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時の黒魔術師(遊戯王OCG)

登録日:2026/07/27 (月曜日) 10:57:00
更新日:2026/08/01 Sat 17:37:58
所要時間俺は約 25分で読み上げる!それまで待っててくれ真紅眼!









絶対ぇ、諦めねぇ!


俺のターン!ドロー!


よっしゃあ!来たぜ、時の黒魔術師!







【概要】


(とき)黒魔術師(くろまじゅつし)》とは『BEYOND THE BRAVE』(以下BETB)で登場した速攻魔法カード。

古参の決闘者なら名前で察する通り、原作漫画にて城之内がキーカードとして度々使用した《時の魔術師》のリメイクカードであると同時に、同弾でテーマ化された【時の黒魔術師】の中核を担うカードでもある。

初出のレアリティはウルトラレアで、シークレットレア、プリズマティックシークレットレア仕様のものも存在する。


【カード効果】


(とき)黒魔術師(くろまじゅつし)
速攻魔法
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる
(このカード名の以下の効果はそれぞれ1ターンに1度しか選択できない)。
●「時の黒魔術師」を除く、「時の黒魔術師」のカード名が記されたカード1枚をデッキから手札に加える。
このターンのエンドフェイズに、自分の墓地から「時の黒魔術師」1枚を手札に加える。
●コイントスを1回行い、裏表を当てる。
当たった場合、相手フィールドのモンスターを全て破壊し、その元々の攻撃力分を合計した数値の半分のダメージを相手に与える。
ハズレの場合、自分フィールドのモンスターを全て破壊する。


リメイク元はOCG化の際に魔法カードから効果モンスターに変更されて登場したが、こちらは原作同様に魔法カードとしてリメイクされており原作では任意のタイミングで使えていたことを踏まえてか速攻魔法になっている。
名前の黒魔術師は元々の持ち主である遊戯を代表するカード《ブラック・マジシャン》に因んで命名されたと思われる。

カード効果は2つの処理からどちらかを選ぶ選択式の効果となっていて、1つ目の効果が「時の黒魔術師のカード名が記されたカード」1枚を持ってくるサーチ効果を有しており、同弾に収録された関連カードは漏れなくこのカード名が記されているので、状況に応じて好きなカードにアクセスが出来る柔軟さがある。
更にサーチ効果が適応されたエンドフェイズに自身をサルベージできるため次のターンも安定してデッキを回すことが出来るが、サーチとサルベージは一つにまとまった効果であり、《エマージェンシー・サイバー》などと違ってサーチ効果を《灰流うらら》等で止められてしまうとサルベージ効果も発動できないため注意。

2つ目の効果はオリジナルの「タイムルーレット」を踏襲したコイントス効果となっており、裏表を選択して正解すれば相手フィールドのモンスターを全破壊+元々の攻撃力に応じたバーンダメージを与え、失敗すれば自分のモンスターが全破壊というハイリスクハイリターンなもの。
コイントスが絡むため安定性は低いものの、後攻1ターン目で相手の盤面を吹き飛ばす捲り札或いは先攻1ターン目に伏せて相手ターンに疑似的な妨害を仕掛けることもできるため、運次第では初動札どころか相手への引導火力にもなりえるポテンシャルも秘めている。
運に自信があるならば捲り札として、こちらを目当てとした出張採用も検討できる。

地味なことだが、どちらの効果もそれぞれ1ターンに1度使用できるので手札に2枚確保していれば(コイントスの成否によるが)後攻1ターン目で相手の盤面を破壊しながらキーカードを引っ張ってきたり、速攻魔法の性質を活かして自分のバトルフェイズや相手ターンにサーチやタイムマジックを仕掛ける*1トリッキーな使い方もでき、ここぞというタイミングで運否天賦を味方につけて強敵達を打ち破ってきた城之内らしさと現代遊戯王に求められる展開の確実性を両立した良リメイクカードと言えるだろう。


【関連カード】

冒頭で述べた通り、BETBでリメイクされたのはこのカードだけでなくレッドアイズフィッシャーマンサイコ・ショッカー等の原作で城之内と関りが深いカードも「時の黒魔術師のカード名が記された」というテキストでカテゴリー化。
カードの背景や収録カード達の面々から原作でも人気が高い「バトルシティ編」が強く意識されたリメイク群となっており、当時では再現しきれなかった原作のカード達が現代のカードパワーによって再解釈されて蘇っている。


