スーパークリーク(ウマ娘 プリティーダービー)

登録日:2021/05/13 Thu 1:40:00
更新日:2021/06/22 Tue 00:16:47NEW!
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思いっきり甘えてくださいねー。ふふっ、いいこいいこ♪



スーパークリークとは、『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクターである。
CV:優木かな
生え抜き中央馬としては二頭目のオグリキャップのライバル馬だった高速ステイヤー、スーパークリークがモチーフ。

+目次

◆プロフィール

生年月日:5月27日
身長:168cm
体重:微増(理由はナイショ)
スリーサイズ:B97・W61・H91
学年:高等部

キャラクターソング:ふんわりSlowly

88年 菊花賞
もしもそのウマ娘が、その男に出会わなかったら。
もしもその男が、そのウマ娘に出会わなかったら。
天才を天才にしたウマ娘、スーパークリーク。
本当の出会いなど、一生に何度あるだろう?
2013年 JRA 菊花賞CMより

のんびり屋で包容力のあるお姉さんで、人に頼られたり甘えられたりするのが大好き。何なら定期的に誰か甘やかさないと調子を崩してしまうほど。
でちゅね遊びなる対象を赤ちゃん扱いして甘えさせる危ない遊びを行っており、その一方的にも見える様子は「ママ」というより「おままごとでママ役をやりたい子」と言った方が適切かもしれない。
つまり、誰かに奉仕することでその実自分が甘えているのがスーパークリークという少女なのである。
その点については本人も自覚しており、「トレーナーさんが甘えてくれることが私を甘やかすことになる」と語ることも。

それだけにレースで走るモチベーションも自分のためではなく、勝ってトレーナーの優秀さを証明し、笑顔になって欲しいからとウマ娘としてはかなりの変わり種。
トレーナー選びもいつもの癖か……と思いきや、無意識化ではあるが逆スカウトしたトレーナーを「人生で何度とない運命の人」として、確固たる想いの元見初めていた。
“相手のため”が原則の彼女が、トレーナーにはあまり遠慮せず全幅をもって甘えるのもそのため。
あふれんばかりの愛情を注いだバレンタインチョコも、彼女にとっては「ただの好きな人にあげる本命チョコ」なんて軽いものではなくなってしまい、何チョコと思えばいいのか分からなくなってしまったほど。
時を経るにつれトレーナーとは熟年夫婦すら連想させる円満なパートナーとなっていく。
「ウマ娘とトレーナーはそういう関係ではありえない」と一線を引きながら、これと明言するには複雑すぎる二人の関係を、二人で生きる一生を——言葉なんていらないまま、歩んでいく。

選手としては豊富なスタミナが持ち味で、特にそれを活かせる長距離レースでは他を寄せ付けない圧倒的な走りを見せる。
ある意味見た目に似合わないその強さ、暴力的なまでのタフネスで擂り潰してなお悠然と佇み「普通に走っただけですよ~」とのんびり述べて対戦相手を戦慄させる様から、「魔王」という物騒な異名を持つ。

実家は託児所を経営しており、自身も手伝いをしているとの事で、相手を子供のように甘やかすクセはこの過程で醸成された模様。
いっぽうで「みんなのお母さんにはなれない」「悲しいことを消してはあげられない」ことを経験上深く理解していて、せめてほんの一瞬でも笑顔になって、幸せになってほしいと願っている。
彼女のいっそ心配になるほどの献身にはこうした想いが根底にあり、そのためならどんな大変なことでもやっていける。そう言って心から笑う。それがスーパークリークというウマ娘なのだ。
……それはそれとして「お母さん」「ママ」と言われて甘えられるの自体は大好き。そこはね!


勝負服は白のセーターと青のドレスを組み合わせたような華やかなもの……に、何故かショルダーバッグを斜めがけしている*1
それ一点で一気に所帯染みてしまうのだからワンポイントのオシャレも侮れないものである。
おかげで「若奥様」だの「走る西松屋」だのの学生らしさが微塵も無いアダ名を頂戴してしまっているのはご愛嬌。
恐らくは実際の騎手の勝負服でも使われる「たすき柄」がモチーフと思われる。*2

また、元ネタの馬が頭のデカさで有名だった事を反映してか、地味に髪の毛のボリュームが凄い事になっている。
同じく頭のデカさで知られた後輩に比べると髪質の大人しさからあまり目立たないものの、公式イラストをよく見ると膝まで届く長さの三つ編みを構成している束の一本一本が腕と同じくらい太くなっている事がわかる。

