ライスシャワー(ウマ娘 プリティーダービー)

登録日:2021/03/01 Mon 21:18:00
更新日:2022/05/13 Fri 14:06:55
所要時間:約 31 分で読めます






ライスはみんなを不幸にしちゃう……。それを……変えたくて……!



ライスシャワーとは、『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクターである。
CV:石見舞菜香

モチーフ元である競走馬『ライスシャワー』は当該項目を参照。

+ 目次

◆プロフィール

生年月日:3月5日
身長:145cm
体重:増減なし
スリーサイズ:B75・W51・H76
学年:高等部

キャラクターソング:ささやかな祈り

93年 天皇賞(春)
極限まで削ぎ落した体に、鬼が宿る。
王者・メジロマックイーンの三連覇を阻んだ、漆黒のステイヤー。
悪役(ヒール)か、英雄(ヒーロー)か。
悪夢か、奇跡か。
そのウマ娘の名は…

2012年URA 天皇賞(春)CM「The LEGEND」より

◆概要

長らくヒールと言われ続けながらも、最後には奇跡のヒーローとなった競走馬「ライスシャワー」がモチーフのウマ娘。

右目は前髪を右に寄せてるのでいつも隠れている。いわゆるメカクレ。
素直で純粋な性格のウマ娘で、自分がいると周りが不幸になってしまう……と思い込んでおり、他人を避けている。
実のところあまりにも間が悪いだけで、彼女自身が原因であることはほぼない。

とても気弱で何かあるとすぐに泣いてしまう。小柄で色白、気弱そうな雰囲気を持つも、誰かのためなら一生懸命頑張る事ができる健気な少女。
たとえば虫が体に止まると怖がるものの、怖がりながら害すことなく逃がしてあげることを望む心優しい子。誰よりも優しいからこそ、嬉しくても悲しくても人を想って涙が出てしまうウマ娘。

そういった背景により極端なまでにネガティブなところがあり、自分に自信はあまりない。
選抜レースに際しても「自分はダメだ」という恐怖に苛まれ、とうとうスタートに立つことができなかった。
それだけに「ダメな自分を変えたい」という気持ちは強く、勇気を出して大好きなお母様の元から離れたのもそうした想いから。
ただしレースにかける勝利への執念実力の自負はむしろ人一倍強い。
非難を恐れて出走を拒んだ際も、自分が勝てることは前提であった。ここはマックイーンにも指摘されている。
マチカネタンホイザが注目される走り方を模索し相談された際も、「勝てば注目される」と断じた。……そりゃそうなのだが、彼女の走りへのシビアさが窺える。

絵本が好きな読書家で、同室のゼンノロブロイとは文学少女仲間。感受性が豊かなのも読書が影響してるのかもしれない。
絵もそれなり以上に描けるようで、マンハッタンカフェ達から可愛いと好評を得ている。
いずれは絵本の執筆をするのが夢。

さすがにスペシャルウィークオグリキャップほどではないにしろ、隠れた健啖家。
……と思われていたが、新シナリオのイベントで夏祭りイベントの際に画面に映る毎に手に持った食べ物がコロコロ変わる(同時に映ってる他のキャラは変わってない)
大食漢三銃士の先鋒に数えられる等、食堂スタッフから見ればオグリやスぺの次に食べるラインに見られているようだ。*1
……考えてみたら太り気味となる確率がある「食べ物系をたくさん食べる選択肢」イベントでは他のウマ娘が「1人前多く食べる」ぐらいであるのがほとんどなのに対して、
ライスのそれは「お昼ご飯食べた後に1つのスイーツショップのりんごフェアの商品全種類」とメチャクチャ多い量である為割と初期からそんな設定だったのかも知れない。
ご飯を山盛りにしたり特定のメニューをドカ食いするのではなく、色んなメニューを幅広く食べるタイプらしい。
本人はこれを恥ずかしがっていて、ゴールドシップにカミングアウトされた際は珍しく「言わないでぇ~~!!」と強く抗議した。
ちなみに朝はパン派のようだが、名前からの連想で若干体裁を気にするような様子が見られる。
ゴルシからは何かの主張か、はたまた自分へのアンチテーゼなのか、と深読みされている
なお、単なる逆張りネタではなく、史実のライスシャワーが得意としていた京都ネタ*2ではないかとも考察されている。

一人称は「ライス」。
アプリ版トレーナー(プレイヤー)の事を愛読書の登場人物にちなんで「お兄さま」「お姉さま」と呼ぶ。
!? それまで彼女にそういった傾向はなく、前触れなく被弾したトレーナーはビックリした!そして「どけ!俺(私)はお兄(姉)さまだぞ!」というのがライス担当の持ちネタになった
勝負服の胸と帽子には「奇跡」を意味する青薔薇を付けている。

黒い刺客」「漆黒のステイヤー」の異名を持つ、生粋のステイヤー(長距離を得意とする脚質)。
並外れたスタミナと最後の最後で伸びる足を持ち、長距離で競り合ったが最後彼女に交わせない相手はいない。
その代わり適性が長距離に偏っているため、瞬間的な加速はあまり得意ではなくペース配分を間違えたり短い距離に挑むと劣勢を強いられる。


◆アニメ版での活躍

Season1

アニメ第1期はBlu-ray収録のOVA「BNWの誓い」で登場。
ビワハヤヒデのチームBの一員として登場し、駅伝では第一走者としてチームNの'92年二冠馬・ミホノブルボン、チームWの'90年ダービー馬・アイネスフウジンとしのぎを削った。
劇中、解説のグラスワンダー(同じく的場均騎手が主戦として騎乗)から「黒い刺客」と評される。

Season2

アニメ第2期で本格的に登場(時系列としてはOVAのエピソードより以前となる)。
皐月賞に挑むミホノブルボンに目を付け、フードにサングラスの変質者変装で後ろから走って背をストーキングし追ったが、結局練習中に追い付くことはなかった。
最初は視線すら向けられず、歯牙にもかけられなかったが……徐々に縮まる着差は無視できるものではなく、菊花賞前に三冠を狙うミホノブルボンからライバル視される。
そして菊花賞ではレコードタイムで1位を取りミホノブルボンの三冠を阻止する。





しかし、彼女が勝利を得た代償は…………







天皇賞は出ません…ライス、もう走るの嫌なんです!


