ギギギアル


ブラック
あかい コアは エネルギータンクの やくわり。チャージした エネルギーを トゲから しゅういに うちだす。

ホワイト
あかい コアの ついた ギアを こうそくかいてんさせて エネルギーを きゅうそくチャージ するのだ。

分類:はぐるまポケモン
タイプ:はがね
高さ:0.6m
重さ:81.0kg
特性:プラス(「プラス」か「マイナス」がいると特攻が1.5倍になる)
   マイナス(「プラス」か「マイナス」がいると特攻が1.5倍になる)
   クリアボディ(相手から能力を下げられない)

任天堂の育成RPG『ポケットモンスター』に登場するポケモンの一匹。初出は第5世代(『ブラック・ホワイト』)。
歯車の形をした「ギアル」が「ギギアル」を経て最終進化したポケモン。
ギアルは2つの小さな歯車(通称「ちびギア」)の姿をしているが、「ギギアル」で片方が大型の歯車に変化し、
このギギギアルで赤いエネルギーコアの付いた歯車とトゲ付きのリングが加わる。このトゲからエネルギーを発射する構造。
アララギ博士曰く、ギアルは百年前には居なかったポケモンであるらしい。恐らくこいつもそうだろう。
それにしても進化するごとに「ギ」が一個ずつ増えるだけとは何と安直なネーミングだろう…。
名前のお陰で漫画『はだしのゲン』ネタには事欠かない(『はだしのゲン』といえば「ギギギ…」という苦鳴が特徴的なため)。
そして歯車繋がりか某アニメの魔女になぞらえられたりも。
ちなみに海外版の名称は「KLINK(クリンク)→KLANG(クラング)→KLINKLANG(クリンクラング)」とこっちも安直である。


原作中の性能

HP:60
攻撃:100
防御:115
特攻:70
特防:85
素早さ:90

複合タイプを持たない、数少ない純はがねタイプのポケモン。
通常の進化をするポケモンの中では、純はがねタイプは唯一この系統のみだったりする。
ジバコイル同様防御が高く、HPは低いものの耐久性には優れる。
だが、あちらとは違い攻撃の面にやや優れた物理型であり、はがねタイプの割に素早いので比較的先手も取り易い。
技の中では、この種族専用だった「ギアチェンジ」と「ギアソーサー」が主力。
しかし、物理技のバリエーションがあまりにも貧相で、これ以外のサブウェポンに乏しいのが最大の欠点。
第5世代までは同じく純はがねタイプだった、器用なのに素の能力値の低いクチートとは逆の悩みを抱えているのである。
ちなみにエネルギーコア追加前のギギアルと追加後のギギギアルのとくこうは同じ数値、あくまでも充電用のパーツなので、まあ納得出来ない事もない。

「ギアソーサー」はタイプ一致の2回攻撃で、威力は50*2(タイプ一致なので実質75*2)とそこそこ高いが、命中率が85とやや低い。
第五世代から連続技で「相手の「みがわり」等を潰しつつ即追撃」が可能になった事により、連続技の需要が上がった現在ではそれなりに役立ってくれる。
「ギアチェンジ」は攻撃力を1段階、素早さを2段階上げる高性能な積み技で一見役立ちそうだが、
残念な事にこれを活かせる技を「ギアソーサー」くらいしか持っていないので、せっかくの優秀な積み技なのに活躍の場は狭い。
ギアソーサー単体では半減されるタイプが多いので、「かみなり」「おんがえし」「どくどく」などを持たせる事で相性を補う事もある。
ギアチェンジを一回でも積めば殆どのポケモンを抜かせるようになり、連続技のギアソーサーで身代わりや気合のタスキを突破出来るので、
相手がはがね半減タイプでなければそこそこ強い。
耐久力はそこそこあるので、弱点となる地面対策に「ふうせん」や「シュカのみ」を持たせれば大抵のドラゴンに後出ししてギアチェンジから反撃可能。
しかし、はがねタイプの物理アタッカーとしては鈍足ながら素のパワーと汎用性で勝るメタグロスハッサムが立ちはだかるし、
耐性重視ならナットレイ等のもっと優秀なポケモン達がいる。
特性を生かした特殊型にしても、ジバコイルの火力に届かずイマイチ旨味が無いというのがオチという有様。
残りの技構成は「でんじは」「どくどく」「ボルトチェンジ」などの補助技にしてお茶を濁すのが一般的な使い方になってしまう。

通常特性は「プラス」「マイナス」の2つだが、第五世代からプラス同士マイナス同士でも効果を発揮するよう強化されたので、実質的に特性は1つ。
自身のとくこうは低めなので、生かす場合には自分ではなく味方の「プラス」「マイナス」起動用と割り切った方が良い。
現在手に入る「プラス」「マイナス」持ちはギギギアル以外に4種類存在、それらに進化前のギギアルも実戦投入すれば完全な特性統一パーティが組める。
ただしギギギアル以外の「プラス」「マイナス」持ちは全て電気タイプであり地面弱点統一とめざパ抜きでの攻撃範囲の狭さという欠点を抱える事になるので、
そこまで徹底してやるのは完全にロマンである。

