どさんこ娘。

登録日:2022/10/29 Sat 14:22:37
更新日:2023/03/20 Mon 20:48:14
所要時間:約 31 分で読めます




どさんこ娘。』は、鈴原ミヤコ氏が主にTwitter並びに同人誌媒体で展開している、北海道の擬人化コンテンツである。


概要

2012年頃から著者のTwitter上にて展開されている、北海道市町村を美少女キャラクター化するという趣旨のいわゆる擬人化コンテンツ。
言うまでもないが著者個人による一次創作であり、同人誌の奥付けなどでは北海道や該当市町村、各観光協会とは一切関係が無いと明言されている。

擬人化キャラクターはそれぞれの地域の特色や逸話、モニュメントなどの要素を意識的に取り入れたデザイン並びにキャラクター性となっており、
各市町村に実際に住んでいたり、ある程度エピソードに造詣のある読者であれば、色々と頷けるところも多いだろう。
ちなみに北海道市町村の擬人化キャラクターは全てが女性であるが、番外編的に描かれている道外の都道府県の擬人化キャラクターについては男性となっている。
北海道には2022年時点で179市町村が存在するが、本コンテンツが10年展開し続けてキャラクターに擬人化できたのは半分にも満たない60市町村。先は長い……

作者の個人サークル「いちごどうふ」より頒布の同人誌には各キャラクターの新規デザイン・紹介文の再録に加え、それぞれの市町村を題材とした4コマ漫画も各キャラごとに2本掲載されている。
2022年時点でナンバリング8巻までが製作されており、1+2巻、3+4巻はそれぞれを合本した総集編も出ている。
通販委託はとらのあな並びにメロンブックス、作者のBOOTHで取り扱われている。ちなみにいずれの通販サイトでもナンバリング5巻目のみ2022年時点で完売中
BOOTHでは他にも各キャラクターのアクリルキーホルダーやアクリルスタンドも販売中。

2015年4月20日からはLINEスタンプも販売されている。

2021年2月22日からはYoutubeのUTARIチャンネルにて、各キャラクターに声優が起用されたモーションコミック版も配信開始された。2021年11月時点で10話分。


どさんこ娘一覧

並びは基本的にキャラの発表順。CVはUTARIチャンネルのモーションコミック準拠のキャスト。
擬人化キャラクターのプロフィールについては無断転載を避けるため、極力擬人化元の市町村ではなく「キャラクター個人のプロフィール」を主に記載する。
その他詳しいキャラ毎の逸話などは作者Twitterのリプライや同人誌などを参照。

各キャラの色表記は、赤色が、青色が、緑色がを指す。

  • 札幌
わたしたちは、時計台の鐘がなる札幌の市民です。
CV:真城かな(現:真白かな)
作者曰く「メインヒロイン」。
時計台カラーの制服姿にサイドテールと言った容姿で、北海道開拓使のシンボルマーク「五稜星」を連想させる赤い星の髪飾りを付けているのがチャームポイント。
制服姿は年齢が推測し易いようにという作者の配慮で、赤い星は共産主義を連想させないように流星のようなデザインにアレンジされている。

全国市町村魅力度ランキング1位に輝いている知名度の高い娘で、それ故の「札幌が1番」という自信もあってか、誰とでも仲良くできる社交的な性格。
赤い星のマークはお気に入りで、何にでもくっ付けているとのこと。
好きな食べ物はやっぱり『白い恋人』。幾らかのスキャンダルがあっても好きな気持ちは変わらないが、好きすぎて雑多なパロディ商品は許せないらしい。

彼女的には「チュンチュン」と言えば地下鉄、「ひろし」と言えばポールタウンの入り口前を連想する模様。

  • 夕張
♪バ~リバリッ 夕張
CV:春良紗名
メロンが代名詞なだけあって、オレンジの髪色に緑色の洋服とメロンカラー。胸のサイズもメロン級。
デザインモチーフは『不思議の国のアリス』。「気が付いたら(財政破綻で)別世界になっていた」という割と笑えないイメージ込みらしい。

かつての炭鉱閉山後の大失敗から街を建て直すべく活動しているが、イマイチかつてのお嬢様気分が抜け切れてないらしい。
そんな現状でも「どうにかなるさ」が信条のおっとりマイペース娘。
趣味は映画観賞で、映画祭も開催するほど好き。好きな食べ物は当然夕張メロンで、毎年の初競りの季節は張り切りどころ。道民の口に滅多に入らない事は言いっこなしで。

同人誌1巻の漫画では映画や同人誌即売会などで頑張っている姿も描かれ、同じ名前の版権キャラも登場している。

  • 旭川
旭山市でも旭川動物園でもありませんからっ!
CV:陽向かよ
学生服っぽい服装にベレー帽がチャームポイントの銀髪眼鏡っ子。地味に中々の巨乳。
緑のカラーリングと服装のデザインは自衛隊、髪色のシルバーとネクタイなどの紫の配色は特急スーパーカムイのイメージ。
髪型は旭橋がモチーフで、ベレー帽には旭川市章があしらわれている。
実は眼鏡はデザインの最終段階ギリギリまで付けていなかったが、文武両道の「武」の方が強すぎるのではないかという事で装着した経緯がある。
持っている本の中身は『氷点』だったり『しろばんば』だったり『キャンディ・キャンディ』だったり。

戦前は軍都として発展し、文化人も多く輩出した文武両道な娘だが、一方で観光面では長らくメジャーになりきれないところがあったのが悩み。
旭山動物園のおかげでそこら辺の問題は多少は解決されたが、今でも「旭山市」「旭川動物園」と間違われると凹んでしまうとのこと。
好きな食べ物は旭豆。ぶっちゃけ地味だが、これだけは譲れないらしい。