天皇賞(春)の出走が決まり、メジロマックイーンから良いレースにしようと、自信に満ちた面持ちながら淑女として温和に声を掛られるが、なんと、彼女は天皇賞を出走するのを拒否しようとしていたのだ。それどころかもうレースに出ないとすら言うではないか。
その後、トウカイテイオーを始めとしたチームスピカからの説得はことごとくスルーし、単に弱気なだけじゃない意思の強い頑固ともいえる振舞いを見せる。
最終手段としてズタ袋に放り込まれて拉致されてしまい(!?)、ロープで縛られたことでついに観念してスピカの面々に自ずと口を開いた。

ライスはレースに勝って皆が笑顔になるのが凄く嬉しくて、走ることが好きになった。
パッとしない自分でも、周りの皆を不幸にしてしまうライスでも、レースで頑張れば笑顔になってくれる
認められたい、祝福されたい。その中で皆が笑顔になってほしい。人一倍優しいライスは、そう願ってトレーニングに打ち込む。
相手は「サイボーグ」と称されるほど、過酷な鍛錬をこなし続けて強靭な肉体を練り上げる傑物。
それでも執念に似た積み重ねが彼女を強くし、菊花賞でミホノブルボンに勝つことは出来たが、
彼女が得たのは、ブルボンの勝利を期待していた観客からの消沈と落胆の声だった……


春の天皇賞も…みんなマックイーンさんの三連覇を期待してる……そんなレースに出て勝っても誰も喜ばない…勝ってもみんなを不幸にする…ライスシャワーという幸せな名前の自分が……


チームスピカ(重い……)


その独白は、初めて輝かしい名誉を得たはずの勝者としてはあまりに理不尽で、あまりに痛ましい苦悩の吐露だった。奔放なゴルシでさえこれには押し黙るしかない。
結局ライスは涙を湛えた目で縛られたまま部室を後にした。

ちなみにこのシーンでは刑事ドラマの取り調べシーンを意識してかカツ丼が提供されているのだが、
ライスシャワーの独白が終わったところをよく見るとカツ丼が少し減ってスペシャルウィークの顔にご飯粒が付着している。おい、1期主人公。



後日。
彼女の胸中、その深い絶望と悲しみを知ってもなお諦めきれないトウカイテイオーは、偶然合ったミホノブルボンと共に彼女の言葉ならあるいは……とライスの説得を試みる。


ブルボン「ライス、四の五の言わずに走りなさい!」


テイオー(ボク達何も分かり合えていない!)


ブルボンは対人経験値が少ない&スパルタ育ちでした。まる。

すっかり他者の怒りや失望、陰口に萎縮してしまうほどトラウマを負っていたライス。当然ブルボンの脳筋説得は失敗し、逃走した彼女を後ろからテイオーとブルボンが追っかける。
小柄な体躯は小回りが利き、意外なほどの機敏さで包囲を抜けるライス。一心に鍛えた体は皮肉にもレースからの逃走で証明され、圧巻のスタミナは3200mを超えてなお途切れず二人を振り切る。

夕方に差し掛かるまで逃げたライス。道中、戦ったことのあるウマ娘から純粋な称賛の声があったことを受け止め、楽しそうに練習するグラウンドを眺める。未練がないはずもない。


ライス……走っても、いいのかな……


しかし――聴こえてきた何気ない一言で、ふとウイニングライブのことが頭をよぎってしまう。
そこに華やかで歓喜にあふれた舞台などなく、観客達はライスのことを完全に無視しブルボンとタンホイザに歓声を送ったのだ。

こちらも諦めないテイオーとブルボン。ライスを見つけるが、返ってくるのは何度目かわからない拒否。
頭を抱え、座り込み、苦しみのままに叫ぶ。走っても意味がないどころか皆傷つくだけだと。そしてもう疲れたと言わんばかりに力なくこぼす。


ライスはブルボンさんやテイオーさんと違う…ライスはヒールなんだよ。みんなから嫌われてブーイングされてみんな不幸にしちゃう……祝福の名前を貰ったのに……ライスシャワーなのに……


天真爛漫なテイオーさえ、かける言葉が見つからない。ライスが負っていたのはそれほどの絶望だった。


「四の五の言わずに走りなさい!」


それでも。
ブルボンは説得を辞めない。なおも語調は強くなりさえする。それは——そのワケは。


「あなたは私のヒーローだからです」


ブルボンは菊花賞の後、大きな怪我をしてしまい療養を余儀なくされてしまっていた。ジャパンカップにむけて調整していた折だった。
“その後”があるかどうかもわからない。厳格なトレーナーすら「負担をかけすぎてしまった。すまない」とただ謝るしかできない。そんな状態だった。
屈強なブルボンをして、走るのをやめようと考えた。不安に押しつぶされそうになった。それでも折れずにいたのは――ライスがいたから。彼女を目標にしてきたから。
彼女から夢を奪ったライスは、同時に新たな夢を与える存在になっていた。


ブルボン「あなたはヒールなんかじゃない、ヒーローなんです。それなのに何なんですか!あの有馬記念8着は!あの〜隣に11着がいますけど……


呆気に取られるライス。
ヒーローとまで呼ばれた。それも、ダメな自分が憧れて、なんとか追いつこうとするキラキラした人から。
静寂の後、震える唇が素直な気持ちを紡ぐ。


……勝手なことばかり言わないでください。そんなこと言われても迷惑です。


でも……


ブルボンさんの気持ち、受け取りました。


ライス…もう一度頑張ってみます!ライスもブルボンと一緒に走りたい。だから…ライス出ます!天皇賞に!