とはいえ、そのギアソーサーとギアチェンジの性能が非常に良いため、相手は選ぶがこの2つだけでも戦えていけたり、
種族値やタイプも決して悪くはなく、前述の技の無さと、シングルでは無意味な(ダブルでも微妙な)特性の2つくらいしか欠点が無い。その2つが致命的な訳だが
後1つか2つ、強力なサブウェポンを手に入れれば化けるともっぱらの評判で、今後の強化にも期待出来る。
…手足は無いけど、『しん』とか『ワイルドボルト』とかなら覚えられそう…?
というより「いわくだき」を覚える時点でもう手足が無いとか問題zy(ry
そして、とうとう『ブラック2・ホワイト2』では技マシンで電気タイプの物理技「ワイルドボルト」を習得可能になった。
ただし、「アイアンヘッド」等のタイプ一致物理技は習得出来ず。
第8世代ではDLC「鎧の孤島」で「アイアンローラー」を取得しているが、フィールドがないと失敗する技なので、
対人戦やマックスレイドバトルではともかく使い所が限られる。

ゲーム中では、電気石の洞穴かP2ラボで野生のギアルを捕獲した後、レベル38まで上げてギギアルにした後、レベル49まで上げる事でこれに進化する。
入手までは比較的長い道のりを辿る事になるので、クリア前の入手は困難であると考えた方がいいかも。
トレーナーでは、プラズマ団の「N」が使用してくる。
戦う度に手持ちをころころ変えるNのポケモンとしては珍しく、電気石の洞穴では進化前のギアルを、Nの城での最終戦でこいつを使用する。
数学フェチであるNにとってこの無機質な「トモダチ」は魅力に溢れているのだろうか。
ただし特性がギアルの時は「プラス」に対し、ギギギアルでは「マイナス」になっており、それぞれ別個体かと思われる。
「きんぞくおん」を使って特防を下げ、「10まんボルト」や「はかいこうせん」「ラスターカノン」の特殊技で攻めてくる。
だが、こいつの(厳密にはこいつではないが)恐るべき点はそれだけではない。
+ ネタバレ注意
実はこいつが6匹目に配置されている関係で、Nのパーティにいる5匹目のゾロアークが特性でこいつに化けて出てくるのだ。
こいつの姿を確認して、シャンデラで燃やしにかかろうものなら「つじぎり」で弱点を突かれ、
ジャローダで粘りにかかろうとすると「かえんほうしゃ」で消し炭と化してしまう。
格闘タイプをぶつけてすぐに倒した人にはあまり感じなかったかもしれないが、およそギギギアルらしからぬ攻撃に度肝を抜かれた人は多いだろう。

この他、サブウェイマスターのノボリやクダリもこいつを使う。
ノボリ版は「ギアチェンジ」からの「ギガインパクト」が強力だが、特殊技の「ボルトチェンジ」でいきなり交代する事も。
クダリ版は「どくどく」と「まもる」の組み合わせが嫌らしい。

『ブラック2・ホワイト2』では、プラズマ団の新たなボスであるアクロマが切り札として使用する。Nといい彼といい、プラズマ団のボスとの関わりが深い。
この時は「ふうせん」を持たせており、攻撃を当てるまでは弱点のじめんタイプの技が効かない。ほのおタイプなどの別の攻め手を用意したい。
また、条件を満たせばNが使っていたギアルが野生?のギアルとして電気石の洞穴に出現する。
通常とは違う演出で登場するため、見分けが付きやすい。
Nのポケモンは個体値が全て高いので、進化させてギギギアルにすれば活躍が見込める。


MUGENにおけるギギギアル

ブラッキーなどを製作した松梅魂氏のものが存在する。
第5世代ポケモンの参戦はこれで2体目となるが、一番乗りのこいつがサンドバッグなので、
まともに戦えるキャラという意味ではギギギアルが初めてになる。

「ゴリ押しだけは強いが、相性の悪い相手にはどうしようもない」という性能との事で、元々の技が少ないためか、色々な技が追加されている。
その種類は飛び道具であったり、切り返しに優秀な昇竜であったり、突進技であったりとかなり豊富。
技の中で最も特徴的なのが「ギアチェンジ」。
これを使用すると、ラウンド終了まで移動が相手をすり抜ける高速ダッシュに変化し、攻撃力が1.2倍に上昇するが、
相手の攻撃をガード出来なくなり、体力も徐々に減少してしまうリスクも負う。
更新で正式版のver1.0となり、簡易AIも搭載された。
プレイヤー操作

出場大会

プレイヤー操作



最終更新:2024年02月03日 05:01