王来英雄 モモキングRX

登録日:2021/06/10 Thu 23:31:01
更新日:2024/09/22 Sun 16:32:06
所要時間:約 23 分で読めます






時は動き出した。モモキングRXはドルファディロムの攻撃をかわし、刀の一閃を食らわせる。
モモキングRXは飛躍的なパワーアップを遂げていたが、ディスペクターに対抗するには足りなかった。


ボルシャックの声が頭に響く……英雄の力をまとうのだ、と。



王来英雄(オーライヒーロー) モモキングRX(レックス)》とは、TCGデュエル・マスターズ」のクリーチャーである。
DMRP-17 「王来篇 第1弾 王星伝説超動」で登場した、火・自然の5コストのヒーロー・ドラゴン/ジョーカーズ/レクスターズ


解説

王来英雄 モモキングRX KGM 火/自然文明[ジョーカーズ] (5)
クリーチャー:ヒーロー・ドラゴン/ジョーカーズ/レクスターズ 6000
スピードアタッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、手札を1枚捨て、カードを2枚引く。その後、このクリーチャーから進化できるコスト7以下のクリーチャーを1体、自分の手札からこのクリーチャーの上に置いてもよい。
シンカパワー:このクリーチャーが進化する時、このターン、このクリーチャーがバトルに勝つたびアンタップする。

王来篇で登場した新たなるモモキングである。

5コストなのにP6000+SA+WBの時点で強いのだが、cipで手札交換をする。
これだけでも既にドラゴン系デッキでは採用可能なスペックなのだが、更に
手札にコスト7以下で、こいつから進化できるクリーチャー(進化クリーチャーorNEOクリーチャー)が存在するなら乗せてもいい。

しれっと言っているが、こいつは「火・自然文明の多色」であり、「ドラゴン」であり、「ジョーカーズ」であり、そして王来篇から登場した「レクスターズ」でもある。
ドラゴンに進化クリーチャーがたくさんいるのはもはやおなじみだが、ジョーカーズもジョーカーズ指定のNEOクリーチャーが無色・水・火・自然に存在する。
レクスターズに関して言えばシリーズテーマとして5文明すべてにレクスターズ指定のスター進化が存在しており*1、それだけに留まらず勝太編・ジョー編で文明指定進化が多く登場したため進化先は選り取り見取りである。
勝舞編のころから多色クリーチャー指定進化もいくらかいたがもちろんそれにも対応。
やろうと思えば《超電磁コスモ・セブΛ》*2も進化先に出来る。
しかも7コストというのが絶妙なラインで、《超竜バジュラ》や《燃える革命 ドギラゴン》といった、歴代主人公のエース格が存在するコスト域である。
ちなみにやることはないだろうが、前主人公時代のラスボスにしてジョーくんの師匠であるバサラの《轟く侵略 レッドゾーン》にも進化可能*3

ここまででも既に登場時からバラ色なところがあるが、それだけでなくこのクリーチャーは単なる下敷きには終わらない。
なんと進化した時、そのターンの間はバトルに勝つたびにアンタップという《無限掌》能力を獲得する。
このおかげで、相手がブロッカーで固めてこようが進化先のパワーより低ければ全部なぎ倒して強引に突き進む事が可能。
また《D2G ゴッドファーザー》のお株がなくなった気がするの気のせいかな……
腐ってもキングマスターカードというレアリティは伊達ではない。

ジョーカーズなので、《ムシ無視のんのん/灰になるほどヒート》や《グレープ・ダール》の踏み倒し対象にもなる。
ドラゴンなので《メンデルスゾーン》などマナブーストも豊富であり、進化がいなくてこいつで殴る羽目になったとしても、手札交換やったうえでのSAWBが弱いわけもなく、なんなら進化を諦めて《蒼き団長 ドギラゴン剣》や《蒼き守護神 ドギラゴン閃》などに革命チェンジしてもいい。
雑に使っても強いカードという、主役の相棒としての格を備えたクリーチャーであると言えよう。

注意点として、手札交換効果は強制なので手札にモモキングRX+進化させたいクリーチャーの2枚のみの場合進化させたいクリーチャーを捨てなければならない。
そのため既に手札にあるクリーチャーに進化させたい場合はモモキングRXと進化させたいクリーチャーの他にもう1枚握っておく必要がある。
ただし強制効果だからデメリットばかりかと言うとそうでもなく、モモキングRX以外に手札がなかった場合捨てる処理が行えないので2ドローのみを行う事ができるので手札が枯渇していた中盤以降も腐りにくいメリットにもなる。

