ランサーアルトリア(Fate)

登録日:2016/09/05 Mon 22:09:42
更新日:2025/04/06 Sun 13:23:47
所要時間:約 23 分で読めます




ランサーアルトリアとは、『Fate/Grand Order』に登場するサーヴァント
いわゆるアルトリアシリーズの一種であり、この項目ではランサークラスのアルトリア・ペンドラゴンを紹介する。




【概要】

聖剣ではなく、聖槍を携えたという騎士王の側面。
何人かバリエーションが存在するが、共通項として
というものがある。
鎧の下はどちらもすっごいハイレグ。ノーマルは前掛けがあるので見えづらいが、オルタはモロ食い込みを拝める。

…よし、落ち着こう。言いたいことは分かっている。

まず馬に乗っていたらライダーではないのかという疑問だが、よく考えてみてほしい。
ランスとは馬上槍の事である。つまり、騎乗している彼女たちこそ真のランサーだったんだよ!
ΩΩΩ<な、なんだってー!?

…という漫画をイラスト担当の石田あきら氏が挙げているので、つまりはそういう事である。

Fate/stay night発売前の設定ではライダークラスは「なんらかの乗り物に搭乗し、騎乗槍を使いこなせる者」が該当するとされていたが……
もはや何も言うまい。騎乗槍使うライダーってアストルフォぐらいしかいない少数派だしね。

そしてもう一つ、おっぱいの大きさに関してだが、これは聖剣と鞘を失ったことで不老の肉体が成長したか、聖槍の魔力が肉体の成長を促したためとされる。
詳しくは余談を参照。

ちなみにファンの間では、その豊満な胸から乳上(ちちうえ)とも呼ばれる。
そしてバリエーションが増えるにあたり、オルタを下乳上(したちちうえ)、通常版を上乳上(うえちちうえ)もしくは乳王(ちちおう)獅子上(ししうえ)と呼んで区別している。


宝具は共通して『最果てにて輝ける槍』。
その本来の姿は世界の表裏(現実と幻想)を繋ぎ止める「光の柱」そのものであり、万一これが解かれれば現実は世界から剥がれ落ちるとされる星の錨である。
アルトリアが持つ槍はそれが落とす影のようなものであり、本来であれば宝具として扱えるような代物ではないが、「世界を救う星の聖剣」と同等のプロセスを有する十三拘束の存在によって、かろうじて宝具としての体を成している状態。
真名解放を行うためには、合計十三の拘束のうち半数までを解除する必要がある。

神代と幻想の最後に立った「」であるが故、彼女はこの絶大な力を秘めた聖槍を所有する。
というか、マーリンに押し付けられたらしい。
その正体を聞かされた時、アルトリアはすぐにでも手放そうとしたが、マーリンには任せられず、かといって放置も出来ないため、自分で持つしかなかったとか。

鎧のモチーフはオルタがドラゴン(そしてカラス)、通常版がライオンとなっている。
また、どちらも年齢は24~25歳ぐらいのイメージであるらしい。

余談だが、その現物は現代まで残っており、ある少女がそれを所有しているのだが、それはまた別の話


【アルトリア・ペンドラゴン(オルタ)】



ランサー、アルトリア。召喚に応じ参上した。
我が愛馬が雷雲を呑むように、我が槍はあらゆる城壁を打ち破る。
あなたの道行きを阻むもの、全てを打ち砕こう

◆データ(オルタ)

  • 身長: 171cm
  • 体重: 57kg?
  • 出典: アーサー王伝説
  • 地域: 欧州
  • 属性: 秩序・
ランサー時の体重ないし体型には諸説が存在する。

筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具
A A+ C A+ D A++


◆スキル(オルタ)

  • クラス別スキル
対魔力: B
三節以下の詠唱による魔術を無効化し、大魔術・儀礼呪法など大掛かりな魔術をもってしても傷付けるのは困難。

騎乗: A
乗り物を乗りこなす能力。幻獣・神獣ランク以外を乗りこなすことが出来る。


  • 保有スキル
最果ての加護: A
聖槍の所有者へと自動的に付与されるスキル。
戦闘時においてのみ、魔力と幸運のパラメーターが一時的にランクアップする。

魔力放出: A+
武器、ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させる。魔力によるジェット噴射。

カリスマ: E
闇に染まった事で大幅にランクダウン。恐怖で従えるため、統率力は上がるが兵の士気は極めて低くなる。

◆宝具(オルタ)

  • 最果てにて輝ける槍(ロンゴミニアド)
ランク:A++
種別:対城宝具
レンジ:1~99
最大捕捉:1000人


聖槍、抜錨。

突き立て、喰らえ! 十三の牙!

