ペパー(ポケモン)

登録日:2022/12/07 Wed 21:30:51
更新日:2023/02/03 Fri 23:05:28
所要時間:約 11 分で読めます





うおー マジか!

スパイスの力ってすげー!!


『ペパー』とは『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の登場人物である。


■概要

今作の3つのルートの1つ『レジェンドルート』のキーパーソン

主人公と同じくオレンジ/グレープアカデミーに通う男子学生。文系クラス2-Gに在籍。
正確な年齢は不明だが、公式サイトでのキャラクター紹介で「同じ学校に通っている先輩」とはっきり書かれているので、少なくとも主人公よりは年上。かつ、「青年」と称される場面もあるものの外見からしてミドルティーンくらい。

後述の通りストーリー上で強大なポケモンが住まう僻地を巡るためか、細身な外見に対して意外と肉体派。実際、同年代だろう主人公を片手で引っ張り上げるシーンもあるなど、腕力も相当のもの。
ちなみにライドポケモンを連れている様子が無いが、まさか山岳や砂漠といった過酷な地を本当に自分の足だけで踏破しているのだろうか……?


■容姿

焦げ茶色のメッシュの入った亜麻色の髪を肩を過ぎるほど長く伸ばしており、特に右目は前髪で丸々覆われているほどだが、その下に傷跡などは確認できないのでそういうものを隠すためではなく単なるファッションと思われる。ちなみにバトル中の待機モーションでは時折かき上げている。
また(右目もそうだが)見えている左目はバシバシの下まつげが目を惹くほか、目隠れ属性と太眉属性も併せ持っている。

服装はアカデミーの秋服(指定のベストと長袖と長ズボン)*1
加えて、アウトドア仕様と思しき黒いトレッキングブーツを履き、大きなリュックサック*2を常に背負っている。ブーツのヒモやリュックはどちらも黄色な上、寮の部屋も同じ色が基調なので好きなのかもしれない。


■人物

一人称「オレ」
二人称は主人公はじめ大体の相手に「オマエ」「アンタ」、または名前の呼び捨てで、ネモのことは「生徒会長」、アカデミーの校長であるクラベルのことは「校長せんせ」と呼ぶ。(「先生」や「センセー」ではない、ここ重要!)
更に相手の様子などを表す際には例えば「元気ハッスルちゃん」といったように「~ちゃんと付ける独特の口癖(?)や、バトルの意気込みを料理に関するものになぞらえるセリフ、リアクションが大きく表情も豊かな点も特徴と言える。
その他スマホも結構デコっており、オシャレ好きな一面も。

ポケモンを元気にする健康料理を研究しており、自負するように料理の腕も確か。
これは両親がいつも留守でなかなか会えず、一人で自炊せざるを得ない境遇から身に付いたのだという。

一方、ネモには学校に来るように忠告されたり、クラベル校長から単位を心配されたりするほどには学校にはあまり通っていないようで、本人も「行きたくもない学校」と語るあたり学業に熱心とはやや言い難い。とはいえ全くの不登校というわけではなく、家庭科や美術、バトル学の授業には出ている*3。現実で言う実技教科のほうが好きなのだろうか。

そして特筆すべきは、オーリムフトゥー博士の息子であるということ。
だが、確執があるようでそれに関する話をすると露骨に不機嫌になってしまう。
とはいえ本来は気さくで面倒見のいい性格で、ペパーと接していくうちに彼の人の好さが判ってくることだろう。

また、主人公と出会ったコライドンミライドンのことを知っているものの突き放したような態度で接する。どうやら過去に何らかの因縁があるようで……?