【下級モンスター】

疾風(しっぷう)豹戦士(ひょうせんし)パンサーウォリアー
効果モンスター
星4/地属性/獣戦士族/攻2000/守1600
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに、フィールドのこのカード以外の自分の手札・フィールドのモンスター1体をリリースし、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●「疾風の豹戦士パンサーウォリアー」を除く、「時の黒魔術師」のカード名が記されたモンスター1体を手札・デッキから特殊召喚する。
●デッキから「時の黒魔術師」のカード名が記された魔法・罠カード1枚を墓地へ送る。
(2):このカードはモンスターがリリースされたターンでなければ攻撃宣言できない。

城之内が数々の決闘で愛用した《漆黒の豹戦士パンサーウォリアー》がまさかのリメイク。
漆黒から疾風へ変わったのは攻撃名である「黒・豹・疾・風・斬」から因んだと思われる。

(1)の効果は自分または相手のメインフェイズに自分のフィールドか手札からモンスター1体をコストにすることで2つの効果を選択できるというもの。
1つはパンサーウォリアー以外の「時の黒魔術師のカード名が記されたモンスター」をデッキからリクルートする効果となっており、発動コストこそ必要なもののデッキリクルートは現代でも強力な展開手段でありメインフェイズ限定とはいえ、相手ターンにも展開が出来るので先攻を取った場合は手堅く手札や盤面を整えつつ、相手ターンに大型モンスターを展開する動き方もできるので非常に便利。

もう1つは「時の黒魔術師のカード名が記された魔法・罠カード」を墓地へ送るテーマ専用の《おろかな副葬》。
サポート魔法・罠カードの大半は墓地で発動する効果も持っているため、それを能動的に発動できるのは決して悪くはないが態々デッキリクルートを放棄してまでやることかと言われると優先度は低い。
とはいえ既に手札や盤面が整っている際は第2の手札として墓地を肥やすことも重要となってくるので・相手ターンにも効果を使える点を活かしてコンバットトリック的に利用したところ。

(2)の効果はリメイク前から持っていたデメリット効果を再現したものとなっているが、《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》等で相手モンスターを無理やり退かしても縛りは解除されるので、(1)の効果も相まって実質的にインクの染み無いも同然とみていいだろう。

《時の黒魔術師》と同等以上にテーマのエンジンとして機能する最重要なカードであり、初動でこいつが引けてるか否かで動きが大きく変わるのでサポートカード達を駆使して何としてでも展開したいカードと言える。


大海(たいかい)伝説(でんせつ)-フィッシャーマン
効果モンスター
星4/水属性/戦士族/攻1850/守1600
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手がフィールドのモンスターの効果を発動した場合、または相手モンスターの攻撃宣言時、「大海の伝説-フィッシャーマン」を除く、
「時の黒魔術師」のカード名が記されたカードまたは「海」がフィールドに存在していれば発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが特殊召喚した場合、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
このターンのエンドフェイズに、フィールドのこのカードは手札に戻る。

城之内が梶木漁太から譲り受けた魂のカード
リメイク元はOCG化の際にレベル5の上級モンスターとして登場したが、こちらは原作と同じレベル4になっている。

(1)の効果は相手がモンスターによって何らかのアクションを起こした際に、「時の黒魔術師のカード名が記されたカード」または《海》が存在していれば手札から特殊召喚できる手札誘発効果を持つ。
これによって(2)の効果が連動する形で発動しこのカードが特殊召喚された際に相手モンスターを1体破壊しながらエンドフェイズに手札に返るという原作の梶木を象徴する戦術「シーステルスII」を1枚で再現しつつ、現代らしい手札からの妨害効果を有したこれまた見事なリメイクと言える効果となっている。

因みに(2)の破壊効果は(1)の効果とは別個なので、パンサーウォリアーで呼び出したり後述する愚かな墓荒らしで墓地に落として蘇生させても奇襲は可能なので無理に手札に溜め込む必要が無いのもありがたいところ。前者は兎も角、後者のやり方は梶木的には御法度な気もするが…