札幌ちゃんに旭川のお勧め観光地を聞かれた際には富良野や美瑛を紹介する有様であった。

  • 函館
イカ刺し 塩辛 イカソーメン! イカイカイカイカ イカ踊り!
CV:恋摘もなか
作者曰く「ある意味『どさんこ娘。』の運命を変えた娘」。
袴姿にピンク髪の大正風なちびっ子で、髪を結んでいるリボンに特産品のイカの意匠が加えられている。

北海道開拓以前から商業都市として日本を支えていた経緯から、明治以降の開拓で産まれた他の市町村と一緒にされたくないと思ってるプライド高めな娘。
北海道弁とはまた異なる「浜言葉」と呼ばれる独自の方言で喋るが、自分の言葉が訛っている事には気が付いてないらしい。
好物は勿論イカで、新鮮なイカのためなら早起きも厭わないとのこと。

北斗ちゃんに対しては、一見見下しているようで北斗の地域の事にやたら詳しかったりとそれなりに想うところがある模様。

  • 北見
空も晴れたよ ハッカがかおる みんな踊ろう 楽しじゃない
ギャルっぽい雰囲気の制服姿。タマネギお団子の髪形、ミントのアクセサリー、尻に生やした狐の尻尾といったアイコンがチャームポイント。
作者曰く狐の尻尾は「北きつね牧場」が由縁で、アクセサリーなのか本当に生えているのかは想像にお任せするとのこと。

色々とイメージと中身にギャップがある娘との事で、得意なスポーツはカーリング。
好きな食べ物は、北見産の玉ねぎとホタテが一度に食べられる「北見塩焼きそば」。割と近年世に出たメニューなので、もっとメジャーになって欲しいとのこと。

富良野四姉妹の中富良野ちゃんと南富良野ちゃんに対しては、観光資源のラベンダー絡みでナチュラルに見下される事から思うところがある模様。

  • 釧路
くしろよろしく!
同じ名前を冠する「釧路」のの方で双子の姉。ボブヘアーの緑髪で、イメージカラーは特急スーパーおおぞら。

ちょっとせっかちな性格で、ラーメンを頼むと凄い速さで出てくるとのこと。
近年になって「油断するとエロ目でもっこりする」という噂が絶えないらしい。作者曰く「男の娘ってナニソレオイシイノ?」
……というか同人誌8巻の漫画ではまんま露骨にそんな感じのキャラ付けがなされ、すっかりそっち系の属性が定着してしまった。
観光客に勧めるのは「勝手丼」だが、本人の好物は「スパカツ」。ハイカロリーは気にしない主義らしい。

  • 釧路
釧路町にはもっこり疑惑なんてないんだからっ!
同じ名前を冠する「釧路」のの方で双子の妹。髪型は姉と左右対称。ちなみにペタンコな姉と違い隠れ巨乳

知名度でこそ姉には及ばないものの、ベッドタウン化に大型商業施設の誘致とコツコツ頑張ってる娘。日本一遅い桜まつりを開催してお花見を楽しむのも好き。
特異なスポーツは自身の考案した「長靴アイスホッケー」。
好きな食べ物は豚肉ジンギスカンとして知られる「海藻ポークのジンギスカン」。

元は姉とは一つの「釧路」だったが、区制の施行に際して人口の少ない地域を切り離すという手段によって姉妹に分かれたという経緯を持つ。
姉曰く「11万払って解決した話」らしいが、妹的にはかなり根深い問題らしい。標茶ちゃんとは仲が良い間柄。

  • 帯広
まるごと十勝!
CV:黄昏ゆらら
十勝大好きなモグモグ娘で、髪型はツインテール。農業をイメージした服装に配色された黒×赤×黄色のドイツ国旗カラーは、今は無きグリュック王国のイメージ。
スカートの中は埴輪ルックのジャージ装備で、ばん馬の騎手っぽくもしてあるらしい。

どさんこ娘である以前に十勝を愛してやまない地元大好き娘で、ばんえい競馬の存続のために日々奮闘している。
好きな食べ物は帯広豚丼で、そこらの豚丼と一緒にしてもらいたくないらしい。中華ちらしはポピュラーな食べ物だと思っている。

  • 江別
好っきいです 札幌ちゃん 好きです あっなた~♪
レンガ色の髪色に、赤×黄色のえべチュン色の制服姿をした娘。ニーハイソックスには小麦柄があしらわれている。
作者曰く「お米よりもパン派」。

とにかく札幌ちゃんの事が好き好き大好きなお嬢さんであり、常に見つめては彼女の事を一途に追いかけているらしい。百合ではあってもヤンデレ属性では無い…はず
好きな食べ物は地元のブランド小麦「ハルユタカ」で作ったパンだが、本人的には食事するなら札幌まで行っちゃうとのこと。

  • 稚内
「稚内への生き方、分っかんない!」…もうそういうダジャレ聞き飽きちゃった
スモック姿の幼稚園児なビジュアル。作者曰く「稚」の文字からの着想とのこと。帽子には宗谷岬灯台デザインのバッジを付けており、スモックの名札はアザラシ柄。

見た目は幼げだが、隣国ロシアとの玄関口でもある事からロシア語が堪能な国際派。
その地名からダジャレのネタにされる事が多いながら、乗機の通り当人は大人な対応をするクールな女の子。
好きな食べ物は宗谷黒牛のステーキで、寿司ネタにしても美味しいのが自慢。

