アボミネーション







 "Give me a REAL fight!"

 (本当の戦いをさせろ!)

+ 日本語吹替声優
檀臣幸
『インクレディブル・ハルク』
麦人
『LEGO マーベル スーパー・ヒーローズ ザ・ゲーム』シリーズ
高塚正也
『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』
後藤光祐
『Marvel's Avengers』
三木眞一郎
『シー・ハルク:ザ・アトーニー』

マーベルコミックのヴィラン。初出は1967年の『Tales to Astonish #90』。
ハルクのライバルである。Abominationとは「醜態」を意味する。流石にあんまりなネーミングでは
ホラー映画に同名の怪物がおり、あちらは「エボミネーション」と邦訳されている。

本名はエミル・ブロンスキー。身長203cm。体重445kg。
KGB(=ソ連国家保安委員会)に所属するスパイで、ブルース・バナーが研究していたガンマ線照射機の調査の為に基地へ潜入。
任務中、ガンマ線を誤って浴びてしまい、アボミネーションに変身する。ハルクと違い、変身後も正常な思考力を保つが元の姿に戻る事は出来ない。
ブルースより大量のガンマ線を浴びた為、ハルクの二倍以上の力を持っているが、怒りで力が上昇する事はない。
また、魚人の様な姿に違わず水中でも呼吸可能。
アボミネーションになった後、ハルクと交戦し勝利を収めブルースの恋人であるベティを人質にして逃亡する。
しかし正気を取り戻したブルースの罠にハマり、力を減退させられハルクに倒される。
その後、アボミネーションの姿のままロシアのエージェントとして活動するも、2008年の『Hulk Vol.2』にてレッドハルクに殺害された。
アメコミ名物「実は生きてました」なんて後付けもなく本当に死んでしまったようで、後の作品でも死者として扱われていた。
後にエンシェント・オーダー・オブ・シールドによって記憶を消した状態で蘇生されるが、
アイアンマンによって宇宙へテレポートされ、木星軌道へ追放された。

1996年アニメ版『インクレディブル・ハルク』では、リーダーの手駒として登場。
原作とは異なり、知性の欠片もない脳筋として操られており、ハルクを襲う。
後にリーダーを裏切って脱走したガーゴイルと共に再登場。
この時は知性が戻っており会話も可能だが、やはり脳筋気味でハルクとの決着に執着している。
シーズン2では自我を保ったまま、再びリーダーの配下になっている。
リーダーの命令そっちのけでシーハルクに釘付けなガーゴイルに呆れる等、苦労人枠になっている。

なお、彼の死の直後に登場した事実上の2代目として、バナーのサイドキック的存在だったリック・ジョーンズが変身した「A-ボム」がいた。
全体のシルエットはかなり似ているが、こちらは青い体に甲羅のような装甲を持ち、透明化能力が使える。
また、名前はハルクのガンマ線の源にしてバナーとリックの出会いのキッカケである核爆弾「G-ボム」と「アボミネーション」のもじり。
この状態で他人と合体してグロ画像めいた姿になるなど色々あった後、バナーの別人格の一人であるドク・グリーンの手でガンマ線を除去。
副作用で知能が劇的に向上した事を受けてハッカーに転向し、現在は「ウィスパラー」を名乗っている。


MUGENにおけるアボミネーション

Cravd氏とArkady氏による共同製作のキャラと、その改変版が確認されている。
いずれもMUGEN1.0以降専用。

+ Cravd氏 & Arkady氏製作
  • Cravd氏 & Arkady氏製作
現在は海外サイト「Infinitywiki」にて代理公開されている。
ドットのベースはハルクと思われるが、背筋を伸ばしているせいかハルク以上の巨体を誇る。
イントロでは同じくハルクの宿敵であるリーダーがバイトとして登場する他、エミル・ブロンスキーの姿から変身したりする。
一度変身したら元に戻れないんじゃ…

操作方法は『MVC』風の6ボタン方式で、チェーンコンボやアドバンシングガードが使用可能。
鋭い爪を用いたリーチの長い通常技に加え、床を引っ剥がして投げ付ける「Throwing Pavement」や、
投げ間合いが非常に広いコマンド投げ「Tasting Pavement」、ハルクのガンマツナミに該当する超必殺技「Bring the house down」等、
原作同様のパワフルな技を駆使して戦う。ハルクと言うよりセイバートゥースっぽい気もするが
他にも独特なものとして、一定時間体力を回復させつつ通常技の威力を微妙に底上げする超必殺技「The Leader's Influence」も所持している。
また、三角跳びや移動起き上がりも可能と、巨体の割に機動力も中々高い。

