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ギャロン


横山光輝氏の漫画『鉄人28号』に登場するロボット。
連載版で鉄人が最後に戦った敵である。
七英雄スービエの配下ではないし、の妹でも、手塚治虫の魔神でも無い。橘さん?DA☆違う!

世界征服を策謀する秘密結社ブラック団が運用する恐竜型ロボットで、竜脚類のような形状をしているのが特徴。
目算で鉄人の数倍、つまりモンスターよりも大きい同作最大クラスの巨体による質量はそれ自体が強大な武器となる他、
厚い装甲は鉄人のいかなる打撃も通用しない頑丈さを誇る。
また、口内に2基の熱線銃を仕込んでおり、遠距離戦も隙が無い。
熱線は近距離戦にも活用でき、敵に噛みついたまま発射する事で熱線に耐性を持つ鉄人の腕すら破壊する事が可能。
さらに、体を数十から数百の小型パーツ群に分離してそれぞれを飛行させ、目的地で再合体させる事で高速長距離移動も可能とする。
原作ではよく似たS国製恐竜ロボットと異なり有人である描写が無く無線操縦と見られるが、
テレビアニメ第4作などでは内部操縦型として描かれている。

距離を取れば光線、近づけば巨体を駆使した戦法で鉄人に苦戦を強いた。
しかし、合体状態ならともかく分解時のパーツは内部構造が剥き出しとなっているため壊れやすく、
また「精密なロボットほどパーツを失った影響が出るはずだろう」という敷島博士の指摘により、
再戦時には分離した時を狙った鉄人にパーツの一部を破壊されてしまう。
その結果、ブラック団の海底基地近くの海中で待機していた所、欠損してしまった装甲からの浸水のためか異常をきたして突如大爆発を起こし、
巻き添えとなった基地に大きな被害を与えたのだった。

十分難敵の部類ではあり、攻撃面も機動面も高性能なロボットであったものの、上記の自滅と言っても差し支えの無い負け方から、
最後の敵ながら読者からは脅威度はブラックオックスギルバートなど同作最強クラスのロボット達の次点辺りという見解が主流。
とはいえ、本来は独立連動装置の恩恵で腕など身体の一部がもげても全体機能に支障をきたさない鉄人のようなロボットの方が少数派である。
同じく最新鋭軍事兵器だったVL2号と同様、高性能かつ多機能故に思わぬ脆さが生まれてしまったロボットと言える。

+ 他媒体でのギャロン
長谷川裕一氏の手掛けた『皇帝の紋章』では、ソ連の開発した大型戦闘ロボット兵器として登場。
搭乗型ロボットとされる事もあるが、背面に司令室となるコントロールユニットが合体可能なだけで、事実上は原作同様に遠隔操作型のままである。
ナチスの遺産を巡って列強国のロボット兵器が繰り広げる皇帝の紋章争奪戦の参加機体の一つで、
ソ連の試作機クラープ三型(原作におけるカニロボットに相当)部隊が合衆国軍の空母を襲撃した際、
どさくさに紛れて捕らわれていた正太郎達が脱出したところ、海底を航行する巨大な恐竜型兵器のシルエットを目撃するという形で存在が明かされた。
その後ブラックオックスとの激戦を終えた正太郎の下に、長崎港を凍結させた謎の巨大ロボットの一報がもたらされる。
さらに次は東京を凍結させるというソ連からの犯行声明も届けられるのだが、当初、敷島博士によりギャロンは大型の海戦特化型機体と分析されており、
そんな短時間で長崎から東京に来れるわけがないと、大塚署長をはじめ誰もが高をくくっていた。
だがソ連の誇る固形燃料ロケット技術を駆使して分離・飛行が可能なギャロンは、わずか二時間で長崎から東京へと飛来。
連戦で疲弊した鉄人の目の前で合体し、ギャロンとしての威容をあらわにして襲いかかってくる事になる。
曰く「巨大な冷凍庫」との事で口から冷却液を噴射し、鉄人本体はともかくも加熱していたロケットを破壊する事で移動力を削ぎ、
さらに鉄人の攻撃を寄せ付けない装甲とパワーで圧倒するも、フランケン博士からアリスに託されたブラックオックスが救援に駆けつけた事で形勢逆転。
分離飛翔はあくまでもロケット技術をアピールするためのデモンストレーションに過ぎず、燃料不足から再分離しての撤退もできないまま、
破損部位から噴出した冷却液を浴びせられた事で今度は戦闘で加熱していたギャロンそのものが自壊し、鉄人とオックスの攻撃を受けて大破した。
搭乗員達は脱出後に亡命を願い出たが大塚署長にぶん殴られ、その後の処遇は不明である。まあ亡命しなきゃ命が危ういからね
ギャロンの大破により、もはや列強国に鉄人およびブラックオックスに比肩するロボット兵器は存在しなくなってしまい、
厳密に言えば小さなゴタゴタはあったんだけど、かくして皇帝の紋章争奪戦は終結したかに思われたのだが……