最果てにて輝ける槍(ロンゴミニアド)』!!


ロンゴミニアド。聖槍。別名『ロン』。
その真実の姿は、世界の表裏を繋ぎとめるモノであるという。
真名解放の際にはランクと種別が変化する。

聖槍は本来、世界の表層を縫い止める「光の柱」ないし「塔」であり、万一これが解かれれば現在の物理法則によって成り立つ世界は剥がれ堕ち、過去のものとなった多くの幻想法則が現れるという。
神代と幻想の最後に立った「王」であるが故、彼女はこの絶大な力を秘めた聖槍を所有する。

真名解放によって、聖槍は最果てにて輝く光の力の一端を放つことになる。
真名解放を行うためには合計十三の拘束のうち半数までを解除する必要がある。
この性質は「世界を救う星の聖剣」と同等のモノとされる。
(※『FGO』では拘束の半数解除は行われず、完全な真名解放は成されない。)

かつて、伯父でありブリテン島の意思と一体化した魔竜になった卑王ヴォーティガーンとの戦いにおいて、
魔竜の吐く闇の奔流によって聖剣エクスカリバーと聖剣ガラティーンの力を封じられたが、この聖槍によって討ち滅ぼした。

また、カムランの丘での最後の戦いでも聖槍を用いた。


ランク: C
種別: 対人宝具
レンジ: 1~2
最大捕捉: 1人

セイバーとして現界した際には宝具である剣を覆い隠すものだったが、ランサーとしての現界時は「風の宝具」として扱われる。
魔力放出スキルと併用することで、敏捷性の強化や超跳躍といったブースト効果や、溜め込んだ風を一度に放つ「薙ぎ払い型」の超距離範囲攻撃(ストライク・エア)を可能とする。
彼女は主に攻撃力の増強にこの宝具の効果を用いる。
(※『FGO』では真名解放は行われない。)

◆概要(オルタ)

聖杯の呪いに侵された可能性として現界した姿。乗る馬はは「ラムレイ」(♀)。
己をヒトとして留める為にありとあらゆる手段を以て自身を「嵐の王」として定義した姿であり、聖杯の呪いも何処かの世界で繋がれた縁を利用して自ら呪いにかかったらしい。
獅子王を経ることなく聖槍の英霊となったモノ、それがこのアルトリアである。

オルタではあるが、実のところ聖杯の呪いと、聖槍の呪いが互いに相殺し合っているという奇妙な状態になっている。
その為、精神性は本来の騎士王に近く、しかしオルタ時の粗暴さも持ち合わせているという、言わばアルトリアとオルタを足して2で割った状態
その為か、属性もセイバーオルタと違って秩序・善のままであり、カラーリングも黒一色というより紺色が中心になっている。
しかし食の好みはジャンク寄りである。
ある意味では、全てのアルトリアの中で一番「人間: アルトリア・ペンドラゴン」として純粋な状態、と言えるのかもしれない。
…とはいえマイルームでもふわふわした発言が多く、本人のあれこれについては本編で明確に言及される訳ではないので、「正直乳上のキャラよくわかんね」となっているマスターも少なくない。

◆人物(オルタ)

ちなみに聖剣の英霊である少女のアルトリアに関しては本質的には別人であるものの、「若かった頃の自分」として見ている節がある。
プロトセイバーに関しては、正しい「聖剣使い」として認めている反面、かつて聖剣使いだったプライドが刺激されるのか、ちょっと当たりがきつくなるらしい。
大人げない。が、さり気なく「アーサーとアルトリアは完全な(パラレルの)同一人物ではない」という伏線となっている。

