グスコー

【概要】
人身売買を生業とする闇商人。
かつてアパチャイの雇い主でもあった。

近隣の村々から子供を拐っては他国に売買しており、銃器で武装した多数の部下や巨大な鉄甲船を所有している。
子供を人質に取る・味方ごと敵を始末しようとする等、極めて卑劣な性格。
しかし裏家業を長く続けている為か危機察知能力が高く、まだ遥か遠くにいるはずの隼人の気配を感じ「まるで死神にウィンクされたみてえだ」と寒気を覚えていた。

また虎の子の用心棒として雇っているはずのアパチャイが美羽と初めて出会った際に空腹状態だった事から、おそらく最低限の食事しか与えていなかったと思われる。
(アパチャイとの出会いもハエが止まったハンバーガーを空腹で苦しんでいた彼の前に捨てたというだけであり、義理堅いアパチャイの厚意と腕っぷしを利用していたに過ぎなかった)

その悪辣ぶりは風林寺 隼人をして「もはや死んでも償いきれんほど」と評される程であり、最後は隼人の放った忘心波衝撃によって邪悪な心根や過去に関する記憶を全て忘却。
一人称も「ボク」へと変わり真人間になったと思われるが、その後の詳しい動向は不明。

【本編】
兼一に趣味である鳥獣戯画の臨写集めを知られてしまった隼人が口止めの為、アパチャイとの出会いを語るという回想上で登場。
近隣の村から幼い子供達を拐っては外国へと売り飛ばしており、無敵超人の勇名を頼った村人から依頼を受けた隼人が「世直し」として事態解決に乗り出した。

自らの居城でもある船に真っ向から乗り込んできた隼人を始末するよう部下に命じるも、伝説の武神と名高い隼人に歯が立つ筈もなく、瞬く間に船内を制圧されていく。
そこで用心棒として待機させていたアパチャイを戦線に投入し、隼人の抹殺を図った。

互いにトップクラスの達人である隼人とアパチャイの「手合わせ」は熾烈を極め、事態の鎮圧どころか船そのものが沈みかねない規模にまで発展してしまう。
焦ったグスコーは拐った子供達や、アパチャイの事が気になって船に密航していた美羽を人質に取る事で一時は隼人の動きを封じた。

しかしグスコーの本性を訴える美羽を殴り付けたり、「子供達を夢の国に連れていく」という苦し紛れの嘘がアパチャイの怒りを買い、一瞬のうちに人質を奪い返されてしまう。
そんな状況に至ってなお隼人に不意打ちをかける悪あがきを見せたが、最後は真っ当な手段での更正は無理と判断した隼人の忘心波衝撃を受け、邪悪な心根と過去の記憶を抹消された状態で放逐された。

その後、グスコーの奪った子供達や金銀財宝は隼人とアパチャイにより村人の元へ無事返還され、アパチャイはそのまま梁山泊へと移り住む事となった。


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最終更新:2025年03月29日 23:19
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