「報われなくても、誰かに笑われてもいい。
信じたいの!!」
バンプレストが発売したシミュレーションRPG『
サモンナイト3』の女性主人公(選択制で、男版だと「
レックス」になる)。
また、シリーズ最新作となる『5』にも登場する。
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『サモンナイト』シリーズ全体の話 |
開発元のフライト・プランは2010年に事実上倒産し、翌2011年には自社ビルも解体。
本編シリーズは『サモンナイト4』を最後に終焉の危機を迎えていた。
シリーズの版権は バンダイナムコゲームスが引き継いだものの、開発スタッフはそれぞれ新会社を立ち上げるなど分裂してしまい、
日本一ソフトウェアや アイディアファクトリーの下請け開発などを行っていた。
しかし2012年、更新停止していた公式サイトに突如「サモンナイト充電完了! OPEN迫る!」の文言が掲載されると共に、
『サモンナイト3』『サモンナイト4』の移植発売
、そして
再集結したスタッフによる新作『サモンナイト5』の開発
が発表された。
シリーズ存続を半ば諦めていたところに舞い込んだまさかの朗報に、ファンは狂喜したとかしなかったとか。
そしてなんと『5』では、レックス先生共々念願の外部出演が決定した。
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おっとりとした赤い髪の女性。基本的に敬語で礼儀正しく、しっかりした部分を持ちつつも無自覚にズレた言動を見せる。
軍人学校を
主席で
卒業した元帝国軍の士官だが、とある事件で軍を退役し家庭教師になった。
赤いニットのワンピースにオーバーニーの白い編み上げブーツを履いている。また授業時などは眼鏡もかける。
作中では「
先生?」
と呼ばれ、ファンも大抵そのように呼ぶ。
レックスと区別する場合はそれぞれ「アティ先生」「レックス先生」と呼ぶのが一般的。
『3』では主人公の通例として会話ボイス無し、『5』での声優は
セイバーや
四条雛子などを演じる
川澄綾子女史。
ちなみにレックスのCVは櫻井孝宏氏でこっちはこっちでFate/prototypeの方のセイバーをやっている。
帝国の士官学校を主席で卒業するほどの才媛だが、初任務において起きた出来事により軍職を辞する。
その後、初任務の際に助けられたマルティーニ家の当主から請われて、
家庭教師としてパートナーとなる生徒と共に帝都の学校へと海路で向かう途中、海賊の襲撃と嵐で船が沈没。
海中に沈み行く最中、不思議な声を聞いたアティはそのまま生徒(と海賊達)と共に孤島に打ちあげられる。
はぐれ召喚獣の襲撃を受けた最中、再び声を聞いたアティはその声の命じるままに、
どこからとも無く現れた謎の魔剣を抜き放ち、姿形をも変化せる魔剣の強大な力ではぐれ召喚獣を退ける。
そして海賊達や島の住民と共に、島の謎を巡る陰謀に立ち向かう事になる。
ちなみに、覚醒状態は髪の一部が逆立ち
獣耳のようになるが、地毛です。
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魔剣について |
特別な製法でとある集団に造られた魔剣で、『碧の賢帝(シャルトス)』の銘を持つ。
本来の力は『封印』なのだが、その力でとある強大な 能力を持った人間の精神と力を封印したことで、
副次的に絶大な力を秘めた魔剣となっている。
ただし、先生のように適合した人間以外が使っても魔力増幅器程度の効果しかない。
設定的に適合者が得る力は「4つの属性(世界)すべての召喚術が使える」、「無限に魔力を供給する」、「不老不死になる(魔力による肉体強化)」など。
シナリオを見る限り、魔力で直接攻撃できると思しき描写もある。
簡単に言えば持ち主の意志の応じてより力を発揮し、世界から強大な魔力を引き出し行使する魔剣なのだが、