通称「スーパー横山光輝大戦」こと『ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日』では悪の組織BF団所属のロボットとしてOPに登場する他、
第5話で逃走中の主人公三人を追撃するBF団員・幻夜の相棒メカ頭だけのほぼ浮遊兵器)としても登場。
すでに瀕死の鉄牛にトドメを刺すべく巨体で圧し潰し(ちなみにこの時の幻夜のコールから名前が「ギャロップ」に改められている事も判明)、
逃げる銀鈴に対してはなんと眼球を飛ばして退路を断ち、目的のアンチシズマドライブ諸共口から吸い込み攫おうとするも、
闘志を取り戻した大作と共に復活したジャイアントロボに取り押さえられた上、開けていた口へミサイルを次々叩き込まれ中から爆破された
同作は出番がOPのみで本編未登場の敵ロボも多い中、1話のみとはいえ主要悪役の相棒として力を見せ付けた上で、
ジャイアントロボにやられるという破格の待遇であった。

同監督の2004年アニメ版では、犯罪組織PX団のロボットとして登場
(ただし、PX団の衣装は原作でのブラック団と同じタラコ唇の覆面姿である)。
搭乗型のロボットとなっているほか、口からは火炎放射で攻撃する。
緊急時にはコックピットのある頭部のみを切り離して上記『ジャイアントロボ』と似た姿になり、緊急脱出装置として使うことも可能。
作中では手始めに世界的財閥であるベラネード財団の総帥を襲撃。
総帥は無事だったものの攻撃を阻止できなかった正太郎の協力者・大塚署長を更迭に追いやる。
だが実はベラネードこそがPX団の総帥でもあり、この襲撃は日本政府をベラネードの配下に置くための自作自演の陰謀だった。
その後は「まだら岩」こと第三海堡に出現。人類を破滅させる事も可能な最終兵器「太陽爆弾」の素材となる新元素バギュームの採掘に使用された。
正太郎の鉄人と死んだはずの敷島博士と同じ声で正体がバレバレの某国工作員ニコポンスキーの操るブラックオックスとの戦いでは、
機体そのものの超重量と分離機能を活かした踏み付け攻撃で圧倒し、鉄人の装甲が潰れるほどのダメージを与える。
しかし、その間にビッグ・ファイア博士が少量のバギュームと海堡に設置されていた対空砲を利用した小型太陽爆弾の砲弾を作成。
博士の指示で鉄人・オックスに手足を掴まれて動きを封じられている隙に砲弾を撃ち込まれ、胴体を消滅させられてしまう。
脱出した頭部にはバギューム鉱石を溜め込んでいたものの、海底採掘用の吸引装置が移動用スクリューを兼ねていた事が災いし、
海底で襲ってきたブラックオックスから逃れようとスクリューを使ったが為にバギュームを全て吐き出す結果となってしまった。
その後は残った頭部だけが移動用のヘリ代わりに使われていたものの、最終話で鉄人が黒部ダムへ飛んできた際に衝突しかけてしまい、
バランスを崩して墜落、大破してしまった(正太郎に撃墜するつもりはなく、事故のような形だった)。

『スーパーロボット大戦64』では上記の『ジャイアントロボ』が参戦の為、やっぱり胴体の無いギャロップが参戦。
……が、何分核融合炉で動くMSは勿論の事その他超エネルギーで動くロボットが雁首揃えたスパロボでは、
幻夜やアンチシズマドライブ周りの設定は再現し辛く、登場しないキャラクターの相棒メカに大したシナリオを用意できる訳も無く、
加えてOVA本編でアッサリ負けたのを拾った結果、BF団の量産機枠として大量に出現する。
何故か色も緑色になった事で(量産型カラーという事だろうか?)どことなくカエルっぽく見えるように……。
戦闘アニメは13:20~、能力は13:43~
※「こんな円形ビーム撃ってたっけ?」は禁句


