サウスパーク

登録日:2010/12/30 Thu 01:17:03
更新日:2025/08/20 Wed 22:35:38
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◆『サウスパーク』とは、1997年からアメリカ合衆国のケーブルテレビ局コメディセントラルで放映されているカートゥーン(アニメ番組)である。

◆アメリカ、コロラド州の田舎町サウスパークを舞台に、小学生と周りの大人たちが毎回騒動を巻き起こすといった内容。
カクカク動く切り絵風の一見可愛らしいキャラクターが、放送禁止用語を連発し、時に残酷極まりない行為も行う。
時事ネタやタブーとなっている宗教ネタを積極的を取り入れたり、人種や同性愛をネタにしたり、社会や風俗、著名人への痛烈な皮肉を表現したりなどで話題となっている。
ただ、過激なだけでなく番組の締めには必ず教訓やメッセージも込められていたり、またチューバッカ弁論など実社会にも影響を与えていたり、ケーブルテレビ史上最高視聴率(スポーツ番組除く)や、「テレビ番組のアカデミー賞」とも言われるエミー賞を数回受賞していたりと実はすごい番組でもある。

◆ちなみにこれまで全309話、シーズン数23という長寿番組でもある。現在はシーズン25が放送中。
なお、その前のシーズン24のスペシャル番組が「パンデミック・スペシャル」だの「ワクチン・スペシャル」だの相変わらずやりたい放題だが。

初期は実際に切り絵を使いストップモーションで制作されており、1回のシーンの撮影に1〜2時間もかかっていたが、後にCG制作に移行しており、移行後もストップモーション的なアニメーションは維持しつつも、ストップモーションでは不可能な描写も多用しており、このように制作期間の短縮によって数週間のタイムラグで時事問題を扱う事もできるようになった。

◆1999年に映画化。もちろん、過激さ故にR15指定だが。

◆日本ネタも多く、「カンソーウォーズ(コンシューマ戦争)」とかなど、やはりここでも日本人が妙な片言で喋るとかが挙げられるが、特にポケモンをパロった「チンポコモン」のエピソードはWOWOWが日本語版の放映を自粛した事でも有名。
理由としてはポケモンの著作権者である任天堂などにめちゃ怒られる事を恐れた事と、やんごとなきお方に似たヒト(しかも悪役で)を出したと言われている。「ナンダコレ?」「チンポコガダイスキヨー」

◆なおひどいネタの多い本作だが、実はカイル以外の主人公達やバターズ、ギャリソン先生はカトリック教徒で、街にいるのもカトリック教会の神父さんである。アメリカの主流派はプロテスタントなのだが…。

日本ではWOWOWで第7シーズンまで放映されたが打ち切られ、その後FOXで吹き替えキャストを一新したうえでシーズン8を放映、シーズン9からは字幕のみの放映で放送されていた。その後シーズン10以降は日本での放送はなかったが2019年10月15日から、日本のnetflixでの配信が決定しシーズン15(2011年)からシーズン21(2017年)まで配信されることになった。これにより日本未放送のエピソードを日本でも公式でみることができるようになった。ただしwowowでカートマン役を担当していたLILICO以外の配役が変わっていたためファンを困惑させた。
なおそれ以前にもLINEスタンプやタカラトミーからフィギュアマスコットが発売されていたことはあった。
2024年現在はParamount+で視聴可能。

◆なお、WOWOW放送版にてカイル役を演じた山口勝平氏とギャリソン先生役の田口トモロヲによると原語版のテンポが早く、日本語の台詞が嵌らない為通常より倍速を落として収録していたという。
実際、0.75倍くらいの倍速で本編を見ると他のアニメと同じくらいのテンポになる。

◆もともとは2015年の契約でシーズン23(2019年)で終了する予定だったが今年9月にシーズン26(2022年)までの契約延長が決定。
その後社会情勢の都合により通常の形での製作が困難になったため先行きが不安視されていたが、2021年に再度延長する形でまとまり、2027年終了予定に更新された。
さらに劇場版第2作目が制作されることが決定した。公開日などは続報を待とう、

登場人物

〈主役四人組〉

スタン・マーシュ
本名はスタンリー・マーシュ。まともといえばまともで、年相応にやんちゃ。
作者の一人、トレイ・パーカーがモデル。

●カイル・ブロフロフスキー
ユダヤ人という理由でカートマンから不当に攻撃されている。
穏やかな優等生だが、不遇。
作者の一人マット・ストーンがモデル。

●エリック・カートマン
とても魅力的なクズ。ぶれないやつ。肥満児でマザコンでわがままで卑劣で守銭奴で残虐な差別主義者。

ケニー・マコーミック
オレンジ色のパーカーを被っており、ほとんど聞き取れないが、台詞の大半が放送禁止用語というエロ博士。
お約束的に死亡するが、次回には生き返っている。

詳しくはサウスパークの主役四人組を参照。


〈その他の子供達〉

バターズ・ストッチ
「お、俺だよ」
四人組のパシリ(?)。 本名はレオポルド・ストッチ。
頭は良いが度が過ぎる純粋無垢かつ桁外れにKY。人を疑う事を知らない為、カートマンからいつも酷くイジられている。
作者のお気に入りの為、ここ数年はケニーを凌ぐ存在感。主役を張ったエピソードを集めたDVDボックスまで発売された。

●ウェンディ・テスタバーガー
「スターン」
一応スタンの彼女。リベラル派の優等生だが、邪魔者には容赦が無いビッチ
初期はスタンに輪をかけたキ○ガイだったが段々優等生になっていった。
一度カートマンをフルボッコにしたこともある(だがこれはカートマンが乳ガンの女性を侮辱したため)。最近は別のキャラの出番が増え、背景キャラと化すことが多くなった。

●ティミー
「ティミー!」「ジミー?」「ゴブルース!」と話す以外は言語不明瞭な、車椅子に乗った知的障害者。
腹黒な回もあるがサウスの子供たちの間では普通と言える。短距離なら歩ける。
なお、ティミーたち障がい者の扱いについては健常者から苦情が来たものの、障がい者たちからはこうした障がいを過度に美化せず笑いにするという点からむしろ好評寄りだったとか。
なかなか考えさせられる話である。
また、ジミーがステロイド剤に手を出したことがあったときは親友として彼を諫めた。

●ジミー
「ありがとう、いいお客さんだ」
ティミーのライバルとして登場した自称イケてる障害者。松葉杖で吃音だがコメディアン志望。
ティミーと死闘を繰り広げてからは親友の関係になったようである。
筋ジストロフィーを患わっておるが、ジョークのセンスがありサーフィンなどのスポーツ、楽器の演奏も得意とまさに文武両道。
一方障害をものともしないそのアクティブな行動力が災いして主役4人組以上にボコボコにされる回も多い。

●トゥイーク・トゥイーク
「こんなプレッシャー耐えられない!」
喫茶店の息子。カフェイン中毒で落ち着きが無いビビリ。
ちなみに両親は登場回数は少ないものの、クールな性格ながら容赦ない言葉を放つという他の住民とはまた違ったサイコの雰囲気が漂うキャラで妙に印象に残る。
そして息子の明かなカフェイン中毒をADHD扱いする等サウスらしく問題ある人物。
s19でクレイグのボーイフレンドになる。

●トークン・ブラック
クラス唯一の黒人で街一番の金持ちの息子。その立場故にアイデンティティに悩んだ事がある。
1度だけウェンディと付き合ったことがある。
黒人・人種問題を扱う際にはシェフが退場してしまったこともあって良くも悪くも話の中心になる。
何故かライオンと話せる。
なお、長らくトークン・ブラックが本名とされていたのだが、s25にて無理やりな後付け衝撃の事実が明かされる。

●ピップ
初期に頻繁に登場していたいじめられっ子。元々はカートマンがいじめの対象だったがいつの間にピップがいじめを受けるようになった。イギリス紳士。200話で唐突に事故死。

●べーべ
ウェンディの友達だが、クラス一の巨乳となった為、アバズレ呼ばわりされ男子は全員猿状態に陥る。実際アバズレだけど。

●ハイディ・ターナー
カートマンのガールフレンド。初期の頃から登場してたものの長らく背景キャラだったがs20からエピソードに関わることが増えた。

●クレイグ・タッカー
中指立ててばかりの問題児でカウンセリングルームの常連。ある条件がそろうと目からビームが出せる。ペットにストライプという名のモルモットがいる。動物好き。
なお、「レッドレーサー」という番組の熱心なファンらしいが、「戦う交通安全」の方とは別である。
s19でトゥイークのボーイフレンドになる。

