キャプテンキッド

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キャプテンキッド - (2011/10/17 (月) 03:50:05) の編集履歴(バックアップ)



「Hey! お宝いただきだぜ!!」
 コピー:ケンカ海賊
 出身地:七つの海
 身長:190cm
 体重:78kg
 生年月日:1544年11月19日
 血液型:B型
 年齢:28歳
 職業:海賊船船長
 格闘技:海賊式ケンカ術
 趣味:宝探し
 好きな物:女・金・ワイン・カジノ・船・海
 嫌いな物:山・サラリーマン・退屈
 知能指数:七つの海並
 宝物:宝物

ワールドヒーローズ』シリーズに登場した、海の伊達男。
元ネタは大航海時代に船乗り達を恐怖のドン底に叩き落とした、スコットランド生まれの大海賊「ウィリアム・キッド」。
「歴史的には、ヒーロー側にいるのはおかしい」とつっこんではいけない。同じ海の男であるヴァイキングのエリックとはライバル関係。
船員は3つ子の男性「ギー」「タカ」「ブー」。色んな意味でギリギリである。並べ替えると「高木ブー」……スタッフの意図は不明。
陽気でワイルドな伊達男で、WH2のEDで財宝の金塊を積みすぎて船を真っ二つに壊してしまった(タイタニック沈没のアレ)。
「お……俺の海賊船が……orz」と木片につかまりながら海を漂う姿は哀愁を誘う。積む前に気づけ。

そのためWH2JETでブラウン博士に改造して貰った海賊船(タイムマシン)を乗り回し、様々な時代で海賊行為を働いている。
この船はワ―ヒー最終作のパーフェクトでも健在である。
ちなみに、この裏設定のせいか、WH2JETではキッドだけ特別待遇となっている(優遇枠はハンゾウもだが後述)。
WH2JETのCPUキャラは3人1組のチームを作ってプレイヤーに挑んでくる(プレイヤーキャラは1R勝負を相手を変えて3本する)のだが、
実はCPUキャラは全員ゼウスの作ったクローンなのだ。ようは嘘っぱちの大会を開いて本物のヒーローをおびき寄せるという狙い。
……だったのだが、キッドもプレイヤーキャラと同じく勘違いし、浮遊海賊船(タイムマシン)で乱入してきてしまった。

+ キッドの浮遊海賊船、そのスケールのでかさをとくと見よ!かなりでかい
ちなみにハンゾウがこの船に気づくのはこの後。

これはゼウスも予想外だったらしい。
つまりキッドとはシングルマッチで3ラウンド2本先取式となっている。
勝つとキッドは親切にもゼウスの暗黒武闘会の噂について教えてくれる。さすが海の男は切り替えが早い。
プレイヤーキャラは、次の日に決勝でクローンのハンゾウと戦った後、ゼウスの待つ暗黒武闘会に挑む流れになる。


「ヘーイ!!俺は気の強い女は嫌いじゃないぜ!!」
これはワーヒー2JETのときの勝ち台詞(ジャンヌ、リョウコ専用)

「あと10年たちゃー、いー女かもしんねーな」「女はもっとしとやかにしてなきゃな!」
これはパーフェクトのとき(ジャンヌ、リョウコ専用)

……やっぱり切り替えの早い男だ。何があった。


+ 漫画版キッドの活躍。ネタバレ注意
コミカライズは、雑君保プ氏のゲーメスト版と、かとうひろし氏のコロコロコミック版があるが性格に大差はない。

  • ゲーメスト版
無精ひげが目立ちいい加減な雰囲気を出しているが実力は本物。酒場のチンピラの集団を楽勝でフルボッコする力はある。
「無茶言ってんじゃねえよ!船で川を上るなんてなあ 俺様ぐらい風と流れの読める船乗りじゃなきゃ無理なんだからな」
その後キッドが馬に乗れないせいで、同行していたジャンヌに無理矢理船の操舵を依頼されてしまった。
「よお諸君!グッドタイミングだったみたいだな!ガハハハハハ」
捕らわれたヒーローたちを颯爽と助けにきたキッドさんマジぱねぇーッス。
「クックッ……楽しいねぇ 久々に海賊稼業に戻った気になるぜ……んん? おやおや、何やら雰囲気の違う奴が出てきたねェ」
まあその後、敵として現れた呂布にタイマン勝負で負けてしまうんですけどね。わずか4ページで。
目立った出番はこれくらい。

