雑記:文或と近代もろもろ、158
6月27日めも。
腹が減りました、まあざっくりリアルタイムは名目日時の一年後くらい、文章を打つのが久々過ぎていろいろ忘れてる気もする、えー、文アルのキャラ言及の2019年度版、【中原中也】さんです、詩人で、ところで太宰と付き合いあるらしいんだけどあれなんでだっけただの飲み友達ってことでいいんだろうか。
なんかこう、壇くんていう同好の士にはわりと覚えやすい太宰関係者がいるんですが(エピソードがめっちゃ覚えやすいんだけど作品のこと聞いたことが、料理レシピみたいなの以外で聞いたことがない)、彼もいたような気がする、ものの、やっぱり間がなんかよくつながらないんだよな。
あとあれ、逸話で有名な小林秀雄氏とかもいるよね知り合い、女取り合って、なんかわりとすぐにその女性が他の男のところに行っちゃったやつ。
まあ当時の文学少女ってそんな感じらしいので仕方ないよね、今の文学少女とは微妙に印象が重ならない…(正妻となってる女性たちには他意はございません、なんかあっても男が悪いだろ)。
女性文士だと食え…ない、んだろうなと思うとそれも仕方ないけど。
ちょっとあとになると自活してる女性たちがいるのでますます気になるのかもなぁ、新聞社とか真面目に平均一人しか残らなかったって話なので、厳しい目で見ても意味はないよな、まあただ、ちょっと気分良くはないかなぁ。
いやそうでもなく、秀雄氏と太宰とか特に被ってないぽいしなぁ。
詩人や童話作家がどういうルートで世に知られるのか、なんかの機会に調べておこう、まあ当人の詩の素養とかでもいいけども。薄いな!
6月28日めも。
ますます腹が減りました、2019年版(去年!)の文アルのキャラ言及5ページめ、64人なのであとこのページを含めて3ページかな、余った部分には好きな編集者でも詰めてやろうかなと思ってるんですが、で【夏目漱石】さん。
わりと最近新しい研究者さんの本を読みまして、去年のこの時期に本があったのかどうかめっちゃ心配ですが、彼が文学研究本を出していたことを知りまして、そこの賛辞っていうか冒頭のところにあったのが『アイヴァンホー』。
読んだことはないんですが、なんで読んだことがないのに好感を持っているのかというと作品展開が雑で有名で、要するに勢いで辻褄を押し流したみたいなものと評判だったのですが、褒め方がとても身も蓋もなくて好きだったんですよ。
まああんまり読みたいなとは思わなかったんだけど。
語る人は大好きです、好きな方は多分全員尊敬出来る自信はあるそれはそれ。
漱石さんはこう、当時の文壇と言われるような文学青年からつまはじきにされていたというのは漱石門下ががーがー煩いので存じあげていたのですが。
文学って言われて典型的雑ロマンスを掲げている辺り。
別に気にしてなさそうです、というか、イギリスの風潮でノベルとか言われてもなぁ、ヴィクトリア朝後期だろ。あのふわふわっとした作品が多い感じの、人間性回帰みたいなこと言ってる。
なぜ仰々しい私小説のみを信奉していることにされるのか、ていうか純文学作家って門下にほとんどいなくねぇ? みたいな感じで全然本が面白くなかったので今後の研究に期待しています、芥川たちとかジェーン・オースティン最高って習ったのに詰まらん。
6月29日めも。
文アルのキャラ言及2019年、腹減った、そういえは40人で残り面子を思い出せなくなったので概ね人物図鑑などに頼っています、間が極端に開いてなれけば余裕派なんかでまとめられたとは思うんだけど、てか、64人じゃなかった65人だ。
えーと、あれだ、【宮沢賢治】さんで。
この方は確か生前にはほとんど報われず、死後に有名になったんだっけ、ゲームの中で中也が尊敬していたのは見ているものの、それがどういう時間軸なのかいまいちわからないんだよな。
いや、中也の友人である秀雄氏が彼の生前の出版してた時に名前見てるからな(同人誌の発行でお世話になってる出版社がちょうどその時に本出してたの)、関係はともかく、時間軸はあれ? となるよね、生前不遇仲間だよなー。
あ、利一くんもいました『文學界』なので(有名同人誌だよ、のちに文藝春秋に引き取られている)、文甫堂だったかな? えーと、文圃堂で昭和9年か、あらやだ、中也も秀雄氏の紹介で同じところで本出してるのか、ファン心か出版社が気概があるのか。