  • 岩見沢
♪情熱の白い~米~
サイドテールの杵を担いだお姐さん。観覧車デザインのヘアピンや緑ベースの服装は北海道グリーンランド遊園地がモチーフ。

お餅つきに除雪にパワフルな気質で、自慢の世界一大きな臼で餅をついて振舞うのが得意。一方で薔薇園で花をめでる一面も。
豪雪地帯故の苦労については申し訳なく思う反面、頑張って雪かきしているのでそこは大目に見てもらいたいらしい。
好きな食べ物は情熱米。品種では無く、設定された独自の基準を守った上で、情熱をもって育てられたお米の事である。

  • 網走
貴様ら そう簡単に私から逃げられると思うなよ?
銀髪に学ラン姿の女番長。はだけた胸にはサラシを巻き、学生帽にはクリオネをあしらっている。腰から下げた布には民芸品「ニポポ」のシルエットが組み込まれている。

一見怖そうな風貌だが、機嫌のよい時にはとびきりのニポポスマイルを見せてくれる好人物とは作者談。
エミューが好きで、日本最大級の牧場で愛情たっぷりに育てている。
好きな食べ物はザンギ丼で、ポケットには特産品の流氷飴を忍ばせている。生産地は北見だけど。

やはりというべきか網走=監獄帰りという偏見は少し嫌がっている様子。

  • 苫小牧
特異なスポーツは野球とアイスホッケーかな♪
元気いっぱいのスポーツ少女。市旗をイメージしたカラーリングに、帽子にハスカップのモチーフが添えられている。

甲子園の優勝も印象深い市町村だが、当の本人はアイスホッケーの方が得意。
地名が「苫小牧」で読みに反して「枚」でないことからドジっ子疑惑がかけられている。
好きな食べ物は日本一食べ辛いお菓子として名高い「よいとまけ」。

  • 江差
夏は姥神大神宮渡御祭なの~
CV:遠藤まりえ
どさんこ娘たちにとってのお姉さんもといお母さん的存在。服装デザインは江差追分の衣装を意識した柄のワンピース。
作者曰くデザインは結構難産だった模様。

「北海道文化発祥の地」とも呼ばれるほどに江戸時代から蝦夷地の発展に貢献してきた歴史的背景もあって、他のどさんこ娘より多少年長なイメージ。
好きな食べ物はニシン蕎麦で、羊羹も好き。

  • 枝幸
お腹が空いたなら毛蟹を食べれば良いじゃないっ!!
オシャレな服装のお嬢様キャラ。赤色の髪色に広がった髪型、そしてハサミ型のリボンと頭部全体で特産品の毛蟹を表している。
ちなみに市町村の読みは江差と同じだったり。
2019年にタンチョウの繁殖が初めて確認された際には、作者によって枝幸ちゃんとタンチョウのイラストが描かれている。

町のIT職員を募集した際にあまりにもハイスペック過ぎる応募資格条件を求めた事がある過去から、求める相手には妥協しないタイプの性格。
好きな食べ物は当然毛蟹。夏の枝幸かにまつりが毎年の楽しみであるとのこと。

江差ちゃんの妹分ではあるが、ニシンに固執している姉に対しては「毛ガニみたいに新しいもの探さなきゃ」と多少バカにしている。
札幌ちゃん相手にはYOSAKOIのソーラン節で競い合う間柄。

  • 小樽
海と坂と情と恋のまち
洋風っぽい街並みをイメージして黒髪ロングのゴスロリ調ドレスの少女。鈍器ガラスの浮きを手に持っている。

ふわふわした不思議ちゃん気質の娘ながら、道内有数の商科大学を有している背景からか金銭面については抜け目がない性格。
好きな食べ物は沢山あるがカマボコが割と好きらしい。

他のどさんこ娘と比べて市境にはあまり頓着してない様子。

  • 猿払
貧乏見たけりゃ、…猿払に来ちゃう?
銀髪のお嬢様。サルの耳型イヤーマフと尻尾、そしてホタテ付きのシュシュといった出で立ちで、作者曰く「直球」。
ちなみに猿払村には「鬼」の名前が入った地名が多い事から、2018年の節分には鬼娘コスチュームの猿払ちゃんイラストが描かれている。

主要産業であったホタテの乱獲によって資源が枯渇し疲弊してしまうも、養殖に力を入れて再復興を遂げた経緯の持ち主故に、
全国のエリア別平均課税所得のランキングで数ある大都市を押さえて上位に君臨しているセレブな娘。
休日の趣味はポロ沼でのイトウ観察やチカ釣り。
好きな食べ物はホタテで、本人のお勧めはホタテめし。

  • 木古内
北海道新幹線のチャンス、逃さないヨ!
オレンジ髪のポニーテール娘。セーラー服姿で、船舶の髪飾りがチャームポイント。

北海道新幹線の停車駅にもなった事で街の発展を目論む、都会に憧れている娘。ちなみに下着はふんどし派とは作者談。
好きな食べ物は、街としては「はこだて和牛」推しだが、本人の本音としては「孝行餅」と「みそぎパイ」とのこと。

漁師街故にロープワークも得意だが、自らを亀甲縛りしたりとコンプラ的な意味で若干危なっかしい。

  • 北斗
「お前はもう…新幹線」
金髪ヘアを緑のリボンで束ねた娘。
名前繋がりで世紀末的なデザイン案の案もあったらしいが、最終的にトラピスト修道院イメージも込みで中性的なビジュアル程度に留まった。台詞は思いっきり漫画ネタだが
作者的には「浜言葉で喋る」とのこと。

