エグランティーヌ

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エグランティーヌ - (2023/05/14 (日) 00:06:11) のソース

初出:第297話&footnote(名前不詳 光の女神に祈りを捧げる女子生徒)
名前の初出:第305話

声(ドラマCD第6弾):井上 喜久子

**家族構成
父:故人。前王の第三王子
母:故人。[[先代アウブ・クラッセンブルク]]の娘
 姉:故人。没年は婚約の話がでる年頃&footnote(書籍版第四部III書下ろし「卒業式と祝福の光」)
 兄:故人。没年は洗礼式を終えて少し経った年頃&footnote(書籍版第四部III書下ろし「卒業式と祝福の光」)

夫:[[アナスタージウス]]
 娘:[[ステファレーヌ]]

父方の親戚
祖父:前[[ユルゲンシュミット国王]]
伯父:[[ワルディフリード]](実父の同腹の兄)
叔父:[[トラオクヴァール]]
 従兄:[[ジギスヴァルト]]
 従兄:[[アナスタージウス]]
 従弟:[[ヒルデブラント]]

母方の親戚
祖父・養父:[[先代アウブ・クラッセンブルク]]
伯父(or 叔父)・義兄:[[アウブ・クラッセンブルク]]
 従兄:次期アウブ
 従弟:[[ヘンスフェン]]&footnote(第378話 親睦会(二年生))
 従妹:[[ジャンシアーヌ]]

**容姿
髪の色:豪華に波打つ金の髪
&color(#F8E58C,#F8E58C){000000000}
瞳の色:明るいオレンジ色
&color(#ffa500,#ffa500){000000000}
豪華に波打つ金の髪に明るいオレンジ色の瞳。
光の女神にも例えられる美少女。

**地位
階級:領主一族→王族→王
職種:[[領主候補生]]→貴族院領主候補生コース教師→[[ツェント>ユルゲンシュミット国王]]兼中央[[神殿長]]兼領主候補生コース教師(六年生担当)&footnote(ハンネローレの貴族院五年生 第4話 講義中の情報交換)

**年齢と属性関連
-ローゼマインとの学年差:+5&footnote(ローゼマイン1年生時に最高学年 第305話)
-誕生季:冬&footnote(卒業式の衣装の色が赤 第315話/指輪が赤 書籍4部Ⅱの口絵)
-洗礼時の属性(適性):全属性&footnote(第545話)
-加護の再取得:2の神々

**エグランティーヌ視点の回
書籍第四部III 卒業式と祝福の光 
書籍第四部VII エピローグ
書籍第五部ⅩI 始まりの庭と誓い

**作中での活躍
フルネームは「エグランティーヌ・トータ・アドティ・クラッセンブルク」。&footnote(書籍版第四部Ⅲ書下ろし)
先代アウブ・クラッセンブルクの娘を母に持ち、[[祖父>先代アウブ・クラッセンブルク]]の養女として洗礼を受けた形になったため(この時点では第三王子の忘れ形見であることは公にされていない)、より正確に表記すると「エグランティーヌ・トータ・クラッセンブルク・アドティ・クラッセンブルク」となる(ただし実母と養子先が同じ家名なので、ユルゲンシュミットにおける表記ルール上実母の苗字が省略されている)。&footnote(ふぁんぶっく5 Q&A)
第一王子との政争に決着がついた日の夕食後の食堂で、洗礼式前で同席できなかったエグランティーヌが就寝の挨拶をしている際に、兄・姉・毒味をしていた給仕・母が次々と嘔吐して倒れ、そのまま亡くなった。&footnote(書籍版第四部Ⅲ書下ろし「卒業式と祝福の光」)
その上同日の夜に、[[グルトリスハイト]]を探す第一王子派により、エグランティーヌが暮らしていた離宮が襲撃された。
乳母を助けるべく必死でクラッセンブルクの援軍を招き入れたが、時既に遅く、襲撃者達だけではなく乳母や離宮に仕えていた中央貴族達など大勢の者が殺された。&footnote(書籍版第四部Ⅶ エピローグ)
幼さ故に何が起こったか知らされぬまま、[[クラッセンブルク>地理#クラッセンブルク]]に養女として引き取られ、[[政変]]が終わった際の祖父の報告で状況を把握した。
先代アウブ・クラッセンブルクに敵を討ったと誇られても、家族が倒れる姿が脳裏に浮かぶだけで嬉しさは覚えず、
政争は勝敗によらず死者が増えるだけで、絶対回避すべきであると、強く心に刻まれた。&footnote(書籍版第四部Ⅲ書下ろし「卒業式と祝福の光」)
入学時点で既に美しい少女であり、成績面では王族を凌ぐ優秀さを示し、その人柄は側近や下位領地の者達にも慕われていた。
第三王子とクラッセンブルク出身の夫人との間に生まれているため、いずれ魔力量や属性でトラオクヴァールを上回るだろうと予想されており、アナスタージウスの推測では11年冬の段階でトラオクヴァールを超えている。&footnote(書籍版第四部Ⅱ 書下ろしSS直接の求愛)

