雑記:文或と近代もろもろ、159
7月7日めも。
リアルタイムが2020年7月11日、ていうか気付いたけど、ここって特に年表記付けてないんだよな約丸一年ズレると意味がわからない感じになりますが、ここの日付けそのものは「私のため」でしかないので気にしない。
【文豪とアルケミスト】のキャラを10人ずつ書いていくという感じのことをしていたものの、あと2ページ分16人という段階に至って年末近くまでは日付けを消化していかないと駄目かー、みたいな感じで急遽だらだらこれを打っています。
ていうかあれだ、最近はついったで長文をやたら連発するのはこっちで吐き出すことがなくなったってのもあるのかもなぁ。
ここにしたところで記録に残さないとSNSと大差ない使い捨てだしねー。
さすがに「なにを書いたか」残してるやつはある程度特別だと思ってはいるものの、継続してやってたら意味があるかなみたいな意味で、積み立てていくこと自体に特別なものは感じてないからなぁ。
努力するのが当たり前みたいな。
本を読んで丸のまま覚えるだけで済むのは中学生まででしょ? というか。
日本の現状だとなかなかそうもならないとか、全てのジャンルにおいて丸のまま以上の独自理解を求められるとまでは思っていないけどね。
ぶっちゃけ、高校生の段階で論文は読めるようになっていて欲しいし、レポート程度は独自に書けるようになってないと困るのが本来の姿じゃないかなー、と。
私が教科書読んでる程度で絶賛されてもなぁ、としか言い様がないんだよね、許せない! とは言わないけどがっかり!! とはなるの。
7月8日めも。
まあなんの話か忘れましたが、「論文を書く」は別に特に期待とかはしてないそんなところを目指すと良くないと思うとはなるものの。
論文を読む、は出来てもいいよね。
賢かったら中学生からやっていて欲しい。
そのきっかけになるのがゲームや漫画である場合に、ゲームや漫画を責めようとする筋合いになるのが昔っからわからないんだよなー、ていうか、20年くらい前からこういうこと言ってる気がするけど。
私の入り口は確かコバルト文庫だったからなぁ。
まあその前に論文は読んでたけど、ライトノベルより論文のほうが早く読めたので、一人称の読み方みたいなのがよくわからなくて、ミステリ系のジュニア文庫なんかは一応読めたものの少女小説みたいなものは無理でね。
ただ、論文は読めるんだけど、興味があるジャンルのほうがなかったんだよね、実利的な人にはひたっすら難解らしいんだけど(私も書くのは苦手)、論文には書き方があるのでどこが本題かを見付けるのは似たり寄ったりなのよね、それでこそ意味があるんだけども、形式に見えるけど形式がかなり有効に働いてる一例じゃないかな…。
全く逆に、逆にというか論文に書かれてる内容の周辺を知ってると論文の構造のほうを把握してなくても中身が取り出せる人って普通にいるんだよね。
ゲームとか漫画って示したけど、小説でも多分、あれだ、キャラクタ小説とかカタログ作品って言われるようなのと相性がいいんじゃないかな…。
最近聞かないしあんまりいいニュアンスじゃなかったけど、カタログって。
7月9日めも。
私の「興味の入り口」となったのはコバルト文庫の三国志、かぜ江って呼ばれてたんだっけ記憶が薄い、1冊だけ心底好きな番外編があるけどあとの作品の好みは相対的に下がって行ってしまったものの、今でも歴然と覚えてることがある。
あの作品、少女小説カテゴリなのに戦闘シーンに地形の認識があったんだ…。
正直、他にあるのかなああいうの…地図だけじゃなくて上下認識もあるって、私の知ってる限りでは源平合戦のようにもともと「特殊な地形」を利用して奇策として利用するみたいなケースしか読んでないんだよね。
さすがに独学とも限らないので他にもあるのかもしれないけどねー。
