ビーデル


「死なないでね悟飯くん…ぶじ帰ってこられたらデートとかしたいから……!」

漫画『ドラゴンボール』の登場人物で、魔人ブウ編から登場。
スピアーの進化前でもビーバーポケモンでもない(前者はビードルで後者はビーダル)。
ミスター・サタンの娘で、オレンジスターハイスクールに入学した孫悟飯のクラスメイト。
名前の由来は「デビル(Devil)」から。
アニメ版の声優は 皆口裕子 女史だが、『改』のみ 柿沼紫乃 女史が代役を務めた。
比較動画(4:13〜)
外見はサタンには似ても似つかないため母親似だったと思われるが、母とは幼い頃に死別している。
ただし性格は割とサタンに似ている他、父の影響からなのか格闘術に精通し、
強い正義感と(一般人レベルでは)高い実力を備え、サタンシティーでは特例で私人逮捕が許可されており、
時には緊急要請を受けて先生公認で授業を抜け出すことも日常茶飯事であった。
セルを倒して世界を救ったことになっている父のことは尊敬しているが、
以降天狗になってトレーニングを怠けていることには苦言を呈している一方で、
父親の前では不平不満があってもキツく言えないなどなんやかんやでサタンの事は慕っており、
サタンもビーデルの事は溺愛しているため、不仲という訳ではない。
事実、サタンから「(交際するなら)パパより強い男じゃなきゃダメ」ときつく言われてたことに対しても、
「そんな(父親よりも強い)男の子なんているわけないのに」と発言しており、悟飯と会う前は父の強さを疑っていなかった
(一般人の中では強いのは本当だが)。

自分が捕まえようとした銀行強盗を超サイヤ人と化した悟飯が取り押さえたのが、物語に関わるきっかけであった。
以降、スクール内で何かと目立つ悟飯に探りを入れるようになり、
悟飯が正体を隠すためにブルマに作ってもらった装置でグレートサイヤマンに変装する原因にもなったのだが、
元より悟飯は隠し事がうまい方ではないためちょっとしたひっかけを用いて結局見破り、
それをネタにして悟飯から舞空術の修行をこぎつけつつ、天下一武道会に参加させた。

なお、登場当初は項目冒頭画像のようなツインテおさげの髪型であったが、
修行を始める際に「髪を短くした方がいいよ」と悟飯に言われ、
この時ショートヘアの方が好みかと顔を赤らめながら聞いており、
悟飯に執着していたのはこの時点ですでに惹かれていたためでもあったと思われるのだが、
と同じく女心に無頓着だった悟飯は髪が長いと戦闘中に引っ張られたりするし邪魔になるからという理由でとバカ正直に話し、
期待を裏切られたビーデルは大層憤慨したが、結局翌日からはボーイッシュなショートヘアに変えている。
鳥山せんせー、またいつもの作画コスト減らしたくなっちゃう症候群が出たんですか

かくして天下一武道会に参加するが、そこでスポポビッチに敗れて重傷を負うも仙豆によって回復。
その後、スポポビッチ達の正体や魔導師バビディの企みを知るも、足手纏いになると悟って途中で同行を断念し、
戦いに向かう悟飯の背中を見送った。
魔人ブウが復活した際には神の神殿に避難させてもらい、そこでまだサタンに対する感情が残っている純粋悪のブウの足を鈍らせることが出来たものの、
閉ざされた精神と時の部屋から脱出してきたブウに、他の仲間共々チョコレートにされて食べられてしまう。
ちなみに、死後は先に来ていて元が極悪人故に閻魔大王にド善人に人格を書き換えられたダーブラと会話している。
魔人ブウ編後は悟飯と結婚し、娘のパンを設けている。
武芸からは身を引いたが、髪の毛は短いままである

Z戦士達には遠く及ばないものの、悟飯の指導で一日で浮遊する段階まで舞空術を扱えるようになっており、
一般人の中ではという前置きが付くが、かなり才能に恵まれていた模様。
悟飯の見込みでは指導した時点では既にサタンよりも強くなっていたらしいが、本人にはその自覚がない。
また、作中で舞空術以外の気を操る技術を習得した描写は無く、気功波系の攻撃は使わない(一部ゲームでは使用可能)。
とはいえ戦闘力は高く、アニオリおよび劇場版ではグレートサイヤマン2号としてサタンシティの平和を守るヒーロー活動をしている。
決めポーズなどもノリノリで行っているあたり、髪型といい、惚れた男に寄せていくタイプの女の子なようだ。

+ 余談
ファンから最大の語り草となっているのは、やはりスポポビッチ戦でのインパクトである。
詳細はスポポビッチの項目参照。

なお「アニメ『ドラゴンボールZ』ではスポポビッチ戦を引き延ばしたため、ビーデルが1話の間ずっと嬲られ続ける羽目になった」
と言われる事があるが、これはデマである。
ビーデル対スポポビッチは第216話のAパート開始時から始まり、続く第217話のAパート内で終わる1話と半分の時間で行われたが、
216話はビーデルがスポポビッチの首を折ったが自力で修復し、人間では考えられない異常な存在になっているという場面で終わる。
その後217話のAパートで本格的に嬲られる事になるが、原作では第440話開始時から442話の終わりまで丸々3話分試合に費やしているため、
実の所アニメは原作よりも遥かに早く終わっているのである。
むしろ原作第441話がほぼ全てビーデルがやられるシーンなので、実の所1話丸々ビーデルいじめに費やしているのは原作の方だったり

ちなみに件のアニメ第216話「不死身で不気味!? スポポビッチの謎」だが、
Amazonプライムビデオにて、何故か東映アニメチャンネルに入らなくても視聴可能になっている。
そして、前後の215話や217話は当然無料では見れず、他に無料視聴可能なのは第1話のみ。
この第216話が無料視聴可能になっているのはとても深い意味がありそうである……。

演者の皆口裕子女史は自身が演じたキャラの中でもビーデルに強い思い入れを見せており、
2010年にサタン役の氏が急逝した際には「サタン役は郷里さん以外に考えられない」と発言していた。

2024年には『ドラゴンボール Z KAKAROT』の実況配信が流行したのだが、
REALITY Studio運営のVTuberグループ「すぺしゃりて」所属の本阿弥あずさは、
声質があまりにビーデル(というか皆口女史)に似ていたため実況配信が話題になった
(皆口女史繋がりだと『テイルズオブエターニア』の実況配信において、
 自分の事をファラ・エルステッドだと思い込んでいたのだが、どちらが喋っているのか分からない程の完成度だった)。
比較


MUGENにおけるビーデル

Santoryu MUGEN氏により『JUS』風ドットで製作されたMUGEN1.0以降専用のちびキャラが公開中。
悟空をベースにしているようだが性能は別物で、近接戦に秀でたインファイト特化の性能となっている。
超必殺技ではラッシュした末に悟飯を読んで攻撃させる。
AIもデフォルトで搭載されている。
また、readme(MOVESET)は改変元のままなので操作する際は注意。
DLは下記の動画から


「ト……トリックかしら…」

出場大会

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最終更新:2025年08月01日 17:05
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