死亡説

登録日:2018/03/16 Fri 17:59:32
更新日:2024/03/10 Sun 19:32:11
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「……あいつ、死んでいたのか!!」





死亡説と一言に言っても様々な意味合いがあるが、以下の3つに大別できる。

1、今現在の人物についての噂
公に死亡報告が出ていない人物についての「実はもうんでいるらしい」という噂。

2、歴史上の人物についての異説
既に死亡が報告されている人物について「公に死亡が確認されるより早く死亡していた」とする説。

3、創作上の人物についての考察
死亡以外の形で物語から退場した人物、あるいは終幕時までの生存が確認されている人物について「あの後死んでしまったのではないか」とする考察。


一応生存説の対義語として扱われる。



現実世界での死亡説


現実の人物に関する死亡説は実に多く、歴史上の人物は勿論、著名人や芸能人にも流布されることが多い。

何故その人物が本人の知らない所で勝手に殺されてしまうのか?
理由としては「表舞台での露出が減る」「かなりの高齢だから」といった要素が強い。
実際には別のメディアで活動していたり、引退して一般人と化したのでその先の行方が追えないとかいう結末が殆ど。
死亡説がずっと囁かれていた中、そのうち本当に死亡したことが公表される事もある。

少し異なる死亡説発祥のパターンもあり、それは活動当時無名だった人物が後に再評価を受ける中で発生するパターン。
それも歴史の人物の再評価ではなく、再評価を受けた時点では年齢的にまだ生存していると思われる人物が対象となる。
活動当時に評価を受けられずに引退した後の情報が全く出てこない場合、何らかの理由で死亡したのではという可能性の一つが挙がる。

近年はニュースの誤報やネットでの書き込みといったことが原因で死亡説が拡散してしまうパターンがある。
それらを鵜呑みするのではなく、まずは落ち着いてその後の続報を待つことや自分で改めて調べたり検索するといった行動をとることが大事である。
死亡説は否定されてしまえば、情報を流した人間は当然悪質なデマ犯として扱われるのだから。

また、死亡説を流されているその人物本人が自分の死亡説を聞いて驚くというパターンもある。

また、社会的な影響力の強い芸能人、政治家などにおいては、
陰謀論の一種として実は当人は既に死亡していて、現在活動しているのは何者かが用意した影武者・替え玉なのではないかというものが出てくる。
こちらはその後さらに「替え玉を用意した人物によって世界は裏で操られている」などとするさらなる陰謀論へと主張が発展することが多い。

なお死亡説から少しそれるが、サダム・フセインなどは兵士達と触れ合う際など、
人目に触れる場面の一部に見た目がそっくりな影武者を利用していたことが映像及びその声紋の比較から判明している。
生存確認として容姿は案外参考にならない例とも言える。


日本

芸能人、作家など

笑点の大喜利回答者だった2001年頃、番組スタッフの元に「歌丸師匠が死亡した」という電話が入り、日テレの報道部までもが裏取りに動いた。
ちなみに死亡説はネットのデマが原因だとか。
なおその前後でも日曜夕方の日本テレビにて腹黒紫を始めとする落語家たちによって度々死亡説というか寿命弄りネタが流された。
噂としてもお笑いの題材としても死亡説がとなえられてきた著名人の一人。


日本一死亡説が流れたとも噂されるお方。
1996年9月に死亡説が発生、数々の冠番組が終了し露出が減っていたこともあり、噂は爆発的に広まった。
発端については諸説あるが、北関東在住の同姓同名の「シムラケン」さんの訃報が混同されたという話もある。
だが本名は「志村康徳」なので、勘違いも良い話である。

2021年2月、志村の付き人を長年務めていた鹿児島ローカルタレントの乾き亭げそ太郎が手記を発表し、その中で1996年の死亡説について触れている。
それによると当時仕事が減ったことでスケジュールに余裕ができ、趣味のゴルフを満喫するために毎週宇都宮のゴルフ場へ通っていたのだが、
よりによってゴルフ場の近くにがんセンターが建っており、周辺住民にそこへ通院していると勘違いされたのが噂の発端である可能性が高いようだ。


  • 槇原敬之
1996年の時期に喉のポリープ手術を理由に入院したが、そこから目立った活動がなかったので各所で死亡説が流れた。

槇原自身も色々と感じたようで「まだ生きてるよ」というタイトルのシングルを発表した。
「槇原敬之 生還」の文字がタイトルよりも大きくデザインされている辺りに彼の意図を感じる。

2020年、またしても覚せい剤に手を染めてしまい逮捕。
年月が経っていたため執行猶予判決が出たものの当然音楽活動は自粛しており、また死亡説が出る可能性はある。


定期的にお騒がせをしている人物だが、獄中死説など周期的に死亡説が流れる。

インターネット上の一部でネタ扱いされている面もあるので、そこから適当な死亡説が流れてしまう事がある。
死亡説だけではなく再逮捕のデマ情報も流れる人物など、誤情報に縁のある人物。
なお、その再逮捕情報は自分でデマだと公表したのだが、その1か月後に再逮捕されデマだったはずの情報が現実となった。一体何なんだアンタ。