何気に効果発動に《海》も参照しているので既存の【海】や梶木のファンデッキ、同じく『BETB』で収録された《海》関連のカード達と組み合わせても面白い動きをしてくれるだろう。


【上級モンスター】

ワイバーンの竜騎士(りゅうきし)
効果モンスター
星5/風属性/ドラゴン族/攻1700/守1500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札に存在する場合、このカード以外の「時の黒魔術師」のカード名が記されたカード1枚を相手に見せて発動できる。
このカードを特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「時の黒魔術師」のカード名が記された魔法・罠カードを2枚まで手札に加える(同名カードは1枚まで)。
その後、自分の手札を1枚選んで捨てる。
(3):このカードは直接攻撃できる。

融合モンスターだった《ドラゴンに乗るワイバーン》もメインモンスターとなってリメイク。

(1)の効果は手札の「時の黒魔術師のカード名が記されたカード」を相手に見せることで手札から特殊召喚が出来る『青眼の亜白龍』のような自己展開効果を持っている。
手札を1枚公開してしまうとはいえカテゴリー内のカードであれば種類は問わないため、上級モンスターでありながら素引きしても事故札にならないのは大きな利点と言える。

(2)の効果は召喚・特殊召喚成功時に「時の黒魔術師のカード名が記された魔法・罠カード」2枚をデッキから引っ張ってくるという豪快なサーチ効果を持っている。
サーチ後に手札を1枚捨てる必要があるとはいえ状況に応じて好きなカードを持ってこれるのは言うまでもなく強力で、時の黒魔術師を持ってきてデッキをより円滑に動かしたり、盤面を固めるカードを持ってきて展開を有利に進めたりと柔軟性は非常に高くパンサーウォリアー同様に展開の要となる重要な効果と言える。
手札を1枚捨てる処理も関連魔法・罠カードの殆どには墓地効果が付随してるので敢えて墓地効果を狙うために落とすという使い方も可能なため、どうしても捨てたくないカードがある時は墓地に仕込む用のカードを持ってきて実質的にデメリットを踏み倒すというやり方も可能。

(3)の効果はリメイク元が持っていた直接攻撃能力を使いやすくしたうえで継承したもの。
ぶっちゃけおまけ効果でしかないが、このカード自身が展開しやすいうえにテーマ内に攻撃力を上げられる《天使と悪魔のサイコロ》があるため上手く複数体展開させればこのカードだけでリーサルに持っていくことも不可能ではないので、おまけとはいえ案外バカにはできない。


人造人間(じんぞうにんげん)-サイコ・エナジー・ショッカー
効果モンスター
星7/闇属性/機械族/攻2400/守1500
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「人造人間-サイコ・ショッカー」として扱う。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
相手フィールドの罠カードを全て破壊する(裏側表示のカードはめくって確認する)。
その後、このカードの攻撃力は破壊した数×300アップする。
(3):このカードを除く、「時の黒魔術師」のカード名が記されたモンスターが自分のフィールドか墓地に存在する限り、相手は罠カードの効果を発動できない。

城之内がアンティで手に入れたエスパー絽場の切り札。
こちらもフィッシャーマン同様にOCG化の際にレベル6の上級モンスターに調整されていたが、原作同様にレベル7の最上級モンスターとしてリメイクされている。

(1)の効果はオリジナルのサイコ・ショッカー扱いになる効果。
【時の黒魔術師】に於いては大きなシナジーがあるわけでもなく、現状はおまけ効果の域を出ないそもそも必要ないが、サイコ・ショッカー関連のサポートを受けられるのでそれらを混成する際には活きてくるだろう。混成しても大きなメリットはないけど

(2)の効果は原作のサイコ・ショッカーが持っていた罠破壊効果を再現したものとなっており、更に破壊したカードの数×300攻撃力が上がるため相手のデッキによってはフィニッシャー級のパワーを得ることも不可能ではない。
但し、魔法カードはノータッチなので場合によっては不発で終わる可能性もありうる、ある意味ではギャンブル的な側面を持っている。

(3)の効果はサイコ・ショッカーを象徴する罠封じ効果となっており、効果の発動には自分フィールドか墓地に自身以外の「時の黒魔術師のカード名が記されたモンスター」が必要なものの罠封じ効果は相手のみに及ぼすようなっているのでオリジナルよりも使い勝手は向上していると言える。