●クライド・ドノヴァン
カートマンの次にデブらしい。便座を下ろさなかったせいで母親が死んだ。
タコスが好きで少し泣き虫。初期のファミリーネームはグッドマン、ハリス。

●アイク・ブロフロフスキー
「キック・ザ・ベイビー」
いつもカイルに足蹴にされている弟。実はカナダからの養子である。
4歳で既にイスラエル問題を考察している天才児。
原語でも吹き替えでも実際に子役が演じている。こんな番組に出すなよ!

●シェリー・マーシュ
「このクソがっ!」
恐ろしく狂暴なスタンの姉。生理の時は血の海となる。
ただしいざという時は家族思いな一面もあり、オトコ関係も少々純情。メフィスト博士の作り出したスタンのクローンが暴走したときは彼をワンパンでノックアウトした。事情を知らないギャリソン先生やジンボに「親を呼んで叱ってもらう」と脅されたスタンが親に怒られて追い出されるのを想像し、「追い出されるのは嫌だよ!ずっとここにいたい!」と泣き出したときは帰宅した両親たちに「スタンのせいじゃない」と釈明しスタンを庇ったほか、幼稚園時代に四人組が少年院送りにしたトレント・ボイエットが出所して四人組への復讐を企てた際には、スタンたちを守るなどの姉としての優しさも見せるシーンも存在する。

●スコット・テナーマン
カートマンを本気で怒らせた為、一生分の地獄*1を見るハメになった上級生。
後に衝撃の事実が発覚する。



〈大人達〉

●ギャリソン先生
「ファックユー!地獄へ落ちやがれ!」
四人組の担任。大バカでド変態な人格に問題がある教師にあるまじき人物で、生徒に丁寧語を使っているが、都合の悪い事は腹話術の人形・ハットくんに喋らせていた。
教育者としても問題で生徒と共に強盗の人質になったときは生徒はどうなってもいいから私は助けてなどとほざく。
隠れゲイだったがカムアウト。その後、性転換しレズビアンになる。しかしその後また性転換して男に戻る。
中身はこんなんだが外見はどこにでもいるような眼鏡ハゲ中年であり、性転換しても「胸」と服装以外変化しなかった。
相棒は、ハットくん→小枝くん→ハットくん→スレイブ(奴隷)くん→相棒なし→サービスくんと何度も変わっている。
シーズン20でアメリカ大統領になった。
なおすっかり白髪で頭頂部がハゲてるがこれでもまだ41歳らしい。

●スレイブくん
担任補佐という名の、ギャリソン先生の肉奴隷。一見して判るハードゲイ。
しかし大人達の中ではまともな方。
アナルに小動物を入れられるのが大好き、またパリス・ヒルトンもアナルに入れた。現在はビッグ・ゲイ・アルと交際中。

●シェフ
「ヨォぼうずども」
ソウル溢れる給食のおじさん。
エロ親父だが、子供達の良き理解者で数少ないまともな大人…だったが、
担当声優がカルト宗教にハマり(その後死去)、その教団を侮辱するような本作と袂を分かつことになったため、暗黒面に落ちたうえに惨殺された。
なお、あくまで「サウスパーク市民内で比べればまともな方」であって、まだ各キャラの性格の固まっていないシーズン1においてはアメフトの試合中にフェイタリティされたケニーの死体をさっさとどけてくれと言ったり、ピップを邪険に扱ったり、サウスパーク市の旗を変えるか議論になった際には抗議活動の一環として僧侶を燃やしたこともある。