基本的に他のサーヴァント達とは距離を取っているが、自分と同じ「嵐の王」であるドレイクに対してだけはやや距離が近く、飲み友達に近いとか。

マスターに対する態度はクールで、自分をマスターの槍(武器)と定義しており、敵を粉砕することのみに意識を向けている。
しかしマスターに親愛を持っていないかといえばそうでもなく、誕生日には祝おうとしつつ「今の自分では…」と遠慮したり、
バレンタインでは無関心を装いつつ「このようなものが、私のに挟まっていたのです…」と、(自作か作ってもらった)自分の槍型チョコを手渡すなど、親愛そのものは抱いている様子。


◆劇中の活躍(オルタ)

第1部4章『死界魔霧都市ロンドン』

この時は全く口を開かなかったが、モードレッド曰く「敵対すると決めた時の父上(アーサー王)」だそうな。

イベント『空の境界~the Garden of Order~』

怨念を増幅するオガワハイムに入居するが、生前への妄執を持っていなかった為、変質する事はなかった。
メッフィー曰く「聖杯にエールでも注いで飲ませない限り、悪辣に落ちる事はない」との事。

主人公たちに「怪しい兜」だの、「メッフィーを上回る『混沌・悪』のサーヴァント」だのと好き勝手言われ、メッフィーには煽られたことでちょっとイラっときてはいたが、
上記の通り性格そのものは騎士王同様に高潔な武人であり、セイバーオルタのような凶暴さは見えず、選択肢によっては主人公を少し頬を緩めて褒めたりもしてくれる。
主人公たちを阻んだ理由も、「怨念に抗う術を持たない者を進ませられない」という真っ当なものだったが、
の力を見て「その女がいればどのような不死だろうと死を迎えるだろう」と道を譲った。

…が、ここからが乳上の受難の始まりであった。

戦闘終了後、式に「怪奇乳出し馬女」というあんまりなあだ名を付けられたものの、
フッ。過ぎたものを持たぬ者はみなそう言う。負け惜しみとして受け取っておこう
…と大人の余裕を持って受け流すなど、その時点ではまだクールキャラの体裁を保っていたが…



あ、ところでそこの四号室、お前の部屋なんだよな?
中に入っていいか?

さぞキレイに片付いてるんだよな?

と何気なく尋ねられ、


え―――――


ば、断じてダメだ! 入れば死ぬぞ!

何を考えているのだ、貴様は!!

と、赤面しながら狼狽えまくるという斜め上な展開となった。

今まで見せていたクールなキャラが完全に崩壊した瞬間であった。

このせいで、私生活ではズボラなダメ人間疑惑が掛かってしまっている。
まぁ、王様やっていて家事なんてやった事ないだろうし、生活能力のなさはパラレル世界でバイトもせずに食っちゃ寝していたセイバーさんを見ればお察しだし…
この残念っぷりを見て一部のファンは「あ、(一部が)大きくなってもやっぱりセイバーさんはセイバーさんだ」と安心したとか、しなかったとか…


イベント『星の三蔵ちゃん、天竺に行く』

牛魔王役として登場。牛要素がどこかはお察しください。

妻の羅刹女、息子のモー孩児と共に牛魔王一家として三蔵ちゃん一行の前に立ち塞がった。
…が、主人公たちに牛要素をガン見されるセクハラを受けた他、まさかの妻に尻に敷かれている状態だったことが発覚。
戦いに負けた後、そのでかい胸の内を告白するが…



く、余は……

余 は 悪 く な い も ん!!(´;ω;`)ブワッ

まさかの駄々っ子化。


御仏に従う代わりに一個だけお願いしただけだもん!

羅刹女の食卓が、クロスが、食器がナプキンが!
とにかく何から何まで!

消毒薬の刺激臭にまみれてるのをなんとかしてくれませんかって……!

