パルデアの大穴/エリアゼロ(ポケモン)

登録日:2022/11/26 Sat 05:07:10
更新日:2025/03/27 Thu 12:06:43
所要時間:約 15 分で読めます






パルデアの大穴の中には エリアゼロと呼ばれる不思議な世界が広がっている。

人間が生活するに適さないその地には 誰も知らない何かが眠っているだろう…



概要

パルデアの大穴とは、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(以下ポケモンSV)』の舞台、パルデア地方の中央にぽっかりと開いたクレーター状の巨大な空洞である。

大穴の中の空間は『エリアゼロ』と呼ばれる外界とは隔絶された空間が広がっており、その奥底にはこの世の全ての価値がある財宝が眠ると古代より信仰されていた。
度重なる探索の結果、現在ではオーリム博士(スカーレット)/フトゥー博士(バイオレット)が滞在する研究所『ゼロラボ』が設立されている。

しかし、その実態は「一般人が踏み入ってはならない」として禁足地に指定された超危険地帯
主人公が所属するアカデミーの生徒は勿論、アカデミーと特に関係ない一般人や著名人であろうと原則立ち入りが禁じられている*1上、大穴の中へと向かうエントランス施設『ゼロゲート』への道は門で封鎖され入る事が出来ないようになっている。

正規ルートがダメならば無理やり大穴周辺の崖を登って侵入しようとするとどうなるかというと、大穴上空に旋回するジバコイルガブリアスといった強力かつ狂暴なポケモンに襲撃され、並大抵の腕前のトレーナーでは目の前が真っ暗にされるか最悪死ぬだけである。
加えて主人公の従えるライドポケモンコライドンミライドンはこの大穴の中に入る事をなぜか嫌がっており、そのためか必要のないタイミングで大穴に飛び込むと元居た場所へ戻されてしまう。

上空には分厚い雲がかかっており何が存在するのかを外側から観測するのは不可能。航空写真やタウンマップでも内部構造をうかがい知れない、正にパルデアに残された最後の秘境と言っても過言ではない場所である。


歴史

パルデアの大穴は100万年以上も前から存在するとされており、どのようにしてこのような地形が発生したのかという起源は不明。

本編の2000年前にはパルデア地方にかつて存在した帝国が、強大な隣国への対抗手段を求めて大規模な探索隊を派遣するも、派遣された冒険者は誰一人として最深部および噂された財宝に到達することが無かったという*2

200年前、バトルや学問など各分野のエキスパートを集結した『エリアゼロ観測隊』が結成され、当時の最新技術を利用してエリアゼロの探索を開始。このチームが初めて大穴の最深部へと到達したとされている。

140年前、エリアゼロ内部にて不思議な光を放つポケモン…すなわちテラスタルした姿のポケモンが発見される。このポケモンは捕獲されエリアゼロの外に連れ出されたものの、能力を喪失してしまい普通のポケモンになってしまったため謎の現象とされていた。

少しずつ調査が進められ、87年前にはエリアゼロの中継施設が内部に作られている。

そして本編より10年前、エリアゼロ内に研究所を構えたオーリム博士フトゥー博士の研究チーム*3がポケモンをテラスタルさせる結晶を発見。これが現在使われているテラスタル用の道具テラスタルオーブへと利用され、テラスタルの技術は一般的な物となった。


スカーレットブック/バイオレットブック

最初にエリアゼロを踏破したエリアゼロ観測隊の一員である生物学者ヘザーは、帰還後にその体験を記した『スカーレットブックバイオレットブック』を出版。
折しものブームに乗っかる形で大ベストセラーになったものの、あまりに奇怪な内容から事実かどうかを疑われる羽目になり現在では奇書の類として扱われている。



大穴に眠るもの




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最終更新:2025年03月27日 12:06

*1 現在はアカデミーが管理しており、クラベル校長らの許可が下りない限り、本来は立ち入る事すら許されないとの事。

*2 おまけに探索に力を注ぎ過ぎた帝国は衰退し滅亡してしまい、周辺国と統合される形で現在のパルデア地方となったとのこと

*3 現在のアカデミー校長、クラベル先生も同じチームで研究する科学者だったらしい

*4 例として第二観測ユニットのロックがまだ解除されてない時にそちらを無視して進むように飛び降りても、第二観測ユニット付近の崖上まで戻される。

*5 パルデア本土内などで斜面や壁に密接した状態でタマゴが孵化する時にも、この個別画面から孵化する事はあるので専用画面というわけではない。

*6 恐らく博士の配偶者を指す

*7 古代のポケモンなら、閉鎖環境である大穴の中で現代までそのままの姿で生き延びていた可能性もあるが、未来のポケモンの場合は完全に説明がつかない

*8 初めて転送されてきたコライドン/ミライドンにそう名付けた後に子供=ペパーが生まれている

*9 最強のテラレイドバトルのイベントにて登場した、現代では確認されていない筈のヒスイジュナイパー・ヒスイバクフーン・ヒスイダイケンキがその証左といえる。