孤塁抜き


【概要】
孤塁抜き(こるいぬき)とは、無敵超人108の秘技の一つ。
兼一にとっては、流水制空圏に次いで、37巻で風林寺 隼人から伝授された技で、無拍子と並ぶ奥義。
兼一の技の中でも最大の威力と決定力を持ち、完全に技が決まった時は必ず相手を沈めていた。

通常、実力が近い者同士の戦いでは、相手の意識が薄い「完全な隙」なんてものは存在しない(実力が上の者から見れば隙は多いが、お互に気付けない)し、狙えない。
この技は、そんな隙ではなく相手の意識から完全に外れている部分(孤塁)を見抜き蹴りを放つ。ただし孤塁とは、相手が(無意識の内に)意識していなくても(そこを攻撃されても)問題ないと思っている部分、つまり相手が最も防御を固めている部分(武器使いの場合は武器とそれを持つ腕)であり、そこに持てる力の全てを注ぎ込んで防御をぶち抜く必要がある。

孤塁を見抜く力、(神童・櫛灘 千影が「地に根がはっているよう」と評するほどの)完全なる重心操作、そして何より相手の防御をぶち抜く圧倒的な脚力が必要になるが、完全に決まれば耐えられる者はいない。
相手が意識していない孤塁を狙う性質上、相手にとっては100%意表を突くことができるため避けられることはなく、弟子級で群を抜く脚力を持つ兼一が使えば妙手でさえも防ぎ切れないという、実質的に回避不能防御不可能な大技となる。

この技に対する対処方法は4つ存在する。

第一に、蹴りを防ぎきる。
最も単純に、防御の上に攻撃されるのだからぶち抜かれなければ良いという方法。
ただし、使用者を圧倒する実力が必要となり、兼一が相手の場合、最低達人級以上の実力が必要で、風林寺 隼人が使うと防げるものはいないと思われる。

第二に、孤塁を見抜かれ狙われても蹴りが入る前に相手を沈める。
孤塁を蹴られる前に相手を倒すという方法。
ただし、こちらも使用者を圧倒する実力が必要となり、兼一の場合、異常な耐久力を有するため、無手だと最低達人級以上、武器使いだと妙手以上実力が必要で、風林寺 隼人相手にそれができる者はいないと思われる。

第三に、鎬断のような気血を断つ技で蹴りを無効化する。
60巻574話で鍛冶摩 里巳がやった方法。
気の掌握に至っていない者相手なら100%防げるが、気の掌握を習得した者には一切通じない。

第四に、防ぐのは諦めて、カウンターを放ち、相手へのダメージと威力の減弱を狙う。
43巻402話でコーキンが使った方法で、一番現実的な方法。
孤塁抜きの蹴りを受ける寸前に自分の蹴りを差し込み退歩の要領で兼一にダメージを与え、(コーキンは兼一より身長が高く、リーチが長いため)威力を大きく削いだ。
結果として、兼一に大ダメージを与え、孤塁抜きを耐えることに成功した。

登場話 37巻(348話)
武術 無敵超人108の秘技
使用者 風林寺 隼人白浜 兼一

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最終更新:2025年02月24日 10:19
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