料理は普通に家庭的な英国料理で美味しいのに……
いつも台無しに……うう、さめざめ……(´;ω;`)




…王様の威厳ゼロである…


どうも羅刹女の衛生への強いこだわりによって「殺菌・消毒・清潔が徹底され過ぎて食卓から常に強い消毒薬の匂いがする」という状態の食事に耐え切れなくなり、思わず御仏にお願いしてしまったらしい。Oh…

だが何だかんだで妻とは(食卓以外では)仲睦まじい夫婦であるようで、娘(息子)に対しても結構親バカ。
オルタ化が中途半端であった影響なのか、乳上は高潔な心を持ちながらも王としての妄執を持たない状態なので、モードレッドに「親」として、ナイチンゲールに「夫」として振る舞えるのである。
そして、心の奥底では、モードレッドと生前の妻・ギネヴィアへの負い目から「ただの親として家族をやり直したい」という願望があったのかもしれない。

生前は家庭環境に問題があった乳上とモーさん、生涯独身で終わったナイチンさんが三人で幸せに暮らせているその姿は微笑ましいものがある…のかもしれない。


ちなみにイベントで出演した時は、立場上バトルがあるだけで基本的には味方側である事が多い。


……と、このようにイベントではラーメン大好きジャンぬちゃん同様にギャグ担当・イジられ担当が板に付いてしまっている。
口さがないマスターからはあっちと違い、本人のキャラすらはっきりしてないのにギャップネタばかり先行しまくってるのはどうなのなんて言われる始末。
やっぱり、ふたりはオルタちゃん…!



乳上の明日はどっちだ!?






◆ゲーム性能(オルタ)

実装前まで唯一の☆4ランサーだったエリちゃんとステータス自体はほぼ同じだが、若干攻撃力が高い。
カードバランスは《Quick:2/Arts:1/Buster:2》とランサーの定形に納まっている。

スキル自体はセイバーオルタとほぼ同様だが、「直感」が「最果ての加護(A)」へ変わっている。
これは、クリティカルスターの生産だけでなく、自身へのスター集中とクリティカル威力上昇の効果も加わった上位互換であり、より攻撃的な運用が可能となった。
「最果てが第二の宝具」などと言われることもあり、魔力放出と合わせてクリティカル込みの宝具BBブレイブチェインをぶち込むと並みの単体宝具も真っ青になる特大ダメージを叩き込める。
敵を妨害しながら粘り勝ちを狙うエリちゃんに対し、圧倒的攻撃力で敵を駆逐していくのがランサーアルトリアの戦術である。

宝具の効果は【敵全体に強力な“貫通(防御力無視)”攻撃&中確率で1ターン宝具封印+5ターン呪い付与】。
絆クエストをクリアすると、ランクがEXに上がり威力と呪いのダメージが増加する。
反撃に宝具を使われる危険を回避しつつ、呪いでじわじわと継続したダメージが狙える。
味方としては心強いが、敵として出てきた時は結構えげつない。
貫通でバフを無視されてしまうので、デバフでダメージを抑えるか、回避、無敵で対策する必要がある。

弱点は防御系スキルが無いため、粘りが利かない事。
アルトリアとしては割りと普通なのだが、ランサーは回避やガッツなどで粘りが売りなサーヴァントが多いため、どうしても目立ってしまう。
この耐久性に加え、隠しステータスに「竜属性」を保有しているため、すまないさんがサーヴァント相性との二重効果で天敵になる。
また“アーサー特攻宝具”という局所的な攻撃を持つ息子も、同様に二重特攻が効くので天敵。
息子に勝てない父親…と書くとどこか物哀しい…
第四章終盤で敵対した時には、NPCのモーさんにお世話になったマスターも多いだろう。
また、自身の星出し性能は決して高くなく、最果ての加護で出て来る星も安定してクリティカルを出せる量とは程遠いため、他のサーヴァントや礼装の補助がないと100%の力を出し切れない点にも注意が必要。

相性としてはBusterクリティカルが強いサーヴァントなのでやはりマーリンがベストパートナー。
宝具でスターを出してもらい、更なるバフをかけてもらう事で恐ろしいダメージを出せる。しかも前回のマーリンピックアップの際の星4枠だったので揃いやすい
定番サポート役の諸葛孔明、二重バフとなる「竜の魔女」を使えるジャンヌ・オルタとも相性が良い。
スター生産力に優れるサーヴァントと組んでも良いだろう。

イベントで組んだ牛魔王一家も、ユニットとしては非常に強力なパーティーである。
Buster宝具を持つランサーアルトリアとモーさんは、ナイチンゲールの「天使の叫び」で攻撃力を高めることが可能。
また、ランサーアルトリアは「最果ての加護」、ナイチンゲールはQuickとEXアタックでのクリティカルスターを生産、
モーさんは「直感」による任意タイミングによるスター排出が可能であり、
スキル使用のタイミングを合わせることでランサーアルトリアにクリティカル込みの強力な一撃を放つアシストが出来る…
など、凄まじい連携を見せてくれる。流石一家。
しかも互いの弱点もある程度補い合えるので、運良く三人を揃えられたマスターは、是非とも組ませてあげてほしい。


【獅子王/女神ロンゴミニアド】


地に増え、都市を作り、海を渡り、空を割いた。何の、為に……。

聖槍よ、果てを語れ!

第1部6章「第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット」に登場。
「ベディヴィエールが聖剣エクスカリバーの返却を行わなかったIF」におけるアーサー王。
本来、アーサー王はカムランの丘での戦いの後、ベディヴィエールに命じて湖に聖剣を返還し、死を迎えた。
しかし、彼女はベディヴィエールが聖剣の返還を躊躇った事で死ぬことも出来ず、永く聖槍の影響下にあったことで完全に神霊へと変貌してしまっている。
いわば「聖槍そのもの」とでも言うべき存在。

正確に言えば彼女はサーヴァントではない
人理焼却によって形成された特異点に自らやって来たのであり、聖杯に召喚されてはいないからである。

その目的はただ一つ。「人間という種を残す事」。人類史の焼却によって終わりを迎える歴史から、人類を保護する事である。
ただし、人ではなく神の視点を持つ獅子王にとって、人間は価値あるものだが、人命に価値はない。
その為、残すに足る善の魂のみを聖槍に格納し、永遠に残すという手段を取っている。
そこに生命としての活動はなく、ただ善良な人間の要素として永遠に保存される事を意味している。
更に、それが実行されてしまえば、聖都は完全に世界から切り離され、たとえソロモンに勝利し、人理を修復したとしても、歴史は元に戻らなくなってしまう。

それ故、主人公達とは相容れず、決戦に挑むことになったが、神霊として権能レベルの力を行使する獅子王は強大過ぎた。
『女神ロンゴミニアド』の名はDr.ロマンが名付けたもの。聖槍の権能を振るう神霊に相応しい名といえるか。

しかし、獅子王と同じイフからやって来た存在、ベディヴィエールが聖剣を返還したことによって聖槍から解き放たれる。
その忠義に称賛を与え、特異点、そして忠臣アグラヴェインと運命を共にした。
なお聖剣を手にした後はアルトリアに近い性格に戻っており、「こちらには聖剣があるからまだやれる」と負けず嫌いなところを見せている(ほぼ冗談で言っていたようだが)。

服装は上乳上のの第一再臨時の白鎧をベースに、白マントと第三再臨時の冠を合わせたものになっている。
この姿も一定の人気があり、無駄に胸の露出が多い三段階目は嫌だけど鎧姿はスッキリし過ぎてちょっと物足りない…ということでこの姿ベースの霊衣を期待するマスターも多い。


【アルトリア・ペンドラゴン(ランサー)】



応えよう。私は貴方のサーヴァント、ランサー。
最果ての槍を以て、貴方の力となる者です


◇データ

  • 身長: 171cm
  • 体重: 57kg?
  • 出典: アーサー王伝説
  • 地域: 欧州
  • 属性: 秩序・善
ランサー時の体重ないし体型には諸説が存在する。

筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具
B A A A C A++


◇スキル

  • クラス別スキル
対魔力: B
三節以下の詠唱による魔術を無効化し、大魔術・儀礼呪法など大掛かりな魔術をもってしても傷付けるのは困難。

騎乗: A
乗り物を乗りこなす能力。幻獣・神獣ランク以外を乗りこなすことが出来る。


  • 保有スキル
最果ての加護: EX

魔力放出: A
武器、ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させる。魔力によるジェット噴射。

カリスマ: B
軍を率いる才能。元々ブリテンの王であるため、率いる軍勢の士気は極めて高いものになる。ランクBは一国を納めるのに十分な程度。

◇宝具

  • 最果てにて輝ける槍(ロンゴミニアド)
ランク:A++
種別:対城宝具
レンジ:1~99
最大捕捉:1000人


聖槍、抜錨!

