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ジーン・グレイ - (2013/12/10 (火) 11:43:12) の編集履歴(バックアップ)
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初代メンバーだけあって彼女がらみの事情はかなり錯綜しており、説明が大変に難しい。
若い頃は「マーベルガール」のヒーローネームで活動していたが、ある時宇宙で事故を起こしてしまう。
半死半生になった彼女に接触したのが、エネルギー生命体の「フェニックスフォース」。
これによって彼女は助かり、救命ポッドで地上にどうにか帰り着くが、彼女がX-MENに復帰するのはかなり先になる。
一方のフェニックスフォースだが、接触によってジーンの姿を手に入れ、さらには
自分がジーン・グレイだと錯覚してしまう 。
本物よりも先にX-MENに復帰してしまった彼女は、その圧倒的なエネルギーを使って「フェニックス」を名乗ってヒーロー活動を再開した。
(なお、身内には「フェニックスフォースに接触して新たな力を得た」と説明している。当然、本人もそう思っていた)
だが、あまりにも強すぎる力は度々暴走し、宇宙規模で抹殺対象にされてしまう。
これによってX-MENとシャイア帝国の
インペリアルガード とで戦争が勃発するが、その中で彼女は完全に暴走。
「ダークフェニックス」と化し、X-MENとの戦いに入る(この時、暴走した彼女は
50億人
ほど殺っちゃっている)。
最終的には彼女の中の「ジーンとしての意識」が表に出て自決。どうにか事態は解決した。
(以上『ダークフェニックス・サーガ』、このエピソードで『X-MEN』は人気タイトルになったとも言われている)
その後、本物のジーンも
アベンジャーズ に救助され、どうにか戻ってくるが、恋人の
サイクロップス は自分そっくりのマデリーン・プライアーと結婚していた。
なお、マデリーンは後にヴィラン化したが、ジーンによって倒された。
(以上『インフェルノ事件』)
+
マデリーン・プライアーって誰?
上記の『ダークフェニックス・サーガ』にてジーンを失い、傷心の旅に出た
サイクロップス が出会ったジーンと瓜二つの女性。
二人は恋に落ち結婚、息子である
ネイサン も生まれ幸せな日々を送っていたが、死亡したジーンが
アメコミのお約束に従い生き返ったあたりから、その運命に暗雲が立ち込める。
実は彼女の正体はMr.シニスターというヴィランが作ったジーンのクローンであり、
その目的は優秀な遺伝子を持つミュータント同士を掛け合わせ、
最強のミュータント を生み出す事であった。
(シニスターによるとサイクとジーンの遺伝子の組み合わせが最も最適らしく、
別世界 でも同様の存在であるネイト・グレイ(X-MAN)を作っている)
サイクロップスがX-MENとしての活動を再開するにあたり彼女も同行したのだが、様々な妨害により夫と引き離されてしまい、
徐々にその精神が蝕まれ、ついには悪魔と契約しヴィラン「ゴブリンクィーン」となってしまう。
(その過程で
夫 の弟ハボックと浮気しちゃったりもしている)
そして、マンハッタンが地獄と化すインフェルノ事件を引き起こすが、最終的にジーンに倒され、その精神はジーンと融合する事になった。
なお、現在は彼女も生き返ったと思ったら別人だったでござるやら、そうかと思ったらやっぱり生き返ったでござる等の
アメコミの悪癖「なかったことに 」の被害者の一人になっている。
なお、フェニックスフォースは後に帰還した本人にも宿り、フェニックスフォースを宿すミュータントとして様々な争いに巻き込まれることになる。
上記のような紆余曲折の末、サイクロップスとも結婚し、ようやく平穏が戻ったかと思いきや、
今度は元ヴィランの
ホワイトクイーン がX-MENに加入し、サイクロップスに急接近する。
またしても胃を痛める彼女であったが、今度は彼女自身が
マグニートー との戦いで戦死してしまった。
……こんなカオスな状況になったのも、ひとえにアメコミの悪しき慣習「なかったことに 」が連打されたためであろう。
+
なかったことに
簡単に言えば、設定リセットである。
これは死人が生き返ったり、死んだ奴が実はクローンだった事になるという大変節操のない 便利な代物である。
これに比べれば、「どうせ生き返るんだろ?」とファンに言われ続けながら、