その辺が載ってそうな本があるんですが、くっ、図書館にはない…。
すごく気になるとかではないんですが、この話いつだ、みたいなことを考えることがよくあるのでちょっとなんか隙間は詰めておこう。
あとあれ、前にも書いたかもしれないけど、芥川の親友(息子の名前になってるガチな人)の画家さんが菊池さんのお兄さんから送られた柿食べながら装丁デザインしていたのが賢治さんの本でした。
この随筆、どういう意味!! と悶えたものです、隙間埋めたい。
6月30日めも。
文アルのキャラ言及2019年、【森鴎外】さん、子規さんとこの弟子たちをまとめて忘れてたので残りのリストを書き直してました、危なっかしいなぁ…。
んーと、最近知識が増えたのなんかあったかなぁ。
とりあえずあの、この方は多分一番いいと思うところは記念館さんですね、間違いなく、そこで見た特に関係のない学生たちから送られて来た同人誌の初号への書評を見て、友人の子牛@ついったと共に「いい人!」「親切だな!!」と強く同意しあったものですが、そういう資料を飾る辺りもすごくいいと思うんだ、なんの同人誌だっけあれ、『新思潮』とかではないんだわりと派手な作りだったしあれは(自然主義を呼んでた)。
あとあれ、東京美術学校にもいたらしいですね。
たまに高村光太郎さんと話題になってるの多分それだよな、光太郎さんは多分鴎外さんと確執があるのではなくて、学校とあるのではないかと、いやだって、お父さんの高村光雲さんが学長追い落としで連座してるし。
主要詩人が概ね呼ばれているのに観潮楼歌会にほとんどいなかったとかあったぽいのは、ちまちまここの場所を正確に調べようとしたらかなり正確に語られていたのでなんかやる気を失いました。
やっぱり似たようなこと言ってたわ、光雲さんてのは江戸の職人さんで、鴎外さんが教えてたのが主に美学っていうので(ハルトマンとかハウプトマンとか、名前聞いただけで面倒そうなやつ)、まあ、世代交代の意味もあったのかしらね、や、素人考えです、連座なんかは近代美術の本見てたら出て来たから読んだけど。
このページ全体的に薄いな、謎や隙間は少ない人だよねまあ。
7月1日めも。
文アルのキャラ言及2019年、広津くんで一旦書き上げたものの、よく考えたら去年の終わりに来た人だ! ということを思い出したので順番繰り下げていきます、【坪内逍遥】さんはいたよな、わりと早かったような気もするし。
ところで私最近まで知らなかったんですが、漱石さんとも八雲さんとも同僚だったことがあるんですね、同僚というより上司って感じだけど(正確には先輩になるのかしら、どうも身分がよく、あ、早稲田大学文学部の代表格ではあります、身分がちょっと曖昧)(変化するって意味で、どうなろうとも代表格、あと文学部じゃなかったらすみません、帝大が「文科」なのは把握してるんだよ大正中期くらいまで!)。
菊池さんは早稲田の生徒やってる時期に授業受けられなかったみたいですね、詳細は知らない、評価低いのまさかそのせいじゃなかろうな…。
まー、もともと授業の評価はあんまり高くないんですけどね、逍遥さんのせいではなく、生徒のほうがブラッシュアップされすぎてて物足りなくなってるんだよね、ただ、そういう学力の底上げをしていった先生の代表格なので、彼を低く評価するのはその軸ではさすがに頂けないな、とはなるわけです。
初期の教授とか明治老害コレクションみたいになってるしマジで…ちょっと質が、程度全然…(初期彼らが悪いことをしたわけではないのです、明治後期までは!)。
最近っていうか、演劇と逍遥さん鴎外さんの関わりをどっかにまとめてくれませんかね誰か、あちこちで確定情報見てるのに全部断片でわかりにくいんだよ…。
あと同じ二人で国文学雑誌に揃って載ってるのはたまに見てます、あれって機関誌だよね、どうやって作ってるんだろ。情報調べたいなになってるな。
7月2日めも。
文アルのキャラ言及2019年、【二葉亭四迷】さん、いつ来たのかやっぱり忘れてるけどね、多分去年の後半ってことはないとは思うんだけど、そんなに自信があるわけでもないし、そもそも私、確かゲーム開始初日からやってるはずなんですけども、今どのくらいの期間が経ったのかを忘れてますね。
あ、ゲームはほとんど休んではないはずです、あっても数日程度かな。
んーと、あれだ、四迷さん2017年なので問題ないな!