最果てより光を放て……其は空を裂き、地を繋ぐ、嵐の錨!

空の彼方、大地の向こう……其は世界の果てに立つ、光の楔!

最果てにて輝ける槍(ロンゴミニアド)』!!


ロンゴミニアド。
聖槍。星を繋ぎ止める嵐の錨。
真実の姿は、世界の表皮を繋ぎとめる塔であるという。真名解放時にはランクと種別が変化する。

十三の拘束によってその本来の力を制限されてなお、星の輝きをたたえて輝く、最果ての柱───
聖槍ロンゴミニアドは、世界の表層を繋ぎとめる「光の柱」を本体とする。
「世界を救う星の聖剣」と同等のプロセスを有する十三拘束の存在によって、かろうじて宝具としての体を成している状態。


◇概要

王として台頭した後、聖剣ではなく聖槍を主武装としたブリテンを統治したアーサー王のif。カムランの丘で聖槍を自ら返還し、天に属する英霊となった。
聖剣による成長停止はなくなり、王に相応しい肉体年齢まで成長している。要するに25歳頃に成長したセイバー。
聖槍を使っていたので神霊よりの存在になっているが、それも十年ほどの使用期間だったので精神構造・霊子構造はそこまで大きく変化していない。
つまり、獅子王が完全に神霊に変貌したアルトリアだったのに対し、こちらは神霊寄りになったアルトリアという事になる。
こちらの馬は「ドゥン・スタリオン」(♂)。
ちなみに第三再臨するとその胸に目が行きがちだが、オルタの時と違い右腕の鎧がなくなっており、左右非対称の姿になっている。


◇人物

性格は基本的にはオルタの時とほとんど同じ。だが、聖槍の影響が強い分、むしろこちらの方が従来のオルタに近いという状態になっている。
聖剣のアルトリアより合理的、かつ冷静になってはいるが、人間性は失われていない。
むしろ大人になった分その選択には余裕があり、王としては理想的な在り方になっている。

しかし、視点が神霊よりになってしまった事を内心気にしており、自分は人間とは相容れないと考えている節がある。
加えて、アルトリアとしての価値観も気持ちが分からなくなっているとはいえ残っている為、彼らの団欒を壊したくないと自ら距離を置いている。

しかしそんな状況に一石を投じるため、マーリンが主人公やフィンローマをアルトリアの精神世界に送り込み、彼らの活躍によってアルトリアは少しばかり人間に歩み寄る事が出来たのだった。
…え?黄金コンビ?知らない子ですね…

因みにスタイル抜群の姿になりつつも色恋沙汰の経験はないのか、本人は自身の女性としての魅力に無自覚のようで、胸をガン見する主人公に対して何故胸下を見ているかと主人公の行動を理解出来ず不思議がっている。

なお、気づいた方も多いと思うが、召喚時のセリフはセイバーの名台詞「問おう。貴方が私のマスターか」の逆となっている。


◇ゲーム性能

他のアルトリア同様、☆5とランクアップ。攻撃的なスキルで押すという基本的な戦術はオルタと変わりはない。

宝具の効果は【自身に無敵貫通状態を付与(1ターン)&敵全体に強力な攻撃&自身のNPをリチャージ】
と、オルタ時と異なっている。無敵貫通は敵によっては非常に便利だが、防御力無視効果ではないので、その点は注意。
火力自体もさほど高くない。

また最果ての加護の効果もNPチャージ+弱体解除と変更されており、オルタと比べて宝具の回転率が高いので、上手くArtsチェインを決めれば連発も可能。
総合的に見れば、NP効率が低い代わりにクリティカルの瞬間火力に優れるオルタとは全く異なる特性に仕上がっている。

ただし、弱点もオルタと全く同じなので注意。

宝具連発の獅子上、セイバー以外では防御力無視でそつなく相手にできる乳上と言ったところか。

2021年5月中旬に待望のモーション改修。前述の「獅子王/女神ロンゴミニアド」にも反映されている。
モーション改修後の女神ロンゴミニアドと再戦したい、と望む古参のユーザーも多いだろう。
後に2022年1月に復刻した「レディ・ライネスの事件簿」で、記憶追想の形で待望のモーション改修後での再戦が実現した。