相性のいい進化先

ボルシャック・モモキングNEX KGM 火文明[ジョーカーズ] (6)
スター進化クリーチャー:ジョーカーズ/アーマード・ドラゴン/レクスターズ 9000+
スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
このクリーチャーが出た時または攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それがレクスターズまたは火のクリーチャーなら出す。それ以外なら墓地に置く。
攻撃中、このクリーチャーのパワーを、自分の墓地にある火のカード1枚につき+2000する。
同弾で登場した同レアリティのスター進化。
効果特性上パワーが上がりやすいため、モモキングRXから進化した際の《無限掌》付与はおいしい。
更に場に頭数が2体増えたり、《竜星バルガライザー》なんかとは異なり進化クリーチャーも踏み倒せるためより強い進化先を引き込む可能性も秘めている。
基礎パワーが低めなため除去されやすいが除去されてもスター進化特有の進化元を残す特性により、また再度モモキングRXがシンカパワーを使えるようになる。

ケントナーク <ディルガ.Star> SR 自然文明[ジョーカーズ] (6)
スター進化クリーチャー:ジョーカーズ/アース・ドラゴン/レクスターズ 23000
スター進化:レクスターズまたは自然のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
Q・ブレイカー
このクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻す。
自分のクリーチャーがバトルに勝った時、相手のシールドを1つブレイクしてもよい。
スケールが違うことで有名な《緑神龍ディルガベジーダ》に認められた、モモキングの友『モモダチ』の一人、ケントナークの姿。

……つまり配下の姿なのだが、モモキングRXの専用デッキ【モモキングRX】では進化先候補として採用された。
モモキングRXが《グレープ・ダール》のJチェンジ先にある事、それ経由で出したらこれにそのまま乗っけられる事、このクリーチャーの非常に高いパワーやRXのシンカパワーといったあらゆる要素がシナジーを形成しており、この一連の流れは非常に強力なコンボとなっている。
また、RXの無限拳能力で起き上がることで今度はシールドへ殴りかかることもでき、その際に《龍装者 バルチュリス》を宣言すればジャストキル打点になる為、思わぬところから相手を即死させる芸当も可能。
そういった高い奇襲力が功を奏し、採用されたデッキはCSで優勝までしている。
それに伴い投げ売りされていたのが突然暴騰したのも有名な話。
ただ、非常に読まれやすいという致命的な弱点があるので最近の活躍は控えめ。

聖竜ボルシャック・ウルフェウス SR 光/火文明 (7)
進化クリーチャー:アーマード・ドラゴン/エンジェル・コマンド/ハンター 9000
進化:自分の「コマンド」と種族にあるクリーチャーまたはドラゴン1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、光または火の呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。
W・ブレイカー
素で出したら重いものの、モモキングRXの力を借りれば楽に出せる。
ティラノ・リンク・ノヴァ》や《煌銀河最終形態 ギラングレイル》などのロマン砲を撃ち込んであげたいところ。
ボルシャック繋がりで《ボルシャック・クロス・NEX/ボルシャック英雄譚》を唱えるのも良いだろう。

ボルシャック・ドギラゴン LEG 火文明 (7)
進化クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍 12000
革命0トリガー:クリーチャーが自分を攻撃する時、自分のシールドが1枚もなければ、このクリーチャーを手札から見せてもよい。そうしたら、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。そのカードが火の進化ではないクリーチャーなら、バトルゾーンに出し、このクリーチャーをその上に置く。
進化:火のクリーチャー1体の上に置く。
T・ブレイカー
このクリーチャーが出た時または攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このクリーチャーとその選んだクリーチャーをバトルさせる。
ボルシャック・ドギラゴン》といえば基本的には防御札兼禁断のお友達、というのが通常の認識だが、モモキングRXにかかれば敵軍を殲滅しながら連続シールドブレイクが出来るようになる。
《D2G ゴッドファーザー》の霊圧が消えた……!?
普通に使っても強いのに、防御札としても機能してしまうのだから恐ろしい。
ボルシャック・ドギラゴン》が入るようなデッキ、すなわち【モルト NEXT】や【ドギラゴン閃】などでは採用候補。
《ボルシャック・ドギラゴン》以外に進化先を一切用意していなかったとしても、これらのデッキでは大体《蒼き団長 ドギラゴン剣》を採用しているため、手札交換役として採用しつつ革命チェンジすればいいだけである。
ドギラゴン剣の快進撃はもう6年目に突入である。
ちなみにボルシャック・ドギラゴンやドギ剣だけに留まらず、《燃える革命 ドギラゴン》とも相性がいい。
親と子の切札同士が相性がいいのはエモいといえる。

