「お前らごときが
俺に勝てるわけがないだろ?」
格闘スタイル: 肉弾戦
誕生日: 不明
*1
身長: 178cm(変身後は不明)
体重: 59kg(変身後は不明)
血液型: O型
出身地: ???
趣味: ???
大切なもの: ???
好きな食べ物: ???
嫌いなもの: ???
得意スポーツ: ???
オロチに類するもう一つの「地球意思」に属する「遥けし彼の地より出づる者」の一人であり、彼らのリーダー的存在。
見た目は色白で細面の男性で、顎のラインだけは微妙に異なるが、
顔立ちや服装(そして声も)はKOF屈指のキモ主人公・アッシュに瓜二つである。
髪型や体型は
こいつや
こいつに似ているのは内緒。というかカラーエディットでほぼ同じ配色にできたりする。
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詳細な設定(ネタバレ注意) |
その正体は他ならぬアッシュの先祖である。
ネイルアートの趣味があるアッシュと同様、中間デモにおいては自身の爪を気にする描写がある。
だが性格は 唯我独尊かつ傲岸不遜で、敵対者はおろか味方さえも、
「無能」 「虫ケラ」呼ばわりと見下しており、 言葉遣いも非常に汚らしい。
彼を気遣って進言した仲間の 無界を、「自分の命令に 即時に従わなかった」と、
理不尽極まりない難癖を付けて殺害し、吸収するほどの短気な男。
まぁ散々時間が無いと急かしていたにも拘らず、斎祀の手を煩わせたという点においては無界にも非があったと言えなくもないが……。
スタッフによると 「とにかく嫌な奴」がコンセプトで、ネット上で見かけた様々な暴言などを参考にした結果、完成した人物像だとか。
彼の最終目的は無界や 禍忌と同様、KOF優勝者の力を利用してオロチの復活を図ること。
そして、そのオロチの力を西洋の地球意思の復活に利用し、
時空の扉を開いて元の過去に帰還し未来を思いのままに作り変えることにある。
遥けし彼の地より出づる者達は、元は現在の西洋に相当するエリアを中心に隆盛していたオロチとは別に存在する「地球意思」の一族の内の1つで、
人類が自然の一部である内は人類を許容したオロチと異なり、人類の発生当初からその存在を忌み嫌い、圧倒的な力で人類を抑圧していたそうだが、
あちらの古代人達は気の遠くなるような時間と手間隙、そして犠牲を払うことで対抗して少しずつ一族を駆逐していき、
その甲斐もあって元から個体数の少なかった一族は次第に追い詰められていったという。
やがて敗色濃厚となった彼らは自らの現状を打開すべく数百年に一度という稀有な惑星配置状況を利用した時間跳躍現象によって現代にタイムスリップし、
現代からオロチの力を簒奪して西洋の地球意思の復活に利用し、その上で改めて過去に戻り自分達に都合の良い様に歴史を改変しようとしたのである。
自分の時代でオロチを狙わずわざわざ現代まで来たのは、元いた時代の封印されていないオロチは既に滅びかけた彼らの手に負えず、
加えて上述した対立勢力の古代人達の目の届かない所で暗躍する必要があったためと推測される。
優勝者が決定すると瞬時に 時を止め、優勝者の前に現れて時空の扉を開き、正体を現して挑んでくる。
しかし優勝チームに敗北し、配置についた同胞も 説明なしにほとんどが敗北*2。
直後に隙を突かれてアッシュの攻撃を受けるが、諦めの悪い彼はそのアッシュの肉体と精神を支配 *3、
真のボスである 「血の螺旋に狂うアッシュ」となって再度戦うこととなる。
最後はアッシュと自身の力を使い、時空の扉を使って過去の世界に帰還することをアッシュに促すが、
アッシュは扉を潜ることを拒否し、「ボクはこの世界のことが結構気に入っているんだ」と返答される。
扉が閉ざされ、過去に戻れなくなった彼は「歴史上最初から存在しなかったもの」となってしまい、子孫のアッシュ共々消滅。
結果、散々罵詈雑言を吐きながら悪逆非道の限りを尽くしてきた自分自身が 迫りくる死の恐怖に怯え悲痛な叫びを残して消滅するという、
因果応報にして自業自得な呆気ない最期を迎えることとなった。「 時間を統べるもの(笑)」が「時間に喰われるもの」として消えるとは、皮肉な末路と言うべきか。
「貴様……。自分が何をしたのかわかっているのか?
