仮面ライダーインペラー





 身長:195cm
 体重:94kg
 パンチ力:200AP(10t)
 キック力:400AP(20t)
 ジャンプ力:50m
 走力:100mを5秒

「どうです? 俺強いでしょ? お買い得ですよ。ね、センパイ達」

+ 担当俳優・声優
塩野勝美
『13RIDERS』
日向崇
『龍騎』
倉森慶二
PS1『龍騎』
村井良大
『ドラゴンナイト』
島﨑信長
『クライマックスヒーローズ』シリーズ
篠田諒
『RIDER TIME 龍騎』

倉森氏の起用は佐野の登場時期と開発・発売時期の都合と思われる。
村井氏は『ディケイド』の小野寺ユウスケを演じている。
ボイス
倉森氏(5:23~)
島﨑氏(『超クライマックスヒーローズ』)

2002年に放送された平成仮面ライダーシリーズ第3作『仮面ライダー龍騎』に登場する仮面ライダー。
変身者は佐野満(さの みつる、演:日向崇)。「じとうくんの さのとのコンビプレイ!」と呼び捨て扱いにされる奴ではない
(ちなみにそちらとの区別も兼ねてだからか、視聴者層からはサンマン「サノマン」と呼ばれる事も)。

レイヨウ型の二足歩行ミラーモンスター「ギガゼール」と契約している。
インペラーもレイヨウをモチーフとした意匠となっており、茶色を基調としている。
また、スエード調の装甲や肩口のボアなど、騎士というよりは武闘家風の造形も印象的だが、
これは同じく茶色+金を基調とした仮面ライダーオーディンとの差別化の意図もあったとの事。

変身ポーズは左手でデッキを持ち、親指と人差し指を立てながら両手をクロスさせながら前に突き出し、
ベルト出現と同時にクロスしている腕を裏返して戻し、右手の人差し指・小指・親指を立てて、
レイヨウの顔のような形にしながら、「変身!」の掛け声とともにデッキを装填する。
一見簡単そうだが、指の組み換えなどをスムーズに行うのが割と難しかったりする。
主にムエタイ風の足技をメインとしており、
右足のヒザ部分にある「羚召膝甲ガゼルバイザー」でカードを発動する。

名前の由来は、恐らくレイヨウの代表種の一つであるインパラと、皇帝を意味するインペラトル(エンペラー)、
そして角や武器のイメージから英語で貫くもの・串刺し等の意の「インペイラー(Impaler)」からと思われる。

+ デッキ構成など
SPIN VENT(スピンベント)
2000AP。
ギガゼールのツノを模した二連装ドリル「ガゼルスタッブ」を召喚する。
ドリルを繋ぐ本体部分「ガゼルディフェンダー」は強度が高く、盾としても使用できる。
ADVENT(アドベント)
4000AP。
本契約モンスターであるギガゼールを召喚する他、
多数のレイヨウ型モンスターをギガゼールを通じて使役する。
FINAL VENT(ファイナルベント)「ドライブディバイダー」
5000AP。
大量のゼール軍団を突撃させて、すれ違い様の打撃で怯ませた後、最後にインペラーが敵に強烈な跳び膝蹴りを打ち込む。
一応ライダーキック系統の必殺技ではある。
放映時に発売されたPS1用格ゲーでは描写が異なり、ギガゼール達が相手を取り囲んでフルボッコにした後、
ガゼルスタッブを装備したインペラーと槍を持ったギガゼールが突撃してトドメ、という技になっている。

ライダーの中でダントツでカードが少なく、単騎では戦略の幅が狭いため、
主にギガゼールの特性を活かして、数の暴力で攻める戦術が基本となる。
逆に言えばそれ以上の強みらしい強みが無いという事でもあり、
インペラーのスペック自体もジャンプ力がサバイブ級である事を除けば突出しておらず、
加えて変身者の佐野の格闘能力も真司にあしらわれる程度でしかない。

ファンの間では後年の『仮面ライダーディケイド』に登場した仮面ライダーアビスが、
アビスラッシャーの武器である双剣「アビスセイバー」を武器としていたため、
「アビスのようにギガゼールの槍を召喚するアドベントカードがあっても良かったのでは」と言われる事も。
ただ、メタ的に言うと件の槍は作劇的な都合で一度龍騎にぶっ壊されており、
プロップがライダーの武器として流用できるような状態ではなかったと思われる
(一応槍はオメガゼールの武器として流用されてはいるが、大半が遠目のカットで撮られている)。
加えてムエタイと長物武器とのアクション的な相性を考慮したとも言える。

