登録日:2021/11/11 Thu 23:25:40
更新日:2024/11/30 Sat 22:10:40
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ケントレギナ「私のライフポイントは 53です」
「ですが、もちろんあなたとフルパワーで戦うつもりはありませんから、ご心配なく……」
『ダイノルフィア』とはカードゲーム『
遊戯王OCG』に登場するテーマの1つである。
【概要】
その姿は従来の恐竜族モンスターとは異なり、恐竜を模したアーマーを着た人型モンスターが多い。
また、巨大な恐竜型マシーンもあり、さながら恐竜スーパー戦隊のようである。
ザ・ヴァリュアブル・ブックEX2で明かされた設定では大規模絶滅を免れて現代まで生き延びた恐竜の末裔で、恐竜の身体的特徴や強い生命力、好戦的な性格を受け継いだ上で人間と同等の知能まで獲得した「ディノサウロイド」と呼ばれる新種族らしい。
理由は不明ながらある都市を襲撃しており、この事件をきっかけに「ダイノルフィア」と呼ばれて政府に追われる身になった模様。
つまり戦隊というよりはむしろ怪人側の存在。とはいえ、ヒロイックでかっこいいデザインはダークヒーロー感もある為、好きな人は好きかもしれない。
背景には近未来的な都市が広がっており、敵と思わしき
ロボットと戦っている。
2022年8月より
遊戯王マスターデュエルでも配信が開始された。
…のだが、
何かとお金のかかるブルジョワデッキとして注目を集めてしまっている。
なにせデッキに三枚積みたい《ダイノルフィア・テリジア》《ダイノルフィア・ケントレギナ》《ダイノルフィア・ドメイン》が悉くURに設定されたことで、半端な課金ではデッキ構築もままならない。
後から追加された《ダイノルフィア・レクスターム》も当然UR。《ダイノルフィア・フレンジー》や《ダイノルフィア・インタクト》はSRになったがそれでも高い。
どうしようもなくパワーが低いくせに必須カードが軒並みURになったテーマと比べれば、十分に役に立てるだけいいのかもしれないが。
幸い、2024年1月10日に『
超越竜』や『らくがきじゅう』関連カードと共にピックアップされるシークレットパック「超越的進化論」が実装。
全体的なレアリティの高さこそそのままだが、構築の負担はかなり軽減された。
【戦術と特徴】
属する罠カードの多くは
- 「ライフポイントを半分払って発動する」効果
- 「ダメージを受けそうなときに身代わりに除外することでそのダメージを0にする」効果
を持つ。
そしてモンスターの方には、ライフポイントが少なければ少ないほど強くなる効果がそれぞれ備わっている。
……要するに、効果発動のために自らのライフをギリギリまで削り、「
さあ来い決闘者!!!オレは実は一回刺されただけで死ぬぞォォォ!!!」と叫びながら
一撃も喰らわないように盤面のカードをやりくりする、一種の
オワタ式とも呼ぶべき戦法をとることになる。
冒頭の「私のライフポイントは53です」という文言も伊達ではなく、中盤になった頃にはライフポイントが一桁、二桁になっていることも珍しくない。
【モンスターカード】
破壊された時に罠を除外して下級ダイノルフィアを蘇生させる効果を持つが、同名カードは蘇生できない制限がある。
下級モンスター
ダイノルフィア・テリジア
効果モンスター
星4/闇属性/恐竜族/攻1500/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「ダイノルフィア」罠カード1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットする。
自分のLPが2000以下の場合、さらにこのカードの攻撃力は500アップする。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊された場合、自分の墓地から罠カード1枚を除外して発動できる。
自分の墓地から「ダイノルフィア・テリジア」以外のレベル4以下の「ダイノルフィア」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
両手に大きなクローを
装備した戦士。
召喚・特殊召喚時にデッキからダイノルフィア罠カードをセットする効果と、LP2000以下の時に攻撃力を上げる効果を持つ。
《
オルターガイスト・マリオネッター》と同様のデッキからのセット効果は汎用性が高く、このデッキの初動を担う効果だが、発動は次のターン以降になるのがややネック。
LP2000以下ならば下級アタッカーとしては申し分ない攻撃力となる。
蘇生効果は現状《ダイノルフィア・ディプロス》のみが対象となっている。
名前の由来は白亜紀に生息していたとされる大きな爪が特徴の恐竜「テリジノサウルス」だと思われる。
ダイノルフィア・ディプロス
効果モンスター
