「さぁ、殺し合おうか―――七夜」
TYPE-MOONの伝奇ノベルゲーム、「月姫」の主人公「
遠野志貴」が
サキエルに「
弓塚さつき」を取られたため
逆恨みして取り戻すために
七夜の力全開で戦う
・・・・・・というコンセプトの元作られた、如月竜人氏による
殺人貴の改変キャラ。
あー、そこ、最低SSとか言わない。
なお、TYPE-MOONには設定上の存在ではあるが、死徒27祖の18位に「復讐騎」エンハウンスという存在があり割と紛らわしい。
さつきに血を吸ってもらい吸血鬼と化し、全てを模倣する「模倣の魔眼」を使えるようになったという設定。
また、この設定、つまり復讐貴のオリジンに関わるストーリー動画が作者の如月竜人氏により製作中である。
なお、わざわざ書くまでもないことだが、ストーリー動画の独自設定の話題は余所で出さないように。
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ついにストーリー始動? |
2011年の終わりである12月31日にストーリー動画「Chain Of Hearts」のOPムービーが投稿された。
なぜかサムネはさっちんコンビで、サビ入りもさつきとサキエルである。
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上記設定を受け、技は掌からビームを出したりカードを投げたりなど様々である。
吸血鬼化によりカットインや通常カラーの目の色が赤くなっているのも特徴。
殺人貴の古いバージョンを改変したキャラなので、同じように壁蹴りや閃走系による姿を消しての移動が特徴的。
能力的には殺人貴より弱い部分はほぼなく(弱い部分もあるにはあるが、強い部分(ゲージ技)の方がかなり大きい)、
同じような感覚で扱うことができる上位互換キャラとなっている。(ただしSIMPLEスタイルは少し違い、NORMALスタイルも上位互換といっても『極一部』の技を除いて多少である。詳しくは下記の「殺人貴と復讐貴の違い」参照)
また、スタイルチェンジによる『NORMALスタイル』と『SIMPLEスタイル』という2つの戦闘スタイルがある。
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スタイルの違い |
『NORMALスタイル』
通常のスタイルで基本システムはMELTY BLOODのままである。(MBAAのクレセントムーンスタイルのようなもの)
一撃必殺や全てのAADが使用できるが、SIMPLEに比べて装甲が薄い。
『SIMPLEスタイル』
SIMPLEスタイルは2ゲージ溜まると自動でHEAT状態になるスタイル。そのため強制開放やBLOODHEATはできない。(MBAAのハーフムーンスタイルのようなもの)
NORMALに比べてAADや一撃必殺が使えなく、また強制開放もできず、一部AD(閃鞘・三魔襲牙と閃鞘・斬星狼牙)が使用できない。
などのマイナス要素があるが、その分装甲が硬くなっている。
また、投げや5Aなどの、一部通常技の変更もある。
となっている。
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また、復讐貴は
殺人貴(反転志貴)の基本モーションを殆ど流用しているため、
リュウと
ケン以上に似通っている。詳しい違いは下記参照。
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殺人貴と復讐貴の違い |
なお復讐貴はより殺人貴に似通ったNORMALスタイルを使って比較するとする。
また、作者が将来的に直すと発言しているバグ(永久コンボなど)や、AI対AI戦のことは考慮に入れない。
(なお、これらの文章はあくまで似たようなキャラを見比べると単純に面白いから比較するだけのものであり、
両キャラのキャラ的な優劣を図ったり、両キャラの作者に対して「~という点が弱すぎる・強すぎるから直すべき」
と間接的に発信する意図は全くないことを明確にしておく。
作者が求めるキャラもプレイヤーが求めるキャラも千差万別。みんな違ってみんないいのだ)
基本ステータスは、装甲は復讐貴の方が中パンチ一発分くらい硬い。
ダッシュやジャンプなどのスピードはほぼ同等。他のモーションもほとんど性能は同じ。
空中ハイジャンプは殺人貴専用だが、そんなに役に立つものでもない。
ノーゲージのコンボの威力は、殺人貴の方が「六兎」があるので僅か勝る(MUGENのダメージにして10~20くらい)。
しかし「画面端を背負った状態で空中投げ→急降下して追撃」は復讐貴しかできないので、どちらかというと復讐貴の方が強い。
投げからのコンボの威力はほぼ同等(250前後)だが、ゲージ回収率は復讐貴の方がかなり高い。
と思いきや、最新verの殺人貴は画面端でなくても上記の追撃が出来るようになった。
復讐貴の回収率は負けるが、ノーゲージでの立ち回りは殺人貴の方が互角以上か。
1ゲージを使用したコンボは、「蹴り穿つ死翔の脚」より強い「六鷹EX」を持つ殺人貴の方がちょっと有利。