世代の近いライバルのタマ共々勝負服のデザイン変更組でもあり、原案やサポートSSRではセーターをメインにドレス風のブラウスを緩く羽織っているようなイメージだが、
ゲーム中の3DCGモデルではドレス(っぽいコート?)のインナーとしてセーターを着ているようなデザインになっている。
恐らくは原案イラストのふわっとしたブラウスがモデリングやモーション付けの際に邪魔になってしまったものと思われる。
後は原案のセーターは背部が尻尾が出るほど大きく空いた所謂童貞を殺すセーターであり、大真面目に再現するとセクシャル的な方向で問題になるため。

プロフィールの苦手なことにお絵かきと記述されているが、天皇賞春の記念イラストで液タプでオグリキャップ、タマモクロス、イナリワンのデフォルメイラストを描き上げている様子が描かれている。
このことから苦手というのは画伯ということではなく、単に謙遜が強いだけであるようだ。

◆アニメ版での活躍

1期6話でオグリキャップ、タマモクロスと共にドーナツ早食い大会に出場するが途中で限界を迎え3位負け。
しかも、ドーナツを取ろうとした時に隣のオグリの皿に自分のドーナツを飛ばしてしまっていたので、失格となってしまった。*3
またこの頃はまだ設定が固まりきってなかったのか、はたまたファン感謝祭とはいえ公式のイベントということも相まってなのかアプリ版ではオグリちゃん、タマちゃんと呼ぶ間柄なのに対して、この話では終始、さんづけで呼称している。


◆アプリ版での活躍

性能

バ場 芝:A ダート:G
距離 短距離:G マイル:G 中距離:A 長距離:A
脚質 逃げ:D 先行:A 差し:B 追込:G
レアリティは☆2。
固有スキルは「クリアハート」(☆2)→「ピュリティオブハート」(☆3以上)。効果は「レース中盤に好位置(上位層、かつ2位以下)についていると持久力が回復する」というもの。
作戦が先行なら割と安定して発動し、効果量も悪くない優秀な回復スキル。運に左右されず習得できる回復スキルということで、他のウマ娘に継承させても使いやすい。

ゲーム的にも持久力に優れるステイヤーで、スタミナと賢さが伸びやすく固有含め豊富な回復スキルを自力で習得可能。
とにかく安定感のある走りが強みで、特にスタミナでゴリ押せる長距離レースでは他を突き放しての大勝利となることもしばしば。
育成目標には菊花賞や天皇賞(春)、有馬記念などの難関が揃っているが、クリークにとってはむしろ強みを活かせるレースばかりのため結構スルスル勝ててしまう。

が、クラシックの前半戦で原因不明の体調不良を起こすイベントが発生し、そこから菊花賞を終えるまでの半年以上(16ターン)練習の失敗率が上昇するバッドコンディション「小さなほころび」が付いてしまうのが大きなネック。
保健室で治療することもできない上、大事な1年目の夏合宿期間とも被っているため、この時期をどう乗り越えるかが育成上大きなポイントになる。
賢さトレーニングを主体にすれば怪我のリスク*4を抑えられるが、実はレースには出られる上に別段レースに悪影響があるわけでもないので、
レースに積極的に出走させてスキルポイントを稼ぎつつ練習の回数そのものを減らすのがおすすめ。
自信があるなら、いっそシナリオの流れをガン無視してクラシック三冠を狙いにいってもいい。
勝利を重ねればその都度クリークが不調の自分を勝利に導けるトレーナーの指導力を褒めてくれる専用イベントも用意されているので、クリークが好きなら一見の価値あり。
その他、ファインモーションやキタサンブラックのSSRサポートカードイベントで「練習上手〇」のグッドコンディションを付けてもらうことで、若干失敗率を低下させることもできる。
「練習上手〇」以外のスキルもそれぞれクリークと相性が良いものが揃っているので、持っていれば編成したいが、「練習上手〇」でも失敗率は0まで抑えられない点には注意。
復調すると、「小さなほころび」がグッドコンディション「大輪の輝き」となり、逆に練習に失敗しにくくなる。
時期的にやや遅い感は否めなくもないが、以降は積極的にステータスを伸ばしていける。

固有二つ名は『高速ステイヤー』。
条件は「菊花賞で5バ身差以上で勝利し、天皇賞(春)を含む2400m以上の重賞で6勝する」こと。
菊花賞が一番の難関だが、上にもあるように意外とすんなり行けてしまう場合も。
6勝の枠には春天の他菊花賞もカウントされるため実質4勝分を上乗せすればよく、また「重賞」なのでGIIやGIIIでも構わない。
目標に有馬記念も2回入っており、ステイヤー路線で長距離レースに出していれば意識しなくとも取得していることすらある。固有二つ名の中では難易度はかなり低め。