現代では罠カードの重要性が薄れてしまっているのでお世辞にも制圧力は当時程大きくないものの、これ1枚で《無限泡影》・《レッド・リブート》といった汎用罠を牽制し、【ラビュリンス】【オルターガイスト】【王家の神殿】等の展開を罠に大きく依存してるデッキを機能不全に陥れることが出来るので、先攻で盤面を整えた相手のメインフェイズにパンサーウォリアーや《おろかな墓荒らし》で降臨させてあげるのが理想的な展開となるだろう。


【融合モンスター】


真紅眼の超越黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン・エクシード)
融合・効果モンスター
星9/闇属性/ドラゴン族/攻3400/守3000
「真紅眼の黒竜」+「時の黒魔術師」のカード名が記されたモンスター
「真紅眼の超越黒竜」は1ターンに1度、融合召喚及び以下の方法でのみ特殊召喚できる。
●「時の黒魔術師」の効果でモンスターが破壊されたターン、自分・相手フィールドの表側表示モンスター1体をリリースした場合にEXデッキから特殊召喚できる。
(1):このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
自分の手札・墓地からレベル8以下のモンスター1体を特殊召喚する。
(2):フィールドのこのカードは相手が発動した魔法・モンスターの効果を受けない。

言わずと知れた城之内の魂のカードも新たな姿で参戦。
バトルシティ編では訳あって真紅眼は遊戯が預かっているので本来はデッキに入っておらず、それを再現してかメインデッキに入っていない=融合デッキ(EXデッキ)に分けられる融合モンスターとしてリメイクされたと思われる。

召喚条件は本家《真紅眼の黒竜》+「時の黒魔術師のカード名が記されたモンスター」を素材に融合召喚する正規の呼び方と、「時の黒魔術師の効果でモンスターが破壊された時にフィールドのモンスター1体をリリースして特殊召喚」という2種類が存在。
破壊されたモンスター及びリリースするモンスターは自分相手を問わないので実質的にコイントス効果の成否に関係なく呼ぶことができる。
壊獣】と同じくあらゆる耐性を無視してモンスターを退かせるので非常に強力な展開札兼除去札と言えるが、相手モンスター全員が破壊耐性を持っていたり、コイントスを外した際に自分フィールドががら空きだと発動できないのでしっかりと盤面の状況を把握したうえで呼び出したいところ。

(1)の効果は特殊召喚した際に手札or墓地からレベル8以下のモンスターを展開・蘇生できる効果を持っており、パンサーウォリアーのコストや時の黒魔術師の効果で吹き飛んだモンスターを呼び起こすことができる。
例によってカテゴリー外のモンスターも展開できるので混成構築でも重宝するシンプルで使いやすい効果となっている。

(2)の効果は相手のモンスター・魔法効果をシャットアウトする耐性を持っており、本家からパワーアップしたステータスも相まって非常に場持ちはいいが唯一罠カードには無力なのでより守りを固めたいのならサイコ・エナジー・ショッカー等でカバーをしてあげる工夫が必要となる。

名前の「超越」やステータスがそれぞれ1000ずつアップしている点などからタイムマジックを超越して誕生したレッドアイズという意匠が強く、相手が仕掛けてきた《時の魔術師》《時の黒魔術師》の破壊効果を跳ねのけれるようになっているため(2)の耐性はそれを意識して設定されているものと思われる。

【時の黒魔術師】のエースモンスターでありながら、汎用性の高い効果と恵まれたステータスから《時の黒魔術師》とセットで出張採用も検討できる正に「可能性の竜」の二つ名に相応しいパワーを感じさせる見事な仕上がりとなっている。


【魔法罠カード】

天使(てんし)悪魔(あくま)のサイコロ
速攻魔法
(1):サイコロを2回振り、このターン中、以下の効果をそれぞれ適用する。
●「時の黒魔術師」のカード名が記された自分フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は、出た目の合計×200アップする。
●相手フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は、出た目の合計×200ダウンする。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、相手がモンスターを召喚・特殊召喚した場合、このカードを除外し、その内の1体を対象として発動できる。
サイコロを2回振り、出た目の合計が6以上だった場合、対象のモンスターを破壊する。