[[貴族院]]の卒業式では奉納舞の光の女神役をした。
前王の第三王子の娘であり、王位継承争いの鍵の一つ。現在、最も王族の血が濃いとされる。
王位継承争いを恐れ、神殿へ入ることを考えるほど悩むも[[ローゼマイン]]の仲介により、アナスタージウスと結ばれる。「自分が原因となって争いが起こるのを望まない」と発言するなど権力欲を持たない一方で、自身を養育してくれた祖父の意向や自領の利益も考えずに神殿に入ることを画策するなど立場や恩を考慮していない。
ジギスヴァルトとアナスタージウスの王位争いはそもそも祖父の意向もあってエグランティーヌを娶った方がツェントになるという王族との取り決めによる穏健な争いである。だが、エグランティーヌ視点では双方共に王位を狙っているという認識であったため、婚姻を拒み神殿に入るとむしろ両者の政争が激化する要因にしかならないことや後述の言動からも正確には自分が政争に巻き込まれないことを一番の目的としていると考えられる。
また、自分から主導的に争いを終わらせたり国難を救うといった意思に乏しく、他に選択肢がないような状況で周りから促されなければ自発的に動こうとしない様子が散見される。
上位領地の横暴から守ったりアナスタージウスに助力を頼むなどエグランティーヌの望みをかなえるサポートをしたローゼマインには友達として好意を持つも、上記のように自分の言動や立場に対して無自覚なところが多々見受けられる。
貴族院での友人は、大領地は[[アドルフィーネ]]くらいで中小領地のほうが多い。
[[アウブ・クラッセンブルク]]からは隔意を抱かれており&footnote(ふぁんぶっく4 Q&A)、その第二夫人の子である男の領主候補生[[ヘンスフェン]]との交流はほとんどない様子。
そろそろ引退したいという高齢の傍系王族の教師の希望とエグランティーヌ自身の優秀さ、ローゼマインと親しくエーレンフェストの情報を探るのに適任である事から13年冬より領主候補生コースの教師を務める。

14年春の領主会議の途中、本人曰く祠巡りをした時に祈りを捧げた神から懐妊している事と[[子供>ステファレーヌ]]に障るので祈りを止めるように言われ、奉納した魔力を祝福として返される。&footnote(第586話 閑話 ジギスヴァルト視点 ローゼマインの失踪と帰還)
その後、エグランティーヌは洗礼式まで子供が居る事を表に知らせないという慣習もあってか情報提供はせずローゼマインにアナスタージウスと共に脅迫も交えてグルトリスハイトの取得を強要した。
「王族としての自覚が薄くローゼマインに甘えている」とヒルデブラントを評し、「地下書庫の解読と古語習得は王族の義務」とフェルディナンドに忠告されたにも関わらず、エグランティーヌだけの意思ではないが王族ですらない学生に頼ったり、アナスタージウスとの独断でグルトリスハイトを取得するようローゼマインを脅迫し、さらには「エーレンフェストの崩壊は些事」と言い切り訴えを無視するなど、政変後の王族に貢献し振り回されているローゼマインやエーレンフェストを蔑ろにする言動を行うようになったため友達付き合いは無理だとローゼマインに判断され、王族に対する不信と隔意を持たれる。本人やアナスタージウスとしては、一連の言動は友達付き合いに支障が無い行為と思っていた模様。
また魔力不足が深刻な上ジギスヴァルトの地盤が安定していないことを自身が訴えながら、女児なので運よく回避されたが更なる火種と窮地を呼び込みうる時期を考慮しない懐妊は、ジギスヴァルトに自分や妻の大きな負担となったことも併せて心中で批判されている。