+ ギガゼールについて
レイヨウ型のミラーモンスター
両腕に高周波電磁カッター「ガゼルカッター」を備え、
発達した脚力を活かした高速移動によるヒット&アウェイ戦法を行う。
また、二又に分かれたドリル状の穂先が付いた槍を武器としている。

序盤に野良モンスターとして登場したのが初出であり、既出のモンスターと契約したのは本編ではインペラーのみ。
そのためか、このコンビのみライダーと契約モンスターのパーソナルカラーが異なっているが、
同じく序盤にギガゼールの相方として登場した野良モンスター「メガゼール」はインペラーやバイザーに近い金の体色をしているため、
あるいは本来そちらと契約する設定だったのが何らかの事情で変更されたのかもしれない*1

個体としての戦闘能力は低いが、最大の特徴は、四肢にある「電磁サークル」から発する電気信号で、
他のレイヨウ型ミラーモンスターと遠隔で意思疎通できる能力を持つ事。
尚且つ単体では弱いからか基本的に群れで行動するという習性を持つ。
これによりインペラーは、契約したギガゼールを通じて付近にいるレイヨウ型のミラーモンスター達、
「メガゼール」「マガゼール」「ネガゼール」「オメガゼール」らをゼール軍団として大量に使役する事が可能となっている。
あくまで契約モンスターはギガゼール一体のため、契約条件となる餌の供給もギガゼール一体分で済むという破格のコスパ。
ただし、契約対象のギガゼール以外の他のゼール達まで餌を要求してくるというリスクが存在する。

ちなみに契約モンスターであるギガゼールがゼール軍団のボス……というわけではなく、オメガゼールがボス格。まあオメガだから仕方ない
群れは複数あるらしく、序盤でも野生モンスターとして複数登場している。
また、デザイナーである篠原保氏の画集『イコン』には、
本編未登場のベガゼール、イガゼールというレイヨウ型モンスターのデザインが掲載されている。

なお、「レイヨウ」とは本来一つの種を指す言葉ではなく、大雑把に「ウシとヤギ以外のウシ科動物」を指す括り。
複数種のモンスターが徒党を組んでいるという設定もその辺りが由来かと思われる。

+ 変身者の設定

定職を持たないフリーターで、初登場時点では地下駐車場の警備員。21歳
高級車に乗る程の金持ち相手におべっかを使い、チップをせしめて生計を立てる日々を送っていたものの
そんな現状にも不満を抱いていた所を神崎士郎に見込まれ、ライダーとなった。
そのため、仮面ライダーの力を金儲けの道具程度にしか考えていない。
金持ちになって優雅な生活を送りたいと願うだけあって金に対する執着が強く、当時ライダー達がいくつかの陣営に分かれていた状況を利用し、
契約モンスターであるゼール軍団を乱戦の最中に送り込んで各陣営の戦力を把握、
自身を傭兵として売り込む事で、報酬の高い陣営に付き利益を得ようとしていた。
この際、「仮面ライダーインペラー」の名前とカードデッキに描かれているエンブレムが書かれた名刺を真司達に渡しており、
ライダーである事を特に隠す様子も無かった。

性格は一見するとお調子者だが、とにかく打算的かつ目先の利益に弱く
当初は真司達側に付いたように振る舞いながら、後に報酬目当てで真司と敵対していた香川英行/オルタナティブ・ゼロ達に寝返り、
神崎優衣の命を狙って龍騎を攻撃する所業を平然と行い、そのくせ香川の死後はいけしゃあしゃあと元の鞘に収まろうとしており、
余程の悪党でなければとやかく言わない真司からもクズ扱いされている。

一方で人をモンスターに襲わせるのような真似はしておらず、
モンスターに人を襲わせそれを撃退したように見せかけるマッチポンプのような所業も無い。
打算ありきだが負傷した東條悟/仮面ライダータイガを介抱するなど最低限の良心は持っていた。
制作スタッフのインタビューによると、「打算を別にすれば真司に共感していたと思う」との事。
また、上述の通り地下駐車場の警備員時代のおべっかもあって、真司達の信頼を一時期買ったり香川達からも仲間として認められたりした他、
契約モンスターの内の数あるゼール系モンスターをけしかけ、ライダー達の力量や人間関係を調査するといった一面を見せている。

