「私はイグニス。訳あって、人類の守護者を名乗る者だ」
ニトロプラスのPCゲーム『塵骸魔京』のヒロイン。
担当声優は
三咲里奈
女史。
え?どこかで聞いたことがある?聞こえんなぁ~
スペルは「ignis」。
ネスツ闇の支配者ではない。あっちのスペルは「Igniz」。
もっと早くMUGEN入りしていれば
某動画でネタになったかもしれない。
また、ピンクのポニーテールで弱者を見下す人外の剣士という特徴から
某ニート魔法少女侍と間違えられるが初出はこちらが先である。
なお、格ゲー『
ニトロ+ロワイヤル』等での名前表記は単に
「イグニス」であるが、
MUGENではあっちとの区別のため彼女の二つ名を付けて
「最も気高き刃のイグニス」と表記することが多い。
「
人類の守護者」を名乗る女性。人類の3つの守護者の1つ、“最も気高き刃”と呼ばれる存在。
かつては強大な魔力を持つ「神」=「悪魔」の1人であり、人間の進化に興味を抱き、絶滅しないようその進化を見届けてきた。
ただし彼女が守るのは「人類」であって個々の「人」ではなく、誰も彼も無差別に救う正義の味方というわけではない。
またその価値観も超越種めいていて人間離れしている一方、なんだかんだと他者を助けるお節介で世話焼きな面もあり、
ノベライズ版を含めてどのルートでも主人公の味方をしてくれる、頼れるお姉さんである。
現在はとある事情により魔力は持たないが、武器や罠を自在に操り、魔物達を巧みに狩っていく。
本作の主人公である九門克綺は「心臓がない」と自称するほど他者への共感能力に欠けている一方、
自身のそうした状態を理解し、かつ親身に面倒を見てくれる周囲の人に感謝して、人の心を理解しようと努力する青年なのだが、
街を騒がす連続殺人鬼に襲われたことでこの世界には魔物が存在し、
かつ自分には本当に物理的に心臓が無く、代わりに膨大な魔力の源に繋がる「門」が宿っている事を知る。
あらゆる願いを叶える「門」の力を求める人魔双方から狙われる事になった克綺は、
「門」による人類滅亡を防ぐ(つまりいざとなれば克綺を殺して「門」を閉ざす事も視野にいれた)イグニスに指導を受け、
自身の力の使い方、大切な人達を守るための戦い方を学んでいく。
またイグニスにとっても克綺との交流は、数百年か数千年ぶりかに感情を呼び起こしていく。
そして最終盤、克綺は「門」を閉ざしてイグニスを含めた全ての人外から魔力を断ち切ってしまうか、
あるいは逆に「門」を開き、魔力を失って衰えたイグニスを救うかの決断を迫られる……。
克綺とイグニスの関係は恋愛描写というよりも師弟と言った方が相応しいような形なのだが、
というかメインヒロイン三人中まともに克綺と恋愛してるのが風のうしろを歩むものだけなので彼女が一番人気である
本作はTRPG『ビーストバインド』シリーズに大きな影響を受けた作品(というか固有名詞を変えただけでほぼそのまま)で、
「強烈なエゴが無ければ戦えず、しかし誰かとの絆が無ければ単なる魔獣に成り果てる」という人魔の境界に立つ事がテーマのため、
他者への共感性を欠く、つまり絆を持たないイグニスと克綺が、「師弟」としての絆を結ぶことで各々の進む道を決断するという物語は、
作品のテーマそのものと言って良い、メインヒロインのルートとして相応しい内容となっている。
また、『
指輪物語』に対するオマージュも多く含まれた物語でもあり、「門」即ち「一つの指輪」の担い手を導く超越者として、
イグニスの立ち位置は魔法使いガンダルフを意識したとの事で、ルートによっては純白の衣装を纏って現れる彼女の姿を見ることができる。
『ニトロ+ロワイヤル』において『塵骸魔京』代表ヒロインとなったが、小説版においては非攻略対象にヒロインの座を譲っている。
まぁ「主人公に想いを寄せる同級生」という王道属性持ちだったので仕方ないね。
*1
ただし前述通り、イグニスは過酷な道を懸命に走り抜ける事を決めた主人公とヒロイン達を陰に日向に支援しており、
ゲーム本編と変わらず、物語上では重要な役割を担っている。
同じく刀剣持ちキャラである
石馬戒厳よりも平均リーチがやや短いが、攻撃
判定や威力に優れる技を持つ。
「立ち中→立ち強→6+強」という
通常技コンボで体力3割近くを奪うことも出来はするが、
その反面通常技は弱攻撃も含め振りが遅く、それなりの無敵が付いた技は
ゲージ技のみなので接近戦・乱戦はとても苦手。
前歩き速度が後ろ歩き速度の6割程しかない点からも、自分から接近するタイプのキャラではない。
下段
設置技「トラバサミ」が刺さらないと高ダメージを狙うことは難しい。
ボタンで性能の変わる複数の
