登録日:2010/01/25 Mon 11:48:53
更新日:2025/01/09 Thu 18:38:51
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惑星Zi───
そこには、優れた戦闘能力と自らの意思を持つ
金属生命体「ZOIDS」が存在した。
ZOIDSとは、すなわち生きた機械なのである。
【概要】
トミー(現:タカラトミー)から発売されていた
プラモデルシリーズ『ZOIDS』を題材にしたアニメ作品。
2005年4月から2006年3月まで放送された。全50話。
無印、
新世紀/0、
フューザーズに続く4作目のアニメ作品である。
玩具展開等ではタイトルを
『機獣創世記ゾイドジェネシス』としている。
従来の作品やバトルストーリーとは様々な面が異なる、シリーズ屈指の異色作。
舞台はこれまでと同じく惑星Ziだが、その世界観は本作独自のものとなっている。
キャラクターデザインは民族の文化を感じさせるものとなっている。
ストーリー前半は主人公達の旅を中心としながらも、敵であるディガルドの非道さを描いていく。
中盤からは主人公達が
ディガルド討伐軍を組織し、それを率いてディガルドと戦っていく戦記物となっていく。
物語の中心に
戦争が描かれたのはゾイドのアニメは意外にも本作のみとなっている。
無印や『
ゾイドワイルドZERO』も物語の背景に戦争があるが、あくまでも主人公の冒険や戦いが中心であった。
今までのシリーズから世界観が大きく変わったことや「萌え」を組み込んだ一部商品展開、展開や設定の都合で従来の恐竜型ゾイドがリストラされたことで、これまでのファンからは否定的な意見も見られた。
しかしながらシナリオの完成度自体は高いため熱心なファンも少なくなく、現在では再評価もある程度進んでいるようである。
2023年より、シリーズ40周年を記念して他の2期アニメ作品と共にタカラトミー公式YouTubeチャンネルにて週1話の無料配信が実施された。
過去3作との同時視聴により、改めて異色作ぶりを実感したファンも多かった模様。
【作風】
物語の展開の丁寧さやハードさに定評がある。
ガラガの仲間たちが野戦病院で怪我に苦しむシーンなど戦いの悲惨さが伝わる場面は多い。ディガルドによって占領された村では、住人が徴兵され厳しく訓練させられたり、その教えを叩き込まれたり、強制労働に従事させられるなど過酷なシーンが描かれ、敵国に侵略されるというのはどういうことなのかという面がまざまざと描写された。
ラ・カンが仲間を募るために隣国に檄文を届けるための使者を送るなど、単なる個人ではなく一国の指導者として行動を起こすという場面も見られた。
中盤で討伐軍を立ち上げる際に、
当初の旅の目的である、村のジェネレータを直せる職人を探す事を一端止めてしまう事を、
村に伝え謝るためにわざわざ1話使っているのは本作ならでは。ルージが旅でディガルドの横暴を目にしたことによる心境の変化を物語っている。
また、戦争も仲間を集める宣伝効果を期待しての首都奇襲や、わざと空爆させて帰還直後を狙った電撃戦、
対籠城戦にゾイドの特徴を生かした作戦を用いるといった戦略的な展開が見られる。
活躍するサブキャラも多く、そのおっさん率が高いのも特徴的である。
トンチキな集団である「無敵団」は、勝てる相手としか戦わず、旗色が悪いと見るや否やすぐに逃げ出すなどセコい連中で、ハードな物語の中では異質ともいえるほどの清涼剤として親しまれた。だが、そのような立ち回りはゲリラ戦での王道に忠実であり、コミカルながらも意外と侮れない存在でもある。
【あらすじ】
『神々の怒り』と呼ばれる大規模地殻変動で旧文明が滅びた数千年後の世界。
ミロード村に住む少年ルージは、いつもの様に、
大人達と海からゾイドの引き上げ作業をしていたのだが、そこに謎の銀色のゾイドが襲撃してきた。
