登録日:2022/12/18 Sun 13:25:54
更新日:2025/05/06 Tue 12:54:35
所要時間:約 4 分で読めます
※『ポケモンSV』終盤のネタバレを含むため、未プレイの方は注意!※
ある本の中でアラブルタケと記された
生物はこのポケモンの可能性がある。
怪しい雑誌が恐竜とキノコの合成と紹介した
ポケモンに少し似ているのだ。
■データ
全国図鑑№:979
分類:
パラドックスポケモン
英語名: Brute Bonnet
高さ:1.2m
重さ:21.0㎏
タマゴグループ:タマゴみはっけん
性別比率:ふめい
特性:こだいかっせい(ブーストエナジーを持たせるか天気が晴れのときのときいちばん高い能力が上がる。)
種族値
HP:111
攻撃:127
防御:99
特攻:79
特防:99
素早さ:55
合計:570
■概要
恐竜とキノコの合成と紹介されている通り、モロバレルの
モンスターボールそっくりな模様の
傘に加えて胴体は四足歩行の恐竜のようになっている。
また傘自体にも黄緑色の房が生えている上に上の傘にもいくつもの棘が出来ている。
現代種よりも大きさと体重は共に二倍を誇るが、「月刊オーカルチャー:6月号」によると知性は低いうえに狂暴なハードパンチャーらしい。
■ゲームでのアラブルタケ
他の古代からやってきたパラドックスポケモンと同じくスカーレット限定で
エリアゼロに生息している。
劇中ではゼロラボから襲撃してきたパラドックスポケモンの大群の中に登場している。
ただ一番数が多く、
コライドンの威嚇によって大半は逃げ出したうえに残った個体も
ペパーからは「あとは楽勝そうなのばかりだ!」と言われてしまうなどパラドックスポケモンの中では下位に位置する雑兵のような扱いだった。
ラスボス戦でも登場するが、覚えている技は「キノコのほうし」がないうえに何故か「だいちのちから」と「ギガドレイン」と特攻は現代種よりも更に下がっている筈なのにもかかわらず、あくタイプの技以外は特殊技となっている。
最強のAIとは一体…
■対戦でのアラブルタケ
忘れがちだが鈍足
両刀の種族値配分だったモロバレルと違い攻撃に優れている。
HPと特攻こそ下がったがほんの僅かであり、残りは全体的に強化されたほぼ上位互換と言える種族値。
ただ、
チオンジェンなどと同じあく・くさ
複合になったことで
弱点7耐性6無効1と耐性はピーキー。そんなこともあり、モロバレルの存在意義を脅かすほどの活躍はしていない。
むしろ、生き延びるのに有用に変化した結果が今のモロバレルかもしれない。
また、攻撃重視の種族値にも拘らずレベルアップで覚える技はモロバレル同様に特殊方面に偏っており、物理技はなんと
思い出し含めてたったの4つ。まともに使うならわざマシンが必須となる。
一致技はあく技は「かみくだく」「しっぺがえし」「ふいうち」、くさ技は「タネマシンガン」「タネばくだん」。
しかし「パワーウィップ」を始めとした安定した高火力の技はない為、意外と一致火力に関してはやや控えめ。
サブウェポンは「あばれる」「げきりん」「インファイト」「しねんのずつき」といった荒々しい物理技が多め。まさに
名は体を表すと言ったところ。
相性補完に優れた
じめんタイプ技は「じたんだ」止まり。特殊技だが一応「だいちのちから」も覚える。
積みアタッカー対策の「クリアスモッグ」も現代種同様覚える。
ちなみに現代種と違い「ヘドロばくだん」は覚えず「ベノムショック」止まり。
補助技はキノコポケモン御用達の「キノコのほうし」は当然習得可能。
更に「こうごうせい」「ねをはる」「あやしいひかり」「ちょうはつ」と揃うが、くさタイプという観点で見るとあまり数が揃っているとは言えず、補助技を活かして立ち回ると言う戦い方は不向き。
モロバレルが覚える「どくどく」も覚えない。
積み技は「せいちょう」がある。特性も含めて「にほんばれ」とのシナジーは高いが、本人がほのお弱点と言うのが難か。
基本的には「キノコのほうし」で相手の動きを止めつつ、重物理アタッカーとして立ち回るのが主。
同複合の
マスカーニャは高速アタッカー、
チオンジェンは耐久型である為差別化はしやすいだろう。
SVにはもう一匹いるけど忘れられがち