かれこれ5年以上死んだままのジーンはまだ良心的なほうかもしれない…。
一応ジーンは死後ホワイトフェニックスという高位の存在になったためもう二度と生き返らないということになったそうだが。
まぁ、それでもネタに詰まったら生き返るであろう事は衆目の一致するところであるが。
実際作中でも死んでも生き返る能力者のことが話に出たときに、それはジーンのことじゃないか、みたいに言われることまであるし。
+
と思ったら実は既に生き返っていたという
死んだままかと思われていたが、それまでミュータント能力の不明だった赤い髪の少女 が
テレパシーとテレキネシス能力に目覚め(ほかの能力も発揮したけど)、さらにはフェニックスフォースさえ宿す ということが起きる。
赤毛でその能力・・・見た目からしてどう見てもジーンの生まれ変わりです。本当に(ry
でも本当にそうならジーン本人 は帰ってこれないね。
能力としては、非常に優秀なテレパシストである。
プロフェッサーXには一歩譲るが、テレパシーやサイコキネシスの性能は間違いなく一級品である。
能力は後方に向いているため、プロフェッサーXのアシスタントとして動くことも多い。
また、フェニックスだった時期にはエネルギーの投射能力も身につけていた。
+
カプコンのVSマーヴルシリーズについて
上記のとおり、ジーンはX-MENの最古参メンバーであると共にX-MENを代表する女性キャラであるはずなのだが、
カプコン製作の格ゲーシリーズではMVC2まではプレイヤーキャラになったことはなかった 。
ローグ や
ストーム に
サイロック などの中核メンバーはまだしも、ぶっちゃけ重要キャラじゃないはずの
マロウ まで参戦してるのに、である。
同様にVSシリーズでハブられっぱなしだった
ソー は一応MVCのスペシャルパートナーとしてゲスト参戦しているが、
彼女は本気で影も形も見当たらない。
それもそのはず。そもそも、カプコンは彼女をプレイヤーキャラにするつもりなど最初からなかったようである。
それどころか『
Marvel Super Heroes VS Street Fighter 』の時なんて
ジーンの名前は企画会議で一度も挙がらなかった
とかなんとか。
VSマーヴルシリーズのアドバイザー・秋友克也氏によると
「テレパシーやテレキネシスじゃ、やる人が闘ってる気になれないでしょうからね(笑)」
とのこと。
そんな彼女もついに
MVC3において参戦した 。
ただし、参戦したのは別人格のフェニックスの方である為、厳密にはジーン本人の参戦ではないのだが。
それでも、ようやく念願がかなった瞬間といえるだろう。
性能としては飛び道具メインで、
ゲージ満タンでKOされると復活し ダークフェニックス化してパワーアップする。
但し
紙 。すっごい紙。
1コンボでほぼ確実に死ぬ 。
一般的に火力の代わりに柔らかい事で有名な
豪鬼 の半分ちょいしかない
(まあ今回の彼は
リュウ の4/5とそこそこあるのだが)と言えば、どれだけ紙か分かりやすいだろうか。
そのためゲージが溜まる前に死ぬ危険性が大きい。
アシストでの登場時(被ダメ2倍)に間違ってHC食らったりするとそれだけで簡単に溶けるので、扱い方には注意が必要である。
その代わりダークフェニックス化すれば三タテも普通に可能と、色々と極端なキャラクターになっている。
+
ダークフェニックスの性能
全攻撃が飛び道具になる
。
といっても、通常攻撃が飛び道具な
真鏡名ミナ などの前例があるので、それだけではそこまでインパクトのある強化ではない。
だが、その性能が飛び道具なのに通常攻撃並となれば、話は別である。
特に高性能なのがしゃがみ弱攻撃。
普通の格闘ゲームのしゃがみ弱といえば連打キャンセルが効き、下段であるというのが特徴だが、ダークフェニックスでもその基本は同じである。
飛び道具にも同じ条件が適応される
事を除いて。
弾速は遅めであり、判定持続が尋常でないレベルで長い。
また、強キャラの条件とされる「画面端の相手でも容赦なくめくる移動技」を当然のように所持している。「テレポーテーション」がそれで、コマンド後弱攻撃ボタンで相手の正面に、中で相手の裏に、強で相手の頭上に出現する。
つまりどういう事かというとこういう事である。
遠距離で飛び道具とか小足とか連打→おもむろにワープ(
表裏2択
)→強ワープだったら空中技振ってみる(小足、投げとの
中下投3択
)→暴れ?