それと確か、「逍遥さんのヒモ」みたくに扱われてたってことを前には書いてたんじゃなかったっけか。
経済的には別段そんなこともないみたいだけどね、ただ、あの困った時にだけ甘えてくる、の手紙のやり取りをしっかり確認してからの感慨に対しても反論するつもりは大してないかな!
作家との関係なんかもあんまり聞かない人ですが、漱石さんと朝日新聞ですれ違っていたくらい、そういや四迷さんに小説を書かせたってことで漱石さんが絶賛されていたこともあったな(四迷さんの評価の低さとかたまに見掛けるんだけど、なにが元かは同時代を見てる限りでは不明です、四迷さんが作家業を馬鹿にしているのはよく読む)。
いわゆる職業文士みたいな人との関わりは結構あるので、例えば一葉さんのところで見る青年文士とか硯友社外郭とかアウトロー文士とか、孤独分類にされてるのを見ると「自然主義と付き合わなかったから?」となってしまうんですがどんなものだろう、普通にロシア赴任お見送り会もやってたしなぁ。
今ある本がアテにならない可能性をひしひしと感じます…、手紙はさておき。
7月3日めも。
文アルのキャラ言及2019年、間が空きすぎて「丸一年放棄していなかったかしら」という疑問に苛まれてましたが一応前に書いていた時期は2020年2月となっていたのでまあうん、丸一年分以上遅れてるけども、ええと【井伏鱒二】さん。
なんでおじ様なんだか正直よくわからないんですが、弟子の太宰はもとより、師匠の春夫さんよりずっと上な感じだしな。
ていうかこの方、去年の段階で書いていたかどうかもあやふやなんですが、一人ずつ確認してると時間が掛かるので断念です、気になるとキリがないし!
なんか中の人、声優さんもめっちゃ若いんですよね、声は渋いけど、最近まで未成年だったとお聞きしたレベルで、なんとなくわかるようなわからないような。
友人の子牛はわりとずっと「享年よりあとの生まれ」と言ってましたが、生きてたことを覚えられてる人のほうが圧倒的少数だしどうかなぁ、井伏さんはなんとなく記憶にありますね、確か「黒い雨」絡みで見たことがあったような。
(あともちろん「山椒魚」は存じ上げてますけども、あれは完全に幼少期に教科書で見たので生きていらしたこと知らなかったよ、平成5年か…思った以上に最近。)
で、ぶっちゃけ、弟子や師匠が「誰かの妄言」である確率が妙に多い業界なので本気にしてなくてすみません、お仕事の面倒を見るような作家としての押し出しに協力するようなガチめの師弟じゃないですか疑ってて恥ずかしい…。
むしろ内弟子以外をカウント外にしてるほうがおかしいんだな時々…(住み込み弟子のことね、ただの書生で両者とも師弟どうのと言及なしとかも何度も見たし)。
まあゲームに関しては信用しよう、せめて自称は…。
7月4日めも。
文アルのキャラ言及2019年、あ、ご飯は食べました、あと正確には7月10日です2020年、そろそろ久々なので首が痛いです打ち慣れていない感じ、【伊藤佐千夫】さん、去年も書いたことだけは覚えてます!
