「ウオオオオオ……
ヴァァアアアアアス。」
- 格闘スタイル:不明
- 誕生日:不明
- 出身地:不明
- 身長:不明
- 体重:不明
- 血液型:不明
- 趣味:不明
- 好きな食べ物:不明
- 得意なスポーツ:不明
- 大切なもの:不明
- 嫌いなもの:不明
プレイヤーが主催者
アントノフを破った際に、突如会場を襲撃した謎の怪人。
「バース」という名前は
K'チームのエンディングにおいて、そのように発声したのを聞いた
マキシマの提供した情報から、
ハイデルンが便宜上名付けた仮称である。綴りは「verse」で、「
ユニバース」「
マルチバース」などに使われる「
世界」を意味する接尾語。
ナコルルによれば過去、現在、未来、あらゆる時空から「ウェイカム」と呼ばれる負や憎悪の魂が融合し合い、
人の形を得て『KOF』の世界で実体化した存在らしく、実際に普段は唸り声しか上げないが、
一部のキャラクターに対してそれぞれの因縁ある過去作のキャラが乗り移ったような特殊な勝利台詞が用意されている。
ただし複数の魂の集合体であるのと同時にバース自身の独立した明確な知性を有しており、
その根拠として
シュンエイにだけは明確にバースの意志で強い関心を見せている他、
実際にシュンエイの能力に酷似した異形の手を操る力を持ち、勝利時には「我が欠片を見つけた」という趣旨の発言をする。
『XIV』ではその正体は明かされなかったが、過去にシュンエイの出身地と同じ中国に出現したこともあったようで、
秦の秘伝書にはバースに関する記述が書かれていたらしく、
ギースはその真偽を確かめるために今回の『KOF』に参加した。
プレイヤーのチームに敗れた後も完全に倒されることなく逃亡して消息不明になってしまうのだが、
怒チームやK'チームのエンディングでは、バースの消滅から36時間後に世界各地に飛び散ったバースの肉片から、
死者や行方不明者が次々と発見されており、タイムパラドックスで消滅した
アッシュに加えて、
ルガール、オロチ一族、ネスツ関係者など、バースに取り込まれていたと思われる過去作の死者達が次々と蘇る現象が発生した。
この内、かつて遥けし彼の地より出づる者達の手で封印を解かれていて以降消息不明だった
オロチは
草薙京達の手で再封印されたが、
ろくでもない連中が世に解き放たれた上にバースも健在で、しかもサウスタウンチームや異世界チームのエンディングにて、
この時に現れたバースは不完全な状態であったと語られ、完全な状態に覚醒した上で復活することが懸念された。
+
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ネタバレ注意 |
バースの正体は能力「アンプ・スペクター」の力の源である「魂の坩堝」に存在する超越者で、
シュンエイやイスラの操る能力、『XV』のラスボスである オトマ・ラガとは、それぞれ魂の坩堝の一部にして異なる側面同士の関係。
そしてバースの真名は 「リ・ヴァース」。 「バースの再来」ではない……いや、ここまで来ると狙ってたかも(在阪企業だし)
ドロレスによれば オトマ・ラガの眷属であり、世界の終末に現れ主神のために霊魂を焚べる役割を持つと言い伝えられるらしい。
平たく言えば、通常であれば魂の坩堝の使徒(仮)達はアンプ・スペクターというアンテナもしくは呼び水を介して、
幻影という形でしか魂の坩堝の外である現世に出ることはできないが、唯一の例外がこのリ・ヴァースであり、
こいつだけは単独で魂の坩堝と現世を渡る能力を持つだけでなく、人の強い精神エネルギーを材料に「門」を作り出し、
自力では世界を渡れない他の魂の坩堝の使徒や魂の坩堝に蓄積された存在を現世に呼び込むことができる。
いわば、リ・ヴァースは魂の坩堝の「門」「扉」の側面であり、魂の坩堝と現世を渡る懸け橋となる能力を備えていたのである。
死者達が蘇ったのも、単純に彼らの魂をリ・ヴァースが取り込んでいたと言うよりは、
門を作るために魂の坩堝にアーカイブされていた強者の魂をリ・ヴァースが現地調達する物とは別にエネルギー源として持ってきたための模様だが、
どうやらリ・ヴァースの制御さえ離れれば取り込まれた強者の魂はリ・ヴァースの身体を依り代に復活できるようで、
修業時代に ドロレスが ククリに語った話を信じるなら、過去にも死者を蘇生させたことがあると思われる。
バースことリ・ヴァースの目的は上記の「門」で、魂の坩堝の破壊と再生の側面であるオトマ・ラガを降臨させることにある。