■ストーリーでのペパー

入り江のほら穴から脱出してコサジの小道灯台に向かっているときにコライドンミライドンを見かけたことで主人公にファーストコンタクトを取る。
また、ネモも見たことのないほど珍しいポケモンであることにも関わらず、バトルフォルムとライドフォルムのことも知っていた。
「普通のポケモントレーナーでは扱えないから主人公の力を試す」という理由でポケモンバトルを挑んできて、勝利すると力を認めたのかコライドンミライドンのモンスターボールを渡してくれる。
この時に「やっとボール手放せたぜ」と言っていることから、執着もないどころかコライドンミライドンと離れられて清々している様子だった。

ちなみにこの時繰り出してくるのはその辺で捕まえたホシガリス1匹のみ。
負けるはずがないのだが一応負けても話は進むがその場合はネモに「手を抜いたでしょ」とガチギレされる

その後学生食堂にいるところに話しかけると、「健康料理の研究の為に、各地のヌシが守る秘伝スパイスを手に入れる」という目的を話し、ヌシの居場所を主人公のスマホロトムに登録してくれるほか、更に先程のバトルで主人公の腕を見込んで協力してくれないかと頼んでくる。
宝探しの時に大事なものは何かといった言葉には「マ……」と言いかけている。真相は後述。

課外授業が始まり、ヌシが生息している場所の近くを通りかかると(先述の登録の時に連絡先を知ったのか)ヌシに関するヒントを教えてくれる。
そして主人公がヌシをスパイスの在処まで追い詰めると駆けつけて一緒に戦うことになるという流れとなる。
更にペパーが作ったスパイス入りのサンドウィッチを主人公がコライドンミライドンに食べさせたことがきっかけで、スパイスを食べると失われた力を取り戻せることが判明。以降はヌシを一匹倒す度にライドフォルム時で出来ることが増えていき、移動性能が向上していく。



物語を進めていくと、主人公に真の目的を明かしてくれる。
彼が秘伝のスパイスを探す本当の目的は、過去に重傷を負ったことですっかり衰弱してしまった相棒のマフィティフをまた昔のように元気にするためだった。
マフィティフの症状は普通のケガや病気とは異なり、アイテムやポケモンセンターでもどうにもならないものだという。それまでも本やネットなどから調べて色々試したものの効果は出ず、
諦めかけていた時に親の研究室で見つけた本から「秘伝のスパイス」の存在を知る。
どんなことをしてでも治したい……その一心でこれに賭けた結果、秘伝スパイス入りのサンドウィッチを与える度に少しずつ快方へと向かっていったことで効能を確信。
以降はヌシを倒してスパイスを手に入れる度に主人公と絆を育んでいき、コライドンミライドンとの確執も徐々に和らいでいく。
ちなみにクリアすると貰えるヌシバッジはジムバッジを模倣した彼のお手製。

そして五か所のヌシを倒して全てのスパイスを手に入れて食べさせると、相棒のマフィティフはかつての元気を取り戻す。
数を集めていくと本当に治せるのかという不安を口にしていたが、彼にとって家族同然の相棒が元気を取り戻したことで感極まり、優しく抱きしめていた。

その直後に彼の母親父親であるオーリムフトゥー博士がコライドンミライドンが戦いの力以外を取り戻したことを確認したことから連絡してくる。
コサジの小道灯台にある研究所に唯一入れるペパーに、主人公と共に来るように依頼してくる。
彼自身は母親父親との確執から行きたがらなかったが、主人公への恩を返すために承諾する。

研究所に到着すると主人公に自分の生い立ちや境遇を話してくれるが、それによるといつも仕事ばかりで遊んでもらった記憶すらない始末だという。そしてだからこそ、相棒のマフィティフは大切な存在だったのである。

中に入ると、博士からは映像越しで「自身は今エリアゼロの最深部におり、そこで待っている」と告げられる。

そして相棒のマフィティフが大ケガを負ったのはそこに生息しているポケモンによるものだと語られる。当然彼にとってはもう二度と行きたくない場所だが……


友達(ダチ)が危険な場所に行くのを黙って見てられねぇ


この案件を承諾した友への恩を返すため、そして親に直接文句を言うためにエリアゼロに行くことを決意。
その後に今の自身の力を試すために主人公に戦いを挑んでくる。


戦いが終わると母親父親にも言われたがやはり自分だけでは心もとないと痛感したようであり


せめてあとふたりくらい……


が仲間にいればな


そして仲間になりそうな者がいたら声をかけるようにと主人公に伝えて*4その場を後にする。

こうして「レジェンドルート」での彼との冒険は終わりを告げるのだった。


■手持ちのポケモン


スパイスめぐりで 出会った ポケモン オールスターだぜ!


