3億 5000年前(妙に細かいが誤字ではない)に出現し、「青い悪魔」と呼ばれていたらしい。
当時の超古代文明の力によって液化された状態でカプセルに封印されていたが、時が流れた現代になって、
工事現場でカプセルが発掘され、調査の為に運ばれた鉱物試験所で10万ボルトの電気ショックを受けて復活した。
かつて自分と同じように封印され、落雷のショックで覚醒した赤色火焔怪獣 バニラとオリンピック競技場で交戦。
一進一退の攻防を繰り広げるが、バニラが 科学特捜隊の攻撃で目を潰された隙を突いて、溶解泡で溶かしてしまう。
そして、 ウルトラマンとの戦いでもスペシウム光線を2発まで耐えながら溶解泡で反撃するという丈夫さを見せるが、
自慢の溶解泡はウルトラマンに通用せず、3発目のスペシウム光線によって倒された。
その後、『ザ☆ウルトラマン』や『 ウルトラマンパワード』にも登場しているが、
「身動きの取れない状態から復活した後、同じような目に遭っていたバニラと戦う」という点は同じである。
『ザ☆ウルトラマン』では怪獣墓場で眠っていたアボラスが、バラドン星人によって復活させられる。
他の怪獣達と共に地球に送り込まれ、科学警備隊に襲いかかるも、最後はウルトラマンジョーニアスに倒された。
『ウルトラマンパワード』では初代より早い3000年余りの間、古代人が作り上げた棺の中に封印され、
パワード世界ではバニラと共に伝説上の物とされている。
初代同様「青い悪魔」と呼ばれ溶解液を武器としている他、
バニラ共々「音波で弱らせてから倒さなければ何度でも復活する」という恐るべき特性を持つ。
上記の特性を抜きにしても初代同様のタフさを持ち合わせており、
普通の攻撃では全く傷が付かず「マシュマロをぶつけたみたいだな」と比喩される程で、
W.I.N.R.の特殊ミサイルで一旦倒れたものの直に立ち上がっている。
とある洞窟内にアボラスを封じた棺が納められていたが、偶然にもキャサリンとロンという大学生の二人組が棺を発見。
キャサリンが大学新聞のネタにしようと言い出し、ロンに棺を開けてさせてカメラで撮っていたが、
カメラのフラッシュの影響で復活した。
時を同じくして川底から発見され、ウィティッカー博士により恐ろしいものと知っておきながら、
好奇心で棺から復活させてしまったバニラと交戦し、初代同様に溶解液で一度は勝利したものの上記の特性から再生され、再び戦闘となる。
途中パワードが乱入し、バニラと共に2対1の戦いに挑むも、ウィッティカー博士が元々アボラスとバニラの弱点である棺が奏でていた旋律を再現、
これにより両者とも弱体化し、最後は2体ともメガ・スペシウム光線で倒れた。
長らく映像作品への登場はなかったが、2015年に放送された『ウルトラマンX』の1話で再登場。
劇中ではロシアにて同時に出現したバニラと対決しているニュース映像が流れた。
バニラとアボラスのような「赤い体色と青い体色の2体の存在が対立している」というシチュエーションは、
後年の『 ウルトラマンティガ』や『 ウルトラマンマックス』でも見られるが、
『ティガ』では宇宙人の片割れを中心にドラマが展開され、
『マックス』では勝ち残った方が負けた方の力を取り込んで大幅にパワーアップするなど、少し捻った見せ方をするようになる。
なお、PS2用ゲーム『ウルトラマン』ではゲームの進行には関係ないものの、
アボラス→バニラの順番で倒してクリアすることも可能。
『ウルトラマントリガー』では第21話「悪魔がふたたび」にバニラと共に登場。
オリジナルのアボラスの本格的な戦闘シーンが描かれたのは『マン』以来となる。
アボラスとバニラがタフすぎて倒せなかったため封印という手が取られた『マン』の個体と異なり、
同作の個体は体内に強力な毒素を持っており、倒すと周囲に甚大な被害を出してしまう為、トドメを刺されず封印された事になっている。
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