星4/闇属性/恐竜族/攻1000/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「ダイノルフィア」カード1枚を墓地へ送る。
自分のLPが2000以下の場合、さらに相手に500ダメージを与える。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊された場合、自分の墓地から罠カード1枚を除外して発動できる。
自分の墓地から「ダイノルフィア・ディプロス」以外のレベル4以下の「ダイノルフィア」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
鋭く長い
尾を装着した戦士。
召喚・特殊召喚時にデッキからダイノルフィアカードを墓地に送る効果と、バーン効果を持つ。
墓地送り効果はモンスターでも罠でもいいため、《ダイノルフィア・テリジア》を送って蘇生先を確保したり、各種罠カードを送ることで蘇生コスト及び墓地発動効果に繋げることができる。
こちらも蘇生先は現状《ダイノルフィア・テリジア》のみである。
名前の由来はジュラ紀に生息していた大型の草食恐竜「ディプロドクス」だと思われる。
【融合モンスター】
共通して破壊されると下級ダイノルフィアを蘇生させる効果を持っている。
下級ダイノルフィアは特殊召喚時にも効果が発動れるので損失をある程度抑えることができる。
ダイノルフィア・ケントレギナ
融合・効果モンスター
星6/闇属性/恐竜族/攻4000/守 0
カード名が異なる「ダイノルフィア」モンスター×2
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードの攻撃力は自分のLPの数値分ダウンする。
(2):自分・相手のメインフェイズに、LPを半分払い、自分の墓地から「ダイノルフィア」通常罠カード1枚を除外して発動できる。
この効果は、その罠カード発動時の効果と同じになる。
(3):このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
自分の墓地からレベル4以下の「ダイノルフィア」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
両腕に刃を備えた重厚な鎧を纏った戦士。
LPの数値分だけ攻撃力が減少する効果と、墓地のダイノルフィア罠カードの効果をコピーする効果を持つ。
融合素材自体は緩いものの、現状ダイノルフィアモンスター自体が少ないので組み合わせは限られている。
高い攻撃力を誇るが(1)のデメリット効果で高い打点を維持するのは難しい。
ダイノルフィア罠カードはコストにライフを半分持ってくため、これらをフル活用してから呼び出すのが望ましい。
更に(2)の効果でライフを半分にしつつ墓地のダイノルフィア罠カードの効果を使えるので様々な状況に対応できる。
レベル6のモンスター及び恐竜族モンスターとしては最大の攻撃力を持つ。
名前の由来は
ステゴサウルスの近似種である「ケントロサウルス」+ラテン語などで女王を意味する「レギナ(Regina)」だと思われる。
また、公式Twitterでは設定画が公開されており、専用のマスクがあったり刃が回転する事等が記載されている。
また、ケントロサウルス自体のイラストも描かれており、ケントロサウルス(先祖)とも書かれている。
その名前や外見から女性型モンスターである事が察せられるが、恐竜族の女性型モンスターというのは非常に珍しい。
《ダイノルフィア・テリジア》と共に、これまでその手のカードに縁のなかった恐竜族にとっては初となる
アイドルカードといえる存在かもしれない。
ダイノルフィア・ステルスベギア
融合・効果モンスター
星6/闇属性/恐竜族/攻 0/守2500
カード名が異なる「ダイノルフィア」モンスター×2
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のLPが2000以下である限り、自分は「ダイノルフィア」モンスターの効果及び、罠カードを発動するために払うLPが必要なくなる。
(2):相手がモンスターの効果を発動した時に発動できる。
そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
(3):このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
自分の墓地からレベル4以下の「ダイノルフィア」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
他のダイノルフィアモンスターとは異なり、
翼竜型の航空機となっている。
LP2000以下の時に罠カードを発動するためのライフを踏み倒す効果と、相手がモンスター効果を発動した時にダメージを与える効果をもつ。
融合素材は《ダイノルフィア・ケントレギナ》と同じである。
(1)のライフコスト無効効果はダイノルフィア罠カード以外にも適用されるため、《神の警告》等といった一定数のライフコストを持つカードを安心して使うことができる。