《天使のサイコロ》と《悪魔のサイコロ》が一つになってリメイク。

(1)の効果はリメイク元同様にサイコロの出目によってモンスターの攻撃力を変動させる効果となっていて、合体したことでサイコロを振る回数・攻撃力の上昇値/下降値も2倍になっている。
運が上振れて合計12が出れば4800、下振れた際の2であっても実質的に800のステータス差が生まれるためよほど絶望的なステータス差でもなければ相手モンスターの突破は可能となるため速攻魔法の利便性も相まって攻撃の補助カードとしては中々の使い勝手を誇る。

(2)の効果は相手がモンスターを召喚・特殊召喚した際、墓地にある自身を除外してサイコロを2回降り合計が6以上ならそのモンスターを破壊する除去効果を持っている。
サイコロが絡むものの、確率としては凡そ70%以上(26/36)と高めの期待値。いざという時の妨害効果としてはそれなりに便利だが、外れる時は外れるので過信は禁物。


(ねむ)れる(ひつじ) スケープ・ゴート
速攻魔法
(1):自分フィールドに「身代わり羊トークン」(獣族・地・星1・攻/守0)を4体まで守備表示で特殊召喚する。
相手フィールドにモンスターが存在する場合、
さらにデッキから「疾風の豹戦士パンサーウォリアー」1体を特殊召喚できる。
このターン、このトークンはA召喚のためにはリリースできず、自分は融合モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
「時の黒魔術師」のカード名が記された自分フィールドのカードが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこの効果で特殊召喚した自分フィールドのトークン1体を破壊できる。

リンク召喚のお供原作に登場した元祖トークン生成カード*2の羊達のリメイク。

(1)の効果でリメイク元同様にトークンを生成できるが、あちらは強制的にトークンを4体出してしまうのに対して、こちらは「4体まで」と記載されているので盤面の状況によってトークンの数を調整可能。
更に相手がモンスターを展開していればパンサーウォリアーを直接呼べるデッキリクルート効果まで付随しており生成したトークンはパンサーウォリアーの効果コストにも利用できるので*3後攻に於ける展開札の一つとなりえる。
呼び出したトークンは「時の黒魔術師のカード名が記された自分のカード」が破壊されるを肩代わりしてくれる原作の身代わり効果も再現されており、いざという時の防御札として頼りになるが、《ブラック・ホール》や《サンダー・ボルト》、何より《時の黒魔術師》のコイントス失敗時の全破壊などは肩代わりする前に自軍が吹き飛ぶのでこちらも過信は緊密。

また、地味なことではあるが効果適用後のターンは融合召喚以外のEXモンスターを使用できなくなる。
このため、融合以外の汎用EXモンスターを採用する場合は立ち回りを工夫する必要があり、「デッキからモンスターを展開する効果」を持ってしまったがために《灰流うらら》の効果に引っかかるようになってしまったのも見逃せない欠点と言える。
なので便利なのは間違いないが、自身のデッキレシピと加味して採用枚数は吟味したい。


おろかな墓荒(はかあ)らし
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):「おろかな墓荒らし」を除く、「時の黒魔術師」のカード名が記されたカード1枚をデッキから墓地へ送る。
その後、自分か相手の墓地のモンスター1体を自分フィールドに特殊召喚できる。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
以下のいずれかのカード1枚を自分フィールドにセットする。
●「おろかな墓荒らし」を除く、「時の黒魔術師」のカード名が記された自分の墓地の魔法・罠カード
●相手の墓地の魔法・罠カード

墓荒らし》が《おろかな埋葬》と合体してリメイクされた姿。
イメージ元は「城之内vsリシド戦」でおろかな埋葬を使用してサイコ・ショッカーを呼び出したシーンと思われる。

(1)の効果は「時の黒魔術師のカード名が記されたカード」1枚を墓地へ送った上で互いの墓地からモンスター1体を蘇生する効果。
墓地へ送るカードこそカテゴリー内の指定があるが、蘇生するモンスターはプレイヤー及び種類を問わないため
  • パンサーウォリアーやサイコ・ショッカー等のカテゴリー内のモンスターを呼び出す蘇生札にする
  • 相手が展開途中で蘇生しようとしているモンスターを無理やり奪って展開の邪魔をする
  • パンサーウォリアーのコストなどで仕込んだカテゴリー外のモンスターにアクセスする
といった用途のカードとしても使えるので汎用性はとても高いと言える。