『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイ役で有名な声優。
2009年1月27日に亡くなったとサイバッチのメルマガで流れてネット上は一時期大騒動となった。
しかし、実際に亡くなったのは古谷の母親で、死亡説が流れた2日後に自身のページにて健在であることを発言し、騒動は無事収束した。


『たんけんぼくのまち』のチョーさんを担当したことで有名な声優。
放送終了後に数々の死亡説*1が流れたが、
アニヲタのみなさんもご存知のとおり同番組の終了後も声優として精力的に活躍している。
ちなみのこの死亡説は、ご本人も持ちネタにしていたりする。


80年代にゲイ雑誌「薔薇族」で活動していた漫画家。「山川純一」はペンネームであり、本名は不明。
活動していた頃は読者からのウケが悪く*2、鳴かず飛ばずのまま当人が消息不明となって漫画家活動も当然終了したが、
活動終了から時が経って2000年代にインターネット上で作品が注目を浴び、日本のゲイ漫画家の中で高い知名度を誇るほどになった、異色の人物。

活動時期の環境もあって個人を特定できるような資料はほぼ存在せず*3、話題になってからも当人からは何の音沙汰もないため、未だ消息は不明のまま。
元「薔薇族」編集長である伊藤文學は、原稿の持ち込みなどに現れた当時の山川の様子を「生活に困窮している様子だった」と語っており、
また山川が消息を絶った当時の雑誌の読者(=ゲイ)には精神的な理由で自殺した人が多かったこともあって、山川は既に故人となっているのではないかと推測している。
もっとも、山川のパーソナルについて知る者はおらず、また伊藤氏は山川の作品について「実際に男と寝たことはなく、想像で描いたのではないか」と語っていることから、ゲイでない可能性もある。


  • 風見潤
推理小説・SFを題材とした作品を手掛けてきた小説家で、代表作は『幽霊事件シリーズ』『クトゥルー・オペラ』など。
2006年に発表された『夜叉ヶ池幽霊事件』を最後に、2015年時点で消息不明
創土社より刊行された『クトゥルー・オペラ』完全版の後書きで、風見と親交のあった菊地秀行がコメントしたところによれば、軽井沢に建てたばかりの新居と土地を残して数年前に失踪、以後連絡が付かないとのこと。
青山学院大学推理小説研究会OBの北原尚彦氏曰く、階段から転落し事故死したという情報もあったとのことだが明確な裏付けが取れなかったらしい。

ちなみに2012年に刊行された津原泰水の小説『猫ノ眼時計』は、風見の訃報とその顛末を基とした作品とされている。


  • 柏原竜二
箱根駅伝の山登り区間の5区で区間賞を塗り替えまくった東洋大出身の「山の神」。
アニヲタとしても有名だった。

彼の卒業の2年後の箱根駅伝で、実況アナウンサーが
柏原亡きあと…
と実況してしまった。
もちろん実際には卒業したことを指していたのだが、これに対して「死んだことになっているらしい」と柏原当人がtwitterアカウントで反応し、笑いの種となった。

柏原はこの時点では競技を継続していたが、ケガなどに苦しんで思うような成果を残せず、27歳で競技を引退した。
経験を生かして勤務先である富士通の強化運動部の裏方に回り、第二の人生を踏み出している。


  • 関口房朗
技術系アウトソーシング企業を立ち上げ成り上がり、馬主としてダービー馬フサイチコンコルド・エリザベス女王杯馬フサイチパンドラ(牝馬三冠馬アーモンドアイの母)等を有した実業家。
だがフサイチパンドラがG1馬となった2年後の2008年に馬を手放しだし、2010年には持ち馬が差し押さえられる事態に。
前後して会社からも身を引いており、2008年以降の消息が不明のまま現在に至るが、2018年にあるニュースサイトにて「故・関口房朗」という表記が登場。それ以上の情報は未だ謎だが、死亡した可能性が浮上している。
なお超高額で購入し2005・2006年にデビューしたフサイチジャンク・ザサンデーフサイチが微妙過ぎる戦績だったせいか、2007年時点で「高額馬への投資はもうやめる」とぼやいていたそうな。


しばらく姿が見えなくなると死亡説が流される例がある。
ちなみに、テレビ番組ではなく地方営業*4の方に力を注いだ結果テレビで見なくなる場合もあり、テレビで見ない=仕事がないということではない。
中にはテツandトモのように、テレビでブームになった時よりも収入を得ている例もある。
エド・はるみは自分の死亡説が流れたことで激怒したとか。
完全に芸能活動から引退して始めた別の仕事で成功を収めたり、芸能活動の副業の方が大当たりしたなどの理由で後々話題になる人も稀にいる。
スーパーチャット(所謂「投げ銭」)等で儲ける芸能人が注目を浴びて以降は、テレビからYouTubeやtiktokといった動画SNSへ活動の場を移行する人も多くなり、皮肉にもこれでテレビから再注目される芸人も少なくない。


