任天堂制作のゲーム『
大乱闘スマッシュブラザーズ(スマブラ)DX』『スマブラX』の登場人物。
技名などは任天堂から発売された携帯型液晶ゲーム『ゲームウォッチ』のゲーム内容が元ネタになっており、
キャラデザインは同シリーズの『ファイア(ワイドスクリーン版)』がモデル。
余談ではあるが、シルバーシリーズ版ファイアの飛び降りる人は
棒人間である。
名前が長くて呼びにくいためか、よく
「ゲムヲ」
と呼ばれ、スマブラの声援でも「ゲームウォッチ」でフルネームでは呼ばれない。
ゲーム&ウォッチの発売年月日は1980年4月28日なのだが、
現在も登場し会社が現存するゲームキャラとしては彼の先輩は事実上存在しない
。
同じくらい古いキャラだと、辛うじて
パックマンが同年5月22日に誕生しているくらいのものである。
さらに言うならば今では任天堂を代表する
彼は1981年なのでゲーム&ウォッチの後輩にあたるのだ。
国内だけでも1287万個という記録的な売上を達成し、
任天堂がアーケード事業の失敗で抱えていた負債をあっさり帳消しにした
という大成功を成し遂げている。
また、液晶パネルを2画面にした、いわば「
ニンテンドーDS」の原型ともなった「マルチスクリーン」、
それに採用されて以降、任天堂のコントローラーの象徴となった「十字キー」をはじめて起用したのも
このゲーム&ウォッチからであり、今日の任天堂のゲームデバイスや携帯ゲーム機の始祖として大きな影響を与えた。
そして意外なことに、このゲーム&ウォッチは元々のターゲット層が
サラリーマン向けであり、
時計付きというのも、ゲームをしていても時間が解る・通勤時間の合間に遊べるというコンセプトで付けられていたものだった。
しかし予想に反して
小中学生?に爆発的な人気となり、ターゲット層もそれに合わせたゲームラインナップとなっていった。
ちなみにこのゲーム&ウォッチの発案者は、ゲームボーイシリーズの生みの親である横井軍平氏。
まさに、「携帯ゲーム機」の始まりとも言える存在なのである。
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任天堂ミニクラシックス |
ちなみに、海外では「任天堂ミニクラシックス」という、キーチェーンサイズの小さいゲーム&ウォッチが90年代頃に発売された。
任天堂から正式なライセンスを受けたいくつかのおもちゃ会社が販売しており、ミニクラシックスのゲームのタイトルには、「ファイア」「オクトパス」「 ドンキーコング」等といった本家ゲーム&ウォッチのゲームもあるが、このミニクラシックス独自のゲームもあり、「ハリー・ポッター」「 スパイダーマン」さらには「遊戯王」なんてものもある。
つまり Mr.ゲーム&ウォッチはハリーやスパイダーマンに変身していた。
・・・・すごい平面人間だ。
また、ミニクラシックスには「数独」というゲームもあり、任天堂公式かどうかは定かでないが、それのToymax版の説明書によると Mr.ゲーム&ウォッチは100歳らしい。
・・・・やっぱりすごい平面人間だ。
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性別、年齢、一切不明(Mr.だから男か?)。体は全身塗りつぶしたように真っ黒であり、完全な平面である。
また、声を一切発さず、身振りや
電子音のみで意思の疎通をしている。
ちなみにスマブラXの亜空の使者では「
善悪の観念が無い
」等となにげにトンデモない設定になっている。
スマブラでは、変わった外見ながら(特に空中技全般に)オーソドックスな技を持ち、初心者にも使いやすい。
更に動きがコマ送りの為、モーションの始動が読みづらく、隙が全体的に少なめという隠れた利点もある。
その反面、体が小さいために間合いがかなり短く、体重も軽い。
このように別段高性能というほどではない強さながらも、DXのオールスターモードではラスボス(ただしXでは年代順になっており、最初の相手)を担当していて、
「Mr.ゲーム&ウォッチ軍団」として数の暴力を以て襲いかかってくる。
ニュートラル必殺技の「シェフ」は、放物線を描く(軌道にはばらつきあり)料理を発射する飛び道具。
上必殺技の「ファイア」は、突如救助隊が出現して彼をトランポリンで上方に発射する技(上昇中は無敵)。Xからは使用後パラシュートでふんわり降下する。
横必殺技の「ジャッジ」は、ランダムに出る数字によって効果が変動する変わった技である。
(1が自爆技で、7で回復アイテム出現。他は通常攻撃で基本的に数字が大きいほど高威力だが、8のみ低威力で代わりに凍結+上吹っ飛ばしの追加効果。)