●クラブツリー
「早く座りなさい!遅刻しちゃうでしょ!」
スクールバスの運転手のくそババア。
出番が無くなったと思ったら、いつの間にかレイプされて殺されていた。

●ゴーラム看護師
死んだ胎児が顔にくっついている。周囲からは気味悪がられているが本人は個性だと言って全く気にしていない。
作中稀な立派な大人。

●マクダニエルズ市長
サウスパークの女性市長。
目立ちたがりやだが仕事はいい加減。

●ランディ・マーシュ
スタンのパパ。元アイドルの無能な地質学者でよくアルバイトをしている。
元ヒッピーでジンボとは正反対のリベラル思考の持ち主で、変態。
元々単なるアホな大人の一人だったのだが、次第に彼がメインになるエピソードが増えたことから公式の人気投票で一位となる人気キャラとなった。
S22で大麻農園を初めてからはほとんどのエピソードに絡んでおり、事実上4人組と同様かそれ以上の主役状態である。

●シャロン・マーシュ
スタンのママ。美人で巨乳らしい。
ランディがおかしくなってからは、夫に振り回されては悩むことも多くなった。

●スタンの爺ちゃん
102歳。常に自殺したがっている。なぜかスタンをビリーと呼ぶ。
現在は施設に居て基本的には良識的だが、マーシュ家の男らしく騒動の中心になることもある。
スタンとは何だかんだで仲がいい。

●ジェラルド・ブロフロフスキー
カイルのパパ。見た目通り典型的なユダヤ人の弁護士。
イルカ馬鹿でコスプレマニア。ランディとはガキの頃からの友人で一緒に暴走する回も多い。
特にネット関連で悪質な事件を起こすことが増え、好感度が順調に下がっている。

●シーラ・ブロフロスキー
カイルのママ。スリム体型が多いサウス女性陣の中では珍しく関取体型の口うるさいオバハン。
毒親や運動家のケがあり、初期にはそっち関連で騒動の中心になることが多く、映画でのテレンス&フィリップへの糾弾から始まる、カナダ人への差別と全面戦争を主導した。
若い頃はかなりの不良であり、ヤリマンだった。実はニュージャージー出で激昂するとニュージャージーの訛りが出る。

●リアン・カートマン
カートマンのママ。美人で優しいママに見えるが実は超ヤリマンで、ポルノ女優や娼婦や雑誌モデルを職業にしている。
根強い人気があるとのことだったが、現在は活動は控えめなのか、いつからかカートマン家の厳しい財政事情が話題に上がることも増えた。

●ケニーの両親
町一番の貧乏。いつも喧嘩ばかりしている。
パパ(スチュアート・マコーミック)はシーズン1でビルにめり込んで死にかけたがいつの間にか五体満足で生き返っていた。
実は、ケニーの不死身は若い頃にコイツらがある邪教にハマっていたのが原因だとされた時も。

●バターズの両親
「外出禁止だ!」
毒親。父であるスティーブンはゲイへの興味からハッテン場通いをしたこともあるバイ。母親はその事実を知ってのちに精神が一時的におかしくなりバターズと無理心中を図ろうとした。
バターズが些細な過ちを犯したり非の無い時も理不尽な外出禁止をするのがお約束だが、ごく稀にバターズがそれに反抗的な態度を取ると途端に弱気になるため内心ではバターズを恐れているのでは?と言われている。
また、カサ・ボニータ回ではバターズが行方不明になったとき(実際はスタンの叔父のジンボの家にある核シェルターに監禁していた)バターズの行方を本気で心配していたりある回ではバターズが死んだと勘違いして禁断の魔術を使ってでも蘇らせようとしたことから親としての愛情は持っているようである。

●ジンボおじさん
間違えたマッチョ思想の、スタンの伯父。実はハゲ。猟銃をはじめとする様々な武器で動物を虐殺するのが趣味で、殺す前には正当防衛ということにするため「大変だ!襲われるー!」と叫ぶ。
民主党が嫌いでアメリカの保守層や南部白人についてメインになるエピソードではネッド共々それらの代表格として扱われることが多い。
因みに、ランディはリベラル派でそっち関連のエピソードで中心となることが多い。
もっとも、そこまで極右的な人物ではなくKKKと同類視されるのは嫌がり子供たちから頼みごとをされたら可能な範囲で手伝いや助言をしたりとまともな面もある。
…が、彼の助言のせいであんなこと*2になったのだが。
初期シリーズでは町の困った大人の代表だったが、上記のようにシリーズが進んでランディ達が問題を起こすようになったので率先して問題を起こすことは殆どなくなった。