怖い気持ちは変わらない。きっと、勝ってもまた……その懸念も変わらない。
それでも、遂にライスは二人の説得を応じ天皇賞の出走を決めた。
誰かのためならやれる。喜んでくれる誰かがいる。ライスシャワーはそれで頑張れる。
二人の影に尾を引いた、長い長い菊花賞が終わった瞬間だった。

天皇賞の出走を決めた後日。トレーニングを再会しマックイーンと併走しようとするが、何日走ってもマックイーンのスピードには追いつけない。
差は縮まってはいる――だが時間がない。このままでは勝てないと悟ったライスは一人、特訓を始めた。
またも姿が見えなくなったライスを心配したブルボンが見つけたのは、外泊を申請し、学園から離れた場所でテントを張ってただひたすらに自分を追い込むライスの姿だった。
ジャージ姿の彼女はしかし、普段と様子が違う。気弱さは鳴りを潜め、言葉少なに意図を語るライス。
経験では勝てない。走力でも及ばない。
精神力精神は肉体を超越する。ライスが勝てるとしたらそこしかない。だからそこで勝つ。
ブルボンもまた、彼女のトレーナーが掲げる同じ理念の元、徹底的な鍛錬で適性を伸ばした身。それもあってか、すっかり覇気を取り戻したライスにブルボンはどこか嬉しそうに同意する。
気にかかるとしたら、無残なほど履きつぶされた靴。ブルボンでさえ何事かと勘繰るそれだった。
説明もそこそこに新たな靴を履いて再開するライスを見送ると、ふと——視界に入ったものが。

回収する時間も惜しいとばかりに、三足の黒ずんだシューズが無造作に転がっていた

それが意味するところは、「サイボーグ」ブルボンですら言葉を失う常軌を逸した追込み
ひたすら、ただひたすらに走り込むライス。スポーツバッグいっぱいの靴を履き潰し、寝るのを惜しんで特訓し…………

いつしか、ライスはウマですらない“なにか”になろうとしていた



そして迎えた天皇賞本番、地下バ道を歩くマックイーン。その後ろに

全身から黒いオーラを漂わせ左目から青白い炎を燃やすライスシャワーが来た。こらそこブラックロックシューターみたいって言うな。

レース前だというのに呼吸音がはっきり聞こえるほど息が深く、どこか荒々しい。その“なにか”の通過を、マックイーンは言葉もなく見送る。
ゲート入場にも異変が。あのマックイーンがなかなかゲート入りしない。まるで食いちぎらんばかりの重圧を受け、体が本能的に拒んでいるかのような感覚に戸惑っていた。


遂に天皇賞がスタート、ライスは外からマックイーンをマークする。
まさに徹底マーク。それも、自分の姿を見せるようにあえて背後に回らない。スリップストリームで優位に立てるのに、である。
その様子に、スペシャルウィークは宝塚記念で自分をぴったりマークしたあの時のグラスワンダーに似てると勘付く。
いつの間にやらスペちゃんの後ろにいたグラスが顔を出し、驚くテイオーたちをよそに「運命的な何かを感じます」と不敵にほほ笑む。*3
戻ってレース場。不気味な威圧感を隠そうともしないライスに後ろから急かされるようにして、マックイーンはペースを早めてしまう。
乱されていることを案じた客席からの指摘を受け自分のペースに戻そうとするが、
そもそも先頭でリードするパーマー含め先頭集団の2000m通過タイムは2分4秒*4と、
ゴルシ達が異変を危惧し、トレーナーが冷や汗をかきながら「マックイーンがおかしいんじゃない、相手がおかしいんだ」と述べるほど異様な速さだった

後方でイクノディクタス・マチカネタンホイザはなんとか追いすがりながら、いずれ無茶な走りで失速するはずの後半に向けて足を溜めようとする。
それは正しい。セオリー通りの最善である。この時このレースでなければ、だが

第4コーナーでマックイーンが先頭に出るが、ライスはそれを離さない。
勝ちパターンに入ったはずのマックイーンが相手を引き剝がせない。まさか、まさか。
そのまま最後の直線に入ったことで、スタンドからはマックイーンの三連覇を待ち望んでいる観客達が嫌な予感とばかりに
「おいおいやめてくれよ……!」「ライスシャワー、またヒールになるつもりか!」と声を上げる。





ライスは……





手に入れた勝利は誰も望むものではなかった。走るのを辞めようとした。
ひょっとしたら。あのままだったら、聞こえてくる声に震えて止まっていたかもしれない。





ヒールじゃない……





でも。ブルボンの言葉に、ライスは再び走る力を貰った。





……ヒーローだ!!!!





その言葉を支えにして隠れた右目も炎を灯し一気にスパートを掛ける。



猛然、加速。全速のマックイーンを交わし一気に差を付けゴールを切る。
3分17秒1のレコード記録。最強の相手に完全な勝利をもって、ライスシャワーは天皇賞(春)を制覇した。

魂を削るような修練の果て、一度は諦めた道で完璧な勝利。レコードの文字を目にしたライスはパァッと笑顔を咲かせる。
しかし、観客席から聴こえてくるのはまた、落胆の声だった……

小さな勝者から笑顔は消え、唇を結び、しかし気丈に一礼して退場しようとする。
だが、どこからかはっきり拍手の音が聴こえてきた。振り返れば、マックイーンや出走したウマ娘、チームスピカ、一部の観客達がライスに拍手を送っていた。
今にも崩れそうだが、しかしわずかに微笑んだライスは向き直るとマックイーン達に再び一礼。少しだけ軽い足取りでその場を去った。