政治関係者

日本の歴史でもトップレベルに有名な江戸幕府初代将軍だが、こんな家康も死亡説がある。

「実は戦乱の中で死んでいて、以降は影武者が成り代わった」的な説が多い。派生パターンも豊富。
こうした戦国武将関連の死亡説及びそこから派生して影武者説は家康以外にも数多く存在し、後世の創作的な都合で死亡説が作られている側面もある。
ただ家康の場合は死亡説の一つに大阪の南宗寺があり、その付近で亡くなったことと情勢を鑑みて秘かに葬られた*5というものがあるのだが、
特にこの場合、徳川家とは一見深い関係にはなさそうなのに何故か秀忠や家光が将軍交代前後に立て続けに参拝したらしいことや、
こちらはそこまでおかしくないが堺奉行が再建に尽力したりと、確証はないものの深みのある説となっている。
なお、死亡説の一つに後藤又兵衛が家康を槍で突いたとされるものがあるが、その日の前日の道明寺の戦いで戦死しているとされているため、
この説だと後藤又兵衛の生存説にも繋がっている(元々確定ではないことと逸話から生存説の多い人物である)。


  • 明治天皇
「実は即位前の段階の睦仁親王の時点で暗殺されており、
明治天皇を名乗って即位したのは天皇家及び日本の乗っ取りを企てた薩長土肥等雄藩連合が用意した替え玉である」とする説。

  • この時即位した替え玉は実は南朝方皇家の末裔だった、
  • 実は伊藤博文は忍者で睦仁親王を暗殺した、
  • 実はこの一連の陰謀は日本での権益獲得を狙ったロスチャイルド家の更なる陰謀の一環であり日本は今でもロスチャイルド家に支配されている

等の陰謀論が同時に展開されるが、無論荒唐無稽な俗説に過ぎないのは言うまでもない。
詳しく知りたい方は田布施システムで調べてみよう。ただしこれらの論説には人種差別的表現等が多分に含まれている事だけは注意されたい。


世界編

芸能人など

  • ポール・マッカートニー
言わずとしれた世界的ロックバンド「ザ・ビートルズ」のメンバーということもあり、おそらく世界でも特に有名な死亡説であろう。
発端は1969年頃の大学の学生新聞とされる。
ポールマッカートニーは1966年に交通事故で死亡しており(この事故は本当にあった)、以降は瓜二つのそっくりさんが彼に成り代わってビートルズとして活動していると言うもの
さらに曲やアートワークから「メッセージ」が見つかったためアメリカ中に広がっていった。

そのメッセージというのは
  • 楽曲「strawberry fields forever』のラストでジョン・レノンが「I buried Paul(俺がポールを埋葬した)」と言っている(実際にはクランベリーソースと言っている)
  • アルバム『Abbey Road』の有名なアートワークでポールだけなぜか裸足。これは死者であることを示唆している。また右から聖職者、葬儀業者、死者、墓掘り人を表しており、ポールの葬儀のメタファーである。
  • 同じくAbbey Roadのジャケットで、後ろに見える車のナンバープレートが「28IF」。ポールがもし生きていれば28歳だったという意味(実際には当時27歳)。
  • ビートルズが製作した映画『マジカルミステリーツアー』のワンシーンで、他のメンバーは赤いバラを付ける中ポールのみ黒いバラを付けており、これは死を意味している。
などなど…

当時まだネットは存在しなかったが、それでもラジオなどを通じてあっという間に広まり、ついには本人が直々にメディアで否定するに至った。
……もっともみんなが本気にしていたわけではなく、サイケで意味深な歌詞やアートワークを読み解くと様々な「メッセージ」が見つかるという遊びを楽しんでいた模様。


  • 木吉カズヤ/ダニー・リー
ガチムチパンツレスリングにて兄貴ことビリー・ヘリントンと対戦した男優。
レスリングネタ発掘時にも精力的(♂)に括約していた兄貴、いかりやビオランテ、VAN様などと違い、兄貴のライバル役として目立った立場にいながらその後の消息は不明であった。
2015年に兄貴がツイッターで彼の消息について「対戦時に薬物中毒で苦しんでいたからもう生きていないと思う」とコメントしたことで死亡説が広まった。

しかし2017年にいかりやビオランテことマーク・ウォルフのHPにて出演者にカズヤの画像があったため生存説が浮上。
実際の出演はなかったため「ただのガセでは?」とも思われたが、「さすがに故人を出演予定で出さないだろう」と生存説も支持されていた。
2018年に本人のフェイスブック、YouTubeのアカウントが発見され、現在も存命であることが判明した。

2018年3月4日にカズヤの死亡説の元となったビリーが不慮の事故で亡くなることは誰も想像できないことだった…


サッカー史上最も偉大と言われる選手の一人。
しかしその一方で私生活は荒れ放題であり、コカイン・アルコール中毒など不摂生の極みのような生活を送っていた。
2007年4月、アルゼンチンの地元紙によって「意識不明の状態に陥った」と報じられると、瞬く間に尾ひれがついていき死亡説に発展。
国内は一時パニックに陥り、病院には取材陣が殺到。しまいにはアルゼンチン政府までもが事実関係を調査するに至る大騒動に発展した。
その結果は……腹痛で入院していただけというオチがついた。



政治関係者

  • マルクス・アウレリウス・アントニヌス
五賢帝に数えられるローマ皇帝だが、当時彼の死亡説(病没という誤報)が流れたことで配下が謀反を起こした。

誤報であることが判明しても謀反決意は取り下げられず、結果的に首謀者のカッシウスは部下によって暗殺されて事態は終結した。
情報社会だからこそ生まれる誤情報も多いが、情報伝達手段が発達していない古代は古代で違う誤情報が流れるという事例。