マフィティフ以外は料理や食材に由来するポケモンとなっており、ヌシ戦でサポートのために繰り出してくれる。

スパイスをコンプリートした頃には手持ちをLv.60前後にまで育て上げており、レジェンドルートの終幕に腕試しとして手合わせをすることになる。
本人曰く「バトルは苦手」らしいのだが、種族値・性能共に厄介な手勢を揃えており、人によっては各ルートのラストバトル三人の中で一番手強いという人も*5
ヌシに単身挑むほどの自信は無かったのは確かだろうが、実は元々強いのに自分にはそこまでバトルセンスが無いものと思っていたからか、あるいはスパイス集めの旅で実力を身に付けたのだろう。レベルに関しては彼の好きなピクニックと料理により伸び伸びと成長したであろうことは想像に難くない。
実際、ヌシ戦では有利なタイプのポケモンを選んでおり、技の選択も的確である等バトルの才能は十分あるのがわかる。「苦手」イコール「弱い」ではないのだ。

手持ちのタイプは偏りなく、強いて言えばかくとう弱点が多いのが特徴。
しかし、素の種族値の高さや弱点対策のサブウエポン持ちなど一筋縄では対処できないポケモンばかりなのが厄介で、かくとうタイプのポケモン1匹に頼るのはかなり負担を強いることになってしまう。
かといって、ペパーの手持ちポケモンは高耐久のポケモンが多めのため、無策で繰り出したポケモンでは削り切れずに返り討ちに遭う可能性が高い。
よって、ペパー戦は相手のサブウエポンを警戒しつつ的確に弱点を突く戦術が求められる。下手をするとペパー戦のために手持ちを再調整する必要があるほど険しい戦いになる。
食材シリーズのイロモノ集団かと思わせておいてとんだツワモノ軍団である。

ついでにペパー戦はルートのラストバトルらしく弱点かどうかに関わらず、ダメージの期待値が最も高い技を的確に繰り出してくるためスカしにくいのも特徴の一つだったりする。その上、サブウェポンが多い上に両刀のスコヴィランを繰り出してくるのもなお厄介な点である。勝負が苦手とか謙遜が過ぎるぞペパー。
バトルへの自信のなさは相棒を傷つけてしまった気後れによるものか、あるいは同年代にネモという逸材がいる影響もあるだろうか。


初戦時:ホシガリス Lv.5→偽竜のヌシ戦時:Lv.55→最終戦時:Lv.58→学校最強戦時:Lv.67

食物連鎖に興味津々!
コイツでごちそうさんしてやるぜ!

彼と初めての戦闘で戦う大食い担当。
最初はレベル5しかなかったが、物語を進めていくと一番レベルの高いのヌシ戦を任せられるほどにまで成長。

ライバルとして主人公と戦う際には彼のパーティーのトップバッターを務める。
持前のタフさに加えて、対岩、鋼には「じしん」「タネマシンガン」、対格闘には「サイコファング」と幅広いタイプの技を覚えさせている。
タイプ一致「のしかかり」も強烈であり、これを半減以下にしつつサブウエポンで弱点も突かれないポケモンは中々に種類が限られる。
下手に長引けばのしかかりの麻痺を引いてしまい、後々の戦いに響いてくるのも厄介。
素早さが低く上を取るのは容易なため、生半可に受けを考えるよりも高火力技で攻めて早々に先発勝負を制しておきたい。



岸壁のヌシ戦時:シェルダー Lv.16→最終戦時:Lv.59→学校最強戦時:Lv.67

ヤバそうちゃんだけど負けねえぞ!
シェルダーではさみ揚げだ!

