく、召喚酔いしない進化クリーチャーである事に加えてアンブロッカブル効果が攻撃の通りを良くしてくれるため、非常に噛み合っている。


背景ストーリー

仙界に封じられていた五体の王の一角。
当時、超獣世界ではレインボー獣と単色の一団「無限軍団(ウェーブストライカー)」による敵対や、デュアル進化獣と非進化レインボー獣の反目などの激戦が続いていた。
そんな中、力なき民たちの祈りによって復活したのがナーガを始めとする五体の王であった。

カードにおいてナーガの具体的な活動は明かされなかったが、プレイスでは幾らか掘り下げられた。
世界にさらなる絶望と恐怖を与える事を望む残忍な王であり、パラサイトワームの大群を引き連れて《剛撃戦攻ドルゲーザ》率いる連合軍を襲撃した。
連合軍は先の戦いで消耗していた事もあり、成す術なく呑み込まれてしまう。

そのまま他の王と共に圧制を敷いていたが、仙界の火山より突如として《龍炎鳳エターナル・フェニックス》が降臨する。
その誕生を察知した五体の王は仙界へと戻るが、エターナル・フェニックスが放つ炎の一撃によってナーガは《英霊王スターマン》《聖獣王ペガサス》と共に一瞬で焼殺されてしまうのだった。

王来篇

新章世界に侵略者ディスペクターが襲い来る最中、ナーガは自らの蛇魂を授けるに足る器を持つ者を求めていた。
そして、その器を持つ存在として《テラ・スザーク》と出会い、共鳴して《テラ・スザーク <ナーガ.Star>》へとパワーアップさせる。
同じくスターマンを継承した《サッヴァーク <マン.Star>》と共に、レクスターズ側としてディスペクターとの戦いに加勢した。

王来MAX

鬼レクスターズの侵略に新章世界が襲われる中、各文明では超獣世界の歴史の結晶であるタマシードの誕生が進んでいた。
そしてナーガがレクスターズとして加担していた影響があったのか、ナーガの力を秘めたタマシード《ナーガの海黒環(リング)》も誕生したようだ。


余談

  • イラストを担当したshukei氏は、このクリーチャーがデュエマで初めて描いたカードである事を自身のpixivアカウントにて明かしている。

  • 後年にはナーガと同じく蛇の神をモチーフとし、魂に纏わる重要な設定を持った《堕チシ八叉ノ蛇神(ナルガロッチ=ヴリドガルド)》というクリーチャーが登場している。
    「蛇魂」の名を冠するナーガとは如何にも関連性がありそうだが、あちらはデーモン・コマンドを主体とした蛇神であって種族にナーガを持たず、実際のところ闇文明くらいしか共通項はない。


追記はさらなる修正となって押し寄せた。
それがアニヲタの望むwikiなのだから。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2026年04月05日 13:56
添付ファイル

*1 画像出典:https://www.pixiv.net/artworks/6212267 pixiv イラストレーターshukei氏 『蛇魂王ナーガ』 2009年9月18日投稿 ©Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids