モジョー


"I want my X-MEN!"

(アタシのX-MENを返してェェ!)

マーベルコミックの代表作『X-MEN』シリーズに登場するヴィラン。初出は1985年の『Longshot #3』。
ゴーゴー・キカイダー」をカバーした歌手でもないし、『龍虎の拳外伝』のロバートのテーマ曲とも無関係。
パワーパフガールズの宿敵?それはジョが二つ足らんぞ。
テレビ東京で放送された1992年アニメ版での日本語吹替声優は 梅津秀行 氏。
スパイラルの上司であり、彼女を洗脳改造してヴィランへ仕立て上げた張本人でもある。

ヴィランとしての名は無く、本名で活動している。身長・体重は不明。
視聴率が全てを支配する異次元「モジョーバース」に存在する、惑星モジョーワールドの独裁者にしてメディア王。
大衆を楽しませるために映画やテレビ番組のプロデューサーも務めている。
奴隷であるロングショットがモジョー打倒の為に地球へX-MENに助けを求めた事から、彼を追って地球へ降下する。
X-MENはモジョーとの戦いに勝利するが、後継者である「モジョーII:続編」(※正式名称です)がより非道な独裁を行っていたため、
続編を倒して支配者に返り咲く。

大衆が求める主な番組は奴隷達の殺し合いで、地球で言う中世の剣闘士奴隷のような事を現代社会の中でやらせており、
社会階層が高い者は横暴な振る舞いをして力の無い者を虐げるディストピア。
だが、大衆はモジョーら支配層が提供するテレビ番組という娯楽に耽りきって、社会正義のための革命も中々起きないという酷い世界である。
その中で人気トップの番組は異世界(Earth-616)のスーパーヒーローの生中継、つまり番組『X-MEN』であった。
マーベルユニバースでX-MENが活躍するほど、モジョーバースでモジョーが絶対の権力を振るうという皮肉な関係ができていたのである。

ところが……

「X-MENを殺そうですって!?
  あんたなんかに負けるX-MENじゃないわ!
   見事に返り討ちよ!」

「でもこのフォージとかいうバカが……
  バケモノを完全に倒すには……
   X-MENも一緒に死ぬ必要がある……
    なァんて言って……
     そそのかすから……」

「X-MENが死んじゃったじゃない!!」

「驚異的な記憶力ですな。きっかり同じ文句を……1000と1回目ですぞ。
 1002回目を始めますか?」

Earth-616でX-MENが全滅してしまった事件が起き、突然主力番組を失いモジョーTVの視聴率は急降下。
モジョーは業界最大手の地位を失い、原作者たちを呼びつけて代わりのネタを出させて別バージョンのX-MENを手配しようと言う事になり、
様々なパロディキャラをオーディションにかけては没にしまくり、最終的にX-MENの子供版「X-ベイビーズ」を創造する。
本家の売れ行きが悪くなったらSDキャラに頼るのは日米どころかモジョーバースまで共通だった……
しかし彼らもモジョーに従順では無く、脱走したりと大騒ぎの末にモジョーのもとに戻ったが、ギャラだの待遇だの言いたい放題我が儘放題。
モジョーも視聴率を稼げるトップスター達を叩き出すわけにも行かず、クソガキ共の無茶な要求に振り回される羽目に遭うのだった……。
後にアベンジャーズの子供版「A-ベイビーズ」なんてのまで登場したり、エグザイルズにもSD化されたウルヴィーが参加しており、
どうも「モジョーバース=SDキャラ」みたいな扱いになるくらい大受けしている模様。そのうち日本風萌えキャラ世界に変貌してないだろうか

無脊椎の「スパインレス・ワンズ」という種族であり、見ての通りの肥満体型かつ下半身が退化しているため、
移動は専ら蜘蛛に似た足で動く金属製の台座に頼っている
しかし見た目とは裏腹に戦闘能力は非常に高く、両手からはエネルギー・ボルトを発射出来る。
ちなみにクローンのはずのモジョーII:続編は脊椎動物(≒人間)型で筋肉質と全く異なる容姿になっている。

(参考資料:『マーベル・エンサイクロペディア』)

原語版では普通に喋るが、日本語媒体では何故かオネエ口調で訳される事が多い。
まぁ名古屋弁で話す悪魔博士とかテラ子安な俺ちゃんとか吾輩であるとかシュマでシュとか居るし、何時もの事である
そもそも英語には男言葉も女言葉も存在しないので、日本みたいに口調でキャラを表現する事は無い(せいぜい方言で喋らせるぐらい)。
格ゲーで有名なのは「俺がライデン様だ!」→「I am Raiden」→「私はライデンです」だろう。

1992年アニメ版ではシーズン2の第11話で登場。
ロングショットの番組の視聴率低迷から新番組企画に乗り出し、X-MENをモジョーバースへ引き寄せる。
X-MENを困難に陥れて視聴率を稼ぐも、自分を無下に扱われたロングショットの策にハマり、番組機材等が崩壊。
X-MENにも逃げられ、新番組企画は失敗に終わった。
後にシーズン3の第10話で再登場。自身に反乱して逃亡したロングショットを追って地球に赴き、
ロングショットと仲を深めたジュビリーを攫って「景品」とし、ロングショットとX-MENを戦わせ、視聴率を稼ごうとする。
しかし、ロングショットとX-MENの連携に追い詰められて視聴率が下がった挙句、撤退してしまった。

カプコンの格闘ゲームではプレイアブルキャラになった事は無いが、
X-MEN CHILDREN OF THE ATOM』のスパイラルのエンディングに登場。
同作におけるスパイラルステージの背景に現れる、彼の顔を象ったデカくてキモいオブジェが印象に残っているという人もいるだろう。
MVC3』でもスパイラルと共にエンディングに登場している。


MUGENにおけるモジョー

Tank402氏とArkady氏が共同製作したキャラが、海外サイト「The Mugen Multiverse」にて代理公開されている。
スプライトは上記のスパイラルのエンディングに登場した時のものがベース。
Ax氏らのM.O.D.O.K.を改変して作られているらしく、ボイスや一部の技はM.O.D.O.K.のものを踏襲している。
そのため「ボーディアターック!」とか叫びつつ、やけにアグレッシブな動きで体当たりを繰り出したりするが、キャラ的にあまり違和感は無い…はず。
……え?超必殺技の一つで出て来るA.I.M.の皆さん?エキストラか何かだよ、きっと。

通常技のリーチが非常に短く、コンボが満足に繋がらないのが難点だが、
発射時に完全無敵になるビームや火炎放射といった優秀な飛び道具に、発生が早い上に隙も少なく、ヒット後は通常技や超必殺技に繋げられる体当たり等、
遠距離から近距離まで幅広く対応出来る技構成となっている。
また、ストライカーとしてSD化されたミュータント達(前述のX-ベイビーズ達か)を呼ぶ事も可能。あまり役に立たないけど

程度の強さを持つAIデフォルトでが搭載されている他、ホルン氏による外部AIが公開されている。
後者は恒例のコンボ・立ち回り反応・ガードレベルに加え、ストライカー使用の有無や、上記のビームを使った空キャンの頻度を設定可能。
高性能な技を駆使して猛攻を仕掛けてくるので非常に強く、想定ランクは強~凶上位との事。
紹介動画(リンクは古い物なので注意)

    

出場大会

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最終更新:2024年01月09日 22:36