闇鎧亜クイーン・アルカディアス P 光/闇文明 (6)
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/ロスト・クルセイダー 9000
進化:自分の多色クリーチャー1体の上に置く。
W・ブレイカー
相手は、コストを払わずに呪文を唱えられない。
相手の多色ではない呪文を唱えるコストは5多くなる。
蒼き団長 ドギラゴン剣》が《音精 ラフルル》を呼べるように、こちらも呪文トリガーを封殺できる。
隣に《単騎連射 マグナム》《呪紋のカルマ インカ》などを並べれば相手はもうトリガーを使えない。

超竜バジュラ SR 火文明 (7)
進化クリーチャー:アーマード・ドラゴン 13000
進化:自分のドラゴン1体の上に置く。
このクリーチャーが攻撃する時、相手のマナゾーンからカードを2枚まで選んでもよい。相手はそれを自身の墓地に置く。
T・ブレイカー
ご存知ランデスの鬼な殿堂入りドラゴン。
少し前までは環境のインフレにより殿堂解除も囁かれていたが一変、モモキングRXのせいでおそらく数年は殿堂解除することはないであろう。

聖鎧亜キング・アルカディアス SR 光/闇文明 (7)
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/ロスト・クルセイダー 9000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
進化−自分の多色クリーチャー1体の上に置く。
W・ブレイカー
相手は、多色以外のクリーチャーをバトルゾーンに出す時、バトルゾーンに出すかわりに墓地に置く。
クイーンが呼べるなら当然こっちも呼べるわけで。
パワーこそ低めだが、シンカパワーとの相性も相手のバトルゾーンに残っている単色を一掃するには便利である。
バジュラが殿堂解除が遠のいたのと同様、このカードもプレミアム殿堂から解除される可能性が遠のいたといえる。
と、思いきや

聖鎧亜キング・アルカディアスP'S SR 光/闇文明 (7)
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/ロスト・クルセイダー 9000
進化−自分の多色クリーチャー1体の上に置く。
W・ブレイカー
相手の、多色ではないクリーチャーが出る時、このターン中に相手のクリーチャーが1体も《聖鎧亜キング・アルカディアスP'S》の能力によって墓地に置かれていなければ、かわりにそのクリーチャーを墓地に置く。
デュエプレのキングアルカディアスがまさかの紙に逆輸入。
2体以降は発動しないとはいえ、単色クリーチャーの召喚そのものを封じる能力は健在。
ただし、現環境ではカツキングを始めとした強力な多色クリーチャーが多いため、活躍するのはやや難しい。
今後、単色環境が訪れた際に期待しよう。

派生カード

ボルシャック・モモキング P 火文明[ジョーカーズ] (5)
スター進化クリーチャー:ジョーカーズ/アーマード・ドラゴン/レクスターズ 6000+
G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
攻撃中、このクリーチャーのパワーを、自分の墓地にある火のカード1枚につき+2000する。

「ボルシャック」と化した《王来英雄 モモキングRX》。王来篇の新能力であるスター進化やG・ストライクを所持している。
《モモキング》系列のカードとしては派手さはないが、レクスターズらしさも《ボルシャック》らしさも上手く再現している。
レクスターズデッキへの初心者用カードとしては使いやすく、コロコロコミックの付録らしいカード。

ボルシャック・大和・モモキング KGM 火文明[ジョーカーズ] (6)
スター進化クリーチャー:ジョーカーズ/アーマード・ドラゴン/レクスターズ 7000+
スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から2枚を墓地に置く。その2枚のコストの合計よりコストが小さい相手のクリーチャーを1体破壊する。
攻撃中、このクリーチャーのパワーを、自分の墓地にある火のカード1枚につき+2000する。

スタートデッキの切り札として登場した「ボルシャック」な《モモキング》2枚目。
レクスターズ特有のスター進化や《ボルシャック》らしいパンプアップだけではなく、アタックトリガーで山札から墓地に送ったカードに応じたコスト指定による火力除去を放つ。
基本的に運要素が絡むので安定しないが、出たカード次第では非常に大きい除去効果となり、墓地に送る効果もパンプアップと上手く嚙み合っている。
スター進化なので召喚酔いがないことから、特定の妨害手段が無ければ最低1回は火力除去を撃てる点も長所。

