「技が完璧でも
結局は読みの深さだな」
「綿密な理論なくして
確実な実践はありえないよ」
- 代表国/出身地:香港
- 生年月日:9月9日
- 身長:173cm
- 体重:62kg
- スリーサイズ:B102 W73 H85
- 血液型:B型
- 好きなもの:映画鑑賞
- 嫌いなもの:せっかちな奴、臭豆腐(豆腐を独特な調理法で漬け込んで表面を醗酵させた物)
- 特技:インラインスケート、猫を手懐けること
- ファイティングスタイル:中国拳法(八極拳ベース)
- キャッチコピー:疾風の青龍(III)、疾走する青龍(IV)
「全部、読めていた。」
III1st・III2nd
香港の裏社会に君臨する八人のボスたちが名付け親である、双子の兄弟の弟。
兄ユンが明朗快活な若大将タイプであるのに対し、ヤンは冷静沈着な参謀タイプと性格は対照的だが、兄共々街の若きリーダーとして人々に信頼されている。
自慢のクンフーがどれだけ通用するかを試すため、ユンと共に世界を旅する。
III3rd
街の平和を守るのは誇りある仕事だ。
当然、「謎の組織」なるものの勝手を許してはおけない。
兄のユンも使命感に燃えている。
「まあ、今回も俺にまかせとけ。」
得意げなユンに、ヤンは心中でつぶやく。
「いつまでも頼りっぱなしじゃないぜ。見てろよ兄貴!」
キャラクター設定
ユンの双子の弟。兄が
何かと直情型なのとは対照的に冷静沈着な性格だが、
実際は兄同様に高飛車な発言や自信家を思わせる言動が多々目に付き、生意気さではいい勝負である。
兄のようなラフファイトは得意ではないらしく、同じ拳法スタイルでも読みを重視する堅実的な戦いを好む。
兄に対しては少なからず劣等感を抱いており、
兄を超える事を目指して共に香港の町を守っている。
『1st』『2nd IMPACT』では自分達の実力が世界に通ずるかを試す旅に出る。
『3rd STRIKE』では「
謎の秘密結社」の存在を探り兄をサポートする一方、自信過剰な兄に対し自身の実力を示そうと考えている。
ちなみに『2nd IMPACT』では
オロに目を付けられ、弟子にしようと狙われていた。
リュウと比べるとオロとの関係性はあまり強調されていないが、
『3rd STRIKE』の勝利メッセージでは「見込みちがいだな あんたに教わる事は何もない」と述べている。
後に『
ストリートファイターIV』シリーズにもプレイアブルキャラクターとして参戦している。
『スパIV』では
春麗の影響を受けて旅立つ決意した兄に付き添う形で、自身も新たなる世界に踏み出して行く。
見た目の元ネタはユンと同様、『
新機動戦記ガンダムW』の
トロワ・バートン。
しかしトロワのように無口ではなく、はっきりとした性格である。
また
見事に尖った髪型のせいから、「
スネ夫」
呼ばわりされている。
というか公式にも「そんなにスネると
スネちゃまって呼ぶぞ!」とユンに弄られていたり。
『スパIV』でも自慢の先読みと同じくらいこの髪形は弄られており、
ハカンからは「自分と同じように髪型にこだわってる」と親近感を抱かれたり、
いぶきからは「あはは その前髪
どんちゃんのしっぽに似てる!」と言われ、
ローズからは「その髪型は良くないわ…
運気を下げているもの」と、反応は様々なものの中々に評判である。
当の本人はというと、自信家な側面は相変わらずだが、対戦相手に対しても現実的な考えでもって言葉を贈る。
が、定石が通用しない
サイキョー流に結構真面目に戸惑う等、少々堅すぎる部分も見受けられる。
『
CVS2』及び『
ZERO3↑↑』でも登場はしているが、ユンの技の時に呼び出される
ストライカーの様な役割で、使用キャラとしては登場しない。
『スパIV AE』では、操作キャラとしては『3rd STRIKE』稼動から数えて実に12年ぶりの参戦となった。
キャラクター性能
ユン同様に「雷撃蹴」を攻めの軸とするが、ユンのようにあまり
コンボを使い分けるキャラではない。
「雷撃蹴」の速度はユンより劣っているが、後述する「蟷螂斬」の存在により「雷撃蹴」からの
択はユン以上に強力。
またユンと同じモーションの
通常技でも
発生や
硬直で劣るもの(中足など)があり、似て非なる部分は多い。
ただしJ中KTC(通称「雷撃TC」)等、ユンに無い強力な技も所持している。
主力となるのは
3段階まで派生する(EX版は5段階まで)優秀な
必殺技「蟷螂斬 (とうろうざん)」、通称「ハイホイ」。
これを主軸とした戦法でユンとは大きく差別化されている。
「蟷螂斬」初段止めは隙が小さく(小「蟷螂斬」はガードされてもヤン側1F不利)、
ディレイや出し切りを意識させて攻め直せる他、火力、
ゲージ回収量、
スタン値が高い、と通常
必殺技としては高性能。
EX版「蟷螂斬」は発生が早くなり小足ヒット確認から高ダメージ、高
スタン値を奪える他、突進力も高いため低リスクの奇襲にも使えるため更に高性能。
「ハイホイハーイ!ハイホイハーイ!ハイホイハイホイハーイ!