剣に封じられた人間の意識がとある理由で壊れているため、持ち主を狂気に誘い魂を取り込もうとする恐ろしい剣でもある。
ゲーム中では「抜剣覚醒」のコマンドを使用、もしくは主人公が倒れた時に自動的に覚醒し、
能力面の大幅強化に加えて、召喚石が破損する危険性と引き換えに威力が跳ね上がる「暴走召喚」が解禁される。
Lvによって攻撃力と魔法攻撃力が上がり、魔剣より攻撃力or魔法攻撃力が高い武器を装備しているとそっちの数値が反映される。
しかし代償として隠しパラメーターである「カルマ値」の上昇というペナルティ(味方ユニットの戦線離脱や選択肢でも上昇)があり、
カルマ値が上がりすぎると一部の仲間加入フラグが折れ、その果てにはカルマルートへ突入、
仲間の命を守るため、剣の力を引き出す代償に狂気に取り込まれた主人公が敵勢力を全員惨殺し、
主人公も最後の理性で仲間たちの前から消えて行方不明になるというバッドエンドになる。最後の一枚絵は行方不明の先生を探す生徒。
この時の先生は常時覚醒状態でLv50、全召喚ランクSに加えステータスも大幅に上昇し、このマップの敵(ボス含む)をほぼ一撃で屠ることができる。
余談だが1のカルマルートにあたる魔王EDでは3とは逆に一切敵(黒幕含む)が死なず、主人公を元の世界に返すEDだった。
おかげで魔王の良い人説が冗談半分で存在する
なお、魔剣は一振りだけでなく『紅の暴君(キルスレス)』という代物もあり、当然ながらその使い手もストーリーに絡んでくる。
「しね死ねシネ死ね死ね
死ねしね死ねシネ死ね死ね
死ねしねシネ死ねしね死ィィ!!!!」
順調に進んだ場合は物語後半に『碧の賢帝』は砕け散るが、主人公の想いを込めて鍛えなおされることで
『果てしなき蒼(ウィスタリアス)』として新生する。
この状態になるとカルマ値の上昇のペナルティはなくなる・・・というかカルマルートへの分岐を通り過ぎてるのでカルマ値自体に意味がなくなるというべきか。
番外編には『果てしなき蒼』と別に上述の『紅の暴君』を鍛え直した『不滅の炎(フォイアルディア)』という魔剣も登場する。
作中に「アルディラ」という仲間がいるのでちょっと紛らわしい。
その他にも3の小説で『紫紺の蛇刀(バルバーリア)』、5では『翠遠の息吹(ヴェルディグリオン)』という魔剣も登場している。
なお、1のサモナイトソードも上述の魔剣と同じ素材・製法で作られている魔剣の一種といえる。
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戦闘での性能だが、最初に得意属性を決め、戦闘前の選択肢で戦士または召喚師かの戦闘スタイルを決めることができる。
召喚師タイプを選ぶとメッセージが増えるため、こちらがおそらくデフォルトなのだろう。戦士タイプでも召喚ランクSに成長するし。
実際に優秀な魔法攻撃力にトップクラスのMPを持ち、
(デメリットもあるが)抜剣覚醒を使用することで
MPが最大値まで回復する
ためかなりの実力となる。
戦士タイプでも、反撃を受けにくい横切りタイプで最終的に貴重な横移動も上がり、MPもそこそこあるため、武器攻撃以外に回復や異常を撒いたりできる。
ただしどちらのタイプも多少打たれ弱いため、攻撃を受けないように立ち回る必要がある。
PSPリメイク版では全体の仕様変更によって自力ではSランク召喚術を撃てなくなり、新システムの「サモンアシスト」が必須となった。
またスキルシステムによって自由にスキルを覚えられるようになり全体的に強化された。
そして傀儡システム(ブレイブメダルを払うことで敵キャラや番外編キャラを使用可能になる新システム)によって
レックスとアティダブル主人公で本編プレイも可能となった。
また傀儡キャラの主人公は抜剣覚醒のデメリットがないので
抜剣先生拝み放題使い放題で超強力だが、
アティが主人公だとアティの傀儡は使えないので、アティで抜剣覚醒しまくれるのはレックスを主人公にしたときか番外編限定になる。