レース後、地下バ道で待ってたブルボンを瞳に映し、その微笑みを見たライスは抑えていた想いががこらえなくなって溢れさせる。


また……たくさんの夢を壊してしまいました……。ブーイングは痛いですね……やっぱり……痛かったです……


「ブーイングはチャレンジャーの勲章です、傷付く必要はありません。でもいつか、これが歓喜と祝福の声になる日は必ず来ます。あなたが勝ち続ければきっと」

「だって……あなたの名前は“ライスシャワー”なんですから」


………うん! ライス……頑張るね……っ


「それでこそ私のヒーローです」

辛かった。痛かった。でも、支えてくれる人たちがいる。頑張りたいと思う人たちがいる。
いつか、歓喜と祝福の声援を聞けるように。前よりはちょっとだけ暖かい涙を流し、走り続けることを誓ったのだった。



その後食堂で出会ったテイオーに天皇賞のことを称賛され、勝負したときは勝つことを言い渡される。
あのトウカイテイオーにライバル視される“強いウマ娘”となったライス。どうやら気落ちはしていないらしく、相変わらず気弱だがしっかりと受け答えしている。
なお、
「(テイオーさんと)勝負したこと……あるんだけどな……」とこぼす。まぁテイオーそういうとこあるから……
新規新鋭のBNWの熾烈な戦いには驚嘆の声を上げ、これまた食事中にテイオー三度目の骨折をブルボンと共にモニター越しに知る。
自分も大変な時期であろうに瞳が潤み、非常に心配そうな面持ちで眺めていた。
ちなみにパンを食べていたのでおそらく朝食。

オールカマーに出走した際にはツインターボの逃げに翻弄され、悟った時には遅く捉えきれず3着に。
そして有馬記念では終始中団から抜け出すことができず8着に沈む。ライスもまたその場にいる全員と同じ、勝利を望む断固たる気持ちで戦った一人。
譲る気はなかった。だがかつて自分の背中を押してくれて、しかしもう戻らないかとさえ思われたテイオーが奇跡の復活勝利をもぎ取った。
静かに歩み寄ってライスは大粒の涙を浮かべながら健闘を讃え、帰還を祝福した。


「……おめでとうございます」


「ありがとうライス……」

◆アプリ版での活躍

性能

バ場 芝:A ダート:G
距離 短距離:E マイル:C 中距離:A 長距離:A
脚質 逃げ:B 先行:A 差し:C 追込:G
リリース初期から☆3「ローゼスドリーム」として実装されている。
距離適性は中〜長距離がAとなる典型的なステイヤータイプ。マイルもギリギリ走れなくはないが苦手。
ステータス的にはスタミナと根性に特化した性能が特徴。初期ステータスはスタミナ>根性>賢さ>他というバランスで、
成長率も根性+20%、スタミナ+10%と、アニメ版と同じくとにかく精神力とスタミナですり潰すスタイルの、終盤での競り合いに強いウマとなっている。
ただし根性よりスタミナの重要度が高い仕様上、特に長距離レースに向けては意識してスタミナを伸ばすか回復スキルを積むかしないと意外にバテやすいので要注意。

誓います…大好きな人と、幸せの青い薔薇に。
ライスだって、咲いてみせる!!!

固有スキルは「ブルーローズチェイサー」。
効果は「最終直線で抜け出した時に強い意志を持って速度が上がる(調整前)」→
最終コーナー以降に追い抜いて先団についていると最終直線で強い意志を持って速度が上がる(調整後)」というもの。
長らく発動条件の厳しかったスキル*5だが、2022年2月24日の大規模バランス調整により、発動条件が緩和されたスキル。
演出は青薔薇のブーケを携えたライスがチャペル内を進み、祭壇の前で振り向きざまに短剣を抜刀して突っ込んでくるというもの。
史実でも呼ばれていた「刺客」のイメージが強く押し出された演出となっている。

2021年9月下旬にはハロウィン新衣装の☆3「Make up Vampire!」が追加された*6。こちらの成長率はスタミナとパワーに+15%。
覚醒スキルでは「余裕綽々(「スタミナキープ」上位スキル)」と「見惚れるトリック(「トリック(前)」上位スキル)」のレアスキルを習得可能。また「逃げためらい」も習得できるなど、後述する固有スキルと合わせてデバフ要員としての活躍も見込める。

綺麗な月……わぁっ!? 
あ、えっと…ええっと……きしゃー!

固有スキルは「レース中間付近を好位置で走行中に詰め寄られると、前方のウマ娘から持久力を吸い取る」効果の回復スキル「Drain for rose」。

固有二つ名は共通して「黒い刺客」。
取得条件は「重賞に23戦以上出走しつつ、その内菊花賞と天皇賞(春)を2番人気以上で勝利し、ファン数が32万人になる」。
「重賞に23戦出走」は史実の再現と思われるが、約4年分の実績を2年半で消化することになるため連続出走ペナルティも覚悟しなければならないほどの過密なスケジュールとなってしまう。
その分トレーニング回数が少なくなり、元々高い育成難易度がさらに跳ね上がることに…。
「菊花賞と天皇賞(春)を2番人気以上で勝利」は、史実でミホノブルボンとメジロマックイーンを破った両レースがいずれも2番人気だったことが由来か。
"重賞"なのでオープン戦やURAファイナルズはもちろん、メイクデビューもノーカウント。
全てG3以上のレースに出走したなら、育成最終目標のシニア級有馬記念までに戦績が23戦以上になっていれば大丈夫だろう。
Make a newtrackでは強くしようとしたら自然とライバルのいる重賞レースにたくさん出走させる必要があることから、育成成功時には(ティアラ路線を選ぶなど指定レースを走らなかった場合を除き)取れる確率が大いに高まった。
なお、育成シナリオが起こらない関係上シニア級の宝塚記念は阪神レース場での開催になるので、特殊実況は聞けなくなる。*7