ぴよぴよ☆」なんて事も少なくなく、チマチマしているが意外に破壊力のあるキャラクターである。
これに移動技の「快砲」や投げ技の「前方転身」を絡める事により、相手の思考が追いつかないような早い攻めを展開出来る。
「俺の雷震魔破拳から 逃げ切れるやつはいないな」
スーパーアーツは最大ストック数2本で、ゲージも長めの「転身穿弓腿 (てんしんせんきゅうたい)」が、
EX版「蟷螂斬」を多用出来る為に最もシェアの大きいアーツとなっている。
と言うか
「『転身穿弓腿』と書いてスーパーアーツはEX版『蟷螂斬』と読む」、なんて言われる事も。
「転身穿弓腿」自体の性能も発生が2Fと早く、ヒット確認コンボや反撃、割り込みに使えるため決して悪くはないが、
ゲージの長さに対しかなり火力が低いのが難点。
本作では、全体的に飛び道具系のSAはダメージが抑えられているが、それに準ずるほどのダメージ効率の悪さがキツイ。
通常技キャンセルや前方転身→通常技の流れからで出すと確認ヒットは容易だが、補正によりさらにダメージ効率がガタ落ちする事に。
そもそも
転身穿弓腿単品で当てるよりそのゲージを使ってしゃがみ中K→EX蟷螂斬などを2セット当てた方が遥かに総合ダメージが高いので、
SAの使用頻度は抑えられがち。
地面を転がりながら接近するという性質上、
飛び道具をすり抜ける事が可能で、
相手の飛び道具に対する抑止力として使うか、引き付けて対空として使うなど、
ダメージより、ヒットさせる事によりその後の相手の行動選択を躊躇させる事優先で使用されるケースが多い。
特に
リュウの「電刃波動拳」にとっては非常に厄介なSA。
「雷震魔破拳(らいしんまっはけん)」はクリーンヒットすれば威力は申し分ないが、いかんせん空中の相手に対してはカス当たりしやすいのが最大の欠点。
ロック系であればまだ使えていた技かもしれない。
発生後2Fまで無敵、ガードされても有利とパナし用にローリスクな技だが、発生8Fという
暗転見てから前ブロ余裕でしたと言わんばかりの出の遅さと、
前述の空中ヒット時のダメージの低さもあり、不用意にパナすと状況が悪化する事も。
『2nd IMPACT』時代はゲージが
2本であり、さらに『3rd STRIKE』版より発生が速かったので、「転身穿弓腿」の代わりによく選ばれていた。
ユンの「幻影陣」と同様の
分身技「星影円舞」も持っているが、
各種技の性能は変化しない。
『2nd IMPACT』時代では異様にゲージが長く使いにくかったが、
『3rd STRIKE』になってからは「幻影陣」どころか全キャラ中最短のゲージの短さへと変貌。蟷螂斬1セット>通常技数回で溜まるため回転率は非常に高い。
めくり「雷撃蹴」からガード不能連係を組む事が出来、コンボよりもセットプレイが強化されるアーツと言える。
ガー不ではなく純粋な連続技レシピを組む事も可能で、30HIT超という『ストIII』らしからぬヒット数を叩き出せるが、
強烈にヒット補正がかかるため実戦で見込める総ダメージは2.5割~3割弱ほど(ゲージの短さからすればそれでも十分ではある)。
また、EX蟷螂斬を主体に戦ったとしても、普段の差し合いの中であっという間にゲージが溜まるので、試合の中でEX技か星影円舞発動かと、
使いこなせば柔軟に戦術・展開を切り替えられるのもこのSAの強みとなっている。
ただし、
豪鬼の「
阿修羅閃空」ですり抜けられると、持続タイマーは残っているのに効果は無くなってしまうという深刻なバグがあったりする。
有名プレイヤーでは埼玉のロシヒカリ氏が「星影円舞」を巧みに使う事で知られる。
攻めのバリエーションが豊富で、機動力が高く、スタンを絡めた爆発力もある攻めが非常に強力なキャラ。小柄な体
と、髪型だけ見て舐めてはいけない。
