ビックバイパー

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ビックバイパー - (2012/02/23 (木) 13:33:25) の編集履歴(バックアップ)



“This is Vic Viper T-301. Commencing attack on the enemy."
「(こちらビックバイパーT-301。敵への攻撃を開始する。)」

1985年にコナミから発売され、強制横スクロール(一部、任意縦スクロールも併用)シューティングゲームの
歴史的代表作の一つに数えられている『グラディウス』シリーズに登場する自機。
よく『ビッバイパー』と名称を間違えられるが、『ビッバイパー(Vic-Viper)』が正解である。
おそらくシリーズ定番ボスの名前が『ビッグコア』なのも勘違いの一因かと思われる。

作品によって細かい設定は度々変わるものの、大抵の作品ではグラディウス宇宙空軍に属する超時空戦闘機となっている。
軍の主力戦闘機として描かれる事が多く、グラディウスシリーズの大半で主役機として登場している。
イメージカラーは。機体の先端が左右に分かれたデザインが特徴。
初期装備は貧弱そのもので、雑魚敵にすら圧倒されてしまう事も多々ある。
だが、パワーアップカプセルを集めたりアイテムを取得することで多種多様なパワーアップを行う事が可能。
フル装備時には画面内の敵を一掃できる攻撃力を持つほどになる。

本機特有の兵器として、本機に追随し同時攻撃を行う『オプション』があり、
これを4体引き連れることで攻撃力を最大5倍にまで引き上げる事ができる。
本体が移動した後を正確にトレースするオプションたちをずらりと引き連れている姿は見ようによっては
毒蛇(バイパー)」のようにも見え、これが本機の名称の由来ではないかと思われる。
通常ならば破壊不可能な配置の敵も、当たり判定がない『オプション』のお陰でいとも容易く破壊できたりする。
作品によっては本機の武装を選択する事も可能で非常に万能な戦闘機となっている。
本機が登場する作品によってはその性能や外観が微妙に異なる場合があるが、
これは本機が同一の機体ではなく、異なるモデルのビックバイパーだからである。

恐らく世界で一番有名なSTG『スペースインベーダー』以降、当時のSTGはハードウェアの制約という面もあったが
『攻撃範囲の狭い単発ショットの連射などで敵を狙撃すること』を中心に置いた作品が主流だった。
そんな中、グラディウスは
  • 視覚的にもゲームとしても、多彩で個性的なステージが用意されている
  • 自機が画面全体を埋めんばかりのショットを使える
  • それを必然とする敵配置や激しい敵攻撃を設定したこと
など、当時としては斬新なアイディアが盛り込まれており、後のSTG界に多大な影響を与えた。
スペースインベーダー(総てのシューティングゲームの始祖)やスターフォース(連射ゲーの元祖)などを縦STGと呼ばれるのに対し、
グラディウスは横STGの王道としても名高く、後に登場するダライアスシリーズなどにも大きな影響を与えている。
なお、コナミは古くは『スクランブル』と言う横STGを出しており、パワーアップ(と連射と面ボス)が無い事を除けばグラディウスの元祖である
(場面転換や、バイパーのミサイルに相当する自由落下ボムもある。ついでにラスボスの戦闘力が0な点も)。
そして、使用されるハード性能が強化されていくと共に、STGは『敵の狙撃』から『場そのものの支配』を
主眼に置いたデザインがされるように転換されていき、STGのジャンルの多様化を進ませるきっかけにもなった。
(その一方、弾幕の強化などSTG全体の高難度化や、システムの複雑化にも繋がったが、それはまた別のお話)
『コナミ矩形波倶楽部』が作曲した音楽面でも評価が高く、サウンドトラックやアレンジバージョンも多数発売された。

また、ポーズ中に『↑↑↓↓←→←→BA』と入力することによって出来るフル装備コマンド
通称『コナミコマンド』として「裏技」コマンドの代名詞の一つになっている。
作品によっては自爆することもあるけどな!*1

