駄々っ子


「これやだー!ほかいい~!」

NHK製作の特撮ドラマ『TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇』に登場する奇獣。別名「癇癪奇獣」。
担当声優はアドレナ・リン(濱本諭)氏。

岡本太郎氏が1951年に製作した絵画「駄々っ子」をモチーフにしており、
その名の通り駄々をこねながら暴れ回り、色々なものを投げ付ける攻撃を行う。
また劇中では登場していないが、元の絵画に存在する「桃色の犬」が近くにいる時は大人しくなるという設定がある。

劇中では町に突如出現し、「これやだー!ほかいい~!」と叫びながらを手に取っては放り投げ暴れていた。
そこに貴方が呼べば来る巨人・タローマンが出現し戦闘に入ると思われたが、
いつものようにタローマンが倒してくれる」という人々のマンネリ思念を感じ取ったタローマンは攻撃するどころか、
そのようなワンパターンに陥るのを嫌うあまり自分で自分を攻撃し始めてしまう。

「えっ?えっ……?」

そのままあたかも最終回のように地面に伏すタローマンに対して、駄々っ子は駄々をこねるのも忘れてドン引き。割と理性的である
するとそこに、タローマンと同じ「シュールレアリズム星」から来たと語る、やさしさの巨人タローマン2号が救援に駆け付けた。

タローマン2号。

彼は、タローマンと同じパワー・同じスピードを持つ、ヒーローなn(バシッ!

タローマンに手を差し伸べる2号だったが、彼の存在を自身が最も忌み嫌う「自己模倣」と見做したタローマンはその手を跳ね除け拒絶
間髪入れずに「芸術は爆発だ!」を発動し、その場で2号を爆殺してしまう。

「うわあぁーっ!!」

「ええ~っ!?」

あまりの展開に困惑していた駄々っ子も近くにいたばかりに技に巻き込まれ、2号もろとも爆散するという理不尽極まりない最期を遂げた。
果たしてどっちが「駄々っ子」だったのか、視聴者は深く悩む事になるのだった……。


MUGENにおける駄々っ子

カーベィ氏の製作したキャラが公開中。
劇中同様車を投げ付ける技や、駄々をこねながら相手に突撃する技など、原作以上に駄々っ子らしい技が搭載されているのが特徴。
超必殺技はいずれも1ゲージ消費で、大量の車を投げ付ける「ほかいい」、相手に体当たりする「突撃」、
その場で駄々をこねて相手に連続で攻撃を行う「駄々」がある。
AIもデフォルトで搭載されている。


結局は勝ってしまったタローマン。

同じ事をしたくないと思っても、現実はそうはいかないかもしれない。

だが、そうありたいと思う気持ちなくして、創造は生まれないのである。

ついでに「一度ピンチになるのがパターン」だの「勝つのは分かっていた」みたいに知った風な事を言うニュースキャスターもとりあえず爆殺しておく

出場大会



最終更新:2025年08月25日 11:12