飛び道具と設置技「トラバサミ」を使い、相手のキャラやプレイヤーの癖を考慮して固めていく上級者向けのキャラ。
+
|
ゲージ技の性能 |
- 超必殺技 最も気高き刃<陽焔(アノール)>
- 白のドレス姿に変わり、近距離の敵を捕まえて火柱で燃やす技。掴めなかった場合は小さな火球を飛ばす。
- 掴み部分はリーチが短く、打撃判定なのでガードもチャンスメイクも可能だが、
- 最新バージョンでは出掛かりにしっかりと無敵時間があるので、切り返しに使える。ただし隙が膨大なので外すと危険。
- 火球も当たると火柱を上げるのだが、しゃがみで躱せる上に威力も大きく落ちる。
- ただしこちらは追撃可能なので、状況次第では掴んだ時よりもダメージを上げられる。
- リーブアタック ブリザードビート
- 『塵骸魔京』の主人公・九門克綺を呼び出し、3本の氷の柱で攻撃させる技。
- 攻撃判定に癖があるものの範囲が広く、当てれば追撃が可能。ただし発生が遅くヒザから上にしか無敵が無いので使い勝手は悪い。
- リーブアタック 克綺ビーム(3ゲージ消費)
- 克綺がガード不能のビームを放つ技。
- しかし、しゃがむだけで避けられる上に発生も非常に遅く、他キャラの3ゲージ技に比べると威力も低く、無敵さえ無いので全く使えない。
- そもそも、このゲームでは3ゲージなんてまず溜まらないのだが。
-
|
初期はやたら速い上途中でジャンプ攻撃の出せるフロントステップによる高速
中段でガリガリ押していけたが、
後に前後ステップの発動前に一定のタメ時間が生じるように修正されたため、「暴れられると弱い」特性が強くなった。
フロントステップ強攻撃も攻撃判定の発生前に着地してしまうようになり、ステップ攻撃後の連続技も少なくなった。
なおこのフロントステップ、
ステップ中に攻撃を出すと、攻撃を当てつつ相手をすり抜ける(画面端でも)という変わった性質がある。
これにより「ステップ着地後の」相手のガード方向を惑わすことが出来る。接近戦が貧弱なのでトラバサミと重ねるか、アクセント程度に。
ちなみに初期バージョンに限ってだが、横に当たり判定のでかい相手には月牙(貫通版)が10ヒットするため、
これを繰り返すだけで一部の相手は封殺出来てしまった。
さすがにパッチで上限修正されたがそれでも
判定の大きい敵には多段ヒットするためかなりの固め能力を誇る。
MUGENにおける最も気高き刃のイグニス
MUGENでは如月銃駆氏製作の1体のみが存在する。
原作のハメ技などは使えないように調整されていたり、通常技がチェーンコンボよろしく繋がり、
各
必殺技も繋がりやすくなっている代わりに攻撃力が下げられている等のアレンジが施されている。
AIもデフォルトで搭載されており、トラバサミで相手を拘束し、果敢に接近戦でコンボを狙って来る。
また、原作風に改変するパッチもAkagiK氏により公開されている。
このパッチを導入するとデフォルトのAIは削除されるものの、
戒厳のAI作者であるst-exupery氏による外部AIが公開されている。
なお、こちらのAIは原作風改変版のものであり、AkagiK氏のパッチを当てた上で使用する必要があるので注意。
また、アル・アジフのドット改変パッチを作ったZ.A.I.氏による
ドット改変パッチも公開中。
「負け犬は這いつくばって…死ね」
出場大会
+
|
一覧 |
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
|
出演ストーリー
*1
『塵骸魔京』は当初よりメディア展開に備え、ヒロインが十人以上用意されていた。
実際に使用されたのは最も気高き刃、最も古き祈り、風のうしろを歩むもの、隠しヒロインである優しい死神の4ルートだが、
他にも吸血姫や人魚女王などのルートが存在する事が本編中でも示唆されていた。
そしてノベライズ『ファンタスティカ・オブ・ナイン』『ライダーズ・オブ・ダークネス』のヒロインとなったのが、
密かに主人公を慕う、生真面目なクラスの学級委員長・牧本美佐絵であった。
ふとした事故で主人公とキスしてしまった事をきっかけに、二人は徐々に恋へ落ちていくのだが……。
実は彼女は、悪の組織ストラスによって非人道的実験の末に生み出された
改造人間であった。
組織を離反し、迫り来る寿命に抗いながら彼女が選んだのは「普通の女の子らしく恋をすること」、そして──……
「Who Are You!?」
「ベーオウルフ」
『
サイボーグ009』へのオマージュ溢れる、「正義の味方」の愛と勇気の戦いは必読である。
最終更新:2025年09月08日 09:57