あとあれ、そんなに高レベルではなかったものの、経済とか政治とかのパワーバランスの概念があってね…。
他の小説読んでった時の、私の戸惑いは通じるかしら…。
ただ、私はもともとフィクションではない領域の趣味のほうがずっと早かったので、なまじそういう要素を入れられてしまうと飽きるのも早かったんだけどねー、ただ、いまでも地形の利用を自然に描写の中に行っていた、という一点は歴然と評価すべき点として残ってるなぁ。
固有名詞は忘れたけど…ごめんなさい、感謝もしてる。
まー、経済も政治もそこそこ理解してる人間が、歴史に興味がなかったところでコバルト文庫から歴史に入ったので、周囲の「歴史趣味の年上男性」との軋轢は凄まじかったんだよねー、だからこう、ラノベより論文を先に読んだ人間なので。
コバルトって嘲笑した若い女…大抵まあ大抵…読んでる本のレベルが上っていう。
7月10日めも。
何回考えても「面倒くせー」となるんだけど、勉強の入り口としてコバルト文庫を選んだわけでもなんでもないんだよね、そもそもフィクションもなんかそんなに趣味としたことがないので、嫌いなわけではないんだよ。
千冊くらい読まないと好きな一冊が見つからないので趣味っぽくないんだよ…。
そもそも家も普通ではないというのは当時は知らなかったものの、大河ドラマも純文学も子どもっぽいって投げ出したような感じの家で、そういう振る舞いに対してはさして違和感は持たれてなかったので。
興味はなんにもないけど日本史くらいは一通り知ってたみたいなの。
じいちゃんは史学科の教授だったのでその辺にいろいろ転がってたし。
あとの国は心もとないですね、なんか私、南米というものが理解出来てなかった気がする、なんで他国がアメリカ名乗るのなくない? みたいな意味で、米を二つに別けてたんだ多分南北戦争のイメージで…。
なんか勘違いの仕方になけなしの知能は感じるけど恥ずかしい…。
歴史に能動的に興味を持てたのは、歴史人物をキャラとして認識出来たのは生まれて始めてだとは言ったものの、なんでお前らの信じる無知な女の子としての振る舞いテンプレートに沿ってあげないと傷付くんだよって意味で辺り一面暴風域でした。
ごめん大人げなかったって今だと思うけど。
まあ相手多分年上の趣味歴10年とかだけど、参考文献として恭しく掲げてた本が面白そうだったから半月で読んでごめんね面白かったよ。
荒れ狂った人が悪いとも、もう思えないんだよなぁ…脳内でしか謝らないけど。
7月11日めも。
ただぶっちゃけ私、「自分が特別だった」とは信じてないんですよね、こう、そもそもあくまで歴史趣味がその時点(大学1年の夏休み初日にコバルト文庫の三国志の番外編と出会いました)が最初だったってだけでそれ以前にSFとミステリを経てはいて、SFがメインが御三家っていう人らがアシモフが好きだったのでそのまま宗教の歴史とか突入してましたけども。
だってアシモフのエッセイ、宗教の歴史がわからないとたまに意味わからないんだもん、科学部分はめっちゃ簡単だったのに…。
アシモフが好きなので宗教の歴史に突入して、いまいち掴めないから各国の神話も無作為っていうか当時流行ってた北欧神話と鉄板のギリシャ・ローマ神話を避けて読んでいったみたいな感じの世界征服中(高校生だったので、そういう言い回しをするようなこともありました、黒歴史はもう少し前に他にある)。
数年目に三国志のコバルト文庫読み始めたからってだからなんだよ、みたいな態度になってもそっちも仕方ないと思うんですが。
ここに並べたの全部その辺にあったからね。
確かに私は特殊な環境で育ったものの、その辺にこれらがあれば6割くらいの人は弾みでいけるんじゃないかなー、と経験したからこそ思うんですよね。
まあ、歴史趣味と宗教・神話とを完全に分離して語らなかったのは悪かったと思ってる、言ってたらあんなに舐められなかったかなー?