下必殺技の「オイルパニック」はバケツで相手の物理系以外の飛び道具(
ブーメランなどは不可)をキャッチして蓄積する防御技。
相手の飛び道具をこの技で3回キャッチし(
なぜか後ろからの攻撃でも吸収できる
)、バケツを満杯にする事で蓄積したダメージや吹っ飛ばし力を、
一見飛び道具風だが打撃攻撃
のオイルでまとめてお返しする事が出来る。
威力の最も高い最大溜め
PKフラッシュを拾えば余裕で即死級、
ファイアーボール辺り適当に入れても軽めに吹っ飛ばせる威力になる。
ただし、飛び道具を蓄積した状態で落下すると
蓄積数はそのままに蓄積したダメージや吹っ飛ばし力だけゼロになる
と言う罠があるため
実際の所オイル攻撃の部分についてはロマン技と考えてもらって差し支えない…が、タッグマッチ+チームアタックONの場合は話が別。
この状態になると全員の全攻撃が
味方殺し技になるので、味方同士協力し合うと簡単にオイルが溜められるのだ。
MUGENにおけるMr.ゲーム&ウォッチ
分かる人にだけ分かる懐かしいネタキャラだけあって、そこそこの数がある。
また、GIF_Mr.T氏のものには強い
AIがある。
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GIF_Mr.T氏のスマブラX仕様 |
海外のGIF_Mr.T氏によるMr.ゲーム&ウォッチが存在する。
技構成は原作(スマブラ)に忠実に創られているが、操作方法や性能は別物である。
他にも、空中ダッシュとなっている「パラシュート」には攻撃判定が付属されていたり、
ジャッジの「9」は一撃必殺の威力
となっていたりとかなり強力な技となっている。
ナギッを思わせる速さの突進攻撃、相殺はあまりできないが弾数や範囲の広い 飛び道具、オリジナルの 超必殺技も高性能。
コンボらしいコンボは特に無いのだが、画面端で打ち上げる攻撃→シェフの超お手軽 永久が使える。他にも色々10割が狙える。
ショートジャンプからの緊急回避のタイミングによっては、音が出るだけで無敵が出ないという謎仕様があるため注意。
また、オリジナル技として、ベルを鳴らして 自分の分身を大量に呼び出して踏みつぶす技も持っている。
これは動作中完全無敵な上発生が早いので逃げ場が無い優秀な技。基本的に超必殺技は出掛かり無敵で性能も良い。
お家氏による AIも公開されたため、今後の活躍が期待される。 通常技と 必殺技には無敵は無い為 投げキャラや 弾幕には少し相性が悪いが、凶キャラ位の実力はあるだろう。最大設定だと マスターギースなどといった狂キャラも倒せることがある。
余談だが、ハイパー猫氏が アナウンスを削除するパッチを公開している。
「FIRST ATTACK!!」とか言うのがうるさく感じたら使ってみよう。
また、オー氏がこのMr.ゲームウォッチを改変したMr.ゲーム&ウォッチ+が公開されている。
技の動作等が原作寄りになり、性能も少しアレンジされている。
ちなみに、11P~12Pカラーは 神キャラになっている。
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ぼうし氏の手描きスマブラX仕様 |
ぼうし氏が製作したものも存在する。
操作はスマブラ準拠でやりやすく、そこそこの AIもある…が、 ドット絵が黒一色なためステージによっては見にくい。
ちびキャラなためあまり動画で見かけない。
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4djouro氏のスマブラDX仕様 |
4djouro氏が製作したスマブラDX仕様も存在する。
AIはなく弱いが、オイルパニックができるので 東方の 弾幕キャラには勝ちやすいと思われる。
今は4djouro氏は夭折しており、生前親交のあったCGL氏が ドット絵周りで修正を加えた後、ハイパー猫氏が代理公開を開始した。
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CGL氏のスマブラX仕様 |
CGL氏の製作したキャラクター。
上必殺技のファイアが異様に高く、ファイアからのコンボが決めにくいという難点がある。
ただしシェフはガード不可能で当たれば必ずダメージを与えられ、しかも超必殺技でオクトパスに変身できる。
これもハイパー猫氏が代理公開。
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出場大会
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