スター


「このロボのくうちゅうさっぽうにはてもあしもでまい。ふっ。」

任天堂がファミコンで発売したロボット格闘ゲームジョイメカファイト』の登場ロボット。
取ると無敵になる奴とか、カービィを他のエリアに運んでいく奴ではないが、任天堂としては何かとモチーフに使われていて縁の深さを感じる所か。
悪のロボットではあるが、倒しても化けて出てきたりはしない(化けて出るのはこっち)。
名前はスターで頭部デザインからもそれっぽく見えるが、オラオラはしない。「ウリャウリャ」する奴ならいるが

ワルナッチ博士が作ったワルロボで、ステージ3の8体の敵キャラクターの1体として登場する。
倒しても仲間にはならないが、ハードモードをクリアすると対戦で使えるようになる。

逆立った髪のような金色の頭部に仮面を付けたような頭、何と言っても一番の特徴は名前通り胴体に付いている星である。


原作での性能

ワルナッチ博士の言葉通り空中殺法に特化したキャラ。
必殺技の全てが空中からの突進技となっている。猛スピードで飛び回ってこちらを翻弄してくるため、初見ではかなり厄介な相手。
結構なAI殺しでもあり、COM操作のホウオウくらいであれば適当にバッククラッシュを擦りつつ距離が詰まったら即キャノンヘッドで逃げる……
を繰り返しているだけでワンサイドゲームに追い込めたりする。
……が、こいつには投げ技が無いという致命的な欠陥がある。
削り性能の高い必殺技なども無いため、逐一ガードされるだけで自分の方が手も足も出なくなってしまう。
突進する以外にはこれといった攻め手もなく、ピヨり耐性も低いため一度捕捉されるとそれだけで詰んでしまいがちで、
動きを知っている相手には一方的にやられてしまう。

ただし隙が少なく速度もあるキャノンヘッドのおかげで逃げ回るのはそこそこ得意で、必殺技も全体的に高威力。
理論値的にはどうあがいても厳しいと言わざるを得ない性能だが、とことん被弾を避けた上で相手のミスを的確に狙う事ができれば希望はある……かもしれない。
他の投げがないキャラと比較しても絶望的なレベルの弱キャラという声もあれば、
海外勢を中心に実戦値なら中堅下位あたりは狙えるという声もある、かなり評価がブレやすいキャラ。
もっとも、このゲームの「中堅」は「ガチ対人戦では通用しない」とほぼ同義だったりするのだが

必殺技

  • ロケット ジャンプ(↓タメAorB 0POW)
他2つの技の前動作。……なのだが、ホバーのハイジャンプ同様特に意味もなく必殺技の枠を取ってしまっている。
ABどちらを押したかで繋がる技が変わる。

  • スターダストプレス(↓タメA 24POW)
Aの場合。ほぼ真上に高く跳び、高高度からのフライングボディプレスを繰り出す。
一撃でライフゲージの1/4以上を持っていけるかなりの高威力技。
……が、あまりにも高く飛ぶせいで滞空時間も長く、見てからでも迎撃なり防御なり回避なりどうとでも対応が可能。
当て損なえばその時点で死が見えるのでぶっぱは厳禁。

  • バック クラッシュ(↓タメB 16POW)
Bの場合。敵の背後を取り、飛び蹴りを食らわせる。
こちらは低空、前方に高速で飛ぶので多少落とされにくい。また背後から高速で突っ込むのでガードするのにコツがいる。
ただし最後の突進の持続が無駄に長いため、ガードされたら反撃は必至。
相手がピヨったらプレスよりコレ、中央部分を当てる事で重ねガー不キャノンヘッドで32POWダメージを取ろう。
そもそもどうやってピヨらせるのかという問題はあるが。

  • キャノンヘッド(AB 16POW)
前方に大ジャンプしながらの頭突き。地上の相手にはほぼ密着している状態でないと当たらない。
無敵時間は無いし判定もそこまで強くないので対空に使うのは微妙。そもそも相手を飛ばせる手段がないし。
ただタメいらずで発生も早く、速度や軌道も悪くないので逃げ技としてはかなり優秀。
逃げても結局自分から突っ込まないと攻撃できないので一時凌ぎにしかならないが、
それでもどうにかこれで逃げ回って数少ないチャンスを探る以外に対人での勝ち筋はほぼない。


MUGENにおけるスター

yamabe氏によるものが存在し、現在ははいうぇい氏によって代理公開されている。
なお、非常に分かりづらい所にあるので「ジョイメカ」でサイト内を検索する事をお勧めする。

性能、フレーム数はほぼ完璧に再現されておりダウンも搭載されている。
そのためか他のダウン未搭載ロボより弱く感じる。
しかし、割とダウンしやすいロボは多いので、このぐらいの強さが本来のジョイメカ勢の強さと言える。

開始時左右かX+Y後左右でステージ3のもう一体の空中殺法ロボ、ホバーのアレンジモードを選択できる。
「ハイ ジャンプ」はロケット~と同じメテオシュートの準備技。
「メテオ シュート」相手の頭上に飛んだ後きりもみ回転での頭突き。
「ハイパーアッパー」は姿勢を低くしての高速アッパー。
「ホバースライド」は高速移動しながらのアシバライ。
……ガードされた場合の対抗策が無いので逃げ回りながらの戦いを強いられる。
というか、ホバースライドをガードされるともう手も足も出ない。足浮いてるけど

また、卵寒天氏が製作したものも存在し、現在はこちらもはいうぇい氏によって代理公開されている。
他のシリーズ同様、現代の格闘ゲームらしい様々な要素が追加されている。
IX氏による外部AIも公開中。

出場大会

凍結


最終更新:2024年09月09日 13:36