ボルシャック・モモキングNEX KGM 火文明[ジョーカーズ] (6)
スター進化クリーチャー:ジョーカーズ/アーマード・ドラゴン/レクスターズ 9000+
スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
このクリーチャーが出た時または攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それがレクスターズまたは火のクリーチャーなら出す。それ以外なら墓地に置く。
攻撃中、このクリーチャーのパワーを、自分の墓地にある火のカード1枚につき+2000する。

王来篇第1弾のキングマスターカードとして登場した、「ボルシャック」と「NEX」のカテゴリを持つ《モモキング》。
アタックトリガーによるレクスターズか火のクリーチャーの山札からの踏み倒しと墓地の火のカードによるパンプアップを行う。

踏み倒しやスター進化による場の進化元を残す能力などによって、場にクリーチャーを並べまくる能力が非常に高い。
種族も主役格が並んでいるため、種族サポートも活かしていける。

アルカディアス・モモキング KGM 光/火文明[ジョーカーズ] (6)
スター進化クリーチャー:ジョーカーズ・ドラゴン/エンジェル・コマンド/レクスターズ 12500
スター進化:レクスターズ、光のクリーチャー、または火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
T・ブレイカー
自分の他のレクスターズすべてのパワーを+2000する。
相手は光以外の呪文を唱えられない。
各ターン、はじめて出る相手のクリーチャーは、タップして出る。
ドルファディロムから解放したアルカディアスの力を受け継いだ進化系。あれ、「聖霊王」はアルファディオスだったような……
呪文ロックとエルフェウスから強奪してきたらしきタップインによる制圧重視のフォームであり、登場直後から有力な進化先として活躍している。
プレビュー版として《アルカディアス・モモキング 〜光丸〜》 も存在する。

熱血英雄 モモギンガ P 火文明 (6)
スター進化クリーチャー:ジョーカーズ/ガイアール・コマンド・ドラゴン/レクスターズ 9000
スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
W・ブレイカー
このクリーチャーが攻撃する時、相手のパワー7000以下のクリーチャーを1体破壊する。
相手のターン中にこのカードが離れた時、このターンの後に自分のターンを追加する。
ガイアトム・シックスから解放したガイギンガの力を受け継いだ進化系。元のガイギンガを色濃く受け継いだネーミングなのだが、これが後にある事態を引き起こすことに……(後述)
特有の耐性を受け継いではいるのだが、条件の都合でS・トリガーやG・ストライクに無力なのが痛く、総合的にはやや力不足。

禁断英雄 モモキングダムX KGM 闇/火文明[ジョーカーズ] (2)
スター進化クリーチャー:ジョーカーズ/禁断/レクスターズ 99999
禁断スター進化:このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から進化ではないレクスターズが出るまで表向きにし、それをこのクリーチャーの下に置く。その後、山札をシャッフルする。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
自分の他のレクスターズが出た時、自分の山札の上から1枚目を表向きにしてこのクリーチャーの下に置いてもよい。
このクリーチャーは、カードが6枚以上含まれていなければ、攻撃できず、相手に選ばれない。
このクリーチャーに含まれるカードが6枚になった時、このターン、相手のクリーチャーすべてのパワーを-99999する。
T・ブレイカー
ドキンダンテから解放した禁断の力を受け継いだ形態。いわゆる暴走フォーム的なやつ。アニメ版での扱いはこれらに近い
「禁断スター進化」というイレギュラーな進化と自身の効果によって出た直後は鼓動のように居座り*4、ドキンダムの封印解除のように進化元を溜めることで「禁断解放」し、相手への全体除去を発揮して行動可能になる。
プレビュー版に《禁断のモモキングダム》が存在し、あくまでも顔見せ用……と思われていたが、後にとある理由で高騰し急遽雑誌付録での再録が決定されるという事態になった。
なお、このカード及びプレビュー版は、モモキングの派生形態であるにも関わらず、種族からドラゴンが削除されている。ボルバル・マスターズ再来を防ぐための措置だろう。それでも後述のようにプレミアム殿堂に片足を突っ込みかけたが…

ボルメテウス・モモキング SR 火文明 (7)
スター進化クリーチャー:ジョーカーズ/アーマード・ドラゴン/レクスターズ 7000
スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、次のうちいずれか1つを選ぶ。
►相手のパワー3000以下のクリーチャーをすべて破壊する。
►相手のシールドを1つ選び、持ち主の墓地に置く。
B・W・Mから解放したボルメテウスの力を受け継いだ進化系。
シールド焼却自体は強力だがあまりにも淡泊……だと思われていたが、《未来王龍 モモキングJO》が登場したことであちらとの組み合わせを前提としたデザインであることが判明し、大きく評価を持ち直した。