岩壁のヌシ戦で登場する海の幸担当。
どこかでみずのいしを手に入れたのか、腕試しの際にはパルシェンに進化している。

ポケモンシリーズの経験の浅いトレーナーは何も知らずに物理で攻撃し一致ばつぐんさえロクに通らない耐久力の高さに愕然とさせられるかもしれない。
特に、ここで下手にかくとうタイプを落とされると最後の対マフィティフが辛くなる。特殊技なら不一致やいまひとつでも通りやすいので、素直に特殊技で攻めるべし。
しかし、低い特防を補うために「ひかりのかべ」を覚えさせて対策してくるので、なるべく相手の自由を許さずに急いで仕留めてしまおう。
特性は定番の『スキルリンク』だが、「つららばり」や「ロックブラスト」はあまり使って来ない*6。その代わり、攻撃には「アクアブレイク」を多用する。
対処に時間がかかればかかるほどこちらが追い詰められるが、逆に「パルシェンは特殊耐久が弱点」という知識さえあれば、もっとも対処しやすい相手ではある。
……はずだが「ペパーの手持ちはかくとうに弱い」という攻略サイトの情報を鵜呑みにしたルーキーたちはまんまとパルシェンの高耐久にしてやられていくのであった……
幸いと言うべきか「からをやぶる」は習得していない。


大空のヌシ戦時:コジオ Lv.19→最終戦時:Lv.62→学校最強戦時:Lv.67

岩落とすあぶねえヤツにはしょっぱい敗北めしあがれだ!

大空のヌシ戦で登場する調味料担当。「うちおとす」がそこそこ威力に期待できるのがありがたい。

最終戦時にはマフィティフに次ぐレベルの高さであり、持ち前の高い耐久力に「ステルスロック」で牽制もしてくる強敵。
ペパー戦はポケモンの入れ替えが鍵になるため、「ステルスロック」は撒かれる前に仕留めておきたい。
ちなみに特性は『きよめのしお*7』。
『がんじょう』持ちではないので相手の高耐久を撃ちぬける程の高火力さえあれば一撃突破も可能ではある。
攻撃技も「ストーンエッジ」「じしん」「ボディプレス」と高い物理攻撃(と防御)に拍車をかける幅広い範囲の高威力技フルコース。
タイプ相性による受けは考えるだけ無駄に近いので、高火力一致弱点で押し切ってしまいたい。


潜鋼のヌシ戦時:ノノクラゲ Lv.29→最終戦時:Lv.61→学校最強戦時:Lv.67

でっかくても関係ねえ!
ノノクラゲ風味でバッチリ料理してやる!

潜鋼のヌシ戦で登場する山の幸担当。
流石にどしょく相手に地面技を使ったりすることはないのでご安心を。「ちょうおんぱ」で混乱を入れてくれればラッキー。

主人公とのバトルではリククラゲに進化して登場。
命中100の「キノコのほうし」で眠らせてくる上に特性の『きんしのちから』のせいで特性による耐性を貫通してくるため、特性による耐性に油断慢心してると痛い目を見る。
だからといって弱点の炎などで仕留めようとすると、高い特防で仕留めきれないことも。特にパルシェンから「ひかりのかべ」を引き継いでなどいようものなら4倍弱点の氷でも耐える可能性すらある。
そうこうしているうちに、これまた高い素早さと特攻からの「だいちのちから」で返り討ちにされかねない。物理防御は脆いので、そちらで攻めていきたい。
サブウエポンで弱点を突けない場合は「キノコのほうし」を繰り出してくる=特性のデメリットのため必ず後攻になるというルーチンを逆手に取り、初撃で沈める手立てを講じるのも手。


土震のヌシ戦時:Lv.44→最終戦時:Lv.60→学校最強戦時:Lv.67

このへんで捕まえたスコヴィラン!
ピリッとホットに活躍してくれ!

のヌシ戦で登場する香辛料担当。
その辺で捕まえたらしいのだが、ヌシが生息している野生のポケモンの大半がLv.25ほどに対してLv.44とかなりの高レベル。

技構成は種族値に合わせて物理・特殊技を両方兼ね備えた両刀型
タイプ一致の「だいもんじ」「エナジーボール」の他、「かみくだく」「しねんのずつき」とサブウエポンで囲っている範囲が他の手持ちに負けず劣らずでかなり幅広い。
反面耐久力は低いため他のポケモンに比べると割と簡単に退けやすいが、
炎弱点の水・地面、および草弱点の炎・氷・虫が複合タイプにより相殺され等倍となっているため、初見だと中々に弱点をつきにくい(ちなみに弱点は岩・毒・飛行)。
(から)い一撃を貰ってしまわないように、油断大敵。


最終戦時:Lv.63→学校最強戦時:Lv.68

快気祝いのテラスタルだ!
光っとこうぜマフィティフ!