(2)の効果は相手依存にはなるがデュエル終盤では無視できない効果となる。
ただ、効果自体は通してしまうのには注意。
名前の由来は白亜紀に生息していた翼竜「ゲオステルンベルギア」と「ステルス戦闘機」を合わせたものだと思われる。
ダイノルフィア・レクスターム
融合・効果モンスター
星8/闇属性/恐竜族/攻3000/守 0
「ダイノルフィア」融合モンスター+「ダイノルフィア」モンスター
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のLPの数値以上の攻撃力を持つ相手フィールドのモンスターは効果を発動できない。
(2):自分・相手ターンに、LPを半分払って発動できる。
相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、自分のLPの数値と同じになる。
(3):このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
自分の墓地からレベル6以下の「ダイノルフィア」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
こちらも他のダイノルフィアモンスターとは異なり巨大な
ティラノサウルス型
ロボットとなっている。
自分のLPの数値以上の攻撃力を持つ相手の場のモンスター効果の発動を封じる効果とLPを半分払って相手の場のモンスターの攻撃力を自分のLPの数値と同じにする効果を持つ。
融合素材にダイノルフィア融合モンスターが指定されているが、後述する《ダイノルフィア・フレンジー》でEXから直接融合したり《ダイノルフィア・ケントレギナ》で《ダイノルフィア・ドメイン》をコピーして連続融合したりと【ダイノルフィア】では意外と出しやすい。
(1)の効果でモンスター効果封殺、(2)の効果で相手の弱体化からの蹂躙が可能となる切り札級のモンスター。
(2)の効果は(1)の効果による
無効化対象外の低攻撃力モンスターも無理矢理対象内に引き摺り込む事も可能なため高い
制圧力を誇る。
また、蘇生対象がレベル6以下に拡大しており、《ダイノルフィア・ケントレギナ》《ダイノルフィア・ステルスベギア》も蘇生可能になっている。
無効化範囲と弱体化の兼ね合いから最低でもライフ2000以下の状況で呼び出したい所。
ただし、場以外のモンスター効果は封じれない上に(2)の効果を使った後に出て来るモンスターの攻撃力は変化しないので、自身のライフ未満の低攻撃力なら素通りさせてしまう点には注意したい。
名前の由来はティラノサウルスの愛称「ティー・レックス」だと思われる。
【罠カード】
それぞれ墓地から除外することで、通常罠なら効果ダメージ、カウンター罠なら戦闘ダメージを無効にする効果を持っている。
ダイノルフィア・ドメイン
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに、LPを半分払って発動できる。
自分の手札・デッキ・フィールドから、「ダイノルフィア」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
(2):自分のLPが2000以下で、相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、墓地のこのカードを除外して発動できる。
このターン、相手の効果で発生する自分への効果ダメージは0になる。
町の上空で飛行型ロボと戦う《ダイノルフィア・ケントレギナ》。
ダイノルフィア融合モンスターを融合召喚する効果を持つ。
ダイノルフィア専用の融合カードで、デッキからも素材を引っ張ってこれる。
基本はデッキ融合して消費を抑えるようにしたい。
また、《ダイノルフィア・ケントレギナ》を融合召喚し、あちらの効果でこのカードを発動してもう1回融合召喚することもできる。
ダイノルフィア・アラート
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):LPを半分払って発動できる。
レベルの合計が8以下になるように、自分の墓地から「ダイノルフィア」モンスターを2体まで選んで特殊召喚する。
このターン、自分は「ダイノルフィア」モンスターしか特殊召喚できず、この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃宣言できない。
(2):自分のLPが2000以下で、相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、墓地のこのカードを除外して発動できる。
このターン、相手の効果で発生する自分への効果ダメージは0になる。
何らかのコールを受けた《ダイノルフィア・ディプロス》と《ダイノルフィア・テリジア》。
ダイノルフィアを蘇生させる効果を持つ。
蘇生先は下級ダイノルフィア2体か、融合ダイノルフィア1体となる。