  • 献帝
後漢最後の皇帝。
曹丕に禅譲を迫られて退位し後漢は滅亡したのだが、この時に殺害されたという誤報が蜀に届き、劉備が漢帝国の後継者として蜀漢を建国、帝位に就くこととなった。
ぶっちゃけ劉備が皇帝を自称するためのダシにされただけである。第一報は本当に誤報だったかもしれないが、その後献帝生存の情報が入ってこないなどあり得ないわけで……。


  • 金日成
現在の北朝鮮の国家体制構築に貢献した指導者。
1986年頃に日本を中心に死亡説が広く流れるようになった。
北朝鮮自体が外部への露出が少ない閉鎖的な国家体制だったことが理由。
なお世界に暗殺情報が出回った時に、アメリカの情報機関が日本の当局に「情報をなにか持ってないか」と聞いてきたという逸話がある。
担当者は「隣の韓国に在韓米軍がいる上に様々な監視を行ってるアメリカが知らないのに俺たちが知るわけ無いだろ」と愚痴ったという。
公式には1994年に死亡したとされている。*6


  • 金正日
2000年代以降は体調を崩しがちで、重要な式典などの行事を欠席する様子も目立った。
金日成の時と似たような国家体制の背景事情から死亡説が推測されてよく流れた。
2011年に急死したが、その寸前まで一部メディアや評論家の間で死亡説が唱えられ続けていた。


  • 江沢民
2011年に香港で死亡の速報が流れ、日本でも産経新聞がそれを元に死去の一報を流した。

数か月後に誤報と判明し、産経新聞は大きく報道していたが実際には確定的な裏付けを取っていなかった模様。
これ以降も中国本国以外ではずっと死亡説は流れ続けていた。


  • マーガレット・サッチャー


陰謀論としての死亡説の典型的な例。
実はプーチンは既に毒殺されており、今プーチンを騙って活動しているのはユダヤ人が用意した替え玉であるとの主張。
この手の陰謀論のユダヤ人黒幕説は鉄板である。
因みに本人自体元KGBといういろんな意味で後ろ暗い経歴の持ち主なので、暗殺を警戒しての影武者説等のヤバそうな噂には事欠かない。


  • ロバート・ムガベ
ジンバブエの元大統領。
白人企業への経済性を全く無視した不寛容政策により、00年代に起こったジンバブエ・ドルのハイパーインフレーションの立役者となったことで知られる。

しかし、このような政策は当初からのものではなく、元々は植民地解放組織の出身であるにもかかわらず、白人社会とは融和的な政策を続けていた。
20年近く首相→大統領として信任を得てきたにもかかわらず、急に人が変わったように外資企業への圧力を掛け独裁性も見せ始めたことから、影武者などが成り代わって文字通り別人になったのではないかという説もしばしば見られる。
その後はクーデターにより政権を追われ、間も無く病死したため、今となっては彼の変貌の原因を考察するのも難しい状況である。


創作世界での死亡説

フィクション作品でも死亡説は存在し、最終回やシリーズ最終作の描写から発展しやすい。

作中で明言されないものの、死を連想させるような意味深な描写があった場合には発生する。
「燃え尽きたように目を閉じる」とか「無数の敵の渦に突っ込んでEND」とか。
死亡説と同時に生存説が上がることが多く、表裏一体の存在と言っても良い。

続編展開が行われた場合に大抵否定されることが多い。
ただし「多い」のであって、逆に続編展開で死亡が肯定される場合や続編で死亡説が生まれたパターンもある。
偉人の影武者説のように「続編にあのキャラ出てきたけど、本物は死んでいて話に登場したあれは本人ではないのでは?」という形の死亡説が生まれたりも。

パラレルワールド説をとれる創作作品であることを活かし、続編が複数作られたことで死亡説と生存説が両存しているキャラクターも。後述の乾巧が一例。


アニメ・漫画

多分日本におけるフィクション作品で一番有名な死亡説。

世界チャンピオンであるホセ・メンドーサとパンチドランカーに侵された状態でフルラウンドの打ち合いを行う。
そして判定負けの結果を聞くことなく、コーナーポストで満足げな笑みを浮かべて真っ白に燃え尽きる…という有名なラストシーンである。

作画担当のちばてつやはジョーの死亡を否定している。
また、原作者の高森朝雄*7の案でもジョーは死亡していないラストとなっている。
ちばてつやが言うには話を作った原作者の高森が既に故人であるため、生死についてあまり確実なことは言えないようだ。

ちなみに科学的に検証すると、もし死んでいた場合は表情筋が緩むためあのような表情はできない。


最終決戦寸前の時に互いの体はボクサー特有のバンチ・ドランカー状態にあった。
そして対決はギリギリ竜児の勝利で終わった後、彼らは教会に向かう。
そこにはウェディングドレスを着て待っていた姉・菊がおり、2人はその元で深い眠りについた……。