未来王龍 モモキングJO KGM 火/自然文明[ジョーカーズ] (5)
クリーチャー:ジョーカーズ/ヒーロー・ドラゴン/レクスターズ 7000
スピードアタッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーから進化できる、名前に《モモキング》とある進化クリーチャーを1体、自分の手札からこのクリーチャーの上に置いてもよい。
シンカパワー:このクリーチャーが進化する時、このターン、このクリーチャーの攻撃の終わりに、このクリーチャーの一番上のカードを墓地に置いてもよい。そうしたら、このクリーチャーをアンタップし、カードを1枚引く。
「終末王龍大戦」で登場した、12の王の魂と共鳴し、超獣世界の歴史を背負い未来を紡ぐ王となったモモキング。最終フォーム的なやつ
能力は少しややこしいが、要約すると坂本監督お得意の「フォームチェンジラッシュによる怒涛の連続攻撃」。《アルカディアス・モモキング》で呪文を封じ、《ボルメテウス・モモキング》でシールドを焼却し、《禁断のモモキングダム》で選ばれなくなるといったように変幻自在の攻撃を可能とする。
ただし1体による連続攻撃のためRXに比べると汎用性は劣る。
また、指定しているのは「モモキング」進化クリーチャーのため、モモギンガには進化させることができない。もっとも効果の発揮タイミングが噛み合わないので元から併用させる気はなかったようだが……
大会環境ではデッキ内の非進化レクスターズをこのカードだけにする事で、《禁断英雄 モモキングダムX》の禁断スター進化で確実に進化元にしつつ除去を当ててこのカードを引っ張り出す【JO退化】が猛威を奮ってしまったため、JOとモモキングダムXが プレミアム殿堂コンビ に指定されてしまう事となった。

  • 絶斗龍 チキチキ・モモキング
  • 晴舞龍 ズンドコ・モモキング
それぞれ《チキチキ・JET・サーキット》と《Dの花道 ズンドコ晴れ舞台》の力を受け継いだ進化系。どちらも性能はアンコモン相応であり、シールド戦でモモキングJOの効果を活かせるようにするという意味合いが強い。
後者は後に【黒緑ケンジ・キングダム】の主要パーツとして環境入りを果たすが、モモキングJOのパーツとしては使われる事は無い。

無双龍騎 ボルバル・モモキング SR 火/自然文明 (8)
スター進化クリーチャー:ジョーカーズ/アーマード・ドラゴン/アース・ドラゴン/レクスターズ 25000
スター進化:レクスターズ、火のクリーチャー、または自然のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
Q・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを4つブレイクする)
このクリーチャーが出た時、自分のシールドを2つブレイクする。その後、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このクリーチャーとそのクリーチャーをバトルさせる。
自分のターンの終わりに、パワー6000以下のクリーチャーをすべて破壊してもよい。
Vol-Val-8から解放したボルバルザークの力を受け継いだ進化系。
出た時に自分のシールドを2枚ブレイクしつつバトルし、さらにQ・ブレイカー持ちと豪快な進化形態。自分へのブレイクはJOの進化元の補充にはなるが、やはりプレミアムズの筆頭の力だけあって制御しきれてはいない模様。
さすがにEXターンの再現は難しかったようで、受け継いだのはパワー6000(以下になっているが)を破壊する方。
RXには対応していないためJOとの併用が前提だが、パワーが高いためあえて退化させないのも手。

神帝英雄(ルナティックヒーロー) ゴッド・モモキング SR 水/火文明 (8)
スター進化クリーチャー:ジョーカーズ・ドラゴン/ゴッド/レクスターズ 11000
スター進化:レクスターズ、水のクリーチャー、または火のクリーチャー1体の上に置く。
W・ブレイカー
このクリーチャーの攻撃の終わりに、カードを2枚まで引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。こうして名前に《モモキング》とあるカードを捨てたら、このクリーチャーをアンタップする。こうしてレクスターズを捨てたら、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
ミカドレオから解放した神帝ルナティック・ゴッドの力を受け継いだ進化系。
やはりRXの効果からは進化できないデザインで、JOの進化元を補充しつつ、除去とアンタップによる連続攻撃が可能。JOのシンカパワーと被ってはいるが、こちらを優先しつつJOを保険にするといいだろう。
色が合わないのと制圧能力の低さから一般的な【JO退化】では採用を見送られる事が多かったが、2022年に開催された日本一決定戦で決勝まで駒を進めたプレイヤーが採用していた事で有名となった。
当の決勝戦では最終試合においてブレイクしたシールドからトリガーした相手の《ドンドン火噴くナウ》による除去を名目コストの高さからすり抜け、そのままダイレクトアタックに繋げて勝利をもぎ取る活躍を見せた。