【アルトリア・ペンドラゴン(ルーラー)】


◇データ(ルーラー)

  • 属性:秩序・夏

筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具
C A+ B A B A+

◇スキル(ルーラー)

  • クラス別スキル
対魔力: A
陣地作成:B

  • 保有スキル
ロイヤルバニー:A

ロイヤルカード:C+

獅子の騎士:B

◇宝具(ルーラー)


  • 燦々とあれ、我が輝きの広間(ブライト・エハングウェン)
ランク: A+
種別: 対軍宝具
レンジ:1〜99
最大捕捉:300人


展開、準備!

輝きは空に、陸に、海に……いいえ、輝きは人にこそ!

これこそは、我が高機動型大広間! 水陸両用!

燦々とあれ、我が輝きの広間(ブライト・エハングウェン)』!!


◇人物(ルーラー)

2019年の夏イベントにて、水着のカジノディーラーになったランサーアルトリア。
円卓の三馬鹿たちにそそのかされた結果、バニースーツ姿になった。

◇ゲーム性能(ルーラー)

ステータスはHP重視だがスキルは攻撃寄り。
特徴は「ロイヤルカード」によるコマンドカード操作で、1ターンに限り指定したサーヴァントのカードを不選出状態にできる。
そのため、それ以外のカードを選出することで、プレイヤーの望むチェインを組むことが可能。
カード内訳がランサー時と同一のためArtsが1枚しかなく、NPチャージに多少時間を要する点は据え置き。


【余談】

  • モチーフ
アルトリア・オルタ(ランサー)の鎧のモチーフはカラスだが、カラスをモチーフにしている理由はイギリスの伝承においてワタリガラスはアーサー王の化身とされており、ロンドンに召喚された理由もロンドン塔で大量のワタリガラスが飼育されているためだと思われる。
また、ワタリガラスを殺すことはロンドンの滅びやアーサー王への叛逆を意味するとされたため、モードレッドがロンドンで主役を張った理由も恐らくはランサーアルトリアへのカウンターだったのだと思われる。

今まで議論になっていた体型についてだが、2016年8月31日の石田あきら氏のTwitterにて、ランサーアルトリアの容姿をFateシリーズのメインイラストレーターである武内崇氏に3択から選んでもらったことを明らかにした。

石田氏は
◇A: 普乳(そこそこ成長)
◇B: 巨乳(意外と育つ子だった)
◇C: 微乳(育たない。現実は非情である。
…の3つの案を提示したら、武内氏は「Bで! 育つ子だったってことで!」速攻でBを指したとの事である。そこまでにしとけよ武内

ただし、武内氏は設定担当者ではなく、聖槍の魔力が肉体に作用した可能性にも言及されている。
そのため、公式ではあるもののアルトリア(セイバー)が単純な成長で全く同じ姿になるとは限らないが、

「アルトリアが大人になったらどんな姿になるのか?」

というファンの長年の疑問への一つの答えにはなった。


この事から聖剣は貧乳派、聖槍は巨乳派とか言われる事もある。


なお、サーヴァントユニヴァースでのアルトリアこと謎のヒロインX…が成長してOLになった姿・謎のヒロインXXは、両乳上ほどではないものの、水着で露出が多いということをさておいてもかなりのプロポーションに成長しているため、多少の差異はあれど「アルトリアはBパターンである」というのは概ね変わらないようだ。
ちなみに、謎のヒロインXが聖剣を振るっているのに対し、XXが振るっているのは聖槍である。やはり聖槍は巨乳派



聖槍「諸君、私は大きい方が好きだ」

聖剣「諸君、私は控えめな方が好きだ」


聖槍「私は笑ってはいけないが好きだ」

聖剣「私は紅白が好きだ」


聖槍「私はたけのこが好きだ」

聖剣「私はきのこが好きだ」


聖剣・聖槍「「・・・・・・」」



聖剣・聖槍「「よろしい、ならば戦争だ」」



追記・修正は順当に大人になってからお願いします。

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最終更新:2025年04月06日 13:23