【星のカービィ 夢の泉デラックス】

星のカービィ 夢の泉デラックス とは、【ゲームボーイアドバンス】用のゲーム。

概要

星のカービィ 夢の泉デラックス


他言語

Kirby: Nightmare in Dream Land (英語)

ふりがな

ほしのかーびぃ ゆめのいずみでらっくす

ハード

【ゲームボーイアドバンス】

メディア

64Mbitロムカセット

ジャンル

アクション

発売元

任天堂

開発元

HAL研究所

プレイ人数

1~4人

発売日

2002/10/25 (日本)

値段

GBA:4,800円(税別)
WiiU:715円(税込)

レーティング

CERO:A(全年齢対象)

対応機能

ゲームボーイアドバンス専用通信ケーブル
1カートリッジプレイ
マルチカートリッジプレイ

シリーズ

星のカービィシリーズ

移植・リメイク

【Wii U】?:【バーチャルコンソール】

日本販売数

約83万2000本

【ゲームボーイアドバンス】向けに発売した『星のカービィシリーズ』の1作。
タイトル通り、【星のカービィ 夢の泉の物語】のリメイク作品。
ドット絵がカラフルでキュートなものとなり、全体的に可愛らしい雰囲気が強くなっている。

基本的な内容は原作と同様。【カービィ】がコピー能力で帽子を被る、一部のBGMや敵が変更、ボスが巨大化等の細かな変更点が見られる。
新たな要素として4人までのマルチプレイに対応しており、マルチカートリッジプレイでストーリーモードを進行できる。
サブゲームは新作に作り直されただけでなく、1カートリッジプレイにも対応した。

CMは男女のカップルがカラオケでコピー能力の歌をデュエットで熱唱するという、シリーズの中でもかなり風変わりなものが放映されていた。

元々は星のカービィGBAという『夢の泉の物語』と関係のない作品が発表されており、何かしらの理由でそちらの開発が中止され、そのドット絵を再利用する形が取られた。
また、マルチカートリッジプレイは発売1・2ヶ月前まで正しく動いてなかったという凄まじいスケジュールで制作が行われていたようである。(参照)

※ストーリー・主なゲームシステムは【星のカービィ 夢の泉の物語】を参照。

追加要素・変更点

  • マルチプレイ
    マルチカートリッジプレイで遊べる通信プレイ。ストーリーモードの全てを最大4人同時に遊べる。
    プレイ人数に応じてボスの耐久力が通常プレイよりも上昇する。
    制限時間がある【ナイトメア パワーオーブ】はシリーズ屈指の強敵となってしまう。
  • サブゲーム
    原作のミニゲームが全て新しいものに差し替えられており、更に新モードも追加。
    • 刹那の見斬り改
      【星のカービィ スーパーデラックス】の刹那の見斬りの視点を変えたもの。ゲーム的には「早撃ちカービィ」とほぼ同じ。【カービィ】の武器はハリセンで固定されている。
      1カートリッジやマルチカートリッジにも対応。
    • 爆裂ボンバーラリー
      フライパンで爆弾をバドミントンのように打ち合う。爆弾が爆発したカービィから退場して行き、最後の一人まで残れば勝ち。
      爆弾が自分の方へ飛んできていない間は打ち返す方向を変えられる。打ち返すのに失敗した場合は代わりに出てきた【バブルス】がオート操作する。
      1カートリッジやマルチカートリッジにも対応。
    • カービィのエアグラインド
      4人のカービィが【ワープスター】に乗ってレールの上でレースを行う。
      Aボタンを押している間はレールにワープスターを擦り付けてスピードが上がるが、黒い部分に当たるとスピードダウンしてしまう。
      1カートリッジやマルチカートリッジにも対応。
    • かちぬきボスバトル
      原作の「ボスと たいけつする!」と同じ。マルチカートリッジプレイ可能。
      【ヘビーモール】を倒した後にカービィの体力が全回復せず、カービィダンスやエンディングはカットされている。クリアタイムが記録される。
    • メタナイトでゴー!
      エキストラモードをクリアすると出現。
      【メタナイト】を操作してエキストラモードを攻略する。このモードのみ1人プレイ専用。セーブ不可。【デデデ大王】を倒せばクリア。
      クリアまでのタイムが記録されるため、実質的にタイムアタックモードも兼ねている。
  • 細かい点
    • 絵描き歌やチュートリアルデモは無くなり、120体のカービィが駆け抜けてからタイトル画面が表示される。
    • メニュー画面やUIなどが一新された。
    • 能力や施設などの説明文が変更された。
    • ジャンプ中にAボタンを押してもホバリングするようになった。
    • ホイール能力で変身中に水上を走れるようになった。
    • 一部の能力の攻撃力が調整された。
    • 敵のカラーパレットが統一された(色違い自体は存在する)。例として7-6でも敵はカラフルになる。
    • 中ボスとボスが大きい。
    • 敵が3匹差し替えられた。行動パターンは同じ。
    • メタナイトがキャンディーを投げなくなり、最初から配置されている。
    • 各エリアで最初に訪れた際に流れるBGMはイントロありのバージョンが流れるが、ステージ内でBGMが切り替わる場面に入ったりミスしたりすると、イントロ部分が再生されず途中から再生されるようになった(【星のカービィ2】に近い処理)。
    • 1-2のBGMが「海と船の面」に変更された。
    • 【メタナイツ】戦のBGMが「ルームガーダー」に変更された。
    • 4-4でBGMの「雲の面」が流れなくなった。
    • 7-2のBGMが従来のデデデ大王戦に変更。デデデ大王戦は【大乱闘スマッシュブラザーズDX】の「夢の泉」のアレンジ版が使用された。
    • HAL部屋に行けなくなった。没データには存在する。
    • マルチプレイ向けに、一部のステージの地形が変更されたりエリアが追加されている。一部の敵の配置も変更されている。
    • 一部の隠し部屋への入口が分かりやすくなった。
    • 原作にいない【コックカワサキ】が、サブゲームの「刹那の見斬り改」にいる。
    • 「ゲームのおんがく を きく」は「サウンドテスト」に変更され、最初から利用できる。
    • エキストラモードでもステージクリア時に、オートセーブされるようになった。

追加キャラクター

一部の敵が差し替えられている。これが差し替えられた理由は特に語られておらず、詳細不明である。

※元々いたキャラクターは【星のカービィ 夢の泉の物語】を参照。

BGM

※基本曲は【星のカービィ 夢の泉の物語】を参照。但しゲームモードの変更などで削除された曲もある。

  • セレクト
    ファイルセレクト画面、モードセレクト画面、スタッフロール終了後の曲。
  • 中ボスタワー
    7-2の塔の中の曲。『スーパーデラックス』の「はるかぜとともに:デデデ戦」のアレンジ。
  • 夢の泉
    デデデ大王戦の曲。『大乱闘スマッシュブラザーズDX』の同曲のアレンジ。
  • 刹那の見斬り(仮)
    サブゲーム「刹那の見斬り改」の曲。『スーパーデラックス』の「刹那の見斬り」のアレンジ。
  • 爆裂ボンバーラリー
    サブゲーム「爆裂ボンバーラリー」の曲。
  • カービィのエアグラインド(仮)
    サブゲーム「カービィのエアグラインド」のレース中の曲。【星のカービィ】の「GREEN GREENS」のアレンジ。

関連作品

紹介動画

リンク

移植・リメイク

余談

本作のCMで使われたカービィ型のミラーボールは現在も存在しており、イベントで展示されていたことがあった。

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最終更新:2025年04月28日 07:49