彼女を育成する上で最大の問題となるのはその育成難易度の高さ
ただでさえ高難易度とされる長距離ウマ娘の中でもライスは特にとっつき辛い要素が多く、
脚質の自由さゆえにかえって育成方針が迷子になりやすいため、強力なライバルが立ちはだかるナリタブライアンの影が付き纏い、
さらにやる気ダウンイベントがやや発生しやすくコンディション管理が難しいマヤノトップガン
クラシック三冠路線からいきなり短距離路線へ転向、しかしラストはまた中距離の秋天に挑むことになるという無茶振り極まるスケジュールに苦しめられるキングヘイローあたりと並んで初期実装組では最難クラスの難易度とも目されている。

問題点

  • 目標レースの難易度の高さ
まず、2つ目の目標レースでいきなり適性CのマイルレースであるスプリングSを走らされる。
幸い着順目標は5着以内と緩めではあるが、腐ってもクラシックのGⅡレース。順位要件をクリアしたとしても次の目標である日本ダービー出走へのファン数が足りなくなったりする。
継承でマイル適性を上げれば楽になるが、育成目標としてマイルを走らされるのはこれっきりなのでここのためだけに因子の枠を1つ使うというのもややもったいなくはある。

そして史実での活躍が目覚ましいウマの例に漏れず育成目標の多くは重賞レース、かつ着順目標も総じて厳しめに設定されており、
特に天皇賞(春)とシニア有馬記念の両方で1着を求められるのは2021年5月現在ライスシャワーとナリタブライアンのみ。これで菊花賞の1着も求められたら更に難易度が上がっていた
この2レースはそもそもが高難易度*8な上、春天ではライバル馬と言う事でただでさえ強敵のマックイーンがさらに強化されており
シニアの有馬記念では何故か*9やたらマヤノトップガンが強い*10
もちろん無尽蔵のスタミナを誇るスーパークリークや驚異的な末脚を持つスペシャルウィークやシンボリルドルフ、
そして事故の代名詞ゴールドシップなどランダム枠の強ネームドウマ達の存在も無視できない。コレに関してはライスに限った話ではないが
同じ長距離が主戦場となるウマ娘の中でも、
  • 強力な固有スキルのおかげでトップスピード不足に陥りにくく、パワー・スタミナに特化した育成が通用しやすいゴールドシップ
  • 豊富な回復スキルを持ち、スピードを中心に伸ばしていけばそこまでスタミナを意識しなくても安定して勝てるスーパークリーク
あたりは比較的育成しやすく、ある程度慣れたトレーナーならそこまで苦労せずに育成目標の達成を狙えるが、
それに対しライスはステータス配分のバランスが難しく*11、同じような感覚で手を出すと痛い目に遭いやすい。

といった感じで総じてトレーナーの愛と腕が試される、一筋縄ではいかない育成シナリオとなっている。
育成の際にはゴルシやママクリークである程度長距離ウマの感覚を掴んだ上で、なるべく適性やスキルを補強できる因子やサポートカードも吟味して望みたい。
逆に言えば、彼女で完走できるようになれば相応の実力が付いてきたといえるかも。
今だとドラキュライスで押し切るって手も使える*12のだが

サポートカードはメインストーリー第2章を完走すると入手できるSSR【「幸せ」が舞う時】を入手可能。得意練習はスタミナ。
サークルptで交換可能であり誰でも完凸可能。イベント入手のサポートカードの例に漏れず、性能はガチャ産のSR程度で、固有ボーナスもレベル40からと変わらない。
SSRマックイーンと同じく長距離・先行向けのスキルが揃っているが、ライスの場合はデバフスキルを4つ所持しており、そのうち3つが先行ウマ娘に対するデバフとなっている。
イベントを進めることで金スキル「火事場のバ鹿力(「別腹タンク」上位スキル)」を入手可能だが、確定入手ではないことに注意。
とはいえ、発動条件が固有スキルの項目で上述した大規模アップデートで改善されたとはいえ使いにくいため、ぶっちゃけ基本的に取るに値しない。
性能に特筆すべき点はなくマックイーンの方がスキルの汎用性もマシなので(後述の理由からアオハル杯では悪くないが)、交換優先度は低め。

また8月下旬にはSSR【幸せは曲がり角の向こう】が追加された。得意練習はパワー。
完凸することでトレーニング効果15%を得られるほか、得意率も高く、パワーとスタミナの両方にボーナスが貰える。
さらにイベントを進めるとレアスキル「円弧のマエストロ」のヒントを入手可能だが、連続イベント1回目の選択肢で下を選んでしまうとイベントが打ち切られてしまい、スキルが入手できなくなるため注意。
スタミナ枠を入れづらいマイラーのウマ娘の育成にも無理なく採用することができるようになったほか、
スーパークリークの覚醒レベルを上げることなくマエストロが習得できるようになった。
誰が呼んだか「カレー*13ライス」「チカラめし」

しかしこのカードの強みは他にもある。
8月末に追加された新シナリオ「アオハル杯」では、主要キャラクターの育成*14やサポートカード*15を編成すると、イベント効果の上昇が発生する「シナリオリンク機能」が追加された。
アオハル杯シナリオでライスを育成するほか、他のウマ娘の育成の際にライスシャワーのサポートカードを編成し、チーム名を<ブルームス>に設定、
その上でチーム<ファースト>に勝利してURAファイナルズを終えると、「クールダウン(「深呼吸」上位スキル)」のヒントを獲得できるのである。
パワーサポートカードの方を編成すると、サポートカード1枚で円弧のマエストロクールダウンの2種類の回復レアスキルを習得可能になるのである。
スタミナの方も回復2種だが実用性はお察し。実質クールダウン持ちになったと思おう
その影響もあり、ステイヤーウマ娘の育成には欠かせないサポートカードの1枚になった。