S国製恐竜ロボット


後述するようにMUGENキャラのS国製恐竜ロボットもこのページで扱うため、S国製恐竜ロボットについてもここで述べる。

鉄人と金田正太郎のせいで日本における活動のための人員や戦力をほぼ失ったS国スパイ団のニコポンスキーが、
本国への救援要請で取り寄せた竜脚類のような形状を持つロボット。作中では2体登場した。
最初は恐竜に偽装していたが、1体目は電線に接触して1皮膚のような外装が焼け落ち、ロボットであることが露呈している
鉄人より遥かに巨大な同作に登場する敵ロボットの中でも上記のギャロンと並びトップクラスの体躯を誇り、
水陸両用で水中を35ノットもの速さで進むことができる。
機体内部はいくつかの部屋に区切られており、拉致した敷島博士を監禁していた部屋や、
脱出用のジェット機の格納庫、弾薬庫などが存在している。
有人操作式で、武器として口から火を噴く他、胸元に引き込み式の機銃を2門装備している。
また、外皮の剥がれた1体目の背中には2門の機銃が認められ、後方に向けて射撃する様子が描写されている他、
それ以外にも、どこにあるかは不明ながら、2門の機銃からの発砲も確認できる。

様々な機能や能力を持っている反面、操作性やシステムの複雑化も招いており、
何人かの乗組員が搭乗して分業で動かさなければならない。
この巨体も数々の機能搭載や高性能を実現するためにこのサイズを余儀なくされたものらしく、
鉄人にはない遠距離攻撃手段も備えている一方で、機動性は鉄人に劣り、単体の総合戦闘力は鉄人と大体同格といった辺り。
逆に言えば、この恐竜ロボットに匹敵する機能をこのロボットよりも小さなサイズに収められているという点、
そしてそれだけの強さでありがながら操作が1人で事足りる点を比較すれば分かる通り、
用いられている技術水準やロボットとしての完成度では鉄人に劣る。
S国が日本に目を付けたのも、鉄人のような高性能さとコンパクトな機体を両立させる技術を欲したためである。

鉄人との初戦ではその巨体とパワーで圧倒し、さらに現れた2体目との挟撃により、
右腕と左脚を欠損させる損傷を負わせ、撤退を余儀なくさせた。
だがその後、鉄人の修理工場に潜入していたニコポンスキーとその一味を救出するために街を破壊しながら進撃した際に、
体内に拉致・監禁していた敷島博士によって弾薬庫を爆破されてしまい1体目は爆発四散してしまった。
2体目は逃げ延びたニコポンスキーの指揮の下でまだ修理中の鉄人を奪うために工場の襲撃に駆り出されるが、
すんでのところで修理が完了した鉄人の機動力を活かした空中からの攻撃に翻弄されて撤退。
最後は灯台岬にあるアジトに乗り込んできた正太郎と自衛隊から逃がれるために起動されたものの、
既に手の内を把握されていた事もあり鉄人に首をもぎ取られて大破。
ニコポンスキーら乗員が脱出したことで放棄された。


MUGENにおけるギャロン

カーベィ氏の製作したキャラが公開中。
スプライトはMr.person氏製作のものをベースとしており、モーションは「OPTPiX SpriteStudio」で作られている。
踏みつけや頭突きなどの近接攻撃に加えて、火炎や熱戦などの飛び道具
地上の相手にのみ当たり連発不可能な必殺技「フラッシュ」などの技で戦う性能となっている。
超必殺技はいずれも1ゲージ消費で「連続踏みつけ」「突撃」「分離攻撃」の3つ。
また、7P以降はガード不可になる代わりにハイパーアーマーが付与される。
AIもデフォルトで搭載されている。
参考動画


また、このギャロンをベースに「S国製恐竜ロボット」も製作されている。
一部技は共通しているが、必殺技の「フラッシュ」が省かれ、代わりに飛び道具の「機銃」が使えたり、
超必殺技の「分離攻撃」が「一斉攻撃」に差し替えられているなどの変更点がある。
defファイルの登録により2号機も使用可能。

出場大会

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最終更新:2026年08月15日 11:17