最近近隣国を侵略している『ディガルド武国』の物だった――。
【設定】
◆世界観
「神々の怒り」という
大破壊で旧来の文明が破滅してから数千年、その中で新たな文明を築き上げてきたのが本作の世界である。
ジェネレータと呼ばれる木にも似た巨大な物体の周りは自然の回復が早く、街や村はジェネレータ脇に作られている。
文明レベルとしては一部を除き現実世界の中世に近い。
◆ゾイド
本作のゾイドは旧文明の遺産となっており、発掘したり海中から引き上げる物となっている。
また、レッゲルと呼ばれるジェネレータから出てくる物質を燃料としている。
ゾイドに乗るには個人個人で違うゾイドへの適性が必要で、大型になるほど乗れる人間は限られる。
また、名前は初めて乗った人の脳裏に自然に浮かんだりと謎も多い。
基本的には先祖が残してくれた便利な乗り物といった感覚で使われている。
ディガルド武国が運用する謎のゾイド。
流体金属で全身をコーティングされた
恐竜の骨格のようなフォルムをしており、従来のゾイドとはかなり印象が異なる。
基本「
ナンバー」と呼ばれる人工知能・機械兵士を搭載して自立稼働するが、将校クラスが搭乗する
専用機もある。
その体表を覆う流体金属の装甲「ヘルアーマー」に一般的なゾイドの武装は通用せず、リーオで製造された武器でなければ正面からダメージを与えるのは困難。
それでも一応、リーオの武器ほど効率的ではないが「特殊加工されていない口の中を狙い撃ちにする」「大質量の攻撃で装甲の奥にまで衝撃を響かせる」「岩の下敷きにするなどして無理やり圧壊させる」「足場をマグマ化して沈める」等、一応は他の対抗手段もある。
◆リーオ
別名「メタルZi」。惑星Ziで最も硬い金属。
ムラサメライガーの
刀等、この金属で作られた武器でなければ
バイオゾイドの装甲にダメージを与えることは出来ない。
【登場人物】
●ルージと旅の仲間達
◆ルージ・ファミロン
CV.平田宏美
使用ゾイド:
ムラサメライガー
ミロード村に住む少年で本作の主人公。
礼儀正しく控えめな性格だが、責任感が強く言うべきことははっきり言う。
素直な性格ゆえに敵地への潜入には向いておらず、虐げられている人を見ると助けようとしてしまうこともある。
この戦いに巻き込まれなければ教師を志していた。
事実非常に明晰な知性の持ち主で、多くの知識を吸収し軍師としての地位を確立していく。
◆レ・ミィ
CV.
こやまきみこ
使用ゾイド:ランスタッグ
ヒロイン&萌え要素その一。
野性味溢れる少女。
なんと第1話では裸で川に潜って魚をとるという衝撃的な初登場をやってのけた。
かなりキツい性格。ツン9、デレ1の
ツンデレ。
料理は丸焼きしかできず、それを本人も気にしている。
実はその正体は……
◆コトナ・エレガンス
CV.
伊藤静
使用ゾイド:レインボージャーク
ヒロイン&萌え要素その二。
スタイル抜群の美少女で、お姉さんタイプのヒロイン。
お姉さんキャラでルージをからかう事もしばしば。
掴みどころのない女性だが、腕っぷしは非常に強く、ガラガ以上の威力の蹴りを放ったり複数の
暗器を使いこなすなど、
くノ一っぽいスキルの持ち主。
現在名乗っている名前は偽名で、真の名前は別にある。
◆ラ・カン
CV.松山鷹志
使用ゾイド:ソードウルフ
姪のレ・ミィと共に旅をしていた中年の男性。
冷静沈着でゾイド操縦ばかりか世知にも長け、世間知らずのルージに多くの知恵を学ばせてくれた恩人。
ジェネレーターを破壊されたルージの故郷を救うために「職人を探す」という対策を提案し、彼と同行することとなった。
かつてはキダ藩と呼ばれる地を治める立場にいたが、流血を厭うあまりディガルド武国との戦いを避け、結果的に当時以上の力を手に入れたディガルドの脅威が多くの災いを呼んでしまったことを後悔している。
◆ガラガ
CV.