今からここで起きることは、死などという生易しいものではない……
タイムパラドックス……
過去と未来の矛盾が生じれば、俺はどうなる? 俺の存在は……
いやだ……
いやだ……
いやだ! 死にたくない!
う、うう…… ぎゃあぁああああああ!!」
ここまで見ればわかる通り、歴代の黒幕・オロチや イグニスと比較しても かなりの小物となってしまっている。
オロチはともかく、イグニスの場合はやっていることはまさに「 ありふれた悪党」そのものだったが、
ネスツという組織のトップとしての貫録はそれなりに持ち合わせていた。
しかしこいつの場合は貫禄や器量といった大物らしさを感じさせる描写が 全くといっていいほど無く、
ただ力と自信だけが極端に肥大化しているなど、救いようの無いまでの小物ぶり。
設定上は ゲーニッツとか 社あたりと同格のはずなのに、 そいつらとすら比較にならないレベルである。
実際、 バイスからは「一族を率いる器ではない」、 マキシマからは「大物の風格が無い」、ホアからは「 ギースの方がよっぽど貫禄があった」、
ロバートからは「 自ら神と名乗る奴ほど寒い奴はいないし、その上弱いとなるといいとこなし」……と、ボロボロに突っ込まれている。
そのためか、一部のプレイヤーからは中ボスとしてもう一度戦いたいと期待されていた無界との対戦をフイにしてしまった失望の方が大きく、
今まで「ムカイさん」「マガキさん」などと「さん」付けで呼ばれてきたアッシュ編のボスの中で、
こいつは基本的に呼び捨て(慣例的に「サイキさん」と呼ぶ人もいないわけではない)。
尤も彼らが例外なだけでラスボスキャラなんかは呼び捨てにされるのが普通なのだが
禍忌も嫌味な皮肉屋ではあったが、相手の本質を突き、認めるに値する所は認めているなど、
アッシュ編のボスは遡るほど威厳を感じる辺り、シリーズ開始時点から狙ってやっていたのかもしれない。
加えて覚醒前はアッシュの コンパチに近く、そして覚醒後はこの 全裸と、とことん哀れである。
上記のように「とにかく嫌な奴」がコンセプトだったので、この嫌われようはキャラコンセプトとして大成功だったとも言えよう。
ただ、『XIII』は操られたローズ(と散々伏線らしきものを張っていた アーデルハイド)の設定がほぼ活かせていなかったり、
「遥けし彼の地より出づる者」がデモだけでいつの間にかほぼ全滅状態になっていたりと、
彼の存在以外にも色々と問題のあるストーリーなのは確かだが。
まぁそれも半分以上は全キャラドット絵チェンジの弊害があるため仕方がないのかもしれない。
なお、家庭用のストーリーモードではこの点がかなり補完されている。
後にアッシュは非常に特殊な経緯を経て復活したが、斎祀は何故か復活したような様子は見られない。
…復活したらしたで面倒な事態になりそうだが。
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上記の通りデモシーンでは全体的に白いカラーリングではあるものの、アッシュに瓜二つの姿である。
戦闘時には真の姿を見せ、亜麻色のオールバックの長髪に赤黒い肌をしたムキムキの逞しい外見となる。
さらに顔、手元、足元が黒い炎で覆われる。
だが真に驚くべきは、全裸であること。
半裸とか
褌一丁とかではなく
全裸。
もちろんモザイクなんてものは無い(必要なほど細かく描き込まれているわけでもないが)。
上半身裸の無界に、よく見ると下も脱いでいた禍忌とやたら
脱ぐ・肌を見せるボスが多かったアッシュ編だが、
まさかここまでとは予想できたファンがいただろうか。
とはいえ
筋肉モリモリの野郎の全裸とか誰得だし誰が喜ぶんだよ!いい男と喜びそうなのはいるが
てか、顔や手を炎で隠す前に、もっと隠さなければいけない場所があるでしょおおおっ!!