ちなみにフリーバトルで2人を出撃させた場合、互いにレックスが兄でアティが妹と認識する(学友のアズリアは天然が増えて頭を抱えていたが)。
2や4の主人公ズは自分が年長だと主張するので割と珍しい。
趣味は釣りなのか、釣りのミニゲームがあるのに別のミニゲームである蓮ジャンプで一定時間同じ場所に留まると釣りを始める。
また、5のPVではレックス先生の登場シーンは彼が釣りをしているところである。
本編でも釣りのミニゲームで初登場となる。
天然巨乳眼鏡女教師という男心にクリティカルなデザインから、非常に人気が高い。色々な意味で。
イラスト担当の絵師からもエロいとお墨付きであり、後に発売された小説版でもアティ先生が主人公だった。
お気に入りのあの子と「夜会話」で親交を深めていくのもサモンナイトの醍醐味の一つだが、アティ先生は主人公=攻略する側なので攻略しようがない点を悔やむプレイヤーも少なくない。
『5』ではNPCとなったがやっぱり攻略できず涙を飲むプレイヤーが続出した。
ちなみに『5』で新たに描き起こされたアティ先生は動きやすそうなホットパンツ装備となっている。こちらも必見。
…言っておくけど、アティ先生が人気すぎるだけで、レックス先生も人気はある方だからね? ティンコガードって言うな。
ちなみにレックス先生は攻略対象の関係で未亡人キラーやら人外キラー扱いされてる。未亡人の1人とはEDで結婚するし。
『サモンナイト』シリーズは基本的に主人公以外のキャラクターは日常パートも戦闘パートもフルボイスであり、
更に
本編で声が無かった主人公キャラクターも続編や外伝にゲスト出演した際ボイスが付くようになっているが、
アティやレックスは『5』まで外部出演の機会がなく、長らく特定のボイスはなかった。
そのため、4に3のキャラクターが全く出ていないというわけではないが、先生達については扱いが難しく
出し辛かったのかもしれない。
一応、4のギャラリーで見れるおまけの設定文にて、2の時期に国と旧友の危機に3主人公が悪魔の軍団と抜剣覚醒をして
戦ったと思しき記述や、4で特定の条件を満たしていると、先生なのか生徒のことなのかは不明ながら、
魔剣の使い手である『抜剣者(セイバー)』が舞台となる街に救援に駆けつけたりもする。
4と5の間の話である公式小説「U:X(ユークロス)」では本編主人公は基本的に男(ハヤト、マグナ、レックス、ライ)が出ているため今のところ出番はないが、
選択されなかった主人公達も別の形で登場で登場しているため今後なんらかの形で登場すると思われる。
MUGENにおけるアティ先生
楠木あくと氏が製作した手描きのものが存在する。
前述のように原作に
ボイスが無く、以前は
廿楽冴姫のものが、現在は別のボイスが使われている。(ボイスなし版もある)
各種召喚獣や魔剣を駆使して戦い、
この人みたいな対空技や
おもむろに背を向けて本を読み始める当身、
飛び道具、突進、
コマンド投げなど技のバリエーションはかなり豊富。
リーチのある通常技やゲージ溜めも有り、なかなか器用である。
ただし旧バージョンにあったワープはなくなっているので注意。
なお
パンチラを全く自重していないため、そういうものが嫌いな人は注意。
まあ
あんな服で格闘すれば普通は見えないほうがおかしいわけだが・・・。
なお、作者のサイトの一部コンテンツに18禁ページが存在するので、DLしにいく場合は注意(MUGENページは18禁ではない)。
以前は特殊やられ等を使用した動画を動画サイト等に投稿するのはご遠慮ください、との注意書きがあったが、現在は動画使用に耐えられない特殊やられは削除されており特に制限は無い模様。
また5登場に伴ってかボイスも変更されたようだ。
デフォルトで
AIも搭載されている。
また、silvan氏による外部AIが作成された。
出場大会
削除済み
更新停止中
出演ストーリー