+ 本編第44話「ガラスの幸福」ネタバレ&トラウマ注意
ライダーバトルが終盤に入り熾烈を極める中、佐野のもとに父の訃報が届く。
実は佐野は父が経営する大企業「佐野商事」の御曹司だったのだが、世間を知って欲しいという親心から勘当されていたのだった
(ただし勘当の理由は会社の重役の口から説明されただけなので、事実かどうかは不明)。
重役との会食をも経て、莫大な遺産を手にしたばかりか遺言により次期社長に指名され縁談の話も持ち上がるなど、幸せの絶頂を迎える。
縁談の相手・百合絵は重役達が用意した、いわば政略結婚だったのだが、お互いに惹かれるものがあって意気投合、
佐野自身も重役達が自分をお飾りの社長に仕立て上げようとしている事を見抜いて「そっちがその気なら」と何か対策を考えるなどしており、
まさしく順風満帆であった。
結果、ライダーバトルに勝ち残る事なく願いを達成したため、戦いを放棄しようとするが、
士郎がそのような事を許すはずもなく、ギガゼール達の警告もあり途方に暮れ、
なりふり構わず金で真司達他のライダーを買収して味方に付けようとするが、
そもそも全員競争相手な上に、卑怯なコウモリのような立ち回りが災いして誰も応じず、
望まぬまま戦いに身を投じる泥沼に嵌まってしまう。
残された手札として、東條に親身に接して恩を売り、いざとなったら助けて貰おうと画策するも、
彼の身の上話を聞いた事で本当に情が沸いてくる等いまいち非情に徹し切れていない。

遂にはデート中だった百合絵を警告とばかりにゼール軍団の一体が襲おうとした為、
今度は願いを叶えるためではなく、手にした「幸福」を、愛する者を守るため、「ライダー」として戦う事を決意。
インペラーに変身してモンスターと闘っていた龍騎に襲いかかるが逆に圧倒され、
偶然現れたタイガに助けを求め、形勢逆転したかと思われたが、
この時点で「大事な人(恩人)を倒す事で英雄になれる」と考えるようになっていたタイガに重傷を負わされてしまう。
見かねた龍騎がタイガを抑えてインペラーを逃がすが、
満身創痍で逃げ延びた先で、よりにもよって仮面ライダー王蛇とエンカウント
ベノクラッシュの直撃を受け、カードデッキを破壊されてしまう。

ミラーワールドに生身で残された佐野は、満身創痍の身体で百合絵との待ち合わせの場所に辿り着き、
鏡に映る百合絵に叫ぶが、当然その声は届かず、デッキを失った彼は現実世界に戻る術も無い。
そしてついにミラーワールドに居られるタイムリミットに達し、肉体が粒子状になって空気中に溶けていく。
しかし、半狂乱になりながら救いを求める佐野の声は誰にも届く事は無く、
豪雨に打たれつつ一人寂しく健気に佐野を待ち続ける百合絵を鏡の中から見つめながら、
絶望と後悔の中で、もはや声にすらならない断末魔を上げて儚く消滅すると言う哀れな末路を迎えた。

「出してくれ…!出してくれよぉ!! 俺は帰らなくちゃいけないんだ俺の世界に!!!」
「!? 嫌だぁ……! いやだぁっ!! 出してくれぇ!!! 出してぇぇぇぇぇっ!!!!!」
「なぁ…何でこうなるんだよ……? 俺は……俺は……!」

「幸 せ に な り た か っ た だ け な の に ……!」

軽はずみにライダーバトルに参加してしまったばかりに、
ライダーバトルとは無関係に輝かしい「幸せ」を得られる目前で、ライダーのしがらみから逃れられず最終的に事切れるという、
13人のミラーライダーの中で最も悲惨な死に方をしたライダーである。
ある意味、ガイやライアのように即死していた方が遥かにマシと思えてしまう。
なお、最終回の「ライダーもモンスターも存在しない世界」では自身に致命傷を負わせたタイガと王蛇とは違い影も形も無かった。
「神崎の妹である優衣を襲った罪により復活から除外されたのではないか」と考察されているが、多少は報われて欲しいという声もある。
好意的に解釈するなら「画面に映るような特別な事のない平穏無事な日々」こそが彼にとっての幸福なのだろう。

一部の視聴者からは「デッキ壊して真司や他のライダーにモンスターを倒してもらえばよかった」「そもそも参加しなければ良かった」
という意見もあるが、かつてデッキを渡されながら戦いを拒否した斎藤雄一という候補者が、
神崎にモンスターを送り込まれ粛清された事例があるため、それらのような手段を使っても佐野が見逃されたとは考えにくい。
そもそも、神崎はライダーバトルに喜んで参加する人間を選んでいた*2と思われ、
彼が目先の欲に飛び付かない忍耐さえ持っていれば神崎に目を付けられなかったであろうことは想像に難くない。
いずれにせよ、神崎は参加者を皆殺しにして生命力を奪う事が目的だったわけで、神崎に目を付けられた時点で詰み状態だったと言える。