三宅健太
使用ゾイド:デッドリーコング
反ディガルドゲリラを率いていた大男。『雷鳴のガラガ』の異名を持つ。
ゾイドに乗っても降りても強い男ではあるが、長期的なヴィジョンを持たず、徒に反攻作戦を繰り返していった結果、深い痛手を負うこととなる。
ルージを弟分として可愛がっているほか、コトナにはべたぼれであり「彼女の本名を知る=結婚して身内になる」というルールを述べたのも彼。
◆ロン・マンガン
CV.
谷山紀章
使用ゾイド:バンブリアン
ガラガのゲリラで参謀役だった青年。
メガネに「~ねぇ」という
語尾が特徴。事情通で様々な情報を持つも
相手が頭に血が上っていたり傲慢だったりで合理的な提案を袖にされることも多い。
その正体は地上の動向を探るべく遣わされたソラノヒトのエージェントである。
◆セイジュウロウ
CV.
津田健次郎
剣術に長け、侍の様な佇まいをした男。
大型のゾイドを多く産出し、ゾイド乗り同士の腕比べが盛んな地の出身で、かつては最強と謳われるほどの凄腕のゾイド乗りだった。
しかし、試合中の事故で自らの弟子を死なせてしまったショックから「強さなど無意味」と強い悲観に囚われてしまい、物語登場時点では半ば世捨て人として孤独な生活を送っていた。
ルージにも当初は冷淡な態度を取っていたが…
コトナとは旧知の中。
現在もその技量は衰えていないが、治る見込みがない呼吸器系の疾患を抱えており、物語中盤までは死ぬ死ぬ詐欺要員でもあった。
●ディガルド武国
◆ザイリン
本作の
ライバルキャラ。
ディガルドに占領されたザルツ村の出身だが、ゾイド操縦に天賦の才能を発揮し若くして少将の地位にまで昇進。
現在も武国側のゾイド乗りとして最前線で戦うが、ルージの故郷のジェネレーターを迂闊に破壊してしまったことから彼との因縁が生じ、何度となく激突することとなった。
ディガルドの手先として各地を侵略する冷徹な軍人だが、善良な人間性も多く持ち合わせており、彼の目線で進む回もあるなど、「敵側の主人公」とも呼べる人物。
ルージにはどういうわけか執着しており、彼の動向に興味を示す。
【登場ゾイド】
◆ムラサメライガー
ミロード村近海から引き上げられた青い
ライオン型ゾイド。
背中に“村雨”と彫られた大刀を持つ。
詳しくは項目参照。
◆ランスタッグ
白い鹿型ゾイド。
角とランスが主武装で両方リーオの武器である。
後に
量産機も登場した。
◆レインボージャーク
孔雀型ゾイド。数少ない飛行タイプで偵察や運搬役が多い。
羽にリーオ製の刃『フェザーカッター』を持っている。
◆デッドリーコング
棺桶を担いだような装いの黒い
ゴリラ型ゾイド。
左腕にリーオの武器が仕込まれているが、使用するとゾイドが暴走するため、普段は包帯で巻いて
封印している。
ゴリラに
邪気眼という化学反応が楽しいゾイド。
◆バンブリアン
背中にミサイルランチャーを備えたパンダ型ゾイド。
修理に出していた為出番が遅れた。
◆ソウルタイガー
白いボディに赤いラインの走った
虎型ゾイド
集光パネルと言う機器を持ち、光学兵器の攻撃を無力化する。
【主題歌】
◆OP
◆ED
一期『Real Love』
二期『ありのままでLovin'U』
三期『握りしめたその手に』
『
夜鷹の夢』はかなりの良曲で、DoAsInfinityファンからも名曲の1つに上がることも多い。
TVサイズは行軍歌のような内容だが、フルバージョンで聴いてみると……
詳しくは項目参照。
【商品展開】
今回は過去のゾイドのリカラーと、メインキャラ用の新規・リデコキットのGZシリーズと
バイオゾイドのGBシリーズが販売された。
ハウンドソルジャーとカノンフォート、ヘビーライモス、ギルドラゴンは、
リカラーとはいえ通常販売初の復刻だが、一部機体はアニメ未登場である。
また萌えを取り入れた展開がされ、二期と三期EDはヒロインが歌うキャラソンも兼ねている。
また、ヒロインを中心にした限定キットや、ドラマCD、編集版DVDにフィギュア等の展開も行われた。