「メタリオン」「ヴィクセン」などの後継機も存在するが、それらが活躍する作品が今は亡きMSX(パソコン)で
展開されていたこともあって知名度は高くない。
でも知っている人は名作と呼ぶんで、ビックバイパーと一緒にカプセル玩具として販売されたこともある。
むしろ『沙羅曼蛇』で2P側の自機として登場した赤いカラーリングの派生機「ロードブリティッシュ」の方が
ビックバイパーの僚機としてなにかと出番をもらえている関係で多少有名だと思われる。
いずれの機体もビックバイパーの特徴的な先割れ機首を備えておらず、見た目に地味なのも知名度の
低さに拍車をかけている。
その後の作品でも派生機や後継の超時空戦闘機はいくつか登場しているものの、古参ファンのために
ビックバイパーも同時参戦してることが多く、なかなかニューフェイスが定着できない結果となっている。
このあたりの事情は、同じコナミ作品のメタルギアシリーズとも似た雰囲気がある。
+ かなりの余談になるが
日本ファルコムのアクションRPG『ソーサリアン』において「ノーイラテーム」という魔法があるのだが、
敵を貫通する強力なレーザーと地を這う爆撃魔法が飛ぶというなんとなくグラディウスを彷彿とさせる代物である。
この魔法の名「 NOILA-TEM 」を逆にすると「 METALION 」、つまり先述の後継機の名前になることや、
冒険中に拾得できる剣「 グラディウス 」を鑑定するとこの魔法が使用できるようになることから、
これは開発者の意図的なパロディだろうと思われる。
なお、本来グラディウスとはラテン語で「剣」、転じて「ローマ式の剣」と言う意味の為、RPGなら普通に出てくる名前。

しかし、最近リメイクされた『ソーサリアンオリジナル』において、この魔法はレーザーとミサイルではなく
巨大な竜巻で敵を粉砕する魔法に変更されている。日和ったなファルコム

大御所ゆえ『グラディウス』や『ビックバイパー』をモデルにしたパロディやクローンは数え切れないほど存在するが、
コナミ自身も『ビックバイパー』をモチーフにした機体をスピンオフとして度々出していたりする。
+ 例えば……
  1. 遊☆戯☆王にて『オプション』共々、カードとして登場。
    KONAMIの他のシューティングの自機もサポートを共有できる形でカード化されており、現在ではそれらを軸にした専用デッキも組める。
  2. 『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS』では、前作『ZONE OF THE ENDERS』の主人公が
    ビックバイパー型の飛行形態(ご丁寧にオプションまで牽引している)に変形するロボット、
    その名も「ビックバイパー零」に乗って登場。
  3. アニメ『アムドライバー』では主人公達が乗るボード(宙に浮くサーフボード。所謂SFアイテムのエアボード)の強化型である、ボードバイザーやその後継機が、とてもよく似た形状をしている。なおバイザーとは、変形してパワードスーツに成る事も出来る代物。
  4. 『パロディウス』シリーズでは、昔は伝説の英雄だった鯛焼き屋台の親父として登場。操縦手は居らず、バイパー自体が擬人化している様子。前述のメタリオン等の登場で過去の人だそうだ。
  5. アニメ『スカイガールズ』では、次期主力戦闘機として登場。圧倒的な火力は主人公機である飛行外骨格を軽く上回るが所詮は戦闘機な為、パワードスーツである飛行外骨格ほど融通も小回りも利かない。最終的には戦闘力だけでは解決が不可能だった為、敵中枢に突入する主人公達の支援に廻る。
  6. 音ゲーシリーズ『beatmaniaIIDX』『pop'n music』にメドレー曲「GRADIUS -FULL SPEED-」が収録されており、
    『pop'n music』ではビックバイパーもファミコン版1作目のグラフィックのままでキャラとして登場。
    尚、2Pカラーにすると「グラディウス」の続編にあたる『沙羅曼蛇』というゲームに登場した「ロードブリティッシュ」となる。
    こちらも遊☆戯☆王のカードとして存在していたりもする。
    この他、実際に本編中では使用されなかったが、「GuitarFreaks」&「DrumMania」シリーズでは、グラディウスをイメージした楽曲が、シリーズを支え続けた作曲者である古川元亮氏によって作られ、ムービーではビッグバイパーらしき物のシルエットも確認出来る。
  7. ホラーガンシューティング『サイレントヒル ザ・アーケード』では、UFOエンディングにおいて登場。
    主人公達が敵の黒幕(本編では一般人かつ故人)を追いかけるべく何故か放置されていた本機に乗ると、ファミコン版1作目のプレイ動画とスタッフロールが流れ始める。
  8. シミュレーションRPG『ヴァンダルハーツ』ではビックバイパーの形をした「グラディウス」という剣が登場。
    通常のプレイでは絶対に入手できず、電撃プレイステーションDの付録CDに収録されたセーブデータをロードすることで買えるようになる。
    武器としての性能が高く、さらに使用することで効果範囲が非常に広く防御不能の「リップルレーザー」で攻撃できる。
  9. RPG『フロンティアゲート』では無料追加アイテムとして「超時空剣ビックバイパー」なる大剣が登場。これまた見た目がそのまんまである。
    同時リリースされた「両手剣の超時空奥義」を入手することで原作さながらのレーザーを撃つことも可能。
    ちなみに宿敵ビッグコアも超特大サイズの盾(これも武器)として登場している。
    いずれも装備中は隠し操作で戦闘曲を原作のものに変更可能。
  10. フィギュア連動ゲーム『武装神姫バトルロンド』(現在はサービス終了)では特定のミッションを複数クリアすることで「オプション」を入手できた。
    装備するとビックバイパーと同型のオプションを支援ユニットとして装備でき、追撃スキル「レーザー・オブ・ネメシス」を使用可能。
    そしてサービス終了後ではあるが、実物のフィギュアとして「ビックバイパー型」武装神姫がリリースされている。
    通常時は銃などの武装として解体されているが、それらをビックバイパーの形に組み立てる事ができる。
    さらには、人型ロボットに変形する。姉妹機はやはり赤いが、ロードブリティッシュではなく翼の形が違うビックバイパー扱い。
+ Youtubeによる8補足
+ Youtubeによる10補足(2:07~)