孤立化もタイガに狙われたのもライダーになった後の道程において佐野がことごとく選択肢を間違えた事が原因と言って良く、
蓮/仮面ライダーナイトからも「自業自得」と切り捨てられている。
一方でこれまでの記述を見れば分かる通り極悪人でも狂人でもなく、良くも悪くも一般人に近い感覚を持つ小市民的キャラである事、
「幸せになるため」という誰もが共感できる願いを抱いた事から感情移入がし易く、その死を惜しむ視聴者が少なくなかったのも確かである。
言ってしまえば短慮な人間でありぶっちゃけ小悪党なのだが、そうした悪い部分もライダーバトルという極限状況の中で見せた一面に過ぎず、
現実的に考えると、むしろ真司や仮面ライダーライア/手塚海之のような自己犠牲の精神を持つ人間の方が珍しく、
佐野のような小市民の方が多数派と言えるかもしれない。
もし、現実世界において、それも『龍騎』と言う作品による予備知識も無しでライダーバトルが起き、その世界の貴方が神崎からデッキを渡された場合、
貴方ならどう行動するだろうか?

ちなみにインペラー退場回の際、日向崇氏は風邪(インフルエンザ)を引いて40度の高熱を出していたらしく、
そんな中での文字通りの熱演であった。
この回の脚本を担当したかの井上敏樹氏からも「よくぞここまで演じ切ってくれた!」と太鼓判を押されたらしい。

+ 本編以外の仮面ライダーインペラー

TVスペシャル「13RIDERS」

終盤の大乱戦に変身後の姿で参戦。終始変身したままで、声も代役且つキャラクターが分かるような台詞もないため、変身者は不明。
劇中に出て来る変身者のリストに佐野(と東條)の代わりに載っている2人の人物、
「湯村敏幸」か「椎名修治」のいずれかがこのTVSP版インペラーの変身者ではないかと言われているが、
変身者リストに書かれているのは人物名と住所だけでどのライダーの変身者であるかは書かれていない上に、
TVSP中で変身者が特定できないライダーは仮面ライダーリュウガなど他にもいるため、詳細は不明。

ちなみに同作に登場する高見沢逸郎/仮面ライダーベルデは大企業の社長であり、
初期構想では高見沢こそが佐野の父親であるという設定だった……というデマが、
一時期各種百科事典サイトなどに記載されていた(個人ブログや匿名掲示板の考察が元ネタの模様)。
一応、「佐野の父の訃報」が「ライダーバトルで脱落して死亡」だとしても特に不自然さは無いが、
それを裏付ける一次資料は全く無い。
+ 余談だが
余談だが、この変身者リストは後に『週刊仮面ライダー オフィシャルデータファイル』まで設定資料などが公開される事は無く、
劇中の不鮮明な映像から視聴者に誤読されて放映から数年の間「インペラーの設定初期の名前は『椰子敏幸』」と広まっていた。
2009年頃から一時はWikipediaにまで「椰子敏幸」の名前が掲載されていた程だが、
『オフィシャルデータファイル』で公開されてからは収束した。
+ さらに余談だが
さらに余談だが、きゃんでぃそふと制作のアダルトゲーム『つよきす』のヒロインの1人、
椰子なごみの苗字はこれに由来する事をシナリオライターのタカヒロ氏が明かしており、妙な所に名残が残っている。
とはいえ彼女は幼少期に父親を亡くし、自分が母を守るのだと母の再婚候補に敵意を燃やし、他人の手を借りようとしないツンデレ少女なので、
性格面は佐野とは真反対といえるが。でもデッキ渡されたらライダーバトルに参加しちゃいそうな気はする。

仮面ライダーディケイド

ライダー裁判に参戦しており、ガイやライアと戦っていた。変身者不明。
その後、アビスと戦闘中だったディケイドにゼール軍団と共に襲いかかるも、
世界の破壊者たるディケイドに敵う筈もなく、ディメンションキックを受けてゼール軍団と共に敗退。

オーズ電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』

終盤に他の龍騎ライダーズと共に伊達明/仮面ライダーバースに率いられて参戦。
オールライダーブレイクにて岩石大首領撃破に貢献した。
ちなみに伊達と佐野は「メイン脚本家が同じ」「大金のために動く」といった共通点がある
(ただし伊達の状況(頭の中に破片)的には北岡秀一/仮面ライダーゾルダ(不治の病)の方が近い)。

『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT(仮面ライダードラゴンナイト)』

海外ドラマ版の本作では、仮面ライダースピアーとして登場。
変身者はアルバート・チョウ。
仮面ライダーアックス(日本版のタイガ)であるダニー・チョウの弟であり、吹き替えでは兄と同じく関西弁で喋る。
こちらでも登場から程なくして退場の憂き目に遭うものの、
完全に小悪党なキャラクターという事もあってか日本国内版程の悲壮感に溢れた退場劇とはならなかった。