なんか別の理由で絡まれてそうなので、わりと努力してたけどあっさり抜かされて怒った程度の青年で良かったってことにしよう、なにしろ女いなかったし。
7月12日めも。
あれです、SF読み始めたのもミステリの主に新本格を読んでいたのももともと『活字倶楽部』というところでキャラ展開をしていたからだったんですが、その時点で、ということを挙げる気にはなれないのは私が好きなのは作家たちだったからなんですよね。
ユダヤ教には興味持てなかった、アシモフが好きだった。
彼に絡み貴方はユダヤ人らしさを隠してる! みたいなこと言うユダヤ人とか好きにはなれなかったし、俺のがユダヤ人名前だろうがこのアメリカ名前め、みたいなのに意味がわからないまま賛同していたし。
新本格は有栖川有栖さんが好きでした。
あの人を嫌いな人はちょっと少ないとは思うので割愛ですが、人類善を形にしたみたいな感じの人格が冷たさ気取ったシニカルな作品になってるんだよ、ミステリで宗教よりも気高いって泣いたわ正直蝶々はばたくが!!!
いやなんださすがに本題忘れたけど。
キャラに惹かれて読んだんだけど、キャラに嵌まれなかったんだよね私、突き抜けて作者や背景に行っちゃった。
宗教や神話もとにかく把握したいが先に立って楽しさ半減。
を、打開してくれたのがコバルトの三国志だったんですよ少女小説。
まあ、少女小説に私が耐えられるかというと耐えられませんでしたが、なんか根本的な価値観が合わなくて…願望充足チート上等小説は全然平気なのに。
キャラ萌えをしたので本を読んだんですよね、まず歴史小説、それから歴史本、だって萌えたから、萌えたので知りたくなって楽しく読みました。
7月13日めも。
私こう、家庭がそっち系じゃないですか、その辺に資料が転がっているような環境で育ち家庭の会話は時事が多く、地図も世界地図も必須、読む本よりもプリミティブな童話の原型を親類に教わりながら育つみたいなの。
「コバルト文庫のくせにwww」って笑われた時に、どういう言い方をすれば相手が引き下がるんだか全くわかってなかったんですよね。
かけらほども。
数年来の神話・宗教に関して調べていたことを持ち出し、そんなに馬鹿にしなくてもいいじゃないですか的な方向に、持って行き方がいまだにわからない、話遠くない?
それかあれか、その頃には歴史と神話趣味が混ざったせいで古典作品を普通に読むようになっていたのでその話とか、はしてたんだけどなぁ…。
論文も読めたのでその話も、いや、馬鹿にして来た人の参考文献を過去さくさくと読んでいたのでわかっていたと思うんですよね。
ぶっちゃけ、どう考えてもかなり格下だったんですよ…。
貴方の読んでいるものは読んでいます、私は貴方の知らない本をここ3か月ほどで読んでいるのですが状態、コバルト文庫を懸命に振りかざしどんなに愚かしいのかとかそこの段階から言われても…、少女小説を読むことの害ってなによ真面目に。
ただ女が少なかったんですよね、私と去った女性が一人いる程度。
多分彼、耐えてたんじゃないのかなー、女だから馬鹿でなきゃならないんだって言わなかったし、その後の歴史書読んだことなさそうな人はそれ一辺倒だったし。
争いが終わったあとには女性いたんですけどね、なんか。十人弱くらい。
7月14日めも。
というかこう、私の家って若くて知識がないから生半可に馬鹿なこと言うみたいな、あとから考えると確かにまあ…ちょっと、みたいな案件で揶揄されたことはあったものの、女なのに逆らうのか本を読むのかみたいなことは特になかったんですよね。
読み過ぎで駄目ねー、みたいなことはあったけど、電柱にぶつかるとか。
上と同じく、言われたほうが悪いと思うんですよね、言われるよねそれは。
あとになって老害年齢になるとそういうのもあったけども。
少なくとも成長の段階では別にそういう経験を家でしたことがない。
小学校の同級生たちのレベルも似たり寄ったり、公立校でしたが地方出身でしたが、なんかやばい人たち周囲にいましたが、でも似たり寄ったりだったので。
「女だから馬鹿だ」って言えば多分絶対的な宝剣を抜いた正義として崇め立てられるって信じているのだろう人はなんかたくさんいたみたいなんですよね、私はそういう人たちの存在にその数年後に至るまで気付きませんでしたが。
あとになるとわりと出会うようになったので、関わると怒られるんだーあれら。
会話がどこまで通じるのか、意思疎通が出来るものか知りたいだけなんだけども…。
今から考えると少女小説、だって少女小説、少女小説ごときが!!! と延々とがなってた人はその圧倒的な魅力に抗っていたんじゃないかな。
読んだからなんだってのよ、て思ったけど、あの連呼はまあそういう戦いだったのかなー、と今となると思うんですが。
多分言わなくて良かったです、言われたところで上記理由で伝わらなかったので、あとさすがに差別って怒られてたろうしなぁ、面倒なのでその経緯いらん。
7月15日めも。
なんで女性が増えたのかはなんとなくはわからないでもないものの、完全にこれ、と言えることは特にないんですが、めちゃくちゃ泥沼が再現されなくなったからかなぁ。
というかこう、多分私は「相手が女だからと見下していることをわからなかった」という意味で反省のしどころはあるような気がするのですが。
その場合の解決法が彼よりも劣って差し上げるみたいな感じになるのかな…?