さっき擦ってた飛び道具が暴れ潰しを兼ねてます
が何か
そもそも遠距離戦できない相手は飛び道具連打される要塞モードに一生触れません
何これ。
実際のところ、この辺のムーブは他キャラでもアシストがあれば出来る。アシストがあれば。
彼女の場合何がヤバいかというと単体で完結していることとXファクターが特別な高倍率であることの相乗効果によりLv3Xファクターによるスーパー暴力。
具体的にいうと通常のキャラがファクター中は最大で普段の300%(おおまかに攻撃力150~200%、スピード100%~150%)となるところが彼女だけ350%(攻撃力200%スピード150%)となることである。早すぎて見える要素ありませんでした。
さすがにヤバかったのか、UMVC3ではXファクターが残ってないと厳しいレベルに抑えられた。
要塞モードの根幹を担っていた射撃技「TKショット」と攻撃判定を設置する技「TKトラップ」の両方が攻撃を受けたら消えるようになり、上記の立ち回りが不可能に。更にTKショットが空中で無制限に出せたのが着地まで1発しか打てなくなり、結果遠距離戦での信頼性は大幅に低下。
依然として猛烈な択は健在であるものの、さらに低くなった体力によって全キャラの基礎コンで死ぬどころかHCぶっぱでもワンチャン死にかねなくなり、
ゲージを吸収する 新技 の追加など、システム面での弱体化も激しい。
また、「ダークフェニックス覚醒」自体が単なるハイパーコンボであり、普通に硬直もあるためキャラによっては
復活に合わせて攻撃が確定、また即死する 可能性もある。
以前として最強ではあるものの、「最強キャラ」ではなく「最強グループの一角」程度にまで落ち着いた。
一方で夫のスコットは枠を逃してしまったようである…
浮気相手 とくっついた報いか…
ちなみに
某弁護士 に対して特殊イントロが設定されているが、これは海外版の彼の名が「Phoenix」であることからの同名さんネタである。
+
劇場版
劇場版ではファムケ・ヤンセンが演じ、三部作すべてに登場している。
『X-MEN2』のラストで他のメンバーを助けるために
ダムの決壊 (ちなみに壊したのは敵に操られてた
こいつ )
による濁流を一人で受け止め行方不明になるが(この時湖にフェニックスのシルエットが浮かび上がる)、続く三作目で再登場。
彼女の存在がミュータント因子抑制薬「キュア」とともに物語の中心となる。
劇場版でのフェニックスの設定は「強すぎる能力が生み出したジーン・グレイの中の破壊衝動が人格となったもの」であり
その危険性に気付いたプロフェッサーXによって封印されていたが、フェニックスが目覚めると辺り一面の全てを無差別に破壊して
人間すら軽く塵に変えてしまう ほどの驚異的なミュータント能力を見せ付ける。
フェニックスとなったジーンは破壊衝動の赴くままにサイクロップスを殺害し(別に実はジーンも嫌っていたからではなく、
サイクロップスに何が起きたのか聞かれた時はジーンは激しく動揺していた)、再びフェニックスを抑え込もうとしたプロフェッサーXをも殺害、
マグニートーのブラザーフッドと行動を共にした(マグニートーの理想に共感したわけではなく、「所詮プロフェッサーと同類」といったような台詞を言っている)。
アルカトラズ島の戦いでマグニートーが敗れ、軍の対ミュータント部隊に襲われると能力を暴走させて無差別な破壊を行い
ブラザーフッドのミュータントも兵士も纏めて塵に変えてしまう。
もはやその能力は自身でも止められないレベルに達しており、最期はジーンの人格を取り戻すが、ウルヴァリンの手にかかることを望んで死亡した。
MUGENにおけるジーン・グレイ
複数のキャラクターが制作されている。
+
Comedy HaHa氏&Hsieh氏製作 「フェニックス」
Comedy HaHa氏&Hsieh氏製作 「フェニックス」
+
Emanuele氏製作 「ダークフェニックス」
必殺技 は2種類しかないが、一応基本的な動作は出来ている。
+
joancarlo氏&Femrril氏作「ジーン・グレイ」
joancarlo氏&Femrril氏作「ジーン・グレイ」
サイコキネシスで瓦礫をぶつけたり、テレパシーで全画面攻撃したりと、上記のキャラとは技構成がかなり異なる。
カラーごとに技構成が変化するキャラで、組み合わせは全部で3パターン。
また、スタートボタンを押しながら選択すると他のX-MENメンバーを呼び出せるようになり、12Pは紫色に輝く全部載せモードとなる。
デフォルトでAIが搭載されている。
naclken氏の外部AIも存在する。
出場大会