スーパークリーク自身のサポートカードはRとSSRが初期から実装されており、SSRの名称は「一粒の安らぎ」。得意トレーニングはやはりスタミナ。
汎用性・効果量・発動タイミングのどれを取っても優秀な金回復スキル「円弧のマエストロ」のスキルヒントを教えてくれるのが最大の利点。
その他にも汎用性の高い銀スキルを多数持っており、練習効果も高い。
ステイヤーに限らず多くのウマ娘の育成で重宝する、非常に優秀なサポカとなっている。
最大の欠点は仕様上クリーク自身の育成に持ち込めないということ。一応マエストロに関しては覚醒Lvを5まで上げれば自力習得は可能だが、高評価を狙ったり対人戦で勝てるウマ娘を目指す場合優秀な練習効果の恩恵を得られないのは痛いところ。

他のウマ娘の育成シナリオでは敵として出走してくることもある。
やはり回復系スキルを数多く搭載しており、パッと見のステータス以上にスタミナがあるため、長距離レースではライバル補正がかかっていなくてもかなりの難敵となる。
菊花賞や春天といった長距離レースで最終コーナーまでスキップしたらいつの間にか絶望的なセーフティリードを取られていた、ということもしばしば。まさに魔王。


育成シナリオ

育成シナリオではデビュー前から期待の新人として注目されており、学内の多くのトレーナーから声がかかっていた。
クリークはその中でまだ実績のない新人トレーナー(プレイヤー)を指名し、彼(彼女)をクラシック三冠ウマ娘を育てたトレーナーにすることを目指す。
しかし前述の通り、クラシック三冠を狙う前哨戦としていたすみれS後に原因不明の不調に陥ってしまい、涙ながらに断念することに。

リハビリ期間中、クリークはテレビでトレーナーがせっかくの才能の足を引っ張る新人と批難されるのを耳にして焦るが、
一方のトレーナーは、その頃になるとクリークの不調の原因について薄々勘付いていた。
クリークの心身のバランスを崩したのは「私が頑張らなければ」という責任感。彼女は無意識にトレーナーを対等の相棒ではなく庇護する対象に見てしまっていた。
それに気付いたトレーナーはクリークと話し合い、その間違いを自覚したクリークは意識を改め、本当の意味でのパートナーとしてトレーナーと頑張っていくことを決めた。

皐月賞と日本ダービーこそ見送ってしまったものの、最後のクラシック三冠レースである『菊花賞』はまだ開催前。
まずはそこで「スーパークリーク」の本当の実力を示すべく、トレーナーとクリークは努力を重ねるのだった。


私の思う強さは──『トレーナーさんとの絆の強さ』です

私たちは、才能や計算で選びあった2人じゃありません。自分の気持ちに正直に、1番そばにいたい人を選びました

だからこんなに苦しんで……こんな立派に立ち直ることができたんです

私たちの絆は、本当に素敵でかけがえのないもの。──だから!

それをみんなに示してきますね♪ゴールで手を広げて待っていてください。私のトレーナーさん。



◆関連キャラクター

オグリキャップ

同期のライバル。
ほとんどいつもお腹を空かせているようなオグリともちろんそんな子を放っておけないどころかお世話大好きなコンビゆえ、割れ鍋に綴じ蓋めいて相性がよく、よく食事を作ってはオグリ以外の周りごと料理を振舞っている。
クリークもまたトレーニングをこなす身ゆえ、見かけたら決して放っておかない献身ぶりにさすがに気負いする時もあったが、彼女の心からの喜びだと納得すると以後は持ち前の純朴さで素直に享受している。
そんな調子で本人たちは仲がいいのだが、オグリの人気が絶大すぎるためにポッと出気味なクリークは世間からは悪役(ヒール)扱いを受けてしまう場面もあった。
ただクリーク自身は気に病んでおらず、むしろ「みんなが望むなら応えてあげたい」と悪役を演じるのは結構乗り気。
なお、寄り付く隙がまるでない最恐の「魔王」が本格化した場合、でちゅね遊──裏の実態を知る側として、さしもの天然も強さと趣味兼ストレス発散のギャップに頭を抱えるようなリアクションを見せている。