こういう展開が放送中から積極的に行われたのはゾイドアニメでは初であった。
2024年1月にはハイエンドキットの40th Anniversary ZOIDS(現Advanced Zi)にてムラサメライガーが発売された。
エヴォルトを想定したかのようなアーマー着脱ギミックがあるが、今のところアーマーユニット発売の音沙汰はない。
【ゾイドジェネレイションズ -ZOIDS GENERATIONS-】
模型誌『電撃HOBBY』にてゾイドジェネシスと似た世界観で描かれた
ライトノベル作品。
主人公はミドリという少女で、主役機は蒼い
ライガーゼロ『ライガーブルー・ソウガ』。
【余談】
本来惑星Ziには月が二つある筈なのだが、
本編中に登場する
月は一つなので「『神々の怒り』はその何れかが落下した事により起こったのでは」と考察するファンもいる。
かつて
コロコロコミックで
漫画『
機獣新世紀ZOIDS』を連載していた上山道郎の個人サイト『別冊兄弟拳』では、
ルージがバン(漫画版)と出会うオリジナル漫画『機獣超世紀伝説ゾイドXGクロスオーバー・ジェネレーションズ』が掲載されている。
あくまで上山氏の創作であり当然非公式。
ミィ「ルージぃ! 追記・修正しないと丸焼きよ!」
- なんか七人の侍っぽい -- 名無しさん (2013-12-11 10:28:40)
- 持ち物検査でコトナはどこに暗器を隠していたんだろうな~(棒) -- 名無しさん (2013-12-11 10:33:55)
- 放映当時、ルージ、ミィ様の両方に萌えまくってた 前番組のフューザーズの最終回での新番予告で出てきた時点で二人に一目ぼれだった 一話見てさらに惚れたw -- 名無しさん (2015-01-18 21:08:07)
- ルージきゅんもミィ様もコトナさんも可愛過ぎてつらい -- 名無しさん (2015-02-16 06:34:21)
- やっぱり色んな意味でアレなゾイドだったから新しくして皆が望んでたゾイドも見てみたいな -- 名無しさん (2015-07-17 20:00:58)
- 話がそこそこ良かっただけにそれ以外の欠点がありすぎたんだよね(ブーム終焉の原因はそれなのかも・・・) -- 名無しさん (2015-07-18 08:49:13)
- キャラクターも物語も非常に魅力的。戦闘シーンも大迫力。これでジェノザウラーやゴジュラスが出てきて活躍してくれれば評価も大分違ったと思うん。 -- 名無しさん (2015-07-18 13:24:00)
- 戦争ものとして結構楽しんで見てたけどEDがED2から萌え路線になったのはちょっと恥ずかしかった覚えがあるw -- 名無しさん (2015-09-14 14:59:51)
- アニメとしては良作、ゾイドとしては違う……ある意味、Gガンみたいだな。内容としては正反対に近いが。 -- 名無しさん (2016-06-20 03:24:17)
- ↑異色作でありながら唯一本格的に戦争を描いてたからね。 -- 名無しさん (2017-01-15 22:58:54)
- G -- 名無しさん (2017-03-19 22:30:13)
- ギルドラゴンなんだが、ギルベイダーみたいにビームスマッシャーで応戦できれば良かったのに -- 名無しさん (2017-07-28 13:27:36)
- バイオゾイドがなんもかんも悪い、リーオ武器持ってないゾイドの活躍がほぼ無くなったから。詳細は忘れたけど通常ゾイドの部隊がバイオゾイドに手も足も出なくて制圧された話くらいしか魅せ場がなかった気がする。 -- 名無しさん (2018-10-28 08:01:47)
- デッドリーコングが他のゾイドに寄生されてる設定いかされててよかった -- 名無しさん (2018-10-28 11:52:09)
- ↑2 ブラストルタイガーのダブルサーミックバーストや超精密狙撃するケーニッヒのババアとか要所要所で見せ場はあったぞ -- 名無しさん (2018-10-31 17:50:26)