描写的に死亡説が強く流れたが、続編において2人共に死んでいたことが判明した。


作中で都合3回死亡を疑われる描写があった。
1回目はゼーリックによる暗殺未遂。
ゼーリックによってデスラーの死亡が公表され、軍の内部で死亡説が流れた。が、この時に死んだのはデスラーの影武者であった。
2回目は大統合への通過儀礼として行われた第二バレラス633工区の地上への落下の時。
第二バレラスの波動コアがノランと雪の活躍で暴走し、大爆発。この時ばかりはガミラスの全閣僚がデスラーの死亡を確信し、暫定政権が死を公表している。
3回目は亜空間でのヤマトとの最終決戦の時。
デウスーラに搭載されたデスラー砲をヤマトに向かって撃とうとしたものの、
波動エネルギーの暴走とヤマトの三式弾による猛反撃でデウスーラは大ダメージを受け、そのまま爆散。
『2202』でデスラーが再登場するまでファンの間で「デスラー死亡説」、「デスラー生存説」の2つが流れた。


さつきとメイは途中で死んでしまい、以降は父親の想像で描かれた話(もしくは幽霊である)という説。

ジブリ公式が明確に否定しているのだが、インパクトの強さから未だに都市伝説として高い知名度を誇る。
根拠としてよく挙げられる「途中からサツキとメイの影が無い」というのは、公式で手抜きだったという発言がある上、日没を示す演出と取れなくもない。
更に言えば、『めいとこねこバス』という続編的作品もある。
詳しくはアニメに関する都市伝説を参照。


『08小隊』最終回で消息を絶った二人は、戦後子宝にも恵まれ幸せに暮らしているところをミケルとキキによって発見された。
しかし、その場所が『逆襲のシャア』冒頭で被害を受けるチベットのラサであったことから、
「生きてはいたけど、後の5thルナ落としで結局一家全滅になったのでは…」と噂されたりも。


「死んだんじゃないの~?」
あるエピソードで城から出れなくなり、しばらく大王を見ない民衆の一人が上記のセリフを言った。


『死神代行消失篇』のエピローグでどこかの建物の屋上から姿を消したのだが、屋上から飛び降りたかのように見える描写だった上、
その時の寂しげなモノローグや戦いに敗れ仲間を失った境遇などから飛び降り自殺したのでは?と誤解した読者も存在した。
しかし、姿を消したコマには移動能力を使用していることが明確に描写されているため、しっかり読んでいた読者からは基本否定されていた。
そして後の『千年血戦篇』で再登場したことで生存が明らかになった。



ゲーム編

シリーズ第2作目での出演時に広まった死亡説。

「霊山なのに半袖」「居た場所の印象が道中と違い過ぎる」「台詞がなく終始無言」「バトル終了後に幽霊にように消滅してしまう」
…などの描写から、既にレッドはなんらかの要因で死亡しており、2作目で戦える彼は幽霊ではないか、という説が唱えられだした。
ネット上に考察がばら撒かれたことで、ポケットモンスターシリーズでも有名な都市伝説になった。

しかし、リメイク版でのグリーンの発言から死亡説は一気に信憑性を失うことになる。
ポケットモンスター サン・ムーン』では成長した姿で出演し、完全に死亡説は否定された。
終始無言なのは彼が無口だからとの事。


シリーズ1作目からあるわりと有名な都市伝説
シオンタウンポケモンタワーにてライバルと戦うことになるのだが、
この時からライバルの手持ちからそれまで使用していたラッタ(ピカチュウバージョンではコラッタ)の姿が無くなっているのだ。

さらに空きが補充されておらず手持ちが5匹であることや、戦闘前の意味ありげな台詞や戦う場所が墓場ということから、
実はラッタは死亡したのではという噂が流れていたのだ。単にリストラされた、と見るべきではあるのだろうが……。

……と、ここまでなら普通の都市伝説なのだが、18年後の公式の「ポケモンだいすきクラブ」の特集企画「本当は怖い?ポケモン」
そのポケモンタワー編の紹介にて

Q:ポケモンタワーでライバルに出会いますが、かれは何をしに来ていたのですか?

オカルトマニア:
もしかすると、かれが大事にしていた
ポケモンに、タワーまで会いに来ていたのかもしれないわね……。

そのとき、ロケット団とフジ老人のもめごとが起きていたはずだけど、
上の階で起こっているコトに気づかないぐらい、センチメンタルになっていたのかもね。

と、まさかの公式による死亡説示唆が行われたのであった。

まあ、厳密にいえば公式が示唆しただけだし、そもそも「ラッタが」とは言っていないのだが。
上述のレッドと違い、公式から否定されていない死亡説となる。信じるか信じないかは、あなた次第……


エンディングにて崩壊するがれきの塔から脱出するとき、スイッチを操作して道を切り開くシーンで活躍する。
しかし、道が切り開かれると一緒にいたセリスらは階段を上って脱出していくのに対し、ゴゴのほうは床の割れ目に落ちて消息がわからなくなってしまう。

じつはこの後、飛空艇の甲板にパーティーキャラが集合しているシーンでゴゴが一瞬だけ映るので、実際には生存していると思われる。
とはいえ当該のシーンでゴゴが映るのは本当に一瞬なので、ゴゴの存在を確認できなかったプレイヤーは相当数いたようである。