平成の大合併によって函館に次ぐ「市」として誕生した経緯を持つため、何をするにしても良くも悪くも函館ちゃんの事を気にしてしまっており、
少なからず対抗心を抱きつつも、北海道新幹線の停車駅になった事で少し優越感を感じている模様。
好きな食べ物はトラピストクッキーだが、最近はホッキの握り寿司にも興味津々。

  • 留萌
留萌え留萌えキュンキュン☆
CV:Arran
「萌」が名前に入ってる事からツインテールにピンクのスカートと、萌え萌え成分全振りなあざといデザインに。作者曰く「自撮りが上手い」。
水色の髪と黄色い三角形の髪留めは留萌の市章がモチーフ。

その名前が故か、近年は商店街のシャッターに萌えキャラが登場したりと「萌え」を意識して町興しに取り組むエリート萌えキュン娘。
天気の良い日は、かつてニシンの見張り台であった黄金岬を眺めてキュンキュンしているとのこと。
好きな食べ物はにしんパイ。間違っても英国のニシンの生首パイではない

その駅弁は函館ちゃんの名物じゃなくて森町名物なんです!
森ガールをベースにしたデザイン。濃い茶色のフードと薄い茶色の髪のシックなコントラストで、森町名物の駅弁「いかめし」をイメージしている。
ちなみに北海道で唯一の、「町」を「ちょう」ではなく「まち」と呼ぶ自治体である。

元の町が37年間町長を変えなかった経歴を持つ事から、思い込んだら一途な娘。数多くの古桜を楽しめる桜まつりが自慢。
好きな食べ物は森町名物の「いかめし」だが、函館産の同名駅弁と混同される事には正直困惑している模様。

  • 根室
白も美味しいけれど赤も好き。あ、エスカの話ね。
「根室⇒眠ろう」という言葉遊びで眠たそうな見た目の銀髪ツインテ娘に。
サンマ型の枕を常に手持ちしているが、作者曰く「おやすみサン枕」という名称らしい。

色々あれど今日も北方領土返還要求原点の地として頑張っている粘り強い娘。
日課は納沙布岬で日本一早い日の出を見る事だが、正月の初日の出頃には日本一でなくなるのが本人的には悔しいらしい。
好きな食べ物はエスカロップにオリエンタルライス。魚介類のイメージが強いが本人は肉も好きとのこと。

  • 日高
元々は調教コースだったんだけれどね
現在唯一稼動しているホッカイドウ競馬の競馬場がある事を踏まえて、ジョッキー風の派手目なセーラー服のお嬢さんに。

ホッカイドウ競馬の存続のために日々気合を入れてPR活動しており、休日は日本一大きな結晶片岩「チロロの巨石」をせっせと磨いている。
ちなみに日高町は沙流郡だが、すぐ隣に「日高郡」があるため本人は困惑気味とのこと。
好きな食べ物は、日高町産の「ひげにんにく」を使用したランチメニューの「とねっこランチ」。

馬が大好きであり、家族としても馬肉としても愛情深く接している。

  • 新ひだか
桜は静内 昆布はみついし
蹄鉄型ヘアピンを付けた桜ピンクなイメージのショートカットな少女。作者曰く日高ちゃんとは被らないようにしたとのこと。

「日本一の桜並木」と称される静内二十間道路の桜に観光客が集って大渋滞を引き起こす等、毎年一瞬だけモテモテな娘。
競走馬の産地であり、日本の競馬史上で有名な馬達もこの街の牧場で育った者達が多い。
好きな食べ物は羊羹。春先には期間限定で桜の花びらをあしらったものが供される。

今でも「静内」「三石」など旧名で呼ばれる事が多い。
日高ちゃんとは「名前が似ているご近所様」的な間柄。

  • 平取
ニシパ、私があなたの恋人ですよ
髪全体にあしらったトマトの装飾、スズランのネクタイピン、袖のアイヌ模様……と、属性てんこ盛りなデザインに。
作者曰く、ニシパを恋人にしちゃう「メロメロにしちゃう系の娘」。イメージイラストでは万年筆とメモ帳を手にしている。

アイヌ民族の神オキクルミが人間界に降臨した地、眉唾にも程のある義経伝説の地、英国の旅行作家イザベラ・バードが目指した地……と、
とにかくミステリアスな魅力をわんさか持った娘。本人的に義経伝説については「ビラトレンジャーになってないことだけは確か」らしい。
好きな食べ物はトマト。そのまま食べても美味しいが、本人のお気に入りはジュースに加工した「ニシパの恋人」。

  • 上富良野
豚サガリ~!
富良野4姉妹長女かみふ姉さん。紫色の髪をドライラベンダーの髪飾りで束ね、豚さんエプロンを纏っている。

毎年2月のかみふらの雪まつりでは大声大会でかみふらのポークへの愛を大声で叫ぶほどの威勢の良い娘。
好きな食べ物はやはり発祥の地である豚サガリで、叫びたくなるほど美味しいらしい。

日出山公園は「田中山」と呼ぶ派。

  • 中富良野
ラベンダー園?きゃははっ☆ こちらでぇ~す♪
富良野4姉妹の次女なかふちゃん。こちらも紫色髪で、カチューシャに同じくドライラベンダーを括り付けている。

全国最大規模のラベンダー園がある事から姉妹の中でもアイドル的な立ち位置であり、フリル多めのデザインとなっている。
割と打算的な一面もあるらしい。
好きな食べ物は「サンタのヒゲ」。