というわけで「サイキの特徴は?」と聞かれたら
「小物全裸」と答えざるを得ない。
なお元をたどるとオロチも「全裸の
クリスが光る玉を手に持って戦う」というボツ案があったが、それを意識したのだろうか。
禍忌と同様「デモシーンの姿のままで戦って欲しかった」という意見も。
そのためか家庭用では隠しキャラクターとして変身前の斎祀が乱入、倒すと使用可能。
最初からこっちで出せと
ただそのためか、逆に
全裸版ACボス版は無界や禍忌と違いプレイヤー使用不可のままとなった。
まあそのまま出すと相手を捕縛する飛び道具だけで永パしちゃうからね
性能の違いもあり、こっちはこっちで使いたかったという声も。
そんな彼だが、禍忌と同様BGMはやけに壮大である。
対戦前の掛け合いやグラフィック・BGMなど演出面に気合の入っている『XIII』だが、
彼のBGMはその中でも相当な良曲として評価されている。
ぶっちゃけキャラクターがBGMについてきてな(ry
原作中の性能
アッシュの技に似た黒い炎や肉弾戦による攻撃が多く、遠距離からはヒットすると捕縛する黒炎の弾を連発し
(前方にこちらの飛び道具を貫通する弾速の早いものと、こちらの位置をサーチして上空から降らす2種類がある)、
近距離では折檻のような投げ技を使用、ゲージが溜まるとアッシュ編のボス恒例の、
全画面判定の
超必殺技を使用してダメージを与えてくる。
また、当て身技も備えており、成立すると黒炎の弾同様捕縛して無防備にして、その後の追撃もしっかりと行ってくる。
投げ技に関しては姿が消える緊急回避から繰り出してくることもあり厄介。
中ボスらしく強さはかなりのもので、普通に戦えば苦戦は免れないだろう。
ちなみに超必時に、無界を殺害して得た力を用いているためか、体表に彼のものと同じ模様が現れる。
その一方でガードの精度はあまり高くなく、起き上がりに足払いや
地雷震を重ね続けるだけで倒せるなど、
キャラ次第では簡単に攻略することも可能。ん?
KOFの伝統?まあそうですね。
家庭版で実装された変身前の斎祀の方はアッシュのコンパチとなっているが、設定的にはある意味妥当か。
アッシュが
溜めキャラだったのに対し、こちらは
波動昇龍コマンドと対照的。
弱で飛び道具、強で対空と入力で性能ががらりと変わる「鬼抑ノ月」、攻撃後ワープに派生可能な「臂折ノ楔」など、
スタンダードからはやや遠い、癖のある技を多数有する性能となっている。
NEO MAX超必殺技「神集」では、ボス時の全裸になって攻撃。見た目はアレだが全画面かつ無敵も長いので、そこは腐ってもボスと言った所か。
MUGENにおける斎祀
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Werewood氏 & BoyBoyz氏製作 変身後 |
- Werewood氏 & BoyBoyz氏製作 変身後
Werewood氏(現・Borewood氏)とBoyBoyz氏による共同製作のキャラで、恐らくMUGENで最初に確認された斎祀。
Borewood氏の セス同様、グラフィックは原作のものがほぼそのまま使用されている。
エミュレーターで動かしたものを一枚ずつ取り込む「根性キャプチャー」によって製作されていると思われる。
基本的に『XIII』の 原作再現だが、コマンド表に載っていないオリジナル超必殺技として、超火力( KFM基準で 750)の踏み付け攻撃が追加されている。
システムも一部を除いて搭載されているが、未調整な部分もまだ多い。
なお、 しゃがみやジャンプができないのは仕様で、その都合か相手の攻撃によって空中に立つ不具合が見受けられる。
AIはデフォルトで搭載されており、飛び道具で相手を縛り投げで追撃が基本の立ち回り。
というか投げる、とにかく投げる、でもたまに立ち下段や投石で崩す。縛った相手を引っぺがす勢いの超吸い込み折檻が脅威的。
崩し方が結構な AI殺しになっていることもあり昨今のAIにも滅法強い、とボスとしての貫禄を十分に持つようになった。
また、ギル氏によって外部AIも公開されている。公開場所が分からない方は、氏が他にAI製作を手掛けた同作品キャラを探してみるとよい。
デフォルトの設定でも凶上位に近い強さを持ち、簡易無限コンボをONにすると捕縛技から10割を決めるようになる。
2015年3月には、ペパーミント氏による外部AI&改変パッチも公開された。
こちらはAIの思考パターンを変更することで並~狂中位クラスまで幅広く設定が変更可能で、捕縛からの超必殺踏み付けで容赦無く相手を葬るようになる。
また、捕縛技からの永パ回数も設定できるようになっている他、導入するとWinMUGENでも使用可能となる。
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Werewood氏 & BoyBoyz氏製作 Boss Saiki |
- Werewood氏 & BoyBoyz氏製作 Boss Saiki
「Boss Saiki」と銘打っているが、正確には上記のもののアップデート版。最終更新は2015年12月。
こちらは旧版と違いBoyBoyz氏のMediafireにて公開されているので注意。
MUGEN1.0専用となった代わりに最高5ゲージ化、変身前や血の螺旋に狂うアッシュの技も一部搭載している。
さらに バニシングラッシュや 疾火煌陣&魔舞紅躁、何故か サイキカルのGravity weighed(見えない全画面叩き落とし)まで搭載。