なお、佐野の「自立を望む父から家を追い出された富豪の子息」という設定はアルバートには反映されていないが、
仮面ライダーシザースに相当する仮面ライダーインサイザーの変身者であるリッチー・プレストンが同様の設定で登場している。
後日談小説ではやはり佐野と同じ「駐車場で働いている」という設定まで加えられており、
原典の「アックス(タイガ)と組む」という要素を強調されたアルバートの代わりに出自の要素が移植・統合されたのかもしれない。

小説 仮面ライダー龍騎

登場から僅か数ページで退場。
ぶっちゃけモブの一人なのだが、死に際に「俺はただ、幸せになりたかっただけなのに……」と発言し、TVシリーズ視聴済みの読者のトラウマを抉った。

RIDER TIME 龍騎

石田(演:篠田諒)という青年が変身するインペラーが登場。
記憶を失った状態でライダーバトルに強制参加させられた人物の一人。
真司、手塚海之/仮面ライダーライア、木村/仮面ライダーベルデとチームを組み、どうにか生き残っていた。
飲酒をしているため、成人のようだが、他のチームメイトには基本的に敬語で接しており、年少者と思われる。
手塚を特にチームリーダーとして慕っており、どこか彼に依存しているかのような一面がある。
芝浦チームから共闘を持ちかけられた際は一番警戒していたものの、
結局は信頼する手塚の言葉に乗せられてデッキを渡してしまい、
芝浦チームに寝返った手塚の契約モンスター・エビルダイバーに奇襲され、
手塚が裏切った事実を信じられないまま、手塚の名前を叫びながら捕食されて死亡してしまうという悲惨な末路を迎えた。

PS『仮面ライダー龍騎』

蹴り主体の格闘技はイメージ通りだが、ページ冒頭の通り、
一人だけ声が異なる上に気合いぐらいでしか言葉を発さず、ファイナルベントの流れも違う。
登場が同時期のタイガが本人の声で妙に前向きなことを言うのとは別方向の別人となっている。
12:13頃よりインペラー


MUGENにおける仮面ライダーインペラー

ガ・タキリ・バ氏の製作したキャラが公開中。
退場回の放送日と同じ12月8日に公開された。
qzak氏の仮面ライダージョーカーをベースに作られている。
α版だが基本技は一通り揃っており、動かすには問題はない。
原作の攻撃だけでなく『クライマックスヒーローズ』の動きも再現されており、
蹴り技を中心とした近接攻撃の強い性能となっている。
超必殺技は1ゲージ技の「アドベント」「連続蹴り」の他、
ゼール軍団を次々と突撃させて最後にキックを決める、3ゲージ技「ファイナルベント」がある。
AIもデフォルトで搭載されている。

余談だが、某有名キャラのMAX2「ドライブディバイダー」は彼のファイナルベントが元ネタ。

出場大会

  • 「[大会] [仮面ライダーインペラー]」をタグに含むページは1つもありません。


*1
メガゼールのスーツはネガゼールに改造されており、
レイヨウ型モンスターながら、実は劇中でインペラーの呼び出したモンスターの中にいない
(番組の公式サイトではインペラーの配下モンスターの1体として紹介されていたため、
 スーツが無かっただけで設定上は使役可能とされている)。

なお、『DRAGON KNIGHT』でネガゼールとは別にスーツが新造されたため、
『ディケイド』以降はメガゼールもモンスター軍団の1体として登場している。

*2
前述の斎藤のような例外もいたが、一応彼も浅倉の起こした事件に巻き込まれた時に受けた負傷で、
夢だった音楽生命を絶たれたという、いかにも誘惑に乗りそうな過去を抱えていた。
なお、真司は行方不明事件の取材中に先代龍騎の部屋でデッキを発見(先代は戦いから逃げ出してドラグレッダーに喰われたためデッキは無事だった)。
手塚海之(ライア)は斎藤の友人であり、神崎に粛清された斎藤からデッキを引き継いだ。つまりこの二人が参戦したのは神崎にも想定外の出来事である。
…と言うか、裏設定によると真司に関しては全てのループでライダーバトルに参戦する運命であり、
ゲームマスターの神崎でさえ邪魔だと思っても止める事が出来なかったとか何とか。
余談だが、テレビスペシャル版では先代龍騎も「ライダーバトルを止めること」を目的としていた。負けて偶々近くにいた真司に押し付けた


最終更新:2024年10月09日 08:35