育成シナリオ

メインストーリー2章「小さながんばり屋」の主人公を務めており、チーム「シリウス」の新メンバーとして登場。

ライバル・ミホノブルボンとの出会いや菊花賞・天皇賞(春)での記録阻止とその後のスランプを経て、マックイーンの後を継ぐチームの次期エースとして成長していく姿が描かれる。




実はショックで声援が届いていなかっただけという可能性もあるアニメ版*16とは違い、シリウスのメンバーが会場で本当にほぼライスに声援が送られないウイニングライブを見ており*17
ライスを取り巻く世間の目はアニメ版以上に無情なものになっていたりもする。

一方でライス自身はチームメイトやトレーナーのフォローもあってかアニメ版よりはいくらか状況を冷静に受け止めており、
調子を崩しはするもののレースそのものを拒絶してしまうほどの精神状態には陥らず、
若干荒療治気味ではあるがアニメよりは脳筋度の落ち着いたブルボンの協力もあって割とすんなり立ち直っている。

ちなみにストーリー開放の為に対ブルボンの日本ダービーをモチーフとしたレースを走らなければならないのだが、
そこで出走するブルボンがステータス平均1035、ランクSただのバケモノと化している。
一応開放条件は2着以上かつブルボン以外のライバル馬は各ステータスが250ぐらいあれば圧倒出来る程度の為クリア自体は簡単。
上級プレイヤーにとってはこのブルボンへの勝利がエンドコンテンツに近い物となってのだが、後日のアップデートにより更なるパワーアップを遂げてしまった。
基礎ステータスはスピード以外が一段階グレードダウンし平均965まで落ちているが、既に取得していたスキル2つがレアスキルに変更され *18
強化前は持っていなかった固有スキルを含む複数のスキルが追加されている。
レースの設定としてライスシャワー以外でもレース出走は可能だが、ライスシャワーならば調子絶好調確定となる為、お兄さま・お姉さまはライスシャワーでのダービー制覇を目指してみるのも一興か。

育成ストーリーでは流石に再現が難しいためか*19ブルボンとマックイーンの連覇阻止イベントは起きず、
ブーイングを受けるどころかファンに応援されるというライスに若干優しい世界になっている。
とはいえ2人が強力なライバルとして立ちはだかってくるのは同じで、(ゲーム的に直接レースに悪影響をもたらすことはないが)ブルボンの怪我や宝塚記念の競技場変更*20などのアクシデントも続いていく。


◆関連キャラクター

ハルウララ

アクシデントに襲われても状況をプラスに捉えて楽しめる性格と、勝敗に関係なくレースを走ることそのものを楽しみ、周りを笑顔にするハルウララは、
ライスシャワーにとって気兼ねなく一緒に居られる友人であり、同時に、自身とは対照的なそのレースへの姿勢を尊敬している相手でもある。
あとライスがいてもいなくても大体負けてるからそういう意味でも相性はいい。

ミホノブルボン

絶対的な強さに憧れ、その背中をいつかは追い越すことを目指す、ライスシャワーのライバル。
ミホノブルボンもひたむきに努力するライスシャワーに敬意をもっており、レースでは全力でぶつかるが、互いに尊敬し合う良き友人・ライバルである。
アニメでは、ライスは三冠を逃し、怪我もして打ちひしがれた自分を立ち上がらせてくれた「ヒーロー」だと叱咤激励し、極限まで精神を研ぎ澄ませるライスの特訓に野営しながら寄り添い、
アプリメインストーリーでは要請されれば別チームであってもすぐに助力に現れるなど、友人・ライバルに加え、良き相棒ともいえる関係性が描かれている。
記念ライブでユニット『RRI(ロボとバラと委員長)』を結成した際、当然ロボではなくむしろ心優しく暖かいブルボンをよく知ってるからこそ、
「ぶ、ブルボンさん、ほんとにいいの? ほんとに……『ロボ』でいいの……!?」とガチめに心配していたものの、
「ライスさんの『バラ』との語感もいいですし端的な表現として最適です(意訳)」と返されてしまった。そこの委員長、我が意を得たりとばかりにドヤ顔で頷くんじゃありません。
……なんとなく委員長含めたメンバーのやり取りとライスの気苦労が伺える一幕である。

メジロマックイーン

マックイーンはアプリメインストーリーで同チームに。エース(リーダー)である彼女には大いに助けられ、顰蹙も恐怖も「勝者だけが見える景色」の視座を示されたことで乗り越える。
マックイーンからはゴルシはゴルシなので置いといてひたむきに努力するチームメイト、かつ並んだ上で打ち勝つに足るライバルとして、好ましい隣人と見られているが、
ゴルシとは違って一生懸命すぎてズレたところのあるライスに対し、マックイーンが強く突っぱねることも出来ずに対応に困る場面も。ついてく……ついてく……
ちなみに、ライスの方が身長が低く、大人しいことから二人のやり取りを聞いていると実感が湧かないが、マックイーンは中等部なのでライスの方が先輩である。そりゃ対応に困るわ

ゴールドシップ

アプリメインストーリーで「シリウス」チームメイトに。
マックイーンと違って強めにからかうと本気で受け止めてしまいかねないことを考慮してか、彼女にしては珍しくふざけてもいい場面であってもちょっと脅かす程度で済ませている。
他のチームメイトとあわせて、周りの声に関係なく支えてくれるありがたい存在。
いわれのない中傷に危うく殴りこみかけたり等真っ向から怒ることもあって、彼女の仲間想いの面がよくわかる。