彼の相棒にして秘伝のスパイス探しのきっかけになったポケモン。
エリアゼロに生息する狂暴なポケモン?に襲われてポケモンセンターでも治せないほど心身ともに大きな傷を負ってしまい、初登場時には目も開けないほどにまで衰弱しきっていた。
そして完治後は彼のエースとして参戦。
大トリで登場し、あくテラスタルを使ってくる。
ちなみにバトル前のやり取りでは「元々バトルが大好きだった」「主人公と戦いたがっている」といったことが判る。
主人公に恩を感じている……のかは定かではないが、わずかな交流でも十分気に入られたようで、主人公の声に反応して元気にはしゃぐらしい。

もともと高い攻撃に加えてテラスタルボーナスからの「かみくだく」は脅威の一撃。
特性の『いかく』と併せて素早さ・耐久もそこそこ優秀であり、病み上がりだと油断して手加減などしようものならあっという間に元気ハッスルちゃんな猛火力でパーティを半壊させてくる。
こちらも手加減せずに効果抜群を繰り出していきたいが、弱点のかくとうタイプやむしタイプで対抗しようにも「サイコファング」「じゃれつく」「ほのおのキバ」を覚えさせてしっかりと対策してくる。
ストーリーに泣かされた後そのバトルの実力に別の意味で泣かされた人も多い


■彼の宝探しの果て


+ 最終シナリオ『ザ・ホームウェイ』のネタバレ注意
「チャンピオンロード」と「スターダスト☆ストリート」をクリアするとペパーから連絡が入り、チャンプルタウンの南東にあるゼロゲートに来るようにと連絡が入る。
現場に行くと新たにネモとボタンが仲間に加わり、博士の指示通りゼロゲートに突入する。

道中で流れる三人の会話では最初はボタンと衝突していたが、それぞれの内情を明かし合ううちに和解していき、仲良くなっていく様子がわかる。

やがて進んでいくうちにいくつもの真相が解明されていき、
かつてマフィティフに重傷を負わせた生物は過去・未来からやってきたパラドックスポケモンであることが判明する。

またかつてコライドンミライドンを家に突然連れ帰ってきて世話もしていたのだが、野生のポケモン相手に暴れたせいで原因で近所の住人に存在を知られかけたことがあり、それ以降はずっとエリアゼロから離れられなくなってしまった。
当時はまだ幼かったこともあり、親を取られたと感じてしまったのだ。それがコライドンミライドンのことを快く思っていなかった理由だった。

そして自分よりも主人公に託した方がよいと考えた結果、それまで所持していたエリアゼロに潜むポケモン等の記録が記された「スカーレットバイオレットブック」を主人公に託した。

最深部の博士が待っているゼロラボに到着するともう一匹のコライドンミライドンが襲撃。その後にラボの中にいた大量のパラドックスポケモン(スカーレット:アラブルタケ、ハバタクカミ、イダイナキバ)(バイオレット:テツノコウベ、テツノカイナ、テツノワダチ)が現れて一行は囲まれてしまう。

しかし十分に力をつけてきた彼らはこの危機を乗り越えていく。
そしてネモとボタンが外に出るために逃げたパラドックスポケモン達を止めるべく追いかけた後に、残ったペパーは自身が食い止めるからと主人公を先に行かせようとする。そして


コライドンミライドン

オマエのせいでガキのころは最悪だった!

だからってオマエがちぢこまっても なーんもうれしくねえ!

オマエにはすげえ力がある!

オレたちもついてる!だから…

あんなヤツに負けんな!


勇気を出して立ち向かってこい!!