  • コロコロコミック版
いきつけの町で船を止めていたキッド。ゲームとは違い多くの仲間と共に馬鹿騒ぎをしていた。
そこへ修行の旅をしていたハンゾウが登場。
ただならぬ雰囲気を感じキッドは一勝負を願い出るがハンゾウは拒否(無益な試合をハンゾウは良しとしない)。
何も言わず黙って去っていく彼をキッドたちは笑い飛ばすが、その日の夜にキッドの相棒のハゲタカが何者かに襲われ酷い怪我を負う。
昼間に笑い飛ばした事への復讐と判断しキッドは怒り心頭。ハンゾウに問答無用で襲い掛かる。勝負はほぼ互角だった。
しかし、戦っていく内にキッドは、ハンゾウが手を抜いていること、そして彼が身の潔白を拳で訴えている事に気づき拳を納める。
「う……!ち、違う。コイツの目は、うす汚れた野郎の目じゃねぇ……!」
「てめぇ!なぜだ、どうして何も言わねぇ……」
そのとき怪我をして安静にしていたはずのハゲタカが、キッドの部下の一人を執拗に追いたて始めた。
「そういえばアイツは昨日ハゲタカの餌番だった。まさかアイツが……」と疑いの目を向ける他の部下たち。
追い詰められた部下は、あれこれ言い訳をして暴走するが、理由はどうであれ、その素振りから真犯人であることは明らかだった。

その後、キッドは命乞いする部下を容赦なく粛清すると、ハンゾウに心からの謝罪をする。
ハンゾウは、いたずらに口で語れば疑いは深まるので、キッドならば口で語らずとも戦士として海の男として心で語ればわかってくれる
……と、信じていたらしい。ライバルの眼力を最後まで信じていたハンゾウ。
キッドは再度感服し、お互い遺恨のない試合をいずれ行う約束を交わすのだった。

その後キッドはワールドヒーローズ大会で勝ち上がる。
大会を観戦していたハンゾウに「腕を上げたなキッド殿」と驚かせるまでになった。
……ちなみに、この時キッドは試合でエリック相手に勝利し、腕をあげて観客にアピールしているのだが。
これも「腕を上げたなキッド殿」として通じてしまう件。
「純粋に実力をあげたという意味ではなく、ハンゾウは状況説明しただけでは?」
というネタっぽいツッコミがコロコロコミック読者コーナー「スネカミコーナー(スネ夫の髪の毛のように変なモノ・事柄にツッコム)」で本当にあった。

「さすが海の男。やるねぇ」「そろそろ現役引退じゃねーのかい、おっさん!」
※紛らわしいがこの台詞ゲーム中のエリック勝利時限定台詞


「○○じゃな~い」という言い回しを多用するのはおそらく『北斗の拳』のアイン…のパロディキャラである『 燃える!お兄さん 』のロッキー羽田からと思われる。
あいつこいつに比べればわかりにくいが、やっぱりジャンプネタである。
ちなみに「○○じゃな~い」とやたらといい始めたのはWH2JETからなので、初登場の2からではない。
どちらかというと「ヘーイ!」もかなり頻繁に使っている。

対エリック
 ヘーイ!!あんた48歳なんだって!!がんばるねぇ!!
対ジャック(CPU)
 俺は、てめーみてーな義理も人情もねーような奴は大嫌いなんだ!!
対リョフ(CPU)
 わかんねーなぁ・・あんたほどの人物が悪に肩入れするなんてよ!!
優勝
 ヘーイ!!ファンレターなら、オレの飛空挺宛に送ってくれー!!

原作における性能

溜め飛び道具「シャークナックル」と溜め対空「シャークアッパー」、溜め突進技「スパイラルキック」を持つが、
コマンド飛び道具「パイレーツシップ」とコマンド突進技「ハイパーヤクザキック」も装備しており、
待ち海賊をするくらいなら攻めていくべきキャラ。感覚はキムが近いだろうか。
性格の豪快さに反し、シリーズを通じて比較的堅実な性能でテクニカルな戦い方を要求される。
しかし、見た目自体は派手なので地味さは欠片も感じない。

ちなみに、WHシリーズで、彼はマッドマンともども、初めて単独の「挑発」コマンドを与えられたキャラである。
コマンドはアーケードのABCボタン同時押し。
WHシリーズでは、全キャラ挑発可能なのだが、キッド達はさらに専用の独自の挑発技が搭載されていた。
早い話がコイツよりも先に伝説を見せていた。ちなみに、キッドの場合は完全に死に技。
だが、2のCPUは歩き投げ→決めポーズ(挑発)のワンセットがアルゴリズムに組み込まれており、やられると腹立たしい。
CPUジャンヌもB投げ(往復ビンタ)→高笑いがワンセットで、こちらのほうが屈辱的なのだが、
高難易度のCPU戦の関係(ジャンヌはCPU戦では7~10人目限定、キッドは初戦1~6人目)でキッドにやられることのほうがはるかに多い。

『WHP』でのエクストラアタック(ABC同時押し)の「クイック・フォワード」は攻撃判定の一切無い、素早い前後ショートステップ。
レバーを下方向に入れていても出せるので「シャークアッパー」の溜めを維持したまま動き回れる他、
通常技キャンセルして出した後に素早く次の通常技を出すことで、状況と相手(しゃがんだ呂布とか)次第では永パが成立する。
通常技を振りつつこれで間合いを調整して、究極奥義コマンド投げで吸い込むのも強力な戦術。
ただ地味なだけではないのが、ムエタイと海賊式の違うところである。