マチカネタンホイザ

同期の友人でありライバル。アニメでは幾度となくライスと好勝負を繰り広げており、対戦経験からその実力をかなり高く買っている。
一転してアプリの期間限定イベントやサブイベントでは、飛び抜けて非凡な才能を持つライスやブルボンと対比して自身が「普通」であることを気に病んでいるフシがある。
「普通」脱却を目指して迷走するあまり、普段は他人への言及を躊躇うライスにすら辛辣に突っ込まれることも。
モデル馬はライスシャワーと同じく中長距離を得意とした馬であり、新馬時代から古馬時代に至るまで生涯合計10戦で競り合った好敵手。

サクラバクシンオー

同期のウマ娘。中長距離を得意とするライスと違い短距離を主戦場としているため、直接対決することは少ない。
だがバクシンオーから一方的にライバル視されたり、一方で不在を気にかけられたり彼女の提案がライスに自身の資質を認識させる切欠を作ったりと交友関係自体はある模様。
当然というかなんというか、ライスの不幸体質ゆえのネガティブさも意に介すことはなく、委員長ですから!!!マインドでガンガン接してくる様子。ライスさーん? ライスさんライスさんライスさーーーーーーん?
ハーフアニバーサリーイベントではブルボンも交えてダンスレッスンを行うイベントが公開されたが、バクシンオーとブルボンという作中切ってのド天然コンビの言動には困惑の色を浮かべる他無かった。

ゼンノロブロイ

史実では特に絡みはないが、何故か寮の同室。
本の中の「英雄」に憧れるロブロイと「英雄」でありたいと願うライスはなにか通じるものがあるのかもしれない。
史実のロブロイはどっちかというと「英雄」の被害者なのは内緒だ!
互いに本好きでおとなしい性質を持つため相性もいい。
アプリ1コマ漫画ではライスが内緒で描いていた絵本を読まれた上にファンになって別の作品を知らないか、(名前書いてなかったので)作者名を知らないかと聞いて来ると言う
どっかの誰かのような地獄を見る羽目となっている。

◆余談

名前の由来であるライスシャワーとは、結婚式で新郎新婦に米をシャワーのように振りかけるセレモニーのこと。
「米が実るように子宝に恵まれるように」「食に困ることがないように」等々、二人を祝福し、幸せを願う気持ちが込められている。
実馬の名前の由来も同様で、この馬に触れた全ての人に幸せが訪れることを願って名付けられたというエピソードがある。
ガチャ獲得時や固有スキルの演出がチャペルなのも「結婚式」からの連想と思われる。直後に短剣握って突っ込んでくるけど。

アニメで彼女がメインとなった話はアプリ配信開始直前に放送、第2期第7話はアプリ配信開始8日前、第2期第8話はアプリ配信開始前日に放送したために一気に人気が急上昇し、
アプリが配信開始し育成ガチャや☆3育成キャラ引き換えチケットでライスシャワーを手に入れたトレーナー達が大勢出現した。
……が、上述の通りこのゲームは元ウマが活躍していればいるほど育成の難易度が高くなる*21上に、長距離ウマ娘はバランス良く能力を上げる必要があるため輪をかけて難易度が高い*22
配信開始直後でそういった事実が広く知られる前だった事もあり、頭を抱えるトレーナーも続出した。
システム上、根気強く育成と継承を繰り返す事である程度は緩和されるため、愛と根性を以て長く付き合っていく事が求められるウマ娘である。

アニメ第2期第8話のOPで月光の中、ライスシャワーの目に青白い炎を燃やす演出は2012年に放送した天皇賞(春)のCMが元ネタで、その後ウマ娘Verの動画が作成されYOUTUBE等で上がった。
そしてB★RSだの深海米雨鬼だのシンデレラグレイ化だのネタにされまくった末、シンデレラグレイ作画担当者本人がそれに反応してイラスト描く事態に

また2期8話放送後にはアニメ版公式Twitterに応援イラストとして、漫画『馬なり1ハロン劇場』シリーズで知られるよしだみほ女史によるライスシャワー・メジロマックイーン(エンド・オブ・スカイ版)の一枚絵が投稿されている。
本編でのネガティブさが伺えない程朗らかに短剣を携え微笑むライスとはしゃぐ様に笑うマックイーンの姿は、モデル競走馬達の現役時代と、死後も天上から地上の馬達の様子を眺め時々降りても来る姿を描いたよしだ先生ならではのカットと言えよう。
『馬なり』世界のライスが短剣どころか「ヒール」属性を象徴する様に記録阻止のため金棒をも振るうレコードブレイカー(物理)で、没後も金棒片手に下界で三冠達成がかかる度抑止力の如く降臨する英霊(?)なのは置いておこう。
…ただウマ娘人気のせいで牧場や馬の墓への聖地巡礼が流行り、ライスシャワーの墓がある牧場が「見学中止」を決断する程牧場に迷惑をかける見物客が増えたため(忙しい春の時期だと電話応対だけでも営業妨害になりかねない)、
よしだ先生もウマ娘コラボのしばらく後、公式Twitterと競馬サイト「netkeiba.com」の公式Instagramにて、にわか向けの「牧場見学の心得」(=馬牧場は観光スポットではない)を記したイラストを投稿している。

アニメでのライスの担当トレーナーについてはブルボンと違ってほぼ描写がないが、
ライスがあれほど追い込まれても(作劇上の都合であろうが)全く話に絡んでこずウマ娘の間で解決してしまっている事実や、
ゲームのメインストーリーでは結果的にトレーナーのケアも効いてアニメより格段に良い精神状態を維持できていたため、
翻ってアニメの担当T力不足説が指摘されることもしばしば。


アニメ第2期第7話のED「ささやかな祈り」はアプリ版のウイニングライブでも実装されている。
解放条件は「メインストーリー第2章をクリアすること」なので、しっかりウマ娘を育てて歓喜と祝福の声に包まれたライブを鑑賞しよう。