●ネッド・ガブランスキー

ジンボのベトナム戦争以来の相棒。
片腕を(自爆で)失っている。
(煙草のやりすぎの為)喉も潰れているため、人工声帯で話す。
ジンボと組んでは色々とやらかしていたが、上記のようにジンボが目立たなくなったので殆ど騒動は起こさなくなった。

●マッケイさん
「んけ~い」
小学校のカウンセラー。頭だけ以上にデカいガリガリ体型。ネクタイを緩めると多少頭が小さくなる。
異様に打たれ弱い。
他の大人達同様変人だが、どちらかと言えば良識的な部類に入る。

●チャクソンディック先生
新しい担任。
吐き気を催す巨乳(垂れ乳・しかもノーブラ。腕を上げるたびに着衣が上がり、そのたびに嬉しくないポロリを拝まされる格好となる)の持ち主*3
マッケイさんと(オエーな)セックスする。名前の通りチ×ポを喉に詰まらせて死ぬ。その死は生徒たちに喜ばれた。

●ビクトリア校長
やはり適当な仕事しかしてない校長先生。
市長ともども「どっちつかずで責任逃れする方法ばかり取る大人」の代表格。
とはいえ、シリーズが進む毎に割とまともと捉えられる大人になっていたので退場は惜しまれた。

●PC校長
S19よりビクトリア校長の後任として登場した校長。PCはパソコンではなく「political correctness」、つまりポリコレ校長*4
名前の通り男女不平等やマイノリティに無配慮な表現が大嫌いで、差別の権化ともいうべきカートマンをボッコボコに殴りつけて病院送りにするほどの過激な修正方法も厭わない、ポリコレながら暴力により言うことを聞かせるマッチョでもあるという歪みを体現した人物。
S19は彼を中心とした連続劇となっており、現代アメリカの抱えるポリコレの行き過ぎた面の象徴たるキャラクター故に色々賛否両論を招いたが、
以降のシーズンではややトーンダウンしており、ポリコレの立場をとるが故に矛盾点に苦悩したり、ポリコレの歪曲を諫めたりと当初からは若干キャラクター性の変化がみられる。
何だかんだで良識的な大人だが、余計で踏み込んだ気づかいをして正論ながら事態をややこしくしてしまうことも。

●バーブラディ巡査
すごいバカな警官。市長の提言で初等教育を受け直した。
日本語吹き替え版だと主人公達にバカブラディと言われてたりもする。

●イェーツ巡査部長
サウスパーク警察署に勤務するバーブラディの上司。アイルランド系。
典型的な黒人差別者の警官で普段は脇役未満の出番しかないが、彼が主役となるとんでもない回*5も存在する。

●ビッグ・ゲイ・アル
エレガントな心優しきゲイ。
初出はかなり最初の方。
ゲイの動物達を保護していた。
まさかこんなに影が濃くなるとは…

⚫︎トゥアン・ルー・キム
中華料理店『金鳳軒』の店主。
中国語訛りで話すため、店の名前を「チンポウケン」と言ってしまい*6スタン達にからかわれている。
実は多重人格者の白人である。

●マキシ神父
街の教会に努めるカトリック教会の神父さん。
当初は元ゲイでスケベという聖職者にあるまじき生臭坊主だったが、リアルで「カトリック聖職者による性的虐待(少年限定)」という事件が頻発しアメリカ国内での教会離れも社会問題化したため、
「腐敗した教会組織に立ち向かおうとするも生真面目すぎてどこか空回りしてしまう人」という当初のキャラ付けとは真逆の人物になった。


〈その他〉

キリスト様
サウスパークに在住し、人生相談の番組をもつ。どうやらホンモノらしい。その割にはピンチに陥ると、「おお、神よ…」とつぶやいたりする。
映画だと行軍しながらカナダを非難をしているのが一瞬見える。ポルノサイトを観るのが趣味。

