ボコボコ


「こうげきをくらってボコボコになるのはおまえのほうなのだ。ふ、ふ、ふ。」

任天堂がファミコンで発売したロボット格闘ゲームジョイメカファイト』の登場ロボット。
『DQ5』で仲間になるブラウニーの2匹目の名前ではない。
ワルロボとしてステージ2の8体の敵キャラクターの内の1体として登場。
倒しても仲間にはならないが、ハードモードをクリアするとSELECTボタンで対戦でも使えるようになる。
フォルムは+のネジのような目にサンダーバードの人形のような口、
他は古い薄汚れた機械のような水色(1Pでは橙)の汚れ、更に各部に凹みまである。
また主人公達に倒された後、頭部と四肢がジオの胴体&エナジーボールと合成され、ステージ3のジオーンとなって再登場する。
ジオにはいい迷惑だった


原作での性能

飛び道具・突進・連打技・投げ、とスタンダードな必殺技構成を持つが、そのことごとくが低火力かつ弱判定な、
何でもできるように見せかけて何もできない超器用貧乏なロボ
投げ無い連中に次ぐと言われる弱キャラ。近い位置にいるのはサスケダチョーンさん辺りか。
特に攻撃力の低さはダントツで、コンボが無く単発火力が重要なゲームなのにもかかわらず最高8POW(全員の最大HPは88POW)しかない。
ちなみにステージ2のキャラで次に最高攻撃力が低いガラックですら10POWで、通常パンチ(一番低火力技)もガラック4POWに対し、ボコボコ2POW……。
一応「めくりでジャンプキックを当てる→浮いた所に足払い」を繰り返す事で永パになるが、
そこそこタイミングがシビアな上に火力が低いせいで時間がかかり、完走するのは難しい。
もっと出しやすかったりチャンスの多かったりする永パ持ちは多数いるので、これを込みで考えてもやっぱり弱い。
その上ザコも同様の永パを持っている。

そんなボコボコだが、実は立ち回りそのものに関しては(他の弱キャラ連中と比較してだが)そこまで酷い性能ではなかったりする。
火力面が絶望的なのは否定のしようがないものの、一応最低限立ち回りに必要な技は取り揃えており、ガードされるだけで詰む奴などよりは幾分か希望がある。
投げに関してはむしろ他の多くのキャラより間合いが広く、『ジョイメカ』の仕様と相まって投げ勝負になるような間合いでは意外と油断ならない。
そして移動速度こそ遅いもののジャンプが速く、タメ無しで出せて発生も速度も優秀な突進技を持っているため機動力が結構高い。
実はこう見えて惜しいキャラなのである。仮に強かったとしてもジオーンの劣化版呼ばわりされてそうだが

必殺技

  • ハチャメチャ(A連打 4POW)
連打技。ただし相手の無敵仰け反り時間のためにほとんどコンボは期待できない。
よく見ると一部手が光っているものがあり、それだけにしか攻撃判定を持っていないので、ヒットしても後続の光っている手の位置関係で連続ヒットしない。

  • グル グル スロー(AB同時押し 8POW)
スカポンのコンナンイラヘンを弱体化したような技。全身をグルグル回しながら頭をぶつける。
こんな技でもボコボコにとって貴重な牽制技なのだが、頭の戻り速度がスーパーザコの歩行速度より遅いという罠がある。
多段技であれば牽制手段としてかなり使える技になっただろうに……。
ちなみに、こっそりジボル先生のジャンプパンチよりリーチが長い。

  • ハリケーンボコボコ(→+B 8POW)
突進技。倒立して回転しながら敵に突っ込む。頭に判定があり当たった相手は転ぶ。
一応、とある位置でダウンした相手の起き上がりに重ねるとガー不にできる。できるけど、タイミングが……。
何故か発生直後上方向に異様に長い攻撃判定が発生するので、対空迎撃には使えない事もないかもしれない。
タメなしで出せて速度もあるので逃げや撹乱にはそこそこ使える。倒立する関係で喰らい判定が低くなるので打点の高い技をスカせたりもする。
ただし後述するジャンプを使わないとガード時反確になってしまう。

ちなみに発生中↑・A・Bを同時押しするとジャンプする。
連続で入力に成功すると無限に多段ジャンプが可能なため、使いこなせればスーパーザコも真っ青の機動力を得られたりする。
……が、この追加入力、
仕様上1F以内のズレで入力しないと同時押しが同時押しと判定されないため、絶望的に難易度が高い。
人間が安定して出すのは不可能と言い切ってもいいレベルであるため、残念ながら実戦で「使いこなす」のは現実的ではない。
安定さえすればジオーン共々かなり評価を上げていただろうに……。

  • ボコボコ ナゲ(相手に接近して→+A or ←+A 8POW)
ゆっくりと後ろに投げ飛ばす技。ボコボコがザコやスケーターに勝っている数少ない部分。
先に触れた通り地味に間合いが広いため、もうちょっと火力があれば結構なアドバンテージになり得たかもしれない。
ちなみに対CPU戦ハート0状態のホウオウには、歩いてこれを出すだけでハメられたりする。


MUGENにおけるボコボコ

とけい氏が製作したものが存在。
yamabe氏が原作/アレンジモードに切り替えられるパッチを製作しており、現在ははいうぇい氏によって代理公開されている。
なお、非常に分かりづらい所にあるので「ジョイメカ」でサイト内を検索する事をお勧めする。

出場大会



最終更新:2024年08月31日 03:22