で、その時点で全く存じ上げない方だったので、いや、子規さんとの逸話とか「野菊の墓」とかは知ってましたよしかし俳人としてのあれこれを全く知らないとさすがに知ってるって言いづらいものがね…、作家さんならまだしも。
まああれです、土屋文明さんの書いた本を読んで来たんですよ、文明さんというのは確か第3次『新思潮』で芥川らの上級生、なんか妙に文士が多いんだけど…と言われる感じの世代の方なんですが、サッチーの親類で学費を出してくれたような関係らしく(サッチーだけじゃなくて親類連名だったぽいけど)、そうか、その関係でこの容赦なく崖から突き落とすような容赦のなさか…、弟子が厳しいのはわかるけど。
多分、サッチーがいい人だったからだと思います、多分。
というか、菊池さんといいサッチーといい、貧乏ではあるけど親類で問題児とかほとんどいないのではっていう家に限って家族関係が厳しいと見られてるのちょっと釈然としないんだよな、問題児がせいぜい正義漢ニート止まりっていうか(佐千夫氏は目が悪いので学業が続けられなかった類の人みたいです、あとちょっと遅ければ学業でもメガネが使えた、ので社会復帰してったみたいな経緯っぽい)。
こう言ったらなんだけど、現代基準で見てしまうのかもね、経済的に破綻してる程度だとこの時代には普通のことだしな…。
とりあえず論争が馬鹿にされてるのは仕方ないね、て、本題短い。
7月5日めも。
文アルのキャラ言及2019年、【新美南吉】さん、あれだ、二回続けて賢治さんと並べてた覚えがありますね、前の時は未明さんと三人並べて童話つながりで。
よく考えたら特に情報を仕入れてはいないんですが、なんかあったかな、と、そういや『赤い鳥』ってなんかどうも有名なんですけども、そして世に一石を投じたという一点においては特に誰も否定していないものの、具体的に褒められてるのを一度も見たことがないんですが…。
特に有名なのが原稿の改竄(これはゲーム内でも賢治さんと一緒に話してたね)、代筆問題辺りかなぁ、私が一番しっかり『赤い鳥』を読んだのは責任者代理もしていたことがあるらしい小島政次郎くんの本で、まあぶっちゃけ、世に有名になった作品書いたの自分なんだけど、と愚痴ってました。
ていうか原稿が集まらない集まらない、って延々言ってたんだけど、一体それ以前になにがあったのかというような暴露は小島くんはしてなかったです、あくまで自分が関わったことだけ。
前にあの圧倒的な赤い鳥の影響により迫害された他の児童文学!! みたいな演説をSNSで拝見したことが何度かあるんですが、多分妄想じゃないかと思うんですよね、そもそも上で触れた改竄の話をしようとしていた人たちも困ってたみたいだし。
すごく正直、児童書をメインで扱っていた人の本でも童謡の本でも、小島くんの本でも少年雑誌の本でも一度も見たことなかったので…、苦笑いはよく見るけど。
まあただ、そこの主催者を文アルに望む声もあるにはあるよね、ううん。
改竄の被害者である南吉さん賢治さんでいつかまた踏み込んだりするのかな…。
7月6日めも。
文アルのキャラ言及2019年、【小川未明】さん、そういやこの方、世代としては多分残酷小説のあとくらいの時代になるのかな? いわゆる残酷小説も社会問題(貧困から来る転落人生とかそういう感じの)を盛り込んでるって言われてたんだよなぁ、別のところでも「女が酷い目に遭う小説」みたいに括られてたなそういや…。
未明さんの場合はなんかこう、なんだ、悲劇的な展開になったとしてもざまあ作品として楽しまれる可能性は多分そんなにないよね…文学的というか。
未明さんの辺りになると農民文学と呼ばれていたりもするようで、さすがにこっからおかしな方向に囃されることはそんなになさそうな呼ばれ方かな。
井伏さんにセクハラして俺に身体を預けないなら退学を選べと迫った早稲田の教授が二本柱みたいに挙げられていたのを見た時は、「わあ?!」となったけどね…未明さんじゃなきゃ埋もれてたかもしれんよなあれも(農民文学って文学の中でも政治ちょっと含んだ本でしか見たことないしなぁ…)。
中央公論の編集さんの本でちょくちょく出てきてたから、お仕事ないってこともなさそうだけど、文壇って意味だとちょっと外れてそうでもあるんだよな。
まあまあ、文壇の外の作家とか(これは同時代に言われてるので多分妥当)、ご当人の文壇持ってても無関係って言い張られてる作家さんとかたくさん知ってるので私が知らないだけかもしれないけどねー。
というか、実際児童文学ってどこに載ってるものなのかしら?
中央公論の本で未明さんの仕事内容とか書いてあれば良かったんだけど。
冒険小説にも売れっ子いたし少年雑誌もあるんだよな、詳しく読めたことないけど。
(文或と近代もろもろ、158)
最終更新:2020年07月11日 03:13