(2)の効果は墓地から自身を除外することでこのカード以外の「時の黒魔術師のカード名が記された魔法・罠カード」及び相手の魔法・罠カードを墓地からセットするという原作の墓荒らしを再現した墓地効果を持っており、カテゴリー内のカード達を使いまわしても良し、相手が使用した汎用カードをくすねたり墓地からのサルベージ等を邪魔するといった使い方もでき、こちらも応用のし甲斐がある面白い効果となっている。

どちらの効果も運が絡まずに安定して発動することができ、且つ非常に使いやすいため《時の黒魔術師》や《ワイバーンの竜騎士》でサーチし相手の動きに合わせてここぞというタイミングで墓地を荒らして決闘を有利に進めていきたい。

リメイク元は諸々の処理や当時のカードプールとの兼ね合い等により原作から効果が大幅に変更されて登場したが、カードパワーの向上によって相手のリソースを奪うカード達も数多く登場した昨今のゲームスピードを加味しても発動までにタイムラグがある罠カードとはいえ、1枚で《おろかな埋葬》+《死者蘇生》+《墓荒らし》の3枚を合体させたような超強化を得て登場することが許されたインフレの光の側面を受けたリメイクと言えるだろう。


大逆転BOX(リバーサルボックス)
永続罠
(1):自分・相手のスタンバイフェイズに発動する。
サイコロを1回振り、出た目の数までこのカードにカウンターを置く(最大6つまで)。
(2):相手モンスターが攻撃するダメージ計算時に1度、または相手フィールドのモンスターの効果が発動した時に、このカードのカウンターを1つ取り除き、その内の1体を対象として発動できる。
コイントスを1回行い、裏表を当てる。
当たった場合、デッキから「時の黒魔術師」のカード名が記されたモンスター1体を特殊召喚し、対象のモンスターはターン終了時まで、攻撃力が0になり、効果は無効化される。

《モンスターBOX》がよりギャンブル性を高めてリメイク。

(1)の効果は各スタンバイフェイズごとにサイコロの出目によってカウンターをチャージする効果。
最低でも1つはカウンターが乗るものの、(2)の効果を考えると4~6くらいはカウンターを乗せておきたい。

(2)の効果は相手モンスターが攻撃か効果を発動した際にカウンターを1つ取り除き、コイントスの成否によってカテゴリー内のモンスターを展開しつつ相手モンスターを無力化or不発という0か100かを体現したかのような効果となっている。
運が良ければモンスター効果を何度も止めながらこちらはモンスターを展開できるが、魔法・罠カードには一切反応しないため《サイクロン》等の魔法による除去はめっぽう弱く、魔法・罠カード主体で動くデッキには手も足も出なくなってしまうので良くも悪くも城之内らしいピーキーなリメイクと言える。



【相性の良いカード・デッキ】


  • レッドアイズ・ブラックフルメタルドラゴン

「城之内vsバンデット・キース戦」を意識したメタル化リメイクで登場したレッドアイズの派生形態。

相手の効果を無効にする手段に乏しい【時の黒魔術師】の制圧力を補ってくれる効果を持っており、リリース素材となる「レベル5・ドラゴン族」はワイバーンの竜騎士が満たしてくれるのでサーチ効果で手札を整えた後に《メタル化・強化反射装甲》等でリリースして盤面を固めていきたい。
仮に手札に来てしまっても自身を見せることで「メタル化」罠カードをセットできる自己完結した効果を内蔵してるのもありがたい。


  • 炎舞-「天キ」*4

獣戦士族使いにはお馴染みの永続魔法。

カテゴリーの初動札ともいえるパンサーウォリアーは「レベル4以下の獣戦士族」なため、時の黒魔術師・眠れる羊に継ぐアクセスカードとして利用できる。
公式もその辺を見越してかBETEに封入されている「+1エクスパンションパック」に使ってくれと言わんばかりにパンサーウォリアーが描かれたバージョンが収録されているので初動の安定性を上げたいならば採用の価値は大いにあると言えるだろう。