本来はリ・ヴァースと言えども現世には容易に干渉できないらしいのだが、アッシュが前章で 祖先を殺してタイムパラドックスが発生した事で、
魂の坩堝と現世の境界にヒビが入ってしまったようで、それがリ・ヴァースが現世に降臨する通り道になってしまったらしい。
そしてオトマ・ラガを呼んで作中世界を破壊して再生させる事が彼らの目的だが、ドロレスの話を根拠にするのであれば、
当事者達が直接語ったわけではないが、彼らの目的はジェノサイドや支配・侵略ではなく、枝分かれした平行世界の均衡を保つ事、
より噛み砕いて言えばアッシュのタイムパラドックスのせいで「均衡を乱した」世界線の間引き・修正だったと思われる。
下手をすれば『月華』→『龍虎』→『餓狼』→『風雲』と続く「SNK正史」世界だけが残り、『KOF』世界自体が完全消滅する危険がある
とはいえ、遥けし彼の地より出づる者達の行動や計画の性質からして、仮にアッシュが行動を起こさず連中が勝利して時間改変を起こしていた場合でも、
リ・ヴァースに目を付けられると思われるので、どの道『KOF』世界への魂の坩堝の使徒達の介入は避けられなかった可能性が高いが。
最終的にアンプ・スペクターの一人であるイスラに能力を利用する形で憑依し、彼女の能力を利用して「門」を完成させるも、
リ・ヴァースはイスラの身体から追い出され、降臨したオトマ・ラガも魂の坩堝に追い返されてしまった。
しかし、イスラの身体から追い出されたリ・ヴァースの行方はED後も言及されなかった。
リ・ヴァースのものと思われるオロチへの封印の干渉も収まったので、オトマ・ラガ共々魂の坩堝に追い返されたと思われるが……?
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原作中の性能
『XIV』の発売当初は倒すと使用可能になる隠しキャラクターであったが、後のアップデート以降はデフォルトキャラクターとなっている。
全体的に高火力かつリーチも優秀ながら、技が大振りで歩きやダッシュが遅いのが特徴。
背後に従えている炎の腕を飛ばす
飛び道具「ストレイハンド」、出現前のキー入力で出現位置が変わる移動技「ダーククァンタ」、
炎の腕を前方に飛ばして相手を掴み、緋色の球体に閉じ込めて引き寄せる特殊な
コマンド投げ「ストレイスカフォールド」、
前方に移動しながら炎の拳を連続で放つ、突進技の要素も併せ持った飛び道具「ヘイトナックル」など、
変則的かつ癖が強いものの高性能な必殺技が揃っている。
CLIMAX超必殺技「クラッジディメンション」は突進技で、ヒットすると相手の顔面を炎の手で挟んで高く打ち上げた後、
大量の炎の手を生成・連射し、トドメに胸部から相手目掛けてマグマを噴射する
(シュンエイの超必殺技「デモリッシュディメンション」とは、技名・演出が酷似しているなど多くの共通点がある)。
MUGENにおけるバース
Ruanrag氏による、2D
ドットで製作された
MUGEN1.1専用キャラが公開中。
カンフーマンをベースにしているらしく、Readmeが改変元のそれなので、各種コマンドはcmdファイルを開いて確認しておこう。
なお、「Fighter Factory 3」を用いてSFFファイルをMUGEN1.0用に変更すれば1.0でも一応使用可能
(SFFファイルを開く→上部メニューの「project」→「save」→1.0用にチェックして保存)。
ただし本来は1.1用であることと、
大ポトレの画像が少しおかしくなる点に注意されたし。無論バックアップも忘れずに。
ヘイトナックルやストレイスカフォールドといった主要な技は概ね再現されているが、
胸部から巨大な炎の拳を発射する超必殺技「バースレイ」のMAX版が拳を2発発射する技(原作ではヒット数が増えるのみ)になっていたり、
CLIMAX超必殺技のクラッジディメンションが突進技ではなく多段ヒットする飛び道具となり、
演出も「大量の炎の手を生成して連射した後に巨大な拳を飛ばしてフィニッシュ」というものに変更されているなどの相違点がある。
また、回り込みやふっとばし攻撃はあれどガードキャンセルは無く、
MAXモードやEX技、クライマックスキャンセルといった『XIV』の各種システムも再現されていない。
とはいえ全体的に火力が高く、上記のクラッジディメンションはフルヒットで6割以上、ガードしても2割以上消し飛ばす威力を誇るあたりは流石ラスボス。
AIは未搭載。
出場大会
最終更新:2025年05月21日 13:18