「真の力を発揮するには変身せねばならん…
だが、変身した姿は醜いのだ…美を好む私にはそれが耐えられない」
鳥山明の漫画『
ドラゴンボール』及び関連アニメシリーズの登場人物。作中では「フリーザ編」から登場。 名前の由来は柑橘系の果物の「ザボン」から。
ドドリアと並び
フリーザが信頼する側近の一人で、DBキャラでも屈指の
イケメン。
しかし、変身(パワーアップ)すると体が膨張して
両生類や爬虫類じみた
醜い容姿になり、本人もその姿を嫌っている。
ブルマも当初はその美形っぷりに「せ、正義の味方かしら?」と言っていたが、変身後には「や、やっぱり悪者だわ…!」と言い直していた。
一度
ベジータと戦い、変身して圧倒するが、湖から浮き上がってこないベジータの生死確認を、
「体が水に濡れるのが嫌」という個人的な理由で怠り、フリーザを怒らせてしまう。
そしてベジータにまんまとドラゴンボールを奪い取られた結果、遂に
「このまま逃げられたら責任を取って死んでもらう」と言われるほど怒りを買う事に。
二度目の対戦では一度勝って油断していた事と、死の淵から蘇る度に強くなるサイヤ人の特性でベジータの戦闘力が大幅に向上しており、あっさり敗れた
(実は
ドラゴンボールにおいて生存フラグとして知られる連続エネルギー弾を喰らってそのまま大ダメージを負ったという稀有な人物だったりする)。
また、この際にフリーザも変身が可能な種族である事が明かされている。
最期はベジータに共闘を持ち掛け命乞いするが、お前如きが仲間になった所で役に立たないと始末された。
余談だが、これがベジータとブルマの馴れ初めだったりする。
まさかこの二人がくっつくなんて全読者が想像していなかっただろうけど。
CVは
ヴァニラさんや
藍染惣右介など、ジャンプコミックスにおける
残念なイケメンの悪役でお馴染みの
速水奨
氏。
同氏は劇場版でも
クウラの部下の一人、サウザーを演じている(イケメン繋がりからか?)。
『改』及びそれ以降のゲームなどでは『ジョジョの奇妙な冒険』のストレイツォや
フーゴ、
『
聖闘士星矢』のキグナス氷河など、こちらもジャンプ漫画のイケメン役が多い
三浦祥朗
氏。
フリーザに絶対の忠誠を誓っているが、『ドラゴンボールZ Sparking! NEO』のIFストーリーでは永遠の美しさを手に入れるために下剋上を決意。
ベジータやドドリアを次々に葬り去り、
クウラに「フリーザに謀反の疑いあり」と知らせて共倒れを狙う。
そして、ドラゴンボールを見張っていた
グルドからボールを奪って遂に永遠の美しさを手に入れるも、
フリーザとクウラによる宇宙規模の兄弟喧嘩に巻き込まれ、ナメック星諸共宇宙の塵となった。
ちなみにこのシナリオ、声優が同じであるサウザーも登場しており、一人二役でのかけ合いを目にする事が出来る。
当時から両者は特に演じ分けされていなかったので、声だけだとどっちがどっちだか分かりにくい。
別のIF展開としては、SFCの『ドラゴンボールZ 超悟空伝 覚醒編』ではゲームの進め方次第で、
ベジータの代わりに
悟飯と
クリリンで戦う事が出来る(ゲームシステム上実際に戦うのは悟飯一人だが)。
変身前と変身後の二連戦になり、倒された後は「どうせもう助からないが、せめて美しい姿で死にたい」と二人に頼む。
二人はそれを承諾し、ザーボンは礼を言って元の姿に戻り力尽きる……という、相手がベジータでは有り得なかったちょっといい話になる。
ただし、ザーボンが変身した直後の選択肢によっては
その場に居たブルマに醜い姿をさんざんこき下ろされ、
耐えきれず変身を解いてしまった所で一気にトドメを刺されるというあまりにもあんまりな展開になったりもする。
……まぁ、こっちでも一応美しい姿で死ねてはいるのだが……。
『レイジングブラスト』では
バータとジースのIFストーリーに登場。
ここでは
なんとギニュー特戦隊の新メンバー加入オーディションに参加。
なお、ジースはザーボンの事を「イケメン担当は二人もいらない」と好ましく思っていない様子であった。
MUGENにおけるザーボン
AIは搭載されていない。
声を日本語に変更する
ボイスパッチや外部
AIも公開されていない事もあって、ニコニコMUGEN動画での出番こそ皆無だが、
国内のニュースサイトで他のキャラの
サンドバッグ対戦相手にされていた事から、存在自体は認知されていた。
出場大会