タマモクロス

先輩のライバル。
小柄な体格故にクリークからは過剰に構われてしまっており、
当人同士は遅くまでかかるプライベートな買い出しに付き合うなど仲が良いのだが、過剰に構われること、隙あらば子どもに変換されプレ——特殊な趣向で接されるのを警戒し苦手としている。
とはいえそんな些細なことでブレるタマちゃんではないのであった。
オグリと並んでタマちゃんのツッコミが冴える相手。
クリークのストーリーでは、新人である主人公からの移籍を迫る一流トレーナーに対して、模擬レースを通じて「未熟なりにもトレーナーとして彼女と向き合い成長しようとする姿勢」を見せて残留を認めさせたり、
スランプに対するトレーナーの気付きを確信に変えるきっかけを作ったり、
「パートナーとの出会いで満足してるようなハングリー精神のないヤツには負けんあと爆発しろ」とマイクパフォーマンス……は天然ボケで流されたが、
その後の挑発が行き過ぎて直接対決で本気を引き出させてしまったりと、
二人三脚のストーリーに良い具合の刺激を与える名脇役といったところに落ち着いている。

ナリタタイシン

寮のルームメイト。
タマ同様に小柄な体格故にクリークから過剰に構われており、「嫌いではないが苦手」とされているが、
タマと違って同室なので、逃げ場が彼女以上にない。
クリークにとっては誰に対しても同じな平常運転であり、特別「小さいもの」「弱いもの」としてみなしたわけではないのだが、同居し始めの頃ふとした拍子に人見知りとコンプレックスを刺激してしまい激怒。
タイシンもクリークが本当はそのような性格でないことを気づいていたためか、会話もない日々が続いていたものの徐々に軟化。現在ではお互いに歩み寄りながらほどほどに接する関係になっている。
件の衝突はクリークからしても思わぬショックだったため、反省して仲良くなれるよう慎重な行動を心掛けるように。
実家での経験もあり、「相手が自分を完全に理解してる」と疎まれないようあえて“わかってない”選択を混ぜる姿勢はタマに遠回りだと言われるも、「ゆっくりがいいんです」と返した。
体が弱く、小食であまり食事が摂れないタイシンとその辺の管理を言わずともしてくれるクリークは実際のところ相性はよく、栄養補助食品に頼りがちなところをやんわりとセーブする場面も。
あくまでそうと知らず地雷を踏んでしまっただけで、根が優しく他人に迷惑をかけることを嫌うタイシンにとって、迷惑じゃないかと疑うのが馬鹿らしくなるBWの面々とクリークの言動が近いため、
気心が知れてからは相変わらずつっけんどんながら、なんだかんだ好意に応じることも。ぎこちないながら「クリーク……さん」と呼んでいる。



◆余談

モチーフ馬は当時19歳だった武豊に初めてのG1(菊花賞)をプレゼントし、彼を史上最年少クラシック制覇騎手に導いた。
そしてこの馬が居なければ史上初と言える昭和・平成・令和の三元号GⅠ勝利もなかったであろう…。
武が騎乗候補の馬たちを見て回っていた際、立ち去ろうとした彼の袖をくわえて引っ張り「逆指名」したエピソードは有名。
個別ストーリーでスーパークリークがトレーナー(プレイヤー)を逆指名する格好になっているのも、これを意識していると思われる。

一方の武もスーパークリークには非常に強い思い入れがある事を度々公言しており、「一緒に凱旋門賞に挑戦したかった馬」としてメジロマックイーン、キタサンブラックに並んでスーパークリークを挙げ、「ある意味で僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」と語っている。
本作でのストーリー、キャラクタライズが「トレーナーとの絆」に大きな比重を置いているのもこの双方の絆の深さを意識しての事だろう。

名前の「Creek」は英語で「小川」という意味。
「今は小川でも、いつか大河になって欲しい」との願いを込めて命名されたというエピソードがある。
アプリ版のCMで使われたキャッチコピー「母なる大河」はこれに由来すると思われる。
某少佐の演説でお馴染みのフレーズはドイツ語の「Krieg」(戦争)なので特に関係ない。

「小さなほころび」は史実ですみれSから菊花賞前までの期間を骨折のため休養していたことの再現。

史実では初の天皇賞秋春連覇*5を達成している。
ゲームでは仕様上春→秋しか狙えないが、この記録に因んでか連覇を達成すると専用実況が聞ける。






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最終更新:2021年06月22日 00:16

*1 中には包帯や消毒液などの応急処置の道具が入っている

*2 胸の辺りに文字通りたすきのようなナナメのラインが入った柄の事。後述する武豊がクリーク騎乗時に着ていたのがまさに「白地に青いたすき柄」の勝負服であり、これが由来と思われる

*3 元ネタは1988年有馬記念。史実でもオグリキャップが優勝し2着はタマモクロス。スーパークリークは3着に入ったが他馬の進路を妨害したとして失格になっている。

*4 他のトレーニングは失敗すると怪我をしてやる気が下がり、運が悪いとバッドコンディションがついてしまう場合もある

*5 1989年秋→1990年春。なお春→秋はタマモクロスが1988年に達成している。