使用後は特殊召喚先が制限され、蘇生モンスターは攻撃宣言こそできないが、効果は使用できる。
もっとも、罠カードなので相手ターン終了時に発動させれば問題ないが。
ダイノルフィア・ブルート
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):LPを半分払って発動できる。
自分フィールドの「ダイノルフィア」モンスター1体と相手フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
(2):自分のLPが2000以下で、相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、墓地のこのカードを除外して発動できる。
このターン、相手の効果で発生する自分への効果ダメージは0になる。
重武装ロボと戦う《ダイノルフィア・ケントレギナ》。
自分のダイノルフィアと相手カードを破壊する効果をもつ。
単純な除去カードであり、《ダイノルフィア・ケントレギナ》のコピー先としても優秀。
こちらのダイノルフィアモンスターも破壊されるが、蘇生効果により損失は抑えられる。
ダイノルフィア・シェル
カウンター罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):相手バトルフェイズ開始時に、LPを半分払って発動できる。
自分フィールドに「ダイノルフィアトークン」(恐竜族・闇・星10・攻0/守3000)1体を特殊召喚する。
このターン、この効果で特殊召喚したトークンが自分フィールドに存在する限り、相手は他のモンスターを攻撃対象に選択できない。
(2):自分のLPが2000以下で、自分が戦闘ダメージを受けるダメージ計算時に、墓地のこのカードを除外して発動できる。
その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージを0にする。
巨大ロボを背に戦闘態勢に入る《ダイノルフィア・ディプロス》《ダイノルフィア・テリジア》。
その巨大ロボがおそらくダイノルフィアトークンと思われ、生成したこのトークンに相手の攻撃を限定させる効果を持つ。
攻撃誘導効果は発動ターンのみだが、相手は守備力3000の壁に攻撃せざるを得なくなるのは時間稼ぎとしては優秀。
無論生き残った
トークンは融合素材等に使うことができる。
ちなみに
トークンの固定守備力としては最大クラスとなる。
ダイノルフィア・ソニック
カウンター罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに「ダイノルフィア」モンスターが存在し、相手が魔法・罠カードを発動した時、LPを半分払って発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
その後、自分フィールドの「ダイノルフィア」モンスター1体を選んで破壊する。
(2):自分のLPが2000以下で、自分が戦闘ダメージを受けるダメージ計算時に、墓地のこのカードを除外して発動できる。
その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージを0にする。
飛翔する《ダイノルフィア・ステルスベギア》。
ダイノルフィアモンスターが存在する時に相手の魔法・罠を無効にする効果を持つ。
優秀な防御カードであり、相手の行動を阻害できる。
その後ダイノルフィアモンスターを破壊するが、その後の蘇生効果に繋げられる。
ダイノルフィア・リヴァージョン
カウンター罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに「ダイノルフィア」融合モンスターが存在する場合、LPを半分払い、自分の墓地からカウンター罠カード1枚を除外して発動できる。
この効果は、そのカウンター罠カード発動時の効果と同じになる。
(2):自分のLPが2000以下で、自分が戦闘ダメージを受けるダメージ計算時に、墓地のこのカードを除外して発動できる。
その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージを0にする。
敵を撃破した《ダイノルフィア・ケントレギナ》。
ダイノルフィア融合モンスターがいる場合に墓地のカウンター罠を除外してその効果をコピーする効果を持つ。
コピー効果はダイノルフィア以外のカウンター罠も対象となり、効果だけコピーするため、《神の警告》等のライフコストも踏み倒せる。
ダイノルフィア・フレンジー
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):相手メインフェイズに、LPを半分払って発動できる。
「ダイノルフィア」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを、デッキ及びEXデッキから1体ずつ墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