この主人公は作中描写でアンドロイドである可能性が示唆されている。
ゲーム中の固有メータ「寿命」の存在などの推測から、シリーズで登場した人為的なテロメア異常で短命のアンドロイドではないかという考察もある。

正史から考察するに、8以降のシリーズの世界の裏社会においてオオガミと敵対しているはずなのだが、一切存在が匂わされない。
そのため、裏社会の戦いor上述の短命設定でシリーズ途中で死んだという説がある。

なお、14の主人公の両親に関する仮説の中の一つに8の主人公が父親説があるが、それを採用した場合は確実に死んでいる事になる。


公式から得られる情報が少ないACだけに、死亡説と生存説が共存している
AC4の最終ミッションで、主人公であるアナトリアの傭兵とジョシュアは対決し、遂にはアナトリアの傭兵が勝利する。
順当に考えれば「ジョシュアが死亡し、アナトリアの傭兵が生存した」と考えられるが、
擱座するジョシュアの乗機と立っている主人公の乗機が対面する画が映されてから暗転した後、『ACが倒れたかの様な音』がする事、
続編の『ACfAで、ジョシュアと同じエンブレムと機体名のネクストホワイト・グリントが登場した』事から、
「ジョシュアを倒した後に主人公が死亡し、逆にジョシュアの方が生き延びたのではないか」とする説が一部で囁かれている*8
fAのホワイト・グリントのパイロットは正体不明であり、手掛かりは「リンクス戦争で単独で企業を滅ぼした事がある」事のみである。
スタッフの一人は正体はアナトリアの傭兵である事を示唆しているが明言は無く、ジョシュアもまた企業を一人で壊滅させているため、
ホワイト・グリントのパイロットの条件には当てはまり、ジョシュアは死亡したと明言する資料が存在しない事もあって可能性は無いでもない。

一方で上記の通り、普通にアナトリアの傭兵が生存し、fAのホワイト・グリントのパイロットも彼であるとする場合も、
HARDモードにてホワイト・グリントは撃破されても一度だけ復活する事から、「実はこの時死亡し、再起動後はAI操作である」とする見方もある。
それが真であるならジョシュアもアナトリアの傭兵も両方死亡する事になる。
一応、公式の資料集にてホワイト・グリントのパイロットは生存していると語られているが、
記者の取材に対する回答という形式である事からどこまでが真実であるかが意図的にぼかされている*9ため、
実は死亡しているのを隠している、と考えられなくもない。

重要な事を敢えて語らないフロムゲーである以上、今後公式から回答が得られる事は無いだろう。


ドラマ・特撮編

  • シェーン(シェーン)
西部劇映画『シェーン』の主人公であり、死亡説のあるキャラクターとしては恐らく最も有名。
酒場での撃ち合いの末に敵を倒し、少年に見送られながら馬に乗って去っていくのだが、「この時点で馬上のシェーンは既に死んでいる」という解釈が存在する。
撃ち合いの際に左手を負傷していること、馬で向かった先が墓場であること、少年の呼びかけに応えなかったこと等が根拠とされる。
しかしいずれにも反論が存在*10し、明確な結論は出ていない。
制作サイドも特に明言しておらず、観客の想像に委ねられているようだ。


「必殺! 主水死す」で死亡を示唆する描写があったが、2000年代の必殺シリーズでは普通に続投。

演じていた藤田まことの逝去により、「2010」において西方へ異動したという設定になった。
この設定が明かされた際の演出は、藤田まこと及び中村主水との永遠の別れを匂わせる描写となっている。
しかし「2018」においてライブラリ出演という形で再登場し、設定上は今なお主水は生き続けている模様*11


ウルトラマンレオ』第40話「MAC全滅!円盤は生物だった!」で、自身もろともMAC基地が円盤生物シルバーブルーメに取り込まれて消息不明に。

ウルトラセブンへの変身能力を失っていたこと、その後音信不通のままで最後まで本人が登場しなかったこと、
『レオ』最終回で、レオの見た夢の中で既にセブン=モロボシ・ダンが死亡しているとも取れる意味深な台詞があったことから、
ウルトラファンの中には死亡説を唱える者もいた。

なお、内山まもるによるコミカライズ版『レオ』では力を振り絞ってセブンに変身してシルバーブルーメに特攻し、明確に死亡している
その後、同作者の次作『ザ・ウルトラマン』作中でキングの奇跡により、ジャッカル大魔王に殺された他の兄弟ともども復活を果たしている。

『レオ』終了後の『80』では本人は登場せず、世界観の異なる平成ウルトラシリーズが開始したこともあって長らく生死不明だったが、
映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』で本人が登場し、生存していたことが明らかとなった。

ただし、『80』第44話で登場した妄想ウルトラセブンを見た時の猛と涼子の反応が死者の復活、
もしくは行方不明者の発見のそれとは思えなかったことなどから、死亡説だけでなく生存説もまた、ファンの間では唱えられていた。
非公式なところだと『レオ』放送終盤から80年代辺りまでの児童誌の特集記事では独自にセブンの生死にアンサーが出されており、
「傷ついて宇宙を漂っていたところを保護されたが、ウルトラアイが壊れたままのためダンの姿でとある惑星に滞在している」
「肉体はバラバラになったが、宇宙に漂っていた心臓一個が無事回収され、再生手術を受けた」
などといった色々突拍子もない解釈が用意された事も。