(以上、Wikipediaより抜粋、改変)

MUGENにおけるビックバイパー

ファミコンSTGキャラクターに定評のあるFoxtrot氏が製作したビックバイパーが最も動画内で見かけられる。
ジャンプやしゃがみがなく、方向キーで画面内を自由に動ける。この辺りは他のシューティングキャラと同じ。
Aボタンでショット、Bボタンでパワーアップ、Cボタンで武装の選択が出来る。
残機制になっており、一回でも攻撃を当てられると残機が一機減る。三機無くなると終了。
ちなみに一機失なった時にパワーが1000以下の場合、パワーが1000に自動的に上がるようになっている。

この他にも海外の方で作られたビックバイパーも存在している模様。
だが、どちらのビックバイパーも公開終了およびサイトが閉鎖されているため、入手は困難だと思われる。

2010年になって、FA-007GIII氏が新たにゲームボーイ版グラディウスシリーズ「ネメシスII」仕様のビックバイパーを製作された。
対戦開始時に武装が選択できるほか、前方から飛んでくるパワーカプセルをキャッチするか、ゲージを消費することで武装を強化できる。

最近のSTGゲームに挑むバイパーの勇姿……ってそういうゲームじゃn(ビシャーン

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+ 大会ネタバレ
某大会では追加枠にてうp主の操作で参戦。ツインビーで鍛えた腕は伊達じゃない!
格ゲーの大会であるにも関わらず、対戦相手が頭にしか当たり判定の無い巨大キャラだったり弾幕STG出身だったりと
ランセレに定評のある氏の大会らしく非常に空気を読んだシューティングゲームを展開。
「ボイスが無くて寂しい」という理由でゆっくりボイスによる実況がつけられ視聴者を大いに楽しませた。

この試合が好評だったため、本戦での出番終了後は特別試合にて視聴者のリクエストによる対戦を行っている。
が、その相手はゲーかつ無理ゲーな連中が束になって襲ってくるという、もはやどう考えてもイジメである。
リクする視聴者も視聴者だが、そんな奴らにたった1機で戦いを挑み続けるうp主もうp主である。
ついにはシリーズ化してしまった。


出場大会


出演ストーリー


プレイヤー操作