サイレンススズカに通じる薄幸感があり、元ネタの末路を知っている人たちはアニメ、アプリ双方で最後の宝塚記念がどう描かれるのか気になっていただろう。
しかし、史実ではトウカイテイオーのラストランから1年半後という時期の都合上テイオーが主人公のアニメ版はともかく、アプリでも宝塚記念の悲劇を思わせる展開は描かれなかった。
重体からの復帰だとスズカの二番煎じになってしまい、かといって*23URAファイナル制覇が目標となるアプリで最期を再現するわけにもいかない。
結果としてアグネスタキオンのような余程出走回数が少なかった馬やハルウララのような例外を除けば、ある程度その競走馬としての人生を追っている他のキャラクターたちに比べると、
「ミホノブルボンとメジロマックイーンの快挙をレコードを叩き出しながら捻り潰し、悪役と呼ばれた英雄」という部分が特にピックアップされたキャラとなっている*24
マルゼンスキーや会長でさえ完全な引退はしないことから、他の子であってもレース引退のその後はあまり触れられない。レースに散ったスズカやライスはそこで途切れているものの、
ときに理不尽な面もある勝負の世界と真っ向から向き合ったことで、暗いだけではないが明るいばかりでもなく、しかして救いはある『ウマ娘』の中で、
ライスシャワーはサイレンススズカが“あの時”を描きながら人と近い体を得たことで快復し夢を見せたのとはまた違った、新たな視野を切り開いたキャラクターと言えよう。


ふっふっふー、追記・修正するぞー...!
…えへへ、これだと怖すぎるかな…?

この項目が面白かったなら……\ふええ〜!?/


最終更新:2022年05月13日 14:06

*1 「まだマシ」とも表現されている為さすがにオグリやスぺには食事量は及ばないようだが

*2 和のイメージが強い京都だが、実は「パンの消費量が日本一」という側面があったりする

*3 グラスワンダーとライスシャワーの搭乗騎手は的場均なので騎手繋がり

*4 馬場状態の差はあれど前年より2秒以上速い。

*5 基本的に先行ウマの勝ちパターンは「4コーナーでもう抜け出している」事が多い為調整前だとほぼ発動しないor発動しても手遅れになる状態になる場合が非常に多かった

*6 通称「ドラキュライス」

*7 これはライスに限らず、京都での宝塚記念を制す必要があるメジロライアンや、府中での皐月賞を勝利して天皇賞(秋)に勝利することが条件のヤエノムテキなど、「シナリオの進行によって開催レース場が変わり、なおかつそれが特殊実況の条件に影響するウマ娘」も同様。

*8 春天はとにかく距離が長いためスタミナ切れに悩まされやすく、シニア有馬記念はギリギリ長距離に引っかかる中途半端な長さからステータス配分が難しい上、URAファイナルを除けば実質ラストレースのためライバルが総じて強い

*9 史実のライスシャワーが現役時代に出走した有馬記念の勝ち馬はメジロパーマー、トウカイテイオー、ナリタブライアンだが彼女たちはライバル枠としては出走しない。直前のクリスマスイベントでは有力ウマ達から注目される、と言う展開になるがそこにもいない

*10 史実での対戦経験は無い。ただし、両者とも1995年――阪神淡路大震災が起こった年に注目された馬である。

*11 上述した通り自前のスキルがやや扱いづらくステータスをスキルでカバーしにくいことに加え、春天・有馬の両レースで1着を要求される関係上「春天での1着を捨てる前提でスタミナや根性よりスピードやパワーを伸ばす」という戦略が取れず有馬でスピード不足に陥りやすい

*12 スタミナ成長率が+15%と高めになっている上に覚醒させれば金含めた回復2つ、固有もスタミナを吸い取る=スタミナ回復の面があるので素ライスと比べると非常に春天の攻略難易度が下がる

*13 マエストロ使いの先輩であるSSRクリークの連続イベントの1つ目が「カレーを作る」ことから。

*14 タイキシャトル、マチカネフクキタル、ライスシャワー、ハルウララの4名

*15 前述の4名と、友人枠の樫本理事長代行

*16 史実ではライスは菊花賞2番人気で支持率も10%程はあった。大阪杯観戦中に罵倒の幻聴が聞こえている描写があるなど、アニメ劇中でのライスの精神状態は相当不安定になっていたことが窺える

*17 ご丁寧にもアニメ版のような考察の余地さえ封じるようにそのウイニングライブのタイミングで視点がライスではなくチームメートのものになっている

*18 「集中力」「先駆け」が「コンセントレーション」「先手必勝」に変化

*19 特にブルボンに関しては三冠阻止どころかやろうと思えばライスに無敗の三冠を達成させることすら可能

*20 1995年第36回宝塚記念に由来。現行の専用ファンファーレ採用前のレースであるためか、ゲームでは関西G1ファンファーレの演奏。他にはメジロマックイーンメジロライアンが史実での開催日時、振替などを鑑みて京都レース場、関西G1ファンファーレでのシニア級宝塚記念となる。ライスを含めたこの3人がクラシック級宝塚記念に挑んだ場合、NPバがシニア級準拠の能力となるバグが存在していた(阪神宝塚と京都宝塚が別レース扱いだったのではと言われる)が、現在では修正済み。

*21 史実再現として、育成目標でG1など難関レースへの参戦割合が高くなったり、高順位を求められる傾向にあるため。逆にハルウララなどは条件が比較的緩め。

*22 逆にサクラバクシンオーなど短距離系のウマ娘はスピード偏重である程度ゴリ押せるため比較的難易度が低め。

*23 アニメで「高速で走るウマ娘が転倒すれば命を落とすこともある。」という予後不良の存在を臭わせる発言があったとはいえ

*24 後述する同期であるキョウエイボーガンの要素も多少プラスされているのかもしれない