……が、単発火力はさほど高くない上、立ちPのチェーンコンボやエリアルレイヴがきちんと繋がらなかったり、
コマンド投げの火力が通常投げ以下だったりする等の難点があり、「ハルクと同等かそれ以上のパワー」という設定の割に火力が微妙なのが悲しい。
他にもガンマウェイブの様な地を這う飛び道具「Earthquake」は射程がやたらと短かいため使いづらく、
超必殺技も威力が高いが軒並み発生が遅い上に、無敵やアーマーも無くコンボにも組み込めないとこれまた厳しい性能。
相手をロックして爪で切り刻む「SlashFest」に至っては、途中でロックが外れる上に、何故かヒットスパークも出ないという非情の技である。
また、「Throwing Pavement」はヒットすると相手が気絶するのだが、気絶した相手に延々と当て続けられるので永久になってしまったりする。
AIは並程度の強さのものがデフォルトで搭載されているが、流石に上記の永久は使ってこないのでご安心を。
紹介動画(公開先へのリンクは古いものなので注意)

+ SSonic氏製作
  • SSonic氏製作
上記のものの改変版で、現在は「The Mugen Multiverse」にて代理公開されている。
立ちPチェーンや「SlashFest」が最後まで繋がるようになっている他、「Throwing Pavement」の気絶効果が削除されている等、
改変元にあった問題点に修正が加えられているものの、それ以外の性能は据え置き。
多少は向上したが、やはり火力が少々物足りないのは否めない。
改変元と同じく通常技のリーチが長く、コマンド投げも(低火力に目をつむれば)優秀なので、
「The Leader's Influence」で攻撃力を底上げしつつ頑張ろう。
AIもデフォルトで搭載済み。

+ Kenshiro99氏製作
  • Kenshiro99氏製作
現在はリンク切れにより入手不可。上記と同じくCravd氏 & Arkady氏のものの改変版。
サイズが一回り小さくなり、エフェクトの変更やシステムボイスの追加によって更に『MVC』に近い仕様となっている他、
新技の追加や既存の技の性能変更等、ほぼ別キャラに生まれ変わった。
ただ、イントロが上空から降ってくるもので固定になっため、リーダーや変身前の姿が拝めなくなっているのはちょっと寂しいかもしれない。

最大の特徴はほぼ全ての攻撃にスーパーアーマーが付いている事で、相手を正面から叩き潰すパワフルな立ち回りが可能となっている。
その代償か機動力は低下したものの、相変わらずの投げ間合いを誇りコンボにも組み込めるようになった「Tasting Pavement」や、
改変元の「Earthquake」に該当し、しっかり飛び道具として機能する「Gamma Earthquake」、
アーマー付きのダッシュから追加入力で派生技を繰り出す「Gamma Rush」等で容易にカバーする事が可能。
超必殺技も一新されており、中でも投げ技に変更された「Slash Fest」は発動時無敵で投げ間合いも広く、威力4割超と強力。
ただし「ゲージ消費は1だが実際は3ゲージ溜まっていないと使えない」という変則的な3ゲージ技となっているので注意。
ちなみに従来の「Slash Fest」に相当する技は「Gamma RAge」という突進乱舞技になっており、こちらも中々優秀。

欠点は通常技の火力が改変元以上に低下している事。
仮にもパワーが売りのヴィランなのに、チェーンコンボ3段の合計ダメージが53(KFM基準)というのは流石に貧弱すぎるんじゃなかろうか。
とはいえ立ち強Pからエリアル始動技が繋がったりとコンボルートも増えているので、上手く繋げばそれなりのダメージを叩き出せる。
超必殺技も3ゲージ技以外はコンボに組み込めるので、アーマーを活かしてガンガン攻めていこう。

AIは中々強いものがデフォルトで搭載されている。
アーマーを活かしたゴリ押しで強クラスの相手とも渡り合えるが、基礎火力の低さが災いしてダメージレースで負けてしまう事が多い。
紹介動画

出場大会

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最終更新:2025年02月09日 14:43