(2):自分のLPが2000以下で、相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、墓地のこのカードを除外して発動できる。
このターン、相手の効果で発生する自分への効果ダメージは0になる。
《ダイノルフィア・レクスターム》を背後に立つ《ダイノルフィア・テリジア》《ダイノルフィア・ケントレギナ》《ダイノルフィア・ディプロス》達。
2枚目のダイノルフィア専用の融合カード。
こちらは相手ターンにしか発動出来ない代わりにデッキとEXデッキから素材を調達出来るため直接《ダイノルフィア・レクスターム》を呼ぶ事が可能。
あと単体では事故要員になりやすい《ダイノルフィア・ディプロス》を採用しなくて済むからデッキに余裕を作りやすい。
構図はまんま
アバレンジャーのオープニングのラスト(爆竜たちを背後に歩いて来る三人)。
ダイノルフィア・インタクト
カウンター罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに「ダイノルフィア」カードが存在し、モンスターの効果が発動した時、LPを半分払って発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
このターン、自分が受ける戦闘ダメージはその時の自分のLPの半分の数値になる。
(2):自分のLPが2000以下で、自分が戦闘ダメージを受けるダメージ計算時に、墓地のこのカードを除外して発動できる。
その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
クローを振るう《ダイノルフィア・テリジア》。
《ダイノルフィア・ソニック》とは異なり、こちらはモンスター効果へのカウンター。《ダイノルフィア・レクスターム》の効果が及ばない、手札や墓地で発動する効果への対抗策となる。
発動条件は『「ダイノルフィア」カード』なので、《ダイノルフィア・ドメイン》などの通常罠でも満たせるのがポイント。融合効果にチェーンしてきた《灰流うらら》などを逆に無効化できる。
また、発動したターンに限り、自分が受ける戦闘ダメージを計算時点でのLPの半分の数値に置き換える効果も持つ。
1ターン限りではあるが、戦闘ダメージによる敗北を大きく遠ざけられる。特に、【ダイノルフィア】が苦手とするダイレクトアタッカーに対処できるのは大きい。
残りLPが1の場合、0.5が四捨五入され1ダメージを受けて敗北してしまう点には注意。
【相性のいいカード】
恐竜族関連カード
ご存じ恐竜族万能サーチモンスター。
このカードを召喚する関係上サーチ効果はやや使いづらいが、墓地肥やしは問題なく行える。
また、破壊を伴う蘇生効果はダイノルフィアの共通効果と合わせて2体のモンスターを蘇生できる。
特殊召喚の容易な高打点恐竜族アタッカー。
墓地コストは食うが安定した打点を持つ。
ご存じ恐竜から進化するドラゴン族エクシーズモンスター。
ダイノルフィアは下級モンスターが4、融合モンスター6で統一されているので全ての召喚条件が整う。
ランク4なら、《ダイノルフィア・アラート》1枚でX召喚できる。
ご存じ恐竜族万能サーチカード。
《ダイノルフィア・テリジア》を持ってきて《ダイノルフィア・ドメイン》まで持ってきて融合召喚の準備を行える。
罠関連カード
罠発動に引っ張られて飛び出す巨人。
罠カードを多用するダイノルフィアなら容易に特殊召喚できる。
こちらも安定した高打点を持つ。
闇属性をリリースして通常罠をデッキからセットできる。
罠の多いこのデッキならば序盤におけるサーチ要員として活躍できる。
ちなみに「悪魔嬢」も同パックにて強化がなされている。
ご存じデッキから通常罠をセットしてそのターンに使えるカード。
罠の多いこのデッキにはあって損はないカードである。
ご存じライフ半分であらゆる行動を阻害するカウンター罠。
ダイノルフィアの共通コストと合致しているため相性がいい。
ライフ半分をコストに直接《
覇王龍ズァーク》を呼べる通常罠。
ライフ半分支払う通常罠と言う点がダイノルフィア通常罠と共通しているためダイノルフィア罠の墓地効果が狙いやすくなり、《ダイノルフィア・レクスターム》で無効に出来る範囲も広がる。ライフ2000以下なら《ダイノルフィア・ステルスベギア》でコストを踏み倒す事も可能。
呼び出した《覇王龍ズァーク》は効果無効かつエンドフェイズにEXデッキに戻るが攻守4000はアタッカーとしても壁としても頼もしい。
更に無効に出来ないとは言え相手の魔法カードの発動をトリガーに《覇王龍ズァーク》を戻して四天の龍及びその派生系を呼ぶ効果もあり、効果モンスター絶対殺すマンこと《
クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》やモンスターへの殺意を抑えた代わりに魔法罠へも対応可能になった《クリスタルクリアウィング・シンクロ・ドラゴン》辺りが呼び出す筆頭候補。