- 最終回でミィがコクピットごとパラガスの状態になりかけたしw -- 名無しさん (2018-11-12 19:30:31)
- この時代だと、“野良”じゃない“野生”ゾイドは完全に絶滅しちゃったのかね?まあ、存在していても、改造技術を持ってるのはソラノヒト位だろうけど -- 名無しさん (2019-02-24 20:13:23)
- OPで映る主人公パーティーが『テイルズオブシリーズ』っぽいとか言われてて吹いた。 -- 名無しさん (2023-06-21 01:06:14)
- 主人公側=現代動物型ゾイド 敵側=(骨の)恐竜側ゾイド 絵的に分かりやすい構図と言っちゃ分かりやすい -- 名無しさん (2023-07-05 23:20:07)
- 主人公やその仲間が非道で巨大な帝国(国家)を倒すために反組織を結成して戦う、って設定がわりと幻想水滸伝を思い出させた -- 名無しさん (2023-08-13 19:17:56)
- ↑8 オーガノイドや野生体、ユニゾンにも言えることだけど、何千円もするデカイ玩具買って数年も経たないうちに「そのゾイドは新商品の新しいゾイドより太刀打ちできませーん」はちょっと売り方が良くないねえ……それを今回は敵の雑魚から持ってるもんだから表面化した -- 名無しさん (2023-08-13 20:18:53)
- 元々オリジナルタイトルのファンタジー作品として始動した企画が途中からゾイドに軌道修正されたって聞いたことあるけど、ホントなんだろうか -- 名無しさん (2023-09-22 20:23:52)
- 配信で見ると序盤が想像以上にスロースターターだなあ個人的にハヤテが解禁されてルージが強くなってからが面白く感じる -- 名無しさん (2023-12-12 16:47:15)
- 今まで萌え路線全開としか見ていなかった3代目EDの「背景の下から上に登ってゆく光の玉の正体」「一瞬映るミイ・ルージ・ソウタの三人が多数の墓標の前に墓参りしているカットの存在」を聞いてだいぶイメージが変わった…… -- 名無しさん (2024-05-10 19:19:52)
- 2期EDも3期EDも最初は仰天したけど、慣れてくると「当時のスタッフなりに重い作風を中和しようとしてたんかなぁ」って考えるようにもなってきた -- 名無しさん (2024-05-10 20:01:20)
- 配信もついに完結!今の視点だと粗もまあまあ見えるが、それを補って余りあるスタッフの真面目な世界観構築に感動した! -- 名無しさん (2024-05-24 10:03:07)
- 戦記物としてはもちろんのこと、ロボットアニメとしてもちゃんと「刀剣類による格闘」って個性をしっかり活かして見応えのあるアクションを毎週見せてくれてたのもいい -- 名無しさん (2024-05-24 10:23:08)
- 登場人物の年齢って作中では言及されていないと思うんだけど、何を元にして書かれたの? -- 名無しさん (2024-06-09 11:01:54)
- この作品何がすごいって、村社会のグレーな部分がめっちゃリアルなんだよね。中盤一行が密告されて捕まるところで、お尋ね者の自分達が滞在したことで村に危険を呼び込む可能性をもっと考えるべきだったとラ・カンの方から冷静に対処して、ディガルドは絶対悪だから自分達を解放しろみたいなやすい展開をしない(ミィは言うけどw)。村は村で密告者なんて結局信用されないんだと反省して、じゃあ村が本当に平和に暮らすにはどうするべきかという建設的なところで双方協力するっていう。ルージも実は苛められっ子だから村自体に大していい思い出はなくて、けどそれでも故郷は大事じゃん?ていういい感じの距離感で物を見てる。この土台があるから後半地に足のついた話が作れる -- 名無しさん (2025-01-09 17:50:44)
最終更新:2025年01月09日 18:38