14年冬の貴族院ではクラッセンブルクとの橋渡しを行い貴族院で行う奉納式の準備をするが、大人が基本は不干渉とされる貴族院での研究をエグランティーヌが仲介するという、実質王族肝いりという断るのが不可能な状況を作っている事や、王族入りなどの受難を課したエーレンフェストへの負担を考慮していないとローゼマインに指摘されると困惑するなどエーレンフェストの状況と自身の立場を考慮していなかった様子が見られた。
その後、ローゼマインが始まりの庭に飛ばされて失踪し、戻ってこなかった時にはグルトリスハイトの取得をするために祠巡りをすることを命じられる。
出産後で体に障る可能性がありクラッセンブルクとの関係からアナスタージウスは難色を示すが、グルトリスハイトの取得が最優先という方針からエグランティーヌはこれを受け入れる。

ランツェナーヴェとアーレンスバッハ首脳部が引き起こした[[貴族院防衛戦]]の後に、女神が降臨したローゼマインとの話し合いに王族の一員として参加&footnote(第652話〜第655話 顔色の悪い王族 その1〜その4)。
上位の立場となったローゼマインとフェルディナンドに王族全体が「(王族の過去の行いや政変の大規模処刑による魔力不足・知識の断絶がそもそもの原因であることなど)自分たちの非すら分からず、自覚や能力が足りない」と批難され、二人の誘導もあって初めて「わたくしが女神の化身からグルトリスハイトを得てツェントになります。ローゼマイン様にわたくしの名を捧げ、神々に宣誓いたしますから、どうかグルトリスハイトをお与えくださいませ」「王族の不始末は王族以外の方に押し付けるべきではない」とエグランティーヌ自らが発言し、白の塔での幽閉を回避するためにもグルトリスハイトを授かる次代の王になる事を決意する。
ローゼマインに名を捧げ、貴族院にて奉納舞を舞う儀式を行い、始まりの庭に赴く。
フェルディナンドが作成した魔術具のグルトリスハイトを授かり、ツェントの座に就いた。
「長い歴史の中で少しずつ歪んできたユルゲンシュミットとツェントの在り方を見つめ直し、中央神殿の神殿長として古の儀式を復活させ、女神の化身であるローゼマイン様とお約束した通りにユルゲンシュミットを導いていくことを、わたくし、エグランティーヌは今この場で光の女神と側に仕える眷属たる十二の女神に誓います」&footnote(第660話 閑話 ハンネローレ視点 継承の儀式 後編)

ローゼマインに礎を染めてもらった直後、アナスタージウスと共に国境門に囚われた[[ジェルヴァージオ]]を捕縛しに行ったが、同行した護衛騎士の半数を失った。
その後、グルトリスハイトに関する記憶が多くあることを考慮して、エグランティーヌがジェルヴァージオの記憶を覗いた。

15年春、領主会議前に[[アレキサンドリア>地理#アレキサンドリア]]を視察した際には、一連の出来事により思うところがあったらしくローゼマインには自分の今までの行為を改めて謝罪した。

15年春の領主会議では中央神殿長として星結びの儀式を行い、領主就任の承認に際してローゼマインを擁護し、会議中もクラッセンブルクではなくローゼマインの意見を伺う姿が見られた。

当初、[[エアヴェルミーン]]からは「メスティオノーラの書を持っておらず魔力も祈りも足りてない」ためにツェントとは認められなかった。
人と神の仲介役というツェント本来の役割を果たすため、神々から認められた真のツェントとなるために自分自身のメスティオノーラの書を手に入れることを、[[メスティオノーラ]]とエアヴェルミーンの前で、光の女神とその眷属に誓った。&footnote(書籍版第五部XI SS 始まりの庭と誓い)
上記の契約もあり、ツェント就任以降、自力でメスティオノーラの書を取得する為に努力を重ねている。&footnote(ハンネローレの貴族院五年生 第24話 ツェントからの呼び出し 前編)

15年冬の貴族院ではツェントとして親睦会に出席しており、重責のせいか少しやつれているいるように見えるが美しさは増していると[[ハンネローレ]]に評されている。
[[時の女神ドレッファングーア>神々#ドレッファングーア]]降臨後の事情聴取では、直近20年分の歴史が崩れそうになっていることを聴くも、数多の貴族や身近な人の多くを失った政変を無かったことにできるのであれば、歴史が消えた方が幸せなのではないかと発言する。
その後、ハンネローレからの諫言により前言を撤回し、歴史の織り直しを望まないと考えを変える。

