モービウス・ザ・リヴィング・ヴァンパイア


"There something inside of me,He wants to hunt and consume blood."

(自分の中の何かが、血を欲している)

+ 日本語吹替声優
斧アツシ
『スパイダーマン(1994年アニメ版)』
青木崇
『アルティメット・スパイダーマン VS シニスター・シックス』

マーベルコミックの代表作『スパイダーマン』シリーズに登場するヴィランもしくはヒーロー。
初出は1971年の『The Amazing Spider-Man #101』。

本名はマイケル・モービウス
幼い頃から勉学に励み、ノーベル賞を得る程の生物学者となったが、血液疾患を患ってしまう。
モービウスは治療の為に吸血コウモリを元にした血清を作って投与し、血液疾患から回復するばかりか、
超人的な自然治癒力空を自由に飛ぶ能力を得た。なんなんだその血清
反面、日光に弱くなり生き血を渇望する吸血鬼染みた体質となり、肌が色白くなったり犬歯が牙状に伸びたりと怪物然とした姿に変貌してしまう。
基本的にはヴィランだが、S.H.I.E.L.D.に加勢した事がある等、単純に悪とも言い切れないキャラクターである。

つまるところ彼は「吸血鬼に限りなく近い能力者」であって「吸血鬼」ではないのだが、
なぜこんな面倒くさくて分かりづらい出自になったのかというと、悪名高きコミックコードの影響があったためだったりする。
当時、「子供が怖がるから教育に悪い」という理由で、吸血鬼や人狼はコミックスに登場させられなかったのである。
そこでマーベルは一計を案じ、「アンデッド(不死者)」ではない「リヴィング(生きている)」モービウスを登場させたのだった。
この程度ですり抜けられるあたり如何にコミックコードがガバガバな判断基準で決められたかわかろうというもの
モービウスの登場から2年後にはブレイドなども現れ、70年代を境に徐々にコミックコードも緩和されていき、
80年代から90年代にかけてコミックコード認定を受けずとも販売できる、通販やコミックショップでの出版に舵を切るコミックが増えていき、
2001年にとうとうMARVELはコミックコードから正式に脱退したのであった。

人気は高く、IGNが開催したスパイダーマンのヴィランランキング「Top 25 Spider-Man Villains」では19位にランクインした。
名前の由来は1956年に公開された傑作SF映画『禁断の惑星』のモービアス博士との事。

2022年公開予定の実写映画版でジャレッド・レト氏が演じるまで実写映画やドラマに登場した事は無かったが、
1998年公開の『ブレイド』のDVD版特典として収録されたもう一つのエンディングでは、
脚本担当がモービウスのつもりで書いたというキャラクターが登場し、遠く離れたビルの屋上からブレイドと相対する。
当初はこのキャラを続編のボスとして登場させる予定だったため、次回作への引きとして上述のシーンが撮影されたのだが、
最終的にリーパーズ(ウイルスによる突然変異吸血鬼集団)が敵役に採用されたため没となり、エンディングを差し替えられた。
もしこの時点でモービウスが登場していたら、今日のMCUのようなクロスオーバー展開の魁になっていたかもしれない。*1


MUGENにおけるモービウス・ザ・リヴィング・ヴァンパイア

Blade氏、Ghost Rider氏、Acey氏、Blagboy氏、ZVitor氏、Pilgrim氏らが共同製作したMUGEN1.0以降専用キャラが、
海外サイト「The Mugen Multiverse」にて代理公開されている。
ある技を使うと姿が消えてしまうという不具合があり、いちいちCtrl+Iで直さなければならない。
AIも搭載されているが、上記の不具合もあり残念ながらAI戦には不向き。

出場大会

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*1
一応、同作に登場する醜く太った吸血鬼「パール」が、
その名前と外見的特徴から『ブレイド』とは無関係で吸血鬼でもない女ヴィラン「ピンクパール」が元ネタの可能性があるため、
ある意味クロスオーバーと言えなくもない。
ただし、同じ肥満体でもピンクパールの方はキャプテンアメリカとすら張り合えるパワーファイターなのに対し、
パールは男性(声は女性のように高い)で自力で動く事すらできないと、名前と体型以外は完全に別キャラである。


最終更新:2021年12月02日 02:48