  • パラサイト・フュージョナー

インセクター羽蛾が使って……そうな虫。実際は無関係。
いわゆる融合素材代用モンスターの一種で、特殊召喚された際に融合召喚を行える効果も持つ。

テーマのエースともいえる《真紅眼の超越黒竜》は《時の黒魔術師》経由で出す以外の方法がテーマ内で用意されておらず、正規の融合召喚をしようとすると噛み合いの悪い《真紅眼の黒竜》と融合・フュージョン魔法まで用意して特殊召喚する必要がある。
しかしこのカードは上記2枚の代役を1枚でこなしてくれるため、《真紅眼の超越黒竜》を正規融合したいのであれば採用を検討できるだろう。
実際に使用するとなると《おろかな墓荒らし》経由の蘇生が必要だが、相手ターンに融合して更なる展開を狙っていく動きが狙えるのでピン差ししておくといいかもしれない。


  • 光幻獣 カンデラード

手札を2枚捨てる必要があるものの、特殊召喚時にコイントス関連のカードをサーチ出来る上に「デッキからカードを手札に加える効果」を無効にする制圧効果も有しているので《レッドアイズ・ブラックフルメタルドラゴン》と同じく相手への牽制札として機能してくれる。
ただし、特殊召喚とサーチは一連の処理でありため《灰流うらら》に引っかかる点には注意すること

手札コストも墓地発動効果や蘇生手段がそれなりにある本テーマならばある程度はリカバリーできるので、採用を検討できるだろう。
登場時期も近く、公式としてもシナジーを考えている可能性がある。


  • セカンドチャンス/出たら目

どちらもコイントスやサイコロ関連のサポートカードであり前者はコイントスの結果を1度だけ仕切りなおす効果、後者はサイコロの出目を1か6に置き換える効果を有している。
何かと運が絡む本テーマにはありがたい効果だが、この手の混ぜ物の宿命として下手に投入すると事故札になりえる可能性も在りうるので採用の際は投入枚数をしっかりと考えたい。



《サイクロン》や速攻魔法を中心に戦うテーマ。

絢嵐上級モンスターは速攻魔法をトリガーに特殊召喚・効果を発動するため魔法カードが全て速攻魔法な本カテゴリーとは相性がよく、
特に《絢嵐豪火フォニクス》や《絢嵐渦麗ヴァルルーン》は速攻魔法を発動した際に相手の盤面を荒らしまわれる上に打点が不足気味な本テーマの戦闘要員も担ってくれる。
また、魔法・罠の除去が不足気味な点も「絢嵐」のキーカードである《サイクロン》が補ってくれる点もありがたい。

絢嵐からこちらのテーマへの橋渡し役は、パンサーウォリアーをリクルートできる《M.X-セイバー インヴォーカー》が担える。
但し自壊デメリットが付いてしまうことは忘れずに。



こちらも魔法主体で戦うテーマデッキ。

主な使われ方としては《閃刀姫-レイ》または《閃刀姫-ロゼ》を場に出した状態で《時の黒魔術師》のコイントス効果を使用し、当たれば相手盤面を吹き飛ばす、外れても自分モンスターが破壊されたことで《真紅眼の超越黒竜》の召喚条件を満たすため相手モンスターを除去しながらレイorロゼを蘇生し、こうして展開した2体を素材に《閃刀姫-アザレア》または《閃刀姫-カメリア》へと繋げることが出来る。誰が言ったか閃刀姫-カツヤ

《時の黒魔術師》は魔法カードのため「閃刀」魔法カードのギミック開放にも一役買ってくれる点でも相性がいいと言える。
実質的に《時の黒魔術師》と《真紅眼の超越黒竜》しか使われてないって?遊戯王の混成デッキなんてそんなものである


冥殿(めいでん)黒魔術師(くろまじゅつし)
速攻魔法
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる
●「時の黒魔術師」の項目を追記・修正する
●「時の黒魔術師」の項目の荒らしを通報する



この項目が面白かったなら……\タイム・マジック!/

最終更新:2026年08月01日 17:37

*1 後者は兎も角、前者は態々やる意味はかなり薄いが

*2 OCGとしては《増殖》の方が先に登場している。

*3 アニメ版に於いて同様の方法でデメリット効果を解除する場面があるためそこを意識したのだろうか?

*4 「キ」の正しい表記は「玉偏に幾」。