T.M.N.T.ミュータント・ウォーリアーズ
『T.M.N.T.ミュータント・ウォーリアーズ』とは、コナミが1993年12月3日に発売したSFC用対戦格闘ゲーム。
アメコミの『Teenage Mutant Ninja Turtles』を原作にした格闘ゲームである。
北米では『Teenage Mutant Ninja Turtles: Tournament Fighters』のタイトルで発売された。
概要
テレビチャンネル6でTHE TOURNAMENT Fightersなんていう番組が!
ルール無用の究極バトルファイトが今始まる!挑戦者来たれ!
シュレッダーも参加している、タートルズよ、今こそ修行の成果を見せるんだ!
アシスタントにはチャンネル6リポーター、
エイプリル、目指せショウキンオウ!カクトウオウ!
シュレッダーが倒されNYは平和であったはずが、ニュースリポーターのエイプリル失踪…
さらに「
KARAI」からタートルズに師匠スプリンターと友人エイプリルはあずかった!
返して欲しくばシュレッダーの仲間になれと脅迫が、いったいKARAIとは!?
十代のミュータント亀(亀人間)の忍者4人組(レオナルド、ラファエロ、ドナテロ、ミケランジェロ)が活躍するアメコミを原作とする対戦格闘ゲーム。
主人公の亀忍者4人の他、フット団の
シュレッダーなど原作の敵側キャラクターも使用できる。
既にシュレッダーを倒したという設定であり、この作品に出てくるシュレッダーは「サイバーシュレッダー」として蘇ったもの。
何気に唯一シュレッダーを自キャラ操作出来るタートルズのゲームだったりする。
また、
ラスボスのカライはシュレッダーの養女の女忍者で、格闘ゲームでは珍しい
女性ラスボスである。
システムそのものは格闘ゲームのテンプレートに合ったもので、特にこれといった独自要素は無い。
キャラゲーにしてはゲーム性は高く、コンボの繋がりやキャンセル必殺技などの連携はきちんとしている。
ただし、タートルズ4人のみ使用できるバク転(バックステップ)は飛び道具を回避できるなど性能が良く、
壊れているというほどではないがゲームバランス面は微妙かもしれない。
ゲームモードは対戦以外に「ストーリーバトル」と「トーナメント」があり、
トーナメントモードはテレビチャンネル6で「The Tournament Fighters」という番組が放送され、
賞金をかけて集まった腕自慢がバトルを繰り広げるという内容。
試合に勝つとテレビリポーターのエイプリル・オニールのインタビューが挿入される。
ストーリーモードはカライ率いる「シュレッダー・エリート団」にいつもの様に誘拐されたエイプリルとスプリンター師匠を救出に向かう、というもの。
こちらはタートルズ以外のキャラは選択出来ず、対戦前に相手との会話デモがある。
なお、人間の女忍者
アスカ(ASKA)はこのゲームが初出のオリジナルキャラクターである。
対戦格闘ゲーム=紅一点というセオリーのために作られたのだろうか?
キャラクター
※ボスのラットキングとカライは隠しコマンドで使用可能。
システム
操作系はキー+4ボタン。初期設定ではYボタン=弱パンチ、Xボタン=強パンチ、Bボタン=弱キック、Aボタン=強キック。
タートルズの4人のみ←←でバックステップ(バク転)ができる。バク転中は飛び道具を回避可能。
攻撃をヒットさせることでパワーゲージが溜まり、ゲージMAX時にX+Aボタンを押すと
超必殺技が使用できる。
なお、ゲージMAXになると超必殺技は何度でも使用可能である。
T.M.N.T.トーナメントファイターズ
『T.M.N.T.トーナメントファイターズ』とは、コナミが1993年12月10日に発売したメガドライブ用対戦格闘ゲーム。
アメコミの『Teenage Mutant Ninja Turtles』を原作にした格闘ゲームである。
北米では『Teenage Mutant Ninja Turtles: Tournament Fighters』のタイトルで発売された。
北米版タイトルはSFCの『ミュータント・ウォーリアーズ』と同じだが、グラフィックも含めて別ゲームである。
その他北米版のみであるが、ファミコン版(NES版)も存在する。
概要
十代のミュータント亀(亀人間)の忍者4人組の活躍を描くアメコミ『Teenage Mutant Ninja Turtles』が原作。
ストーリーモードである「ディメンションX」では、レオナルド、ラファエロ、ドナテロ、ミケランジェロの4人と仲間達が、
またしてもクランゲにさらわれたスプリンター師匠を救うため、
自分たちのクローンや
トリケラトン、クランゲのロボット、フット団のカライと戦うという話になっている。
『ミュータント・ウォーリアーズ』と比べて全体的に暗めの色調であり、ステージの背景も妙におどろおどろしいものが多い。
また、CPU戦の難易度がかなり高く、ボス達は情け容赦の無い投げハメを仕掛けて来る。
キャラクター
レオナルド(Leonardo)、ラファエロ(Raffaello)、ドナテロ(Donatello)、ミケランジェロ(Michelangelo)
ケイシー・ジョーンズ(Casey Jones)、
エイプリル・オニール(April O'Neil)、
レイ・フィレ(Ray Fillet)、武者ビートル(Sisyphus)
システム
操作系はキー+2ボタン。Aボタン=弱パンチ、→+A=強パンチ、Bボタン=弱キック、→+B=強キック、Cボタン=挑発。
メガドライブのパッドが3ボタン式のため、威力の強弱をキー入力でカバーしている。
MUGENにおけるT.M.N.T.
SFC版『T.M.N.T.ミュータント・ウォーリアーズ』からの移植が多く、全キャラがMUGEN入りしている。
だが『T.M.N.T.トーナメントファイターズ』のキャラもJoey Faust氏やDarkside Joe氏らによって製作されており、着々とその数を増やしつつある様子。
ニコニコMUGENでは、サワキちゃんことシュレッダーを元にした神キャラの
サイコシュレッダーが知られている。
最終更新:2024年11月07日 20:13