ダイノルフィアはEXの枠が空きやすいので自由度が高いのも相性が良い。
更に《覇王龍ズァーク》には破壊されたらPゾーンに行き、相手の融合・シンクロ・エクシーズの効果を封じつつ相手のドロー・サーチ妨害も出来るため相手に強い圧力を掛けられる。
ダイノルフィアはメインデッキ・EXデッキともに空きスロットに余裕があるので自然と採用でき、【覇王ダイノルフィア】として大会環境でも入賞する実績を残した。
多量のライフコストを活かすカード
自分のLPの数値以下の攻撃力となるように相手にデッキバウンスを強いるカード。
ダイノルフィアは少ないライフで戦えるので、重要な複数除去を行える。
LPが少ない時に打点を上げるカード。
このデッキはどんどんライフを減らしていくので相性がいい。
その他カード
特殊召喚できない代わりに手札を強化できるカード。
罠カードが多く自分のターンではあまり動かないこのデッキにおいては安定した手札補充手段になる。
前者のモンスターを手札に残しておけば捨てるデメリットも共通蘇生効果に繋げられる。
攻撃力アップの代わりに効果を無効にするカード。
単純な妨害の他、《ダイノルフィア・ケントレギナ》に使用することで打点減少を阻止しつつ打点を上げられる。
【弱点】
ライフポイントを極小まで絞りきることで全力を発揮できるデッキのため、ひとつのプレイミスで生じたカスダメでも
ゲームエンドになる。
効果ダメージについては墓地の罠効果でそのターン中はシャットアウトできるがチェーン発動でさらにダメージを積まれる危険もあるので過信は禁物。
問題は戦闘ダメージのほうで、《ダイノルフィア・レクスターム》が立っていれば安心できるが壊獣などで除去されると危険になる。
天敵はダイレクトアタッカーで、墓地に対応のカウンター罠がなければ《ダイノルフィア・レクスターム》は素通りされてアウト。
特に素でダイレクトアタッカーの《閃刀姫ハヤテ》を積んでいる
【閃刀姫】はかなり相性の悪い相手。
【余談】
名前の由来は「ダイナソー(恐竜)」と生物の体内で生成される鎮痛作用のある物質「ダイノルフィン」を合わせた物だと思われる。
ダメージ無効になる効果をそれを参照したものだと思われる。
遊戯王OCGの恐竜族・恐竜モチーフモンスターといえば、旧来の《
暗黒恐獣》や《暗黒ドリケラトプス》をはじめ、大抵まず有名どころの
ティラノサウルス・
トリケラトプス・ステゴサウルス・ブラキオサウルス・ヴェロキラプトル・
プテラノドンetc・・・・・・
といった面々から選ばれるのが通例だったが、ダイノルフィアの面々はそれら超メジャーどころ達と比べるとあまりモチーフに選ばれなかった層の恐竜が多く、新しい遊戯王恐竜のタイプ開拓にも期待が持たれる。
追記・修正はライフを半分払ってからお願いします。
- ケントレギアってあまのじゃくの呪い使ったら+8000とかなったりするのかな? まぁ他に呪いと相性いいの居ないけどね。 -- 名無しさん (2021-11-12 19:40:11)
- 命は投げ捨てるもの -- 名無しさん (2022-04-23 20:10:56)
- 呪眼:「お前らもっとライフを大事にしろよ」 -- 名無しさん (2022-06-05 17:49:26)
- ダイナーレスラーさん… -- 名無しさん (2022-08-08 02:39:48)
- ダイノルフィアテーマだけでもレアリティ高いのに、恐竜族汎用まで考えるとね・・・ -- 名無しさん (2022-08-12 21:07:43)
- 手札に余ったうらら+融合体でサイコエンドパニッシャーを出すと相手が死ぬテーマ -- 名無しさん (2022-12-08 09:02:44)
- レクスタームURはやむなしとしてフレンジーがSRで良かった… -- 名無しさん (2022-12-26 19:58:21)
- レベル2のモンスターが来たらアラートでケントレギナ+α出来るけど、専用の神の通告もらったしこれ以上はやりすぎか? -- 名無しさん (2023-03-30 17:41:29)
- ↑3 色々な所で紹介されてたな… -- 名無しさん (2023-04-06 12:03:35)
- MDにて超越竜とコンビでシクパ追加決定。多少組みやすくはなるか? -- 名無しさん (2024-01-05 15:39:14)
- 名前も効果もデザインもめちゃくちゃ好きなんだけどレクスタームがガチガチ制圧だから友人相手だと使うのがちょっと申し訳なくなる -- 名無しさん (2024-07-14 23:40:26)
- 勝つ時も負ける時も決まるのはあっという間だから好き -- 名無しさん (2024-09-12 10:35:44)
- MDだと化石調査とか混成なら覇王とか他でも使いどころあるから無駄にはならないとはテーマ外でも必要なURが凄いぜ -- 名無しさん (2024-11-28 11:19:30)
最終更新:2024年11月30日 22:10