⚫︎ムハンマド
検閲により削除←某勢力からコメディ・セントラルに殺害予告が届いたため

サタン
地獄の王。Mっけのあるゲイ。
フセインの肉奴隷だったが、その後クリス(♂)と同居する。だがクリスは漢っ気がない男で、サタンは欲求不満に。
その頃フセインが帰ってきてフセインと浮気をするなど一悶着あった後、自立する。
いうまでもなく悪魔なのだが妙に良識ある人物で、スタンがソシャゲ沼にハマった際には諭した上でスタンを依り代にして元凶であるカナディアンデビルと戦い、その後スタンの体は何事もなく開放してくれるほど。

●サダム・フセイン
映画版ではサタンの愛人にして最大の悪役。
地上から地獄からも締め出され、モルモン教徒だらけの天国へと送られた。
天国ではモルモン教徒を使役し、ミサイル基地・生物兵器工場を作っていたりする。そのことをブッシュが国連に報告するが…。

●Mr.ハンキー
「ハウディホ~」
宗教を問わないクリスマスの精霊でカイルの心の友……だった。
見た目は歌って踊る陽気な大便。というかウンコそのもの。
家族(やはり大便)へのDV疑惑あり。(ただし嫁も嫁でアル中の酒乱だが)
S22にてTwitterの暴言が原因で炎上しその後も暴言を続けたためにカイルからも見放されサウスパークを追放されてしまう。同エピソードではMrハンキーが「前時代的な人物」としても扱われており、こういうしたお下品キャラが時代に合わなくなってしまったという暗喩にもなっている。

●タオリー
「キメたくな~い?」
マリファナ中毒の喋って歩くタオル。
17歳。かなりユルい。
ハッパの為ならおっさんのチ×ポもしゃぶるリア充
一時期全く出なかったがS22ではランディが大麻農園を始めてそこで勤務し始めたために、まさかの準レギュラーキャラ化する。人間の女性と結婚し、子供をもうけている。

●スパーキー
スタンの愛犬。ゲイ。何故かジョージ・クルーニーが鳴き声をあてた。

●ジャコバザウルス
とにかくウザい。メスの方は何を言っているかが分からないがオスの方はちゃんと言語がしゃべれるもののなぜか行動などすべてがうるさい。

●メカ・バーブラ・ストライサンド
とにかくキモくてウザい。ていうか完全に見た目が某怪獣ロボ
話題となった200・201では更に機能強化され毒ガス並みの放屁をした。

●プロフェッサーカオス
スタン達にハブられたバターズが変貌した姿。
この世に破壊と混沌をもたらす悪の化身だが、「ザ・シンプソンズ」と悪事のネタが被ってしまい、なかなか実行出来ない。しかも悪事と称して行う行動はほとんどが子供の小さないたずらに過ぎない。

●クラブ・ピープル(蟹人間)
「クラーブピーポー…クラーブピーポー…」
s7より登場する蟹人間。詳しい設定は決められていない。
というのも、彼らの初登場エピソードで作者たちがオチがどうしても思いつかなかったために苦し紛れに産み出したキャラであるためである*7
以降、どうしてもオチや途中経過が思い浮かばなかったエピソードに尺稼ぎや背景埋め要員として前フリなく登場する。

●テレンス&フィリップ
「アンクルファッカー!」
カナダの輸出産業の約8割(!?)を稼ぐ子供達に大人気のカナダ人コメディアン。
モチネタはひたすらの放屁。
「ちなら姉妹」と番組の座を巡って争ったことがあったが後に和解し、しかも結婚した。
初期のエピソードで既に50代後半であることが明かされていたのだが、S21にて突然彼らだけサザエさん時空が解除されて溜まってた分の年齢が加算されてヨボヨボに…。






追記修正しろだと!?
はい無視~無視~
お疲れ様でした~♪

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最終更新:2025年08月20日 22:35

*1 カートマン・レクターの鬼畜晩餐会

*2 カートマン・レクターの鬼畜晩餐会

*3 シェフが初対面で思わず嘔吐するほど。

*4 一応、本名も「ピーター・チャールズ」で略してPCとなる。

*5 Butters' Bottom Bitch

*6 wowow吹き替え版の意訳で、原語版では「City Wok(街の中華鍋)」が訛って「Shitty Wok(糞まみれの中華鍋)」と聞こえるというギャグになっている。

*7 一応初登場エピソードでは「1000年前に人間との戦争で負けて地底で暮らしていた」という投げやりな設定は語られる