ちなみに『ウルトラセブン』の最終回そのものも、作中の人物からして「セブンは死んだのでは」と思うようなものであり、ある意味では死亡説はこの時から始まっている。

もっとも、初代ウルトラマンからして最終決戦で死亡するもゾフィーの助力であっさり復活していたりするので、彼らにしてみれば死亡というのはものすごく深刻なことではないのかもしれない。
とはいえ、『ウルトラマンメビウス』で語られたように、彼らのそのある種の不死性も絶対ではないのではあるが。


ウルトラマンベリアルに付き従うが、「ゼロに挑んだだけで特に悪いことをしていない」という理由で、初登場となった『ウルトラゼロファイト』以後も生存した(厳密には一人は死亡してから生き返った)お笑い芸人…もといチーム。
その後も『ウルトラマン列伝』と『新ウルトラマン列伝』にてオフ時の姿を見せて視聴者に愛され、さらにゲーム作品『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』にも第4弾から参戦した。

だが、ベリアルが再登場した『ウルトラマンジード』では、最終回でのベリアルの最後の回想シーンにストルム星人と共に映っている場面以外に出番・台詞は無く、劇中で行動していない理由も明らかになっていない。

という事態になった際に「ダークネスファイブはオメガ・アーマゲドンまたはクライシスインパクト直前で死亡したのでは?」という死亡説が挙げられるようになった。

人気キャラにもかかわらず作品と作品の間で死亡しているという説がまかり通っているわけだが、
  • 彼らほどの忠義心のあるメンバーがベリアルのこの事態に参戦していない理由が他に考え難い。
  • ベリアルのキャラクターの変化(これ自体は監督による最終章に位置付けたうえでの意図的なものではある)。
  • 『列伝』及び『新列伝』や『大怪獣ラッシュ』といった、下手をすれば映像作品との関連性を切られかねない部分とも辻褄が合う。
などからこの説が挙げられていると言える。

死亡説を上げている人も同時に「生きているならそれはそれで全く問題ない」と言っている人も多い。

あくまで人気キャラであるからこそ、「彼らがもう一つの魅力を発揮した部分と切り離されたくない」「生きているなら本編でもう少し登場してほしかった」などの願望があり、そこから生まれたなかなか珍しい死亡説である。
その後、書籍『映画監督 坂本浩一 全仕事』では「滅んだ」という扱いになっている。


ウルトラマンZ』第8話に登場したピット星人の姉妹で、姉のファと妹のシィ。
劇中ではカブラギ シンヤの依頼(後に洗脳)を受けて怪獣メダルの素材となる怪獣の破片を収集し、
その過程でナツカワ ハルキが落としたウルトラゼットライザーを拾ったストレイジのオオタ ユカとナカシマ ヨウコウルトラマンゼットの変身者と誤認し拉致するも、
駆け付けたハルキによって2人を解放され、逆に自分達がコテンパンにされて拘束されるという結末を迎えた。

劇中での出番は以上の通りであり、ユカとヨウコによって拘束されて以降の出番は全くもって不明なのだが、
何分後のエピソードにおけるユカの言動があまりにもマッド(自分を助けてくれた宇宙人に対して憧れの目線で「解剖したーい!」などと発言)な事もあってか、
視聴者間では第8話ラストでユカが持っていたオレンジ色の液体こそが解剖されたピット星人姉妹のなれの果てだとか、
第11話でユカがヨウコに飲ませたドリンクも姉妹から搾ったピット汁だとか、散々にネタにされてしまっている。

後にTSUBURAYA IMAGINATIONにて配信された『セブンガーファイト』第3話にて「捕縛されて拘留中」である事が語られた。その後どうなったかまでは未言及だが。


TV本編とは別の最終回が描かれた劇場版作品において描かれる『仮面ライダー龍騎』の主人公達。

サバイブ形態に変身した2人はそれぞれの契約モンスターに搭乗し、ドラグーンの大群に空中戦を挑みに突撃した。
二人の駆るモンスターの猛攻で次々とハイドラグーンの群れが燃えて落下する中、なおも空に舞うモンスターの群れの中に2人は消え去った。
これ以降、この2人の行方を知る者は誰もいない……。

という形で映画は終幕を迎えるが、「最後の最後でモンスターの大群から爆発描写が消えている」ことを根拠として二人は死亡したのではないかと考えるファンもいる。
数の猛攻に敗れて戦死したのではないかという説である。

公式の扱いではあくまでも行方不明・生死不明であり、長らくその答えは不明瞭のままであったが、
2018年6月25日に「CSM Vバックル」の発売決定に併せて発表された須賀貴匡×松田悟志のインタビューにおいて、
ラストシーンの突撃は制作の途中まで「死を覚悟した断末魔の叫びとともに突撃」の予定であったことが明らかとなった。
音声収録では断末魔の叫び声も収録されたものの、「さすがに重すぎるのではないか」というスタッフの判断で没となり、現在知られている無言での突撃に変更された。
この事から製作側としては「あの大群相手では2人とも討ち死にするだろう」という解釈だったいう事になる。