**経歴
(年代はマインの誕生を0年とする)
前04年冬 誕生
01年頃 当時の第三王子の一家が毒殺され、離宮が第一王子派の貴族の襲撃に遭い、クラッセンブルクに引き取られる。&footnote(第四部Ⅶ巻エピローグ。12年冬の時点で襲撃から10年以上の歳月が流れている)&footnote(第313話 エグランティーヌとのお茶会 第三王子は一度勝利したものの、第一王子の放った暗殺者に殺される。)
03年冬 先代アウブ・クラッセンブルクの養女として洗礼式を受ける。
06年冬 貴族院入学
11年冬 貴族院卒業
12年春 アナスタージウスと婚約する。&footnote(358話 領主会議の報告会)
13年春 アナスタージウスと結婚する。&footnote(434話 領主会議の報告会(二年))
13年冬 貴族院の領主候補生コースの教師となる。
14年春 領主会議中、地下書庫の翻訳も並行する。
    &nbsp()大神の祠に入り祈りを捧げたところ、身籠っていることを教えてもらい捧げた魔力を返却される。
14年秋 アナスタージウスとの間に第一子である娘[[ステファレーヌ]]を出産する。&footnote(第586話 閑話ジギスヴァルト視点 ローゼマインの失踪と帰還)
15年春 [[貴族院防衛戦]]の戦後処理の一環として、中継ぎツェントとなる&footnote(655話 顔色の悪い王族 その4)
    &nbsp()アナスタージウスと共に、国境門に幽閉されていた[[ジェルヴァージオ]]を捕縛し、記憶を覗く。&footnote(668話 魔力散布記念式)
    &nbsp()領主会議で中央神殿長として儀式を行う。
    &nbsp()ローゼマインを擁護し、会議中はローゼマインに意見を求める(相談する)。

**作者コメント
【[[2018年 11月10日 活動報告 2018/11/12返答>http://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/372556/blogkey/2167133/]]】
&bold(){>ジル<ローゼマイン<エグランティーヌの魔力量の差}
ユレーヴェに浸かって寝ていた間にジルヴェスターが魔力圧縮しているので、第四部開始時点ではジルヴェスターとローゼマインがほぼ同じ<エグランティーヌでした。
それは一瞬のことで、魔力の流れが良くなって、貴族院に在学中も圧縮している+子供なので成長しやすいため、ジルヴェスターとローゼマインはすぐに差がつきますが。
エグランティーヌは成人前後の政変前王族としては平均~やや下(ジギスヴァルトやアナスタージウスと結婚できる程度に調節)です。
&bold(){>同じ○歳当時、と仮定した場合の魔力量の比較}
ユレーヴェに浸かっていて成長していないローゼマイン(8歳相当)と成人直前のエグランティーヌではエグランティーヌの方が多いですが、
洗礼式直後の二人を比べるならばローゼマインの方が多いですよ。
【[[2021年 11月22日   Twitter>https://twitter.com/miyakazuki01/status/1462793500894760964?s=46&t=k76jMsVxFpEnWJpcxJojqQ]]】
&b(){>いい夫婦の日 アナスタージウス&エグランティーヌ}
ローゼマインの助言によって成立した王族のカップル。
いい夫婦だけれど、王位が絡むので結婚後も何だか波瀾万丈。
頑張るアナスタージウスは第四部Ⅱの書き下ろし短編でお楽しみください。
【[[2022年 10月11日   Twitter>https://twitter.com/miyakazuki01/status/1579812387292532736?s=46&t=GDCXQRYXRaLVlvn52kK3tg]]】
&b(){>ウィンク考察第2弾}
エグランティーヌ:できる。その可愛さにアナスタージウスはイチコロ。
【[[2022年 11月22日   Twitter>https://twitter.com/miyakazuki01/status/1594912039293489152]]】
&b(){>第五部Xに関連しそうないい夫婦 アナスタージウスとエグランティーヌ}
本編の流れからもわかる通り、エグランティーヌとラブラブ。娘が一人います。
学生時代から変わらず、アナスタージウスが全力で妻に尽くしています。
アナスタージウス視点「王族の立場」では離宮の様子も少し書いたことで娘の名前が決定しました。

**コメント
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