『2nd IMPACT』の「雷震魔破拳」のボイスを聞いて舐めているなら仕方ない。必然だ
総合的には
3強には劣るが
3凶とは遜色の無い強さ、準強キャラと言っていいだろう。露骨な不利が付く相手は存在しない。
そんなヤンの弱みは、切り返しの手段が乏しく、相手の攻勢をいなして五分の仕切り直しまで持っていくのに苦労するため、守りに入った時は脆い事。
また蟷螂斬(特にEX版)を主体に、積極的に自ら触りに行って接近戦での爆発力を狙っていくヤン自身のゲームプランと、
全体でも下位層に位置する体力の低さ、ユンと共にスタンゲージの回復が最も遅い部類に入るという打たれ弱さが、
アンチシナジーとして機能してしまっているのがマイナス評価。
ユンの場合は、幻影陣という技の判定を大幅に引き上げるSAを盾に図々しく相手に触りに行けるが、
そういった手段が無い点でダイヤグラム上はやや不利になりやすい。
よって、ユン以上に
封殺するか、されるかという勝負になりやすく、
退いて守る時間と、一気呵成に攻め立てる時間を意識して線引きしなければならないキャラとなっている。
もう一点、本来のキャラポテンシャルから離れて、このキャラ特有のオフェンススタイル故の悩みも存在する。
先述のように、3rdヤンは体力奪い合いの面でSAを主軸に据えるケースは少なく、EX蟷螂斬がメイン火力となる事が多いため、
その一発一発は細かくなりがちなダメージチャンスを何度通せるかが勝利の鍵となる。
しかし厄介なことに、『3rd』のEX必殺技は、
- 対応するPP(またはKK)ボタン入力は、猶予無しの完全ビタ同時押しじゃないとダメ(わずかにズレただけで通常必殺技に化ける)
- 入力の際に、別属性の攻撃ボタンも押されてしまうとタイミングが同時でもダメ
(蟷螂斬だと、PPを押す際に誤ってKボタンにも触れてPPK入力が認識されるとこちらも通常版に化ける)
といった、厳しい入力条件の制約がある。
練習時やCOM戦時でも、高い確率で完全ビタ押しを入力し切るのは難易度が高いが、
スピーディに状況が変化する対人戦でなお、一試合中にビタ押しEX蟷螂斬を何度も何度も決めなければいけない。
……そんな、見た目以上にキツい操作力・判断力をプレイヤーに求めてくるのが、熟達したヤン使いへと至るために最後の壁として立ちはだかる。
EX版が通常版に化けた回数が多かったがために、
「火力不足で押し負けた」「スタンさせられずに相手の逆襲に遭った」という嘆きは正にヤンサイドにあるあるの悲劇。
傍から見ている分には分かりづらいが「相手の隙にしゃがみ中K→EX蟷螂斬を決めるお仕事じゃん」とかる~く言い切れるような作業労力ではないのだ。
よって、ヤン使いには気持ちが昂りがちな真剣勝負の中であっても、常に正確な手元捌きを忘れない冷静さが他キャラ使い以上に求められると言えよう。
『スパIV AE』では高度制限がある代わりに有利
フレームの長い「雷撃蹴」、
強「蟷螂斬」
セービングキャンセルからの択攻め、削り、
補正切りと自由度の高いスーパーコンボの「星影円舞」が強力。
中下段からの2択からの補正切りが決まれば、8割以上ごっそり減らす。
ゲージ依存が激しいがゲージ回収能力が全キャラ最高クラスの為、全く気にならない。
ウルトラコンボの「雷震魔破拳」、「転身穿弓腿」もダメージが抑え目な代わりに使い勝手がとてもいい。
この圧倒的性能からユン、
フェイロンと共に3強の名をほしいままにしていた。
余談だが、ジャンプ頂点付近で出す強「雷撃蹴」の出始め数Fや、うつ伏せダウンからの起き上がり中の、
食らい判定が完全に消失するバグが発見されていた。
どちらもキャラランク上では大きな変動は見られない要素ではあるのだが、何というかホントに色々恵まれている兄弟である。
バージョンアップに伴う大幅調整が行われ、現在の性能はある程度抑えられているが