玉ねぎ生産量で一位二位を争う北見ちゃんがハッカを売りにしている事に対し「観光資源的にはラベンダーの勝ち」とナチュラルに見下す一面も。

  • 富良野
…いつでも富良野に帰って来てね
富良野4姉妹三女ふらのちゃん。こちらも紫色髪、ロングヘアのリボンにドライラベンダーを結んでいる。

観光客には富良野4姉妹の区別があまりつかない事が多いらしく、ラベンダー園目当ての人に「この街じゃないの?」と言われる事を気にしているとか。
都会的な印象も持つ女性だが、テンションが上がるとヘソを出して踊り出す癖があるとのこと。
ドラマ『北の国から』のロケ地としても知られる街だが、本人はドラマ内での「ふらの」のイントネーションには正直納得いってないらしい。
好きな食べ物は富良野オムカレー。ワインと一緒に楽しみたいとの事なので、南富良野ちゃんの設定も踏まえると、富良野4姉妹は作者的には全員成人している想定のようである。

  • 南富良野
打ちま~す!飲みま~す!走りま~す! うぃ~…ヒック
富良野4姉妹四女なんぷちゃん……とのことだが、本人的には「幾寅」や「金山」など集落の呼び名の方がしっくりくるらしい。
紫色髪に、ぽっぽや風の帽子に姉妹共通のドライラベンダーを飾っている。

打って飲んで走るアラスカ野球発祥の地であり、本人も常に顔を赤らめている呑兵衛キャラ。
地味に幾寅駅が小説原作の映画『鉄道員』で一躍有名になったりと地味にすごい事をしている。
好きな食べ物はエゾカツカレー。一緒に供されるドリンクはお酒じゃなくて熊笹茶とのことだが、本人の呑兵衛ぶりを見ると正直信じられない

  • 音更
あと何人増えたら市になれるかなぁ
ショートカットの薄緑髪に、小豆の鞘のヘアピンをあしらっている娘。初出は同人誌5巻のシークレットキャラ。
色々自慢できるものは多いのだが、帯広ちゃんに振り回されがちなようだ。
作者曰く「髪色を緑にするか茶色にするかで散々悩んだ」。

北海道の「町」の中では最も人口が多く、本人的にはこっそり「市」への昇格を期待している。
休日には北海道遺産にも選ばれた十勝川温泉で疲れを癒すのが私服のひと時。
好きな食べ物は口コミで人気も出た餃子。お菓子屋「柳月」の所在地については帯広ちゃんに対して少し思うところがある模様。
それでも地元の十勝川温泉については譲れない様子。旭川ちゃんからは上富良野の十勝岳温泉と混同されていた。

作者によって、柳月のお菓子「あんバタサン」と「三方六」の広告をパロディしたイラストも描かれている。

  • 室蘭
もっとみたら?室蘭のコト。
CV:Arran
一見作業着ベースだが、その実大きなサイドスリットの入ったワンピースに身を包んだ女性。
特殊鋼棒鋼を手にしている。決して鉄パイプではない。

製鉄・製鋼・造船で発展してきた「鉄の街」として知られているが、知らぬ間に苫小牧市に人口を抜かされていた事は少し気にしている。
最近の趣味は夜景観賞。
好きな食べ物は室蘭やきとり。豚肉を刺していても焼き鳥である。疲れた日にはカレーラーメンも食べたくなるらしい。

  • 羽幌
ウミガラスってしっくり来ないよなぁ~ やっぱりオロロン鳥だよなぁ~
CV:王怜馨
黒髪ロングの眼鏡っ子。甘エビ型のバッグを肩からぶら下げている。モノトーンベースの衣装はオロロン鳥がモチーフ。

炭鉱閉山後に人口減少し、慌てて市制を施行しようとして国勢調査で人口を水増しした過去を持つクセモノ感のある娘。当然ながら怒られて市の昇格は叶わず。
留萌ちゃんの萌え活動をプロデュースしている。
好きな食べ物は当然甘エビ。

ちなみに2019年のX'masイラストを見る限りは中々の巨乳

  • 厚岸
「あつぎし」じゃないです~ 「あっけし」です~
CV:卯月あやな
ちょっと天然入った娘。紫色の髪に牡蠣の髪飾り、セーラー服の襟にあやめを刺繍している。

江戸時代から街が続いている歴史故、何かを名付ける際には「えもん」を入れたがる独特のセンスを持つ。
好きな食べ物はやはり自慢の牡蠣で、お勧めは「えもん丼」。

作者によって、海産資源を守る「魔法少女アッケシ☆アッケウシイ」に変身した姿も描かれている。

  • 滝川
あれ?風にみつかっちゃった?
CV:桜木なる
水色の髪に、菜の花とミントチのお皿デザインの髪飾りを付けている。
名物のジンギスカンは「羊」要素を組み込むのが難しかったため、せめてものの要素としてムートンブーツを着用したデザインに。

某アナウンサーが有名になってから、街の名前を「たきがわ」と読み間違われる事が多くなったのが目下の悩み。
休日はスカイスポーツを楽しんでいる。
好きな食べ物はジンギスカンで、生よりも味付きの松尾ジンギスカン派。

  • 赤井川
好きな言葉は「カルデラ!」
赤い髪にニット帽を被った少女。ソックスには太鼓のモチーフがあしらわれている。
作者的にはウィンタースポーツ好きの雰囲気を出したかったとのこと。

地域的には小樽市の南に位置する村だが、言っても分からない時には「キロロリゾートのあるところ」と言うようにしている娘。
札幌にも隣接しているのだが、肝心に札幌ちゃんにはそのことを忘れられがち。
好きな食べ物はお米のジェラート。