代わりに旧版にあった謎のゲージ技の大ダメージジャンプ踏み付けは削除されている。
ただし、黒炎弾などの一部動作に飛び道具を消すアーマー付与、ゲージ技が原作技どころか追加技までことごとく全身無敵とアッパー部分も多い。
デフォルトAIは追加技をほぼ使わず、これらの強みをあまり生かさないのが救いか(それでも凶上位はあるが)。
なお旧版用のギル氏やペパーミント氏のAIを使った場合、本体自体は同じなので起動はするが盛大にバグるので使わないように。
1.1用パッチが同時公開されており、適用するとズームに対応するようになる。
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randy氏製作 変身前 |
再現+アレンジ系。
一部技性能やコマンドが異なっているなど、アレンジ要素が所々に見られる。
また、PVのみに出てきた連続で踏み付ける「闇落」がMAX版として搭載されている。
勝利メッセージも搭載されているが、何故かアフロン氏の京と同じ台詞を喋る。
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41氏製作 変身前 |
原作再現系。
一部モーションの動きが別物になっていたり、技性能が異なっていたりと独特のアレンジが成されている。
ボイスは未搭載。
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or2=3氏製作 変身前 |
or2=3氏製作 変身前
原作再現+α系。
現在はアフロン氏のサイトで代理公開されている。
ダウンロードボタンはどう見てもムカイさんだが、恐れずにクリックしよう。
ノーマルモードとEXモードの二つがあり、7Pカラー以降でEXモード化。
ノーマルモードは原作にかなり忠実に再現されている。
EXモードは鬼抑ノ月が削除された代わりに、変身後の技が3つ追加されており、
各技の性能も、無敵が追加されたり発射する弾が増えたりと強化されている。所謂ボスモード。
勝利メッセージや会話イントロも搭載されており、同氏やアフロン氏の『XIII』キャラに対応している。
AIは未搭載。
外部AIはああああ氏及びヅァギ氏によるものが存在していたが、前者は現在入手不可。
この他にアフロン氏の 草薙京同様、BLACK氏によるボイスパッチも公開されていた(現在は公開停止されている模様)。
氏曰く「本家ボイスにウザさが足りないから作った」らしいが、むしろかっこよくなっている。
バリエーションとして、 オカマ化するボイスパッチも同時公開されていたが、こちらも現在は公開停止。
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Capone氏製作 変身後 |
現在は氏のOneDriveにアクセス出来なくなっているため入手不可。
MUGEN1.0以降専用だったが、更新で1.1専用になった。
氏お馴染みの非常に再現度の高い原作再現シリーズだが、やはり手足の黒炎は付いてない。なお原作再現なのでHDゲージは飾り。
また、各技には『'97』の オロチ並に直球な技名が付けられている。
オプションでボスモード補正(攻撃力・防御力アップ)を設定可能。
語るスレ用小物ロダで強力な外部AIが公開されているが、1.1化以降の更新には対応していない。
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Capone氏製作 変身前 |
上記と同じく現在は入手不可。
変身後に続いて公開された原作再現仕様の変身前で、やはりMUGEN1.1専用。
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The Glasses氏製作 変身前(手描きドット) |
- The Glasses氏製作 変身前(手描きドット)
MUGEN1.0以降専用。
原作再現仕様だが、ドットは従来のKOFドットとなっている。
技構成も原作のものに加え、3ゲージ超必殺技を使う際に変身する。
攻めまくるAIがデフォルトで搭載済み。
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この他に、こんちゃん氏がor2=3氏製裏モードを強化改変した「斎祀EX」(現在は公開停止)、モジャック氏が改変した「淵咬」が確認されている。
出場大会
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一覧 |
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
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出演ストーリー
*1
ソーシャルゲーム『THE KING OF FIGHTERS '98 ULTIMATE MATCH ONLINE』での誕生日は3月14日とされている。
*2
後者については家庭用のストーリーモードを見る限り、アッシュが入れ知恵した結果、2人ほど命令に背いて逃げた者がいたのが主な原因である模様。
*3
この時放出した力によって、近くにいた牡丹は消滅した……かのように見えたが、家庭用のストーリーを見るに生き延びて現代社会に溶け込んだようだ。
最終更新:2025年01月05日 21:34