「ガ ウ ー ッ」
横山光輝氏の漫画『
鉄人28号』に登場するロボット。
日本警察に押収保管された殺人光線の設計図を奪い返すべくスノー国から送り込まれたロボット兵器。
頭に角を生やした
鬼のようなデザインだが、同作の他のロボットに無い特徴として、
プラモデルのように簡易な分解組み立てが可能な設計になっている。
これにより、パーツ群をロケット砲弾で秘密裏に輸送、現地で組み立てて運用するという、
潜入先での活動を前提とした設計であり、隠密行動を目的とする秘密兵器の類に分類される機体だが、
一方で単体の戦闘ロボットとしても非常に性能が高く、鉄人以上の頑強さに加えて、
両手を左右に水平に広げて上腕部からロケットを噴射して実現する高い飛行能力、
空中戦で鉄人の腕を掴んで振り回しもぎとったり、超重量の鉄人をジャイアントスイングする程のパワー、
ある程度は自立行動が可能な独立行動機能、指先から電撃を放射する武装など、戦闘面も非常に優秀。
ただし、操縦電波の有効範囲は操縦器から半径10キロと作中に登場するロボットの中では短めな制限があり、
それが仇となってスノー国の諜報員達の行動範囲を把握され、追い詰められる要因となってしまった。
また、組み立て前は無防備で少しでも部品を抜き取られると不具合が出てしまう欠点があり、
作中では、組み立て現場に潜入した大塚署長によって一部の部品を持ち去られてしまった事が祟り、
空自の戦闘機との空戦中に飛行が不安定になったり、奪取する予定だった金庫と誤認して、
もぎ取った鉄人の右腕を運んでくるといった不具合を起こしていた。
そんなわけでVL2号は不完全な状態で鉄人と戦うことになり、それでも初戦ではその高い性能で一度勝利したものの、
鉄人との再戦では攻撃パターンを見切られて追い詰められた挙句に、
最後は前述の不具合に鉄人から受けたダメージが重なり、突如として制御不能になり諜報員達を襲った末、
これを避けるために空中へ飛び上がらせたところで、煙を噴いて
自爆するという自滅同然の形で敗北した。
なお、スノー国工作員はその後切り札を失ったことで観念し、投降している。
だが、不完全な状態で鉄人を追い詰めたその強さは間違いなく脅威であり、
もし大塚署長によってパーツが抜き取られてなかったなら鉄人でも勝てなかったかもしれないと正太郎に言わしめた。
パーツがそろった本来のVL2号の強さはファンの間でも議論の対象になっている。
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他媒体でのVL2号 |
今川泰宏監督による2004年アニメ版では、敷島博士の前妻・梅小路綾子が某国工作員から提供されたロボットとして登場。
戦時中、鉄人に搭載する人工知能の開発に携わっていた綾子は、ある事情で京都の街そのものを憎み、焼き尽くそうと企んでいた。
彼女の開発した人工知能「 ロビー」に遠隔操作されたVL2号は、鉄人と同等の基礎性能に加え、
自ら思考して動く為にリモコン操縦型のロボットでは追従不能な反応速度を誇り、敷島も「鉄人では勝てない」と断言していた。
偽装用の大仏を破壊して起動したVL2号は、その圧倒的なスピードで鉄人の腕をもぎ取り戦闘不能に追い込むも、
ロビーの稼働と遠隔操作に京都の電力網を利用していることを逆利用され、敷島が鉄人のリモコンを改造して遠隔操作システムに介入、
京都中の電流を逆流させられたことでロビーの本体である人工知能群は爆発し、VL2号もまた機能を停止した。
同作の劇場版『白昼の残月』では日本制圧を企むベラネード財団のロボットとして登場。
正太郎とその協力者の村雨健次が乗ったジープを襲うも、何者かによって操られた鉄人に不意討ちで頭部を握り潰されて破壊された。
ダイナマイトを箱ごと投げつけられても傷一つつかないという装甲の固さアピールこそあったものの、
飛行や電流などの機能は一切使用しておらず、鉄人ともまともに戦えずに瞬殺されたので、本作においては不遇枠と言える。
長谷川裕一による『皇帝の紋章』には残念ながら カニロボットは登場したのにVL2号は登場しない。
これはスノー国のモデルと思われるロシア=ソビエト連邦が ギャロンおよび カニロボットことクラープ3型を保有していることに加え、
ギャロンが「分離した状態からロケットによって飛来、敵の目の前で合体する」というVL2号と同じ特徴を有していることから、
ポジションと能力が完全に被ってしまう都合上、より特徴的なギャロンを優先してVL2号は割愛されたものと思われる。
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MUGENにおけるVL2号
カーベィ氏の製作したキャラが公開中。
スプライトはギルバート同様Gesura505氏製作のバッカスをベースにカーベィ氏が顔パーツ等を描き直したものが使用されており、
モーションは「OPTPiX SpriteStudio」で作られている。
全体的な演出はボイス等を中心に2004年版準拠となっている。
パンチやキックに加えて電撃などの技で戦うキャラとなっている。
超必殺技はいずれも1
ゲージ消費で
飛び道具の「放電」、同じく金庫を投げつける飛び道具の「投擲」、
敵を掴んで電流を浴びせる
コマンド投げの「爆破」
(原作みたいな自爆じゃなくてよかった)の3つ。
また、
7P以降はガード不可になる代わりに
ハイパーアーマーが付与される。
AIもデフォルトで搭載されている。
出場大会
最終更新:2026年08月01日 20:52