だが、HEAT以上の状態なら復讐貴は「七風襲天」を使った威力・ゲージ回収率の高いコンボが可能。
HEATは1ゲージから可能で、しかも復讐貴は「HEAT発動で吹き飛ばす→七風襲天」というコンボができ、
ゲージ回収率も復讐貴の方が高いので、この分野ではせいぜい五分五分程度。
復讐貴は八穿・七夜・一風の移動攻撃技を遠距離で出したとき、失敗せずに別の技に移行するようになっているが、
追加攻撃が発動する距離だと、見てから前ジャンプするだけで全ての攻撃が簡単に避けられてしまう。なのであまり意味がなく、むしろ隙が大きくなっている。
使わなければいいだけなので普通は問題にはならないが、近距離で避けられた場合に反撃されやすくなったため、この点は多少弱体化している。
水月の性能は、Aは同等。B・Cは復讐貴の方が無敵時間と隙で勝っている。
攻撃判定の強さや無敵時間の有無は細かい違いがあるが、全体的に復讐貴の方が少しだけ優秀。
しかし、殺人貴にある「六鷹」の無敵時間が復讐貴に全く無い(EXにすらない)のは特筆すべき点。
もっとも六鷹を使わずとも、零異や二柳・三斧にシールドバンカーといった優秀な返し技が複数あるのであまり弱点にはならない。
なお復讐貴のシールドバンカーは、当身判定の持続時間が倍、なぜか投げ技まで返せる、やられ判定と不利時間がやや小さいなど殺人貴のものより性能がかなり高い。
後の点では、追加技のある復讐貴の方が殺人貴より大なり小なり有利になる。
特に瀕死時に使える「決死の一撃」は近距離のみガード不能・高範囲・高威力・高スピード・無敵・コストなし・シールド不能・追撃可能など、
コマンドが421623+startという複雑なものであることを除けば高性能な技。無条件で十七分割で追撃できるのも強い。
総合すると、殺人貴にも復讐貴に勝る点が全くないわけではないのだが、
全体的に『現行版』は復讐貴の方が性能が高い、と言っていいだろう。
両者ともに作者が性能の見直しなどを常に行っているため今後どうなるかはわからない。
両者ともに初期型に比べ良調整が加えられていっていることは事実である。
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追加されている技は全部で12個ある。
(凶悪版も11個あるが、閃鞘・斬星狼牙は搭載されていない)
必殺技にスヴィア・ブレイク、EXエッジにはバレルレプリカ・オベリスクの一つずつ。
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超必殺技解説 |
手から凄いビームを出す。 暗殺はパワーだぜ!
BH中限定であり、BH中なら他にもっと強い技があるのであまり使わない。
画面全体を三回斬る。ガード不能で長い無敵時間があるためかなりのAI殺しだが、
人間ならカンフーマンでも簡単に避けられる。
ルージュ氏の志貴・ナイフ形態が使える専用技だが、
殺人貴がベースのこのキャラにも追加されている。
ガード不能なのでAI殺しであり、人間でも固めながら隙を見て出せば有効。
相手を掴みカードのようなものを投げる。 見せてあげよう、七夜の真髄を
ガード不能なのに出が速くキャンセルで出せるため、ガードさせてから出せば簡単に確定する。(ただし補正がかなりかかるためあまり威力はない)
無敵時間もあって射程も長かったので適当にぶっぱすれば当たるという凡用性の高い技だったが
最近の更新で無敵時間がほぼ完全に無くなったから以前と比べ比較的に大人しくなった。
画面全体に攻撃判定がある技。いわゆる セブンスヘヴン。
昔は割り込みに使う程度だったが、、更新で他の技が弱くなったので相対的にかなり強くなった。
攻撃後に更にコンボを繋げられるので、大ダメージを与えつつゲージを大量に回収できる。
開放から繋がるのでガード不能コンボができるほか、とどめを刺すのにもかなり有効。
(最新版では使用不能)
衝撃波を出す。 都古の技。
別に悪くはないがゲージは他に回したい。七風襲天と同じくとどめには使える。
この技は復讐貴が相手を殺害して模倣した技ではない数少ない本来の使い手に伝授された技である。
この他にも前述のジョーカーも オズワルドから伝授された技である。
いきなり羽を生やして羽を飛ばす。性質としては メガロマニアに近い。
動作中に攻撃を受けるとリコイルガードらしきバリアで無効化する。
AIに対しては有効だが人間には通用しない。
拡散は回避することが出来ないが、最近の更新で拡散で羽を出した場合ガード削りがなくなっていて
本当に人間には意味の無いロマン技と化した。
また、拡散以外のガード削りの威力も減少している。
閃鞘・百合手折のモーションから迷獄沙門(十七分割)を出す。
技名こそ迷獄と分割だが実際は百合手折の上位互換といったところ。
使い道も百合手折と同じで問題ない。
殴ってから手から熱線を出して焼きつくす。いわゆる デッドリーレイブ。
当たれば相手は消滅する。
外すとライフ減少やゲージ停止といった大きなデメリットはあるが、当てればそれもない。