必殺技では、青い鮫型の水流を放出する溜め飛び道具の「シャークナックル」が面白い。
射出時に若干隙があるかわりに出した後はすぐ動けるタイプで、鮫を追いかけて攻め込んでいったりできる。
なおHEROゲージを消費する強化版では「喰らいつけェッ!」の声と共に赤い鮫を放出する。
ヒットすると鮫が相手に噛みつき、一定時間連続でダメージを与え続ける。
この間に相手は動けないので、さらに連続技を狙っていくことも可能。
ただし、キッドの攻撃が相手にヒットすると、鮫はその場で消える。
ちなみに、このサメはかつて海で遭難し、おぼれていたキッドを命と引き換えに救ったサメと姿がうり二つらしい。
どこのブラックジャック先生ですか、と突っ込みたくなるが、キッドはサメに助けられたことがあるのは本当のようだ。WH2JET参照。
つまりキッドは命の恩サメに追悼と感謝の念を込めてサメ型のエネルギー弾を撃っているわけ。幽霊?……人魂……まさかね?

『WHP』でもう一つ特筆すべき技は、さきほども少し触れた超必投げ「パニッシュオブパイレーツ」。
相手の首にロープを巻き付けて吊り下げる技で、ロープは一定時間でほどけるが、
これでKOすると相手はぶら下がったままとなり、特殊勝ちポーズへ移行する。「イ゛エ゛ーイ!」
わりと衝撃的だが海賊式だからしょうがない。本人曰くちゃんと手加減してあるから大丈夫らしい。時々加減を間違えることもあるらしいが。
複数の格ゲーを特集として1冊にまとめていた、どこぞの攻略本では「PTAも真っ青」と書かれていた。
『WHP』の超必仕様条件にゲージは一切関係なく、体力半分以下なら何度でも使える上、投げスカリポーズが無く、
投げ間合いでコマンドが完成してしまえば即吸い込み完了、さらにコマンドが「逆昇龍+BC」と簡単で前述のステップから出せる事から、
全キャラの究極奥義の中でも屈指の使い勝手を誇る。「体力ゲージが赤くなってからが本番」と言っても言い過ぎではない性能である。
なおHEROゲージ版では、吊り下げ中にキッドの愛鳥が突っつき攻撃を追加してダメージが若干上がる。
そしてこれでKOすると、相手はやっぱりぶら下がったまま鳥に突っつかれ続ける。
いやキャプテン、「イ゛エ゛ーイ!」とか言ってる場合じゃねぇから。

「攻めて攻めて攻めまくるのが海賊流よ!」

↓あ、キャプテン、そのお方はマズイですって! あ、ちょ……

           「イ゛エ゛ーイ!」

「あんた、なかなかやるじゃなぁ~い!!」
「次の試合、俺かあんたか賭けてみねーか?」

MUGENでのキャプテンキッド

mouser氏作のものが存在。古いキャラながら完成度は高い。
全技搭載は勿論、HEROゲージ、字幕が搭載されている他、同時押しコマンドが数パターンあるため、入力し易くなっている。
同氏製作のラスプーチンのようにconfigはないが、cnsから
; 表示
[State 4000, 1]
type = Explod
trigger1 = root,var(6)
anim = var(0)
postype = left
pos = 30+(facing = -1)*160,30+(root,var(6) = 2)*8
ownpal = 1
のposの値を書き換えることで字幕の位置調整が可能。

tokume氏のAIが存在し、派手さはないが堅実な立ち回りで、なかなかの成果を上げている。
曰く「挑発多目。折角だから俺は起き攻めより距離とって挑発するほうを選ぶぜ!」との言葉通り挑発をやたらするAIでもある。
最近のAIインフレにもついていける強さで、ピンチになると首つりを狙いまくってくるAIなので油断していると絞殺されます。
相手にする場合はご注意を。

2011年10月15日ごろよりGURI氏による改変版が公開されている。


変わり種ではMabskmk氏の「Captain Kido」がいる。
デフォルメ女体化キッド……ではなく、同人格闘ツクールゲー『パロってファイター』のキャサリン木戸をMUGENキャラ化したもの。
木戸嬢は日米ハーフで、オタク文化にはまり、秋葉原でお宝を買い漁る資金を稼ぐためコスプレファイトに参戦している、
格ゲーとキッドが大好きな ただのコスプレ少女 であり、キッド本人とは特に関係ない。
元の衣装が衣装なので、非常に危険。というか、実際ダメージパターンの一つで……。
またストライカーとして、同じくパロファイキャラでラスプーチンのコスプレ少女・阿須房実を呼ぶ。
こちらはメガネおさげの少女で結構萌える。黒魔術にどっぷりはまってることはおいといて。
パロファイの木戸は本家キッドの各種仕様をなるべく再現したキャラだが、
MUGEN版はシャークナックルが空中でも出せたり、シャークアッパーが昇竜コマンドに変更されていたりする。
残念だがAIは入っていないので、自力で操作してあげよう。


出場大会

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