究極英雄 キング・モモキング P 火/自然文明 (8)
スター進化クリーチャー:ジョーカーズ/ヒーロー・ドラゴン/レクスターズ 17000+
究極スター進化:進化レクスターズ1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
名前に《モモキング》とある、コスト6以上の進化クリーチャーが出た時、このクリーチャーを自分の手札からその上に置いてもよい。
このクリーチャーが出た時、相手のディスペクターを1体選んでもよい。そのクリーチャーの「EXライフ」シールドを全て持ち主の墓地に置き、その後、その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
ディスペクターとのバトル中、このクリーチャーのパワーを+1000000する。
T・ブレイカー
極限まで共鳴した12の王の力に「未来王」たるモモキング自身の力を上乗せした究極進化系。劇場版や最終回限定フォーム
究極進化ではあるが、「モモキング」進化クリーチャーに侵略のように乗せられるため見た目ほど出すのは難しくない。やっぱりモモギンガは対象外
能力は「EXライフ」を無効化しつつ超パワーのバトルによる除去という対ディスペクターに特化したものであり、ジョー編恒例の対ラスボス用切り札の立ち位置に相当するカード。

背景ストーリー、メディアミックスでの扱い

十王大戦が終わり、世界をつなぐ柱の根元に突如出現した王来空間。
「正義帝」、マニフェスト、ゲンムエンペラー、ダイナボルトが入ることができない空間に、モモキングだけが入り、『超獣王来烈伝』を発見。
そしてその後《聖魔連結王 ドルファディロム》に倒されかけたモモキングがふと炎の中の空間でボルシャック・ドラゴンと手合わせを行うと、そのボルシャックより力を授けられたのが《王来英雄 モモキングRX》及び《ボルシャック・モモキングNEX》のようである。

その後解放した王の力を受け継ぎながらディスペクターと戦い、Volzeos-Balamordと対峙。刀を折られ5文明の淵源の力を浴びて指一本動かせない状態にまで追い詰められたが、12の王の魂と共鳴したことで《未来王龍 モモキングJO》へと覚醒。さらに《究極英雄 キング・モモキング》へとパワーアップし、Volzeos-Balamordを討ち倒した、が……

アニメ『デュエル・マスターズ キング!』ではジョーくんの元を一度離れ修行に出ていたモモキングが帰ってきたときの姿。
初登場時は「新たな力を使うまでもない」という理由でコスト踏み倒し能力もシンカパワーも使わずにそのままフィニッシャーになった*5
以後はマスオ部長やももちゃんを相手にするため進化するのが定番となっている。

余談

  • デッドマンはデュエチューブにて、視聴者の「ボルバルザークドギラゴン剣に続くヤバいカードは出ると思いますか?」という質問に対して、「もう出てる」としてモモキングRXを挙げている。

  • ゴッド・オブ・アビス第1弾では、クリエイターコラボカードの一環として漫画『FAIRY TAIL』でお馴染みの真島ヒロ氏に描かれ、隻眼で赤髪なカッコいい武人として擬人化している。



追記・修正は突如炎に包まれて、過去の英雄に認められてその力を託された人にお願いします。

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最終更新:2024年09月22日 16:32

*1 レクスターズは近年の特殊種族には珍しく、単なるフレーバーに終わらず今となっては珍しくなった種族指定進化クリーチャーを輩出している。それらは同時に保有する文明のクリーチャーからも進化可能なのだが、レクスターズに限れば文明の制限を受けない。なのでこのカードから光・水・闇のレクスターズスター進化クリーチャーに進化してもいいのである。

*2 水文明なのだが進化元指定は火or自然。なのでモモキングRXはどちらの条件を満たすことも可能。

*3 あくまで侵略条件にコマンドを指定するだけで進化条件は火のクリーチャー全般である。

*4 一応全体除去などで干渉はできるが、スター進化の耐性でほぼ徒労に終わる

*5 まあアニメではこの時点でボルシャックの力を得ていないので当然といえば当然なのだが。