BH中なら常に使用でき、しかもガード不可の強制開放さえ当たればどこからでも繋がるという
鬼のような性能だったが、最近の更新で相手がやられモーション中の時には
発動不可になったのでコンボに組み込むことが出来ず、しかも見てから普通にガードできるので
一種の ロマン技になった。
ただし出の速さとリーチと威力は健在なので、「準備が不要な DESTROYED」と考えれば反確に使用するなど使い道はある。
相手がBH中に反確になる攻撃を出してくれればだが。
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また、ラストアークを超える技アストラルアークも追加されている。
相手を打ちあげて30秒300ヒットを超えるコンボを叩きこむ即死技。
ただし相手が瀕死時のみコンボに使えるという特殊な性能がある。
また、これを発動してしまうと当然の如くゲージが消滅してしまうのでなんとも役に立たない。
さらに攻撃判定が出るのがあまりにも遅いため、暗転見てからガード余裕で反撃おいしいです、となる。
とどめにはBHジョーカー、確定反撃に使うなら殺人喜劇があるので
ロマン技。
狙いたくなるという点では正にロマン技の典型かもしれない。
参考
以上の技が追加され、殺人貴の最強技だった極死・無空も当然のように使用できるが、発動条件が厳しくなっている。(相手ライフが300以下の時しか発動できない)
なお一撃必殺技を使用した場合、そのラウンド中はゲージが増加しない+ライフが300以上ある場合300まで落ちるというデメリットがあるため、使用する場合は確実に決めるつもりで使おう。
更に、ラストアークだった「決死の一撃」が「ライフが300以下で自然開放orHEAT中orBH中」という条件で1ラウンドに一度のみ使用可能になっている。
十七分割に繋ぐ事ができるうえ元ラストアークなので至近距離ならガード不能、使用してもライフ減少やゲージストップといったデメリットはない。
瀕死時限定、コマンドが421623+startと比較的難しいとはいえ高い性能を誇る。
ちなみにこの復讐貴、一部のAADや即死技で相手をKOするとBGMが流れる。
そこのお前、
コノメニウーって言うないやサマヨウーも駄目だって言ってんだろ!
なおこの要素は嫌う人もいるので、コノメニウーと聞こえない他のキャラにコノメニウー弾幕を付ける事は止めよう。
また、「シン・アス化パッチ」というボイスを鈴村健一氏のものに出来るパッチも共に公開されている。
おそらく中の人ネタだろが、名前の通り
シン・アスカのものに統一されており、真月譚月姫おける志貴のセリフは一つもないのでそっちのネタを期待する人は注意。
- 通常版とは別に凶悪版の「復讐貴EX」が存在し、凶悪版は即死攻撃搭載&ゲージMAXなどにより神キャラの基本性能を持っている。
- 凶悪版の12Pは非常に神キャラ性能だが、殺神貴のほうが優れているため、おそらく出番はないかもしれない。
- と思われていたが、殺神貴が強すぎるため逆にこちらの出番が多い。
- 通常版も12Pにすると能力が上がるが、通常のキャラ(動画としては七夜とブリジット)でも撃破できるほど弱い。金剛丸三蔵にも負けることがあるくらい。
- 最近は作者の意向で凶悪版の更新がないため通常版の出番がほとんどになっている。
- 通常版はスタイルによるバランスが整えられたため、かなり安定した性能になってきている。今後もスタイル別の技を追加しつつ安定したバランスを目指して調整していくようだ。
- またAI戦では、「決死の一撃→十七分割」が毎ラウンド1ゲージあれば常に出す可能性があり更にAI殺しで威力も一発逆転級であるため、
出すか出さないか、当たるか当たらないかの一つで凶キャラに勝つこともあるなどAI戦の強さにはかなりムラがある。
コマンド |
備考 |
(ビートエッジ)→B八点衝→八穿→空B→JC→空B→空C(BB) |
殺人貴とほぼ共通の基本コンボ |
(ビートエッジ)→B八点衝→八穿→空投げ→急降下→B→JC→空A→空B→JC→空A→空B→空投げ |
相手画面端限定コンボ |
地上投げor一風→B六鷹→空A→空B→JC→空A→空B→空C(BB) |
投げからのコンボ |
地上投げor一風→B六鷹→空B→JC→空B→C一咲→B→B八点衝→B六鷹→空B→JC→空B→空C(BB) |
応用編 |
B八点衝→B六鷹→空B→DC→空B→空C→JC→空B→空C(BB) |
更新で可能になったコンボ |
開放→七風襲天→エリアル |
ガード不能コンボその1。ゲージが1あるだけでプレッシャーを与えられる |
開放→決死の一撃→十七分割 |
ガード不能コンボその2。コノメニウー |
(相手地上立ち時)A→B→C→JC→空A→空B→空C→A・・・ |
無限コンボ。そのまま続けると相手は死ぬので適当にADを入れてハメでないことをアピール!※最新版では永久不可 |
余談だが如月竜人氏とBask氏は友人同士らしい。
Bask氏曰く、「毒を吐きかけるのが日課」だそうな。
出場大会
出演ストーリー