  • 厚沢部
世界一素敵な…過疎の町なの?ねぇ?
CV:ほんましおり
帽子にメークインの髪飾りを付けた、作者曰く「遊び心いっぱいの悪戯好きっ子」。初出は同人誌6巻のシークレットキャラ。
三上超順の逸話からまな板を持っている。

世界一大きなコロッケを揚げたり、GPSを使って街のゆるキャラを描くアプリを開発したりと、遊び心には事欠かない。
好きな食べ物はやはりメークインで作ったほくほくコロッケ。

  • 標茶
ンモゥ!聞いてる?標茶高校は日本一敷地面積が広い高校なのよ!
牛の飼育数が多い街という事で、牛耳のヘアアクセサリーとカウベルを付けた巨乳娘。牛の世話をするイメージで長靴着用。

自分が肉牛だと気付いていない肉牛のゆるキャラを作ったりとシュールなところが多い娘。
誰かがお腹を空かせていると、さりげなく牛乳とお菓子を持ってきてくれる気の利く性格でもある模様。
好きな食べ物は黒毛和種とホルスタイン種のハーフ牛「星空の黒牛」のステーキ。

  • 美唄
♪ラララ~ ♪やきとりはモツ串に限る~
アンモナイトを意識した黒髪のカール、カラス貝モチーフのヘアゴム、黒いダイヤのペンダント……と地元要素てんこ盛りのビジュアル。
イメージ的には歌姫とのこと。眼は常に閉じている。

自己紹介の際にはいつも「美しい唄の街へようこそ」と可憐な印象を与える。名前はただの当て字なのは禁句。
好きな食べ物はかつての炭鉱夫達が愛したソウルフード「美唄やきとり」。
同人誌7巻の漫画では一回の注文につき一人で30本注文するくらいには好きな模様。

  • 留寿都
Have a good day!
水色髪のポニーテールに、有名なリゾートを意識したスキーウェアとゴルフウェアのミックスな衣装の少女。スノボーを抱えている。
作者的には決め台詞は「Be Happy」と悩んだそうだ。

普段はカタカナ表記の「ルスツ」で通す事が多いらしく、漢字表記の本名を使うと逆に驚かれる事が多い模様。
好きな食べ物は実は味噌が入ってないみそまんじゅう。

  • 陸別
本当の「寒い」を教えてア・ゲ・ル♥
オーロラを彷彿とさせるコントラストの髪色&ボンテージ衣装の女性。髪には氷の髪飾りをしている。

街のお祭りで寒さの我慢大会を行っている事から一件ドS気味な外見だが、無事耐えれば耐寒テスト認定証のご褒美をくれるくらいには優しい。
趣味は天体観測で、日本最大級の反射望遠鏡を持っている。
実は大の甘党で、好きな食べ物もチョコレート。

  • 千歳
アテンションプリーズ☆
迷彩柄のキャビンアテンダントな衣装の女性。

国内最大規模の自衛隊が駐屯しているイメージから、バリバリ働くキャリアウーマン。
好きなお菓子はハスカップジュエリーで、一日働いたご褒美には格別とのこと。作者の好物でもあるらしい。

  • 遠軽
4つに分かれた後にまたひとつになったものはな~んだ?
緑髪に白×黄色の衣装はちゃちゃワールドのイメージ。
作者談によれば合気道が得意だったり敬虔なプロテスタントだったりと、属性盛り盛りなキャラとのこと。

普段は木製のおもちゃで遊んだり、オホーツク園の名著を詠んだりして過ごすのが趣味。
街のシンボルである瞰望岩に色々曰くがあったりとオカルトな一面もある娘。
好きな食べ物は「どらまき焼き」……だが、残念ながらリアルの店舗は現在閉店してしまっている。
そのため、作者は次のキャラクターイラスト更新の機会があれば新たな好物を設定する事も検討しているとのこと。

地味にアニヲタ的には『機動戦士ガンダム』と縁の深い自治体でもあったりする(総作画監督の安彦良和氏の出身地)。

  • 登別
ご唱和するのじゃ!の・ぼ・り・べ・つ と言えば?
やはりというべきか熊属性のお面と手袋に、閻魔大王のシャク、鬼の棍棒のアクセサリーと地元要素満載な八重歯っ娘。
決め台詞が某特撮ヒーローっぽいが、登別ちゃんの初出は2020年1月26日なのでこっちの方が早い。

とにかく街に鬼がいっぱいで、地獄の釜を開いて閻魔大王をもてなす地獄娘とは作者談。
好きな食べ物はピリ辛な閻魔焼きそば。

  • 壮瞥
そう?別に。宇宙一なだけだから
赤みがかった髪は昭和新山、緑の洋服は有珠山のイメージとのこと。ワンピースには雪玉のアクセサリーをぶらせ下ており、着脱可能で投げつけてくるらしい。