でもなぁ、その場所で面白い方たちっていっぱいいて、おう、これ読めこれ見ろこっちも押さえとくのがいいぞー、みたいな調子だったので、神話・宗教調べ始め数年目、論文はもう読めます、とかなくてもどうせそのうち越えてたしなぁ。
このいろいろ知ってますけども、を前もって教えておけば良かったんだろうなとまでは薄っすら思うものの、なんかねー、それだと知らん間に女の子たちがわらわらってことにはならなかった気がするんだよね。
(私がいたのは三国志系じゃなくて中国史系、三国志コミュニティはすっ飛ばした、その程度だと人に教わる必要なかったので、三国志系は親切な人たちがいてわりと上手くいってて、黙ってたけど中国史にも女性もいたんじゃないのかなぁ。)
(で、中国史に関しては本気でまっさらで女として飛び込んだのが私。)
こういう経験を経て思うんですが、歴史やる時は三カ国目みたいな辺りから急に楽になる、なんか頭にテンプレートみたいなものが作られていてそこに流し込めばいける、多分私、自然に手に入れた日本史知識、宗教神話体系をじわじわ、中国史、の段階でテンプレート出来てたんじゃないかなぁ。そしてキャラ萌え、最強では…。
これが言えてたら争いはなかった気がする、少しだけごめん青年、脳内では謝る。
7月16日めも。
経験から導き出された答えは「テンプレートはめっちゃ使えるけど、キャラ萌えもかなり有効なんじゃないかなぁ」みたいなあれですかね、三カ国目で発生するテンプレートを誰にでも手に入れられるものとはさすがに思わないし。
あとあれ、女だと馬鹿ってのは迷信じゃないかなー、と。
理不尽罵倒をする勇気のある人たちが一生懸命支えていたあれですよ、幻覚ですよ、私みたいなのが壊してもいいけど、こういう順序でなんか知らん間に壊れてましたって経験もいいと思うんですよね。
ただ、相手に知能がなければないほど強いので、賢い相手と最初から遊んだほうが早いです、だって一番下っ端青年以外にはめっちゃ可愛がられていたからね…。
その人たちより下って認めるのとか余裕だよー、特に親切な人は能力に関わらず格上です、親切なことは特殊能力、ぶっちゃけ私には出来ないし。
その方たちがいなければまともな本に出合えたかどうか怪しいしなー、真面目に、最近は自力で探せるようになったけど(次のジャンルくらいからちょっとずつ)。
古参として立ちはだかる人を殴り散らすことくらいしか出来ないからなぁずっと。
ていうかこう、習うこと一通り終わったら離脱しました、今でも尊敬は申し上げていますが感謝は本物なんだけど、あんな付き合い方が出来るかどうか怪しく。
あんなのに親切にしていただけてありがとうございました…本気で反省しました、なんにもあの人たちの見返りがないじゃないかこんにゃろう…。
ちょっとこれ書いて良かったような気もします。
まあ中国史は怖いからもうやんないけども(別口ががが)。
(文或と近代もろもろ、159)
最終更新:2020年07月11日 20:50