ちなみに種族値の配分の関係上、特性で素早さを上昇させることは最速のキノコのほうし使いが誕生することを危惧してか不可能なため、素直に攻撃を上げて物理火力を上げた方がいいだろう。
くさタイプ版「ニトロチャージ」とも言うべき「くさわけ」を覚えるため素早さの強化自体は可能だが、最速個体でも1回積んだだけでは107族までを抜くのが限界なので注意。
欠点はやはり重戦車型の宿命として殴り合いに発展しやすいことに加えて耐性は非常にピーキーで相手を選んでしまう事。「げきりん」や「インファイト」は確かに強力だが、重戦車の「キノコのほうし」使いでやることではないと言われればそれまで。
加えてさいせいりょくを持たない点や中途半端な素早さゆえ、「トリックルーム」を利用する戦法が難しくなっていることも無視できない。
その分耐久には優れている為、
テラスタルを利用してうまく対処していきたい。
持ち物に関しては受け攻めに向いた「たべのこし」が主。
「キノコのほうし」が使えなくなってしまうが、打ち合いに向いた「とつげきチョッキ」も面白い。
■余談
- このポケモンについて気になる点といえば遥か古代の世界からやってきたにもかかわらず、現代種譲りのモンスターボールそっくりな模様があることだろう。
元々この擬態自体もポケモン相手には効果が薄いものだったこと、ゼロの秘宝後編の謎の明かされ方などを考えるといよいよもってただ単に偶然似ていただけだったという可能性が強まってきた。
が、スカーレット版のタマゲタケの図鑑説明は真偽不明ながら「ボールの開発者がタマゲタケのファンだった」という説が書かれており、真相は謎のままである。
- パラドックスポケモンの海外名はほとんど日本語名に準拠して名付けられているが、アラブルタケの英語名のみ「Brute Bonnet
」とキノコと関係ない単語になっている。
「brute」の意味は残虐、野蛮、人でなし
、「bonnet」は笠などの縁なし帽を意味する。直訳すると「野蛮な笠(ヤバンナカサ)」となり、おそらくキノコの傘を帽子に見立てたネーミングだと思われる。
- 現実世界にはタケリタケという本種とどことなく名前のイメージが似ているキノコがあるが、もちろん一切関係はない。
仮にコイツをモデルにしたポケモンだったら、CERO:Aでは絶対無理である
追記・修正はアラブルタケとモンスターボールとの関係性について研究しながらお願いします。
- タマゲタケの図鑑に、モンスターボール開発者がタマゲタケファンだったからボールと模様が似てる的な説明があるよ -- 名無しさん (2022-12-18 13:36:21)
- 本記事でも指摘されてる通り、恐竜とキノコの融合って感じのデザインほんと好き -- 名無しさん (2022-12-18 13:43:36)
- ハードパンチャー(拳技は一切覚えない) -- 名無しさん (2022-12-18 13:45:24)
- 実は昔は野生のモンスターボールが生っていたのかもしれない -- 名無しさん (2022-12-18 14:03:13)
- あとパラドックスポケモンでまだ項目立ってないのはテツノイバラだけか -- 名無しさん (2022-12-18 15:38:51)
- 実はSがAを絶対上回らない絶妙な種族値になってる 多分こだいかっせいで速い胞子使いが誕生しないようにしたと思われる -- 名無しさん (2022-12-18 16:34:39)
- パワーウィップください(切実) -- 名無しさん (2022-12-20 02:30:41)
- パンチな恐竜(っぽい)キノコなのでガッサの遥か昔の先輩 -- 名無しさん (2022-12-23 12:02:19)
- ブーストエナジーを持たせておく→晴れの時に出す→こだいかっせいでAが上がる→晴れの間にくさわけでSを上げておく→晴れが終わる→ブーストエナジーによるこだいかっせいが発動しSが上がる、なんて裏技があるそうな -- 名無しさん (2023-02-21 16:30:26)
- GSルール解禁で評価が鰻登りしてるな -- 名無しさん (2025-05-06 12:54:35)
最終更新:2025年05月06日 12:54