ただしこのインタビューもあくまで「アフレコの時点ではこうだった」という話であり、完成した映画作品としての見解はあくまで行方不明・生死不明のままである。
いずれにせよ、TVシリーズ最終話において2人ともライダーバトルの円環から解き放たれているため、結果がどうであれ変わりないという見方もできるが……


仮面ライダー555』主人公。
劇中終盤において様々な要因による肉体への負荷から明らかに寿命を縮めている描写が頻発しており、最終回のラストの描写を「死を暗示したものでは?」と受け取る視聴者も多かった。

明確な生死が公式でもボカされてることもあってか、死亡説・生存説双方を採用した作品群がパラレル設定で複数製作されている。
死亡した前提の後日談作品として『dビデオスペシャル 仮面ライダー4号』、
生存した前提の後日談作品として『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』や
講談社から刊行された『小説 仮面ライダーファイズ』などが存在する。
ただし、生存しているパターンの作品は本編とは異なる出来事を歩んだ描写となっており、公式的には死亡説が優先されているようにも思われる。

仮面ライダージオウ』では2018年でも生存しているが、これは歴史改変で『ファイズ』本編の物語そのものが消滅した特殊な状況下の話であり、
本編中では明確に死亡した草加が生存しているように生死の運命さえも変わり得るため、死亡説・生存説どちらを取っても通じる*12


その他

「博士」のリアクションを誘うための挑発として数パターンの死亡説を流布。
SCP Foundationの書類らしからぬあまりにも無理なこじつけが目立つが、多くは実在する死亡説でも用いられる論法。
「死亡説」の荒唐無稽さをネタにしたジョークオブジェクト。


特定人物の死亡説ではなく、死亡説をネタにしたカード。
自分の戦場にある「卑怯な破滅軍団」のカードを墓地に送ることで、代わりに墓地の「卑怯な破滅軍団」のカードを戦場に戻せる。
「死んだはずじゃ!」「残念だったなあ、トリックだよ」を地で行くカード。


  • 怪人二十面相(少年探偵シリーズ)
江戸川乱歩の小説に登場する怪盗。
死を偽装して逃亡→続編で生存が判明、というパターンが何度かある(『少年探偵団』など)が、『鉄塔王国の恐怖』ラストでは明確に死亡した(ように見える)にもかかわらず、次作で説明なく再登場していた*13
また、「人を殺さずに犯罪を行うことを自慢している」とされている彼が、小林少年をブイに監禁した(『妖人ゴング』)り、住人を縛り上げて放火した(『魔法人形』)りなど違和感のある行為をする回もある。
これらを根拠に、二十面相は途中で死んで代替わりしたのではないかという説を唱える者*14もいる。

ちなみに『魔法人形』の不自然な放火シーンには、過去作品『地獄の道化師』のストーリーを流用したためという、メタ的な理由がある。
関連して『江戸川乱歩全集 第20巻 堀越捜査一課長殿』の解説では、「乱歩が二十面相以外のライバルを考えていたが、上手くまとまらなかったのではないか」というメタ視点の考察もなされている。





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最終更新:2024年03月10日 19:32

*1 地図を書いていたら車にはねられたとか、マンホールを探検中に行方不明になったとか

*2 画風が当時の人気から外れたものであったからであるらしい。

*3 加えて、山川は後述する伊藤を含む編集者とあまり関わらず、本名・住所・連絡先などの個人情報を明かすことはなかったという。

*4 ギャランティについては下手な全国放送のテレビに出演するよりも高く、こちらを本命の収入源にしている芸人は多い。

*5 当時と現在とは寺の位置が多少異なるが、焼けた際に現地で葬った場所に移転したともとらえることができるので説としては問題にならない

*6 もっともそもそも、半島の日本統治時代から伝説的レジスタンス指導者『金日成将軍』の名は語り継がれていたが白髪の老将であったと伝えられており、ソ連肝煎りの北朝鮮建国式典に現れた 壮年の人物とはどう見ても年齢が合わないとも当時から訝られてもいて、本来は架空の存在かあるいは実在はしたがスターリンの思い通りに動かなかったため消されて現在知られる替え玉が立てられたという説も…

*7 巨人の星でおなじみ、梶原一騎の別名義。

*8 ラストで「ヒロインが主人公を連れて何処かへ去った」事が語られているが、その後も健在かまでは明かされていない。

*9 ゲーム中で主人公が破壊した兵器について尋ねられて「破壊されたというのは敵対勢力の流したデマ」と断じるなど。

*10 左手で少年の頭を撫でているので怪我は致命傷ではない、墓場は単なる通過地点、声に応えなかったのは潔く別れるため、等

*11 「時代設定的に2000年代シリーズ→主水死すになる」とか「中村主水は同名の別人が複数人いる説」とかいろいろな考察もあるが、シリーズの作風的にあまり深く考えないほうが良いかもしれない。

*12 白倉Pの個人的な見解としてはオルフェノク化自体が巧の幼少期の死の遠因となっているようだ。

*13 これに関しては、『青銅の魔人』中盤など似たシチュエーションが存在するため「説明不要」と判断されたのかも知れないが

*14 小説家の綾辻行人や北村想が有名。北村はこの説に基づき、長編『怪人二十面相・伝』を書いている