公式ブログに掲載された調整内容がユンと揃って
「お手軽さを無くし」で始まっていたり、
当初の雷撃蹴の強力さを皮肉ったゲームが作られたりと、当時の性能が窺えるという物である。
MUGENにおけるヤン
+
|
intense_mc氏製作 3rd仕様 |
SAの選択は無く、「星影円舞」は1ゲージ、「転身穿弓腿」は2ゲージ、「雷震魔破拳」は3ゲージ消費で使用可能。
ただし、「星影円舞」は未実装である。
AIは搭載されていない。
|
+
|
vwo氏製作 intense_mc氏の改変パッチ |
- \vwo氏製作 intense_mc氏の改変パッチ
星影円舞を実装。ゲージやダメージ関係をより原作に近付け、SAも選択形式に。
同時に「蟷螂斬」入力受付などの操作面も見直しがされている。
AIが搭載されており、SAは「転身穿弓腿」固定でEXハイホイをダメージ源に攻めてくる。
そしてダウンを奪ってからは 中段・下段・投げの3択を迫って来るのでプレイヤー操作だと結構手強い。
ただ、 立ち回りの傾向として やたら飛び跳ねるので対空がしっかりしているキャラだと…。
|
+
|
あだむすきー氏製作 3rd仕様 |
こちらも基本は 原作再現だがまだ製作途中で一部サウンドが足りない。
しかし現在進行形で製作が進んでおり完成に期待。
…されていたのだが、2016年のフリーティケットシアター終了及び、サイト閉鎖により入手不可。
|
+
|
NGI氏製作 3rd+アレンジ仕様 |
上記あだむすきー氏版の改変で、効果音を追加。
『 KOF2002UM』風の超必殺技演出が追加されている。
スーパーアーツセレクトは無くなり、常に全種類使える状態で戦う模様。
AIは搭載されていない。
|
+
|
Buckus氏製作 アレンジ仕様 |
ギルド勢によって『CVS』風にリタッチされたスプライトを用いている。
豊富なサブシステムとコンボ性能の向上により、扱いやすい仕上がりとなっている。
星影円舞は外されているものの、ゲージさえあれば任意のスーパーアーツを使う事ができる。
デフォルトでAIが搭載されている他、斑鳩氏によるAIが公開されている。
|
+
|
大会ネタバレ注意 |
良タッグ発掘男女タッグバトル大会SPにおいて 双葉ほたると「中国拳法」ペアとして出場。
当初は相方の影に隠れがちで大した活躍はしていなかったが、徐々にその秘めたる強さを視聴者に見せ付けるようになる。
そして中盤以降は、EX蟷螂斬から 天翔乱姫に繋ぐという息の合った連携を披露。
そのコンビネーションで並み居るライバルチームを次々と撃破し、遂には優勝を果たした。
|
「工夫次第で使い勝手があがる
これが中国拳法のいいところさ」
出場大会
+
|
一覧 |
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示
|
出演ストーリー
「オレは強いって 言わなかったか?」
+
|
おまけ |
__ ∠__|_ ▼6 ¬ゝ ,・' \フ ‥‥お前も結構、こだわるよな。「どっちが強いか」なんて ∠_|___ | |_ | / |
Σ≡≡》 | ・ ・ 3 \ニ/ ああ、解ってるさ。ただ‥‥ _|_/ この数週間のレベルアップ、ぜひ兄貴に見てもらいたくてね / | /\ | |
_/"「 ゙̄ ̄「fヽ、 . / ヽ__ \__」 l / ̄  ̄\ l l / ____〉 V /「,i'〔.o_)゙ .i そうまでいわれちゃ引き下がれないな‥‥ 」,ト--'" 、. l' ここらでひとつ「越えられない壁」ってのを勉強させてやるよ! l,、ヽ ' ` .l, Lヾ、 ,.'^=^,‐ ,r' ヽ、__ ''''"' / . ヽ.___,.イ
|
最終更新:2024年10月22日 08:42