エレクトラ


+ 日本語吹替声優
岡寛恵
『デアデビル(2003年映画版)』(ソフト版)、『エレクトラ(2005年映画版)』
桜木可奈子
『マーベル・シネマティック・ユニバース』

マーベルコミックス『デアデビル』シリーズに登場するヒーローもしくはヴィラン。
初出は1981年の『Daredevil #168』。
非常に紛らわしいが『スパイダーマン』に登場するのはエレクトロである。

本名はエレクトラ・ナチオス。「ナッキオス」表記の場合もある。身長175cm。体重59kg。
デアデビルことマシュー・マット・マードックの恋人である。
キプロス・ギリシア近海であるエーゲ海の島で生まれる。
父親のアメリカ赴任に伴い、ニューヨークに移住してコロンビア大学に入学し、そこで出会ったマットと恋愛関係となる。
ある日、父親共々テロに巻き込まれ、この時初めて自身の力を戦いに使ったマットに助けられるも、警官の誤射によって父親を亡くす。
この事件がきっかけで法に絶望し、マットの元を去ってしまう。
その後、マットの師匠であるスティックに師事し、マーシャルアーツを体得。その力で賞金稼ぎの暗殺者として活動している。
後にブルズアイに殺害されてしまうが忍者集団「ザ・ハンド」の手により復活。その際にテレパシー能力を手に入れた。
その際、マットの愛によって魂を清められ、以降は白いコスチュームを纏う様になる。
一時期ザ・ハンドの首領になった事があり、アベンジャーズとの戦いで死亡したと思われたが、それは例によってスクラル人による偽者だった。
本物のエレクトラはスクラルから逃走し、人生を取り戻す。
やがて悪魔ザ・ビースト(X-MENでは無い)に取り憑かれたマットがハンドの首領になった際は、ヒーローと共闘しマットを正気に戻した。
その後、しばらくサンダーボルツで活動した後、ニューヨークを支配しようとしたザ・ビースト相手にマットと共闘した。

暗殺者であるためか、忍者っぽい容姿に描かれる事も多い。
その人気は高く、後述のように単独映画が作られる程

主に使う武器は釵(サイ)。アメコミでは他に『タートルズ』のラファエロも使用している。
これらの影響で忍者が使う武器と勘違いされがちだが、実際には琉球古武術で使う武器である。

クロスオーバー企画『マーベルvsDC』ではキャットウーマンと対決。
鞭によるリーチでキャットウーマンが有利と思われたが、鍛え上げられた肉体で防ぎ、見事勝利を収めた。

2003年公開の映画『デアデビル』でもマット・マードックと恋仲になるが、裏切り者である父の命を狙ってフィスクの放った刺客、
ブルズアイ」が凶器にデアデビルの武器を使った事から、デアデビルを父の仇であると誤解。
復讐のため、愛用のサイを手にデアデビルに迫るも、彼がマットである事に気付き手を止めた所をブルズアイに背中から刺され、死亡する。
レーダーセンスで見えていた姿が、彼女の鼓動の弱まりと共にマットからは見えなくなっていくシーンは、切なくも美しい名場面である。

その後、死んだ筈の彼女が実は生きており、新たなヒーローとなるスピンオフ映画『エレクトラ』も2005年に制作された。
ザ・ハンドではなくマットの師匠スティックにより命を救われ、善なる陣営「キマグレ」に所属したものの、悟りからは程遠いとして破門。
以後フリーの暗殺者として働き、大量殺戮も厭わない冷酷な仕事ぶりで恐れられた。そら破門されるわ
しかし、悪の軍団ザ・ハンドに追われる少女アビーとの出会いによって正しき心を取り戻していく。

コミックボンボンで連載された漫画『スパイダーマンJ』でも彼氏を差し置いて登場。
連載時期に公開されていた2005年映画版に合わせてやたらセクシーなコスチュームになっている。
本作では忍者となっており、スパイダーセンスに近い超感覚の持ち主である。
戦国時代最強の忍者「華鳴雨速斎(かなり うそくさい)」が遺した無敵之極意書へ狙って来日。
スパイダーマンJと戦い極意書を持って逃走しようとするが、同じく極意書を狙いに来た「瞬断せしマンティス」から一般人を守るJに情が移り、
「キマグレ」でJに加勢してマンティスを撃破した。


「キミが自分で証明したんだよ無敵の極意、ムテキのヒーローくん♡」


MUGENにおけるエレクトラ

FEDE DE 10氏とLESSARD氏が共同製作したキャラが存在。
現在は海外サイト「The Mugen Multiverse」にて代理公開されている他、下記の動画からも入手可能。
システムは『MVC』風で、チェーンコンボやアドバンシングガード、スーパージャンプが可能だが、
エリアルレイヴは始動技のヒットバックが大きすぎて繋がらないので注意。
なお、Readmeの類が同梱されていないため、各種コマンドはcmdファイルを開いて確認する必要がある。

釵や刀での攻撃や手裏剣の投擲、瞬間移動や三角跳び等、原作同様に多彩な体術を駆使して戦う。
…が、三角跳びからのキックで相手を気絶させる必殺技気絶した相手に延々ヒットさせる事が可能なため、
これ一つで相手を永遠に固め続ける事が可能だったりする(ダメージ自体は0なのでハメ殺しは不可能)。
また、超必殺技の一つにはザ・ハンドの皆さんを呼び出して総攻撃を仕掛けるものがあり、フルヒットすれば5割以上奪う高火力を誇る。

AIはデフォルトで搭載されている。
ただし、相手が間合いに入らないと動かない上に一定距離を保つよう設定されているらしく、
距離を取ろうとすると人操作では不可能なスライド移動で小刻みに追ってくるためちょっと怖い。間合い内ではきちんと動いてくれるのだが…。
紹介動画(公開サイトへのリンク有り)

ちなみにこのエレクトラ以前にもBuyog氏によるものが存在していたようだが、残念ながら現在は入手不可。

出場大会



最終更新:2022年07月17日 23:16