かつての不満を口にしつつも、未だ完全に力を発揮できていないコライドンミライドンに対して熱い激励を送るのだった。

その後にタイムマシンを止めるためにオーリムフトゥーAI、そして楽園守護竜を打ち破りパルデアの危機を救った一行。

しかしタイムマシンの完全な停止はAIがいる限りは出来ず、自身の夢をかなえるためにも古代・未来に旅立つことを告げる。


ペパー今まで真実を言えずすまなかった

オリジナルの感情をそのまま受け継いだワタシボクにはわかる

キミの母親父親はキミのことを本当に愛していたよ


既にオリジナルはいなくなっていたが、彼女の感情を受け継いだAIは、確かに息子を愛していたことを伝えて旅立っていった……。


なんとなくさ……わかってた

アイツ……偽物だけど本物で あの顔で 声で

俺の名前呼んでた

偽物でもその気持ちは本物で……

だから オレさ……なんか……

悪い……よくわかんねえ


AIからとはいえ自分が一番欲しかった言葉を受け取りつつも、ようやく出会えたのにすぐに離れ離れになってしまったことに対する悲しみが混ざった複雑な心情から、しばらくは傷心のままだった。

しかし今は、マフィティフの他にも大切な仲間が彼の側にいたのだった。


  • その後
クリア後、学園最強大会*8に参加し、これに優勝すると彼とのイベントが発生。
宝探しの延長として自分探しを考え、そして自分のルーツである両親のことを知ろうとクラベル校長にあれこれ訊ねると、校長室はかつての両親が使っていた研究部屋だったことが明かされる。
そして思い立ったら一直線に向かっていくペパーの姿を見たクラベルは、その姿が親にそっくりだと語るのだった……。

次に「スカーレットバイオレットブック」のスパイス関係以外のページを初めて読んでおり、まだ明かされていない謎に疑問を抱きだしていた。
そして最終的には、かつてのマフィティフのように元気の無いポケモンを元気にする料理を作る料理人になることを決意するのだった。

ちなみにこの時からペパーの部屋に入れるようになるが、室内には豊富な調理器具と素材が置いてあるなど、料理に関心が深い彼らしい部屋であることがわかる。マップの紹介文では「おいしそうな料理のにおいがする」とあるがさもありなん。またマフィティフの毛がやはりすごいらしいので毎日掃除しているとのこと。
加えて、最大の相棒マフィティフにまつわるもの(今となってはもう小さすぎるベッドや、進化前であるオラチフの写真)はもちろん、その他にはアイロン台、漫画本と思しき本が十数冊置かれている。総じて思春期の男子の部屋としては相当整頓されていると言える。









■余談

  • 名前の由来は胡椒を意味する「ペッパー」あるいは「ペパーミント」からだと思われる。

  • 「レジェンドルート」のキーパーソンだが、シナリオ全般にわたっても彼はもう一人の主人公とも呼べるほどの重要なキャラクターであることがわかる。
    中でもが何かしらに執着してしまったことで生まれた確執と伝説のポケモンとのつながりを持つという共通点からリーリエを想起したトレーナーも多い。

  • 良くない印象からの出会いだったが、物語を進めていくと彼の人の好さ等が伺い知れたこと物語での活躍からクリアした後のプレイヤーの好感度が爆上がりしたと好評。
    他の仲間が戦闘狂や引きこもり気味オタクハッカーなどと女性でありながらイマイチ女子力のないこともあって「ペパーこそが真のメインヒロイン」と評するトレーナーが続出した。
    片方は大さじの感覚を「人それぞれ」などと言ってメシマズを匂わせているうえ使用人を何人も抱えているほどの家のお嬢様なので料理は不得手そうだし、もう片方はレトルトやデリバリーで全部済ませているとおぼしき描写のため、料理スキル的にもペパー一強と思われる。というか本作においては料理スキルが全般的に高いのは男性キャラの方だが*9

  • バトル中、最後の1匹を出してテラスタルを繰り出す際、モンスターボールを間違えて上下逆に持っている
    ペパー以外の人物は皆赤を上にしてモンスターボールを持ち、彼自身もテラスタル以外の時はそのようにボールを持つ。が、ペパーのテラスタルの時だけ何故か逆になる。