道民には馴染み深い「♪なんてったって宇宙一」がスローガンな娘で、雪合戦の腕前も中々。
好きな食べ物は地熱を利用して完熟させたオロフレトマト。

地味に自身の存在も宇宙一と自認しているくらいには自治体愛が強いどさんこ娘。

  • 興部
…あにゅう。
酪農の盛んな街を意識した牛柄ワンピースに、濃緑の髪には町花であるハマナスのヘアピンを付けている。

作者曰く「興部ちゃんを天然と見るかあざといと見るかはあなた次第」なあざと可愛い娘だが、本人はあまりあざとい扱いはされなくない模様。
好きな食べ物は練乳。

  • 西興部
夢見る少女はキラッキラ★
村のテーマカラーの緑髪+オレンジをベースとしたホルスタイン柄衣装の、ギターを抱えたキラッキラなバンド系アイドル。

兎に角街の施設に「夢」という言葉を入れたがるキラッキラな夢見る少女。ライブも盛大に開催するアイドルオタク。
好きな食べ物はまつたけ焼酎。

エゾシカ産業に力を入れており、同人誌8巻の漫画では自らシカ猟に赴く姿も描かれている。

  • 奈井江
「何にも奈井江」って言うワルイ子はど~こだ?
健康・福祉・子供の権利といったワードからの連想で、ロングヘアの保育士な女性に。グレーの髪色は国道12号線のイメージとのこと。

「子供の権利に関する条例」を全道的に先駆けて制定するなど優しさいっぱいの女性だが、「奈井江には何にも奈井江」は禁句。
好きな食べ物はバター羊羹。

  • 喜茂別
中山峠のあげいもは滅びぬ!何度でも蘇るさ!
アスパラを意識した緑色のハネた髪、アスパラ柄のニーハイといった出で立ち。揚げ芋を両手に持っている。
法被は「学校祭とかで揚げ芋を売ってそうなイメージ」という理由。

揚げ芋だけで年間40万本も売り上げる商魂逞しい少女で、好きな食べ物もあげいも。中山チキンやまよ玉キングもお勧めらしい。

  • 弟子屈
…え?クッシーを見たことがない人なんて存在するの?
銀髪の片目隠れ少女。青い瞳は摩周湖のイメージで、メカクレ属性も摩周湖が霧深く中々全景を見せない事が由来。
フーッとしているのは作者曰く「霧だったりダイヤモンドダストだったり」。

摩周湖の霧深さ故に本人も源泉かけ流しの約PH1.8弱酸性ツンツン娘で、そのツンツン酸性っぷりは10日で五寸釘を溶かすほど。
好きな食べ物は大鵬せんべい。

  • 恵庭
大通公園に植えてあるお花 実はほとんどが恵庭産
緑髪の眼鏡っ子。花の街という事で花柄ロングスカート、旧カントリーサインを意識したスズランマークのノートパソコンを片手に、という出で立ち。

一見出来るキャラに見えるが実際はおっちょこちょいらしく、実際過去には市の花であるスズランを「すずらん狩り」と称して乱獲、絶滅の危機に追いやった失敗談もある。
好きな食べ物はたい焼きならぬ「しゃけ焼き」。

  • 幕別
小さいクズイモだって!? もともとインカのめざめは小粒なの!
ゴルフウェアにゴルフクラブを掲げ、ナウマン象意匠のキャップを被ったスポーティーな印象の娘。ソックスの柄は明野ヶ丘公園のピラ・リ。

パークゴルフ発祥の地でありオリンピアンも多数輩出しているスポーツ大好きっ娘。段ボール製の自作そりの大会も開催している。
町内だけで無料パークゴルフ場が13箇所もあったりと張り切り過ぎる一面もあったり。
好きな食べ物は「ねこの座布団」。

  • 七飯
JRの車内販売で大沼だんごが買えた頃が懐かしいよねぇ
淡い水色髪のお嬢様学校風ビジュアル。大沼柄のソックス、虹のカラーを裾にあしらったスカートが特徴的。
作者的には「清楚なフリして結構ヤリ手な娘」。

七飯名物の特産品は勿論の事、実は函館名物もしれっと手掛けているちゃっかり娘。
好きな食べ物はきびだんご。といっても岡山県名物として知られるテンプレな吉備団子とは違い、長方形かつきび粉も入ってない道民お馴染みのアレである。

  • 長沼
だって「マオイ」って響きが…良いじゃん
某アルプスの少女っぽいカラーリングのパーカーと、大豆っぽいブレスレットがチャームポイント。作者曰く「口下手だが実はスゴイ娘」。

大豆の生産量日本一、北海道では珍しいどぶろく特区認定、レジャー施設や芸術系アトリエも充実……と色々すごい面もあるのだが、
街のゆるキャラもいなく、街の施設に「長沼」の名前も入れたがらず、全体的に自己PRが苦手なためあまり知られていないのが玉に瑕。
好きな食べ物がジンギスカン。知名度では滝川には敵わないが、長沼のも美味しいと譲らない。

  • 島牧
SM?あぁ島牧村のことだよ
茂津多岬灯台モチーフのピアス、オオヒラウスユキソウ柄のスカート、水色のニット帽……と、作者曰く「オモシロ系雑貨屋さんにいそうな感じの娘」。
服の胸元には「SM」と字が入っている。もちもちしてそうなほっぺたも魅力的。

天然の炭酸水に「ドラゴンウォーター」なる名前を付けたりと、案外つかみどころが無さそうな性格らしい。
好きな食べ物はあわびもなか。あくまであわびの殻「っぽい」最中で包んでいるだけで、本物のあわびは使われてはいないそうだ。

  • 芽室
×△□○!
金髪に緑のドレスといったトウキビを連想させるカラーリングに、ネクタイピンでダメ押しのモロコシ要素。
2022年8月開催のイベント「北海道擬人化イラスト展」にてWEBに先駆けて先行展示された。

ゲートボール発祥の地だが、パークゴルフ発祥である幕別ちゃんと混同されがちなのが悩みの種。
突然決め台詞のように記号で喋り出したり、アンドロイド疑惑が囁かされたりと、作者直々に人外疑惑が示唆されている娘。
好きな食べ物はコーン炒飯。

  • 伊達
だって私 ハンサムじゃん?
パンツスーツに眼帯のイケメン女子。藍色の髪に柿モチーフのペンダントを付けている。
作者曰くコンセプトは「ハンサムな伊達娘」で、和装や甲冑も候補にはあったが、最終的には「札幌ちゃんの隣人」という事で現代風となった。

好きな食べ物はハンサム焼き。まんますぎる

  • 別海
「べつかい」派?「べっかい」派?
赤髪の酪農家スタイルな娘。ホルスタイン柄のインナーにシマエビの刺繍を施したエプロン、ホタテのチャームを付けたブーツでアピールしている。

リアル童話の世界な景色があったり、四角い太陽が見れたりと、北海道でも屈指の不思議な世界観の別世界ガール。
名前の読みは「べつかい」「べっかい」で派閥があるが、本人的にはどちらでも良いらしい。
好きな食べ物は別海ジャンボホタテバーガーで、北海シマエビもお勧めの品。

  • 鶴居
ツルってほんとに めんこいもんよ
赤いベレー帽に白黒のワンピースとタンチョウモチーフな配色の娘。手にはダメ押しにタンチョウ柄のバケツを持っている(給餌中のイメージらしい)。
台詞は作者曰く「有名なおばあちゃんのセリフから」。

とにかくタンチョウが大好きで、タンチョウフェスティバル、タンチョウ鳴き声真似コンテスト、タンチョウ耐寒競技を開催したりと、
いずれタンチョウそのものになってしまいそうな娘。既に手遅れのような……
分譲住宅整備や福祉・医療制度の施策の甲斐あってか、地味に釧路管内で唯一人口が増加している人気者でもある。
好きな食べ物はつるぼーの大福。黒豆とよもぎの2種類があるので、つるぼーコーヒーと一緒に勧めている。

  • 倶知安
さあ呼んで!くっちゃんちゃんよ!
濃緑のバラクラバに身を包んだ娘で、作者曰く「どさんこちゃんたちの中でも名前を呼んでみたくなる娘NO,1」。じゃがいものチャームが目印。
ウインタースポーツが得意そうかつノリも良いテンション高めなイメージとしてデザインされている。
作者的には、新しいもの好きでどんどん取り入れてくタイプだったり、流行のウィンターウェアとかに詳しいなどという設定も考えてるとのこと。

後志振興局が置かれているが、町と市の違いや人口の差などで小樽と比べられる事は正直辟易気味らしい。それでも地価上昇率1位を何度も獲得するなど間違いなく人気者。
ジャズ好きで、夏には世界的な演奏家を招いて大規模なフェスティバルも行うほど。
好きな食べ物は特産品の男爵イモを使った豪雪うどん。地酒二世古と一緒にイケる口らしい。

  • 栗山
…そうだね …フフフ 上を向いて歩こうか…
濃紫の衣装に身を包んだ黒髪のダウナー系少女。髪飾りとネクタイに国蝶のオオムラサキ、名前からの連想から「栗」のアクセサリーを付けている。
他のどさんこ娘からは「監督」と呼ばれているらしい。
作者曰く、野球大好きなスポーツ娘にする案もあったが、オオムラサキや「泣く木」と言ったモチーフ、既存の空知郡どさんこ娘との被りも考えた結果現在の形になったとの事。

切り倒そうとすると泣くと言われる「泣く木」の伝承などオカルト要素の強い闇属性な娘だが、野球観戦の際には人が変わったように応援する一面もあるという。
栗山天満宮、栗山公園の花壇のお手入れは欠かさない彼女の日課。
好きな食べ物はきびだんご。同じ好物が設定されてる七飯ちゃんとは、地元酒造が作った「北の錦」を飲みかわす程度の中ではある模様。

ひとことで言えば色んな意味で『変態紳士』
番外編1人目。『どさんこ娘。』初の道外の擬人化にして男性キャラクター。鞄にスーツのお役所勤めといった出で立ち。

言うまでも無く経済の中心地である真面目な働き者である一方、サブカルチャーにも造詣が深いオタク気質な一面も。
日本の中心地という意識故か、東京で降雪があると全国ニュースで大々的に報道したり、札幌を「田舎」扱いしたりとナチュラルで上から目線だが、どさんこ娘達の事はみんな大好き。
お土産は定番の「ひよこ」と「東京ばなな」。

せばだなまいねびょん
番外編2人目。こちらもリンゴ農家スタイルの純朴な青年風の男性キャラ。

北海道とは唯一の隣同士な県であるため仲は良いで、特に津軽地方は函館ちゃん達と幼馴染同然の間柄……なのだが、道南以外のどさんこ娘と話す時には緊張してしまうらしい。
「じょっぱり」と呼ばれる頑固者で、世話好きだったり、シャイな照れ屋だったりと、色々な性格で語られがち。
お土産は当然ながら生産量日本一のリンゴ。


余談

作者の鈴原ミヤコ氏も北海道出身であり、生まれは函館、学生時代は旭川、現住所は(同人誌1+2巻の時点では)札幌とのこと。

鈴原氏は本作以外にも、弟子屈町の非公式キャラクター『いつてし』のキャラデザ並びに作画を担当している。
また、同人誌版の各巻末には、北乃カムイ、最上奏音、榎本煉などといった北海道の公式キャラクターのイラストも鈴原氏によって(もちろん許諾を得た上で)描かれている。
ただし、同人誌刊行から現在に至るまでに活動や展開を休止したキャラクターも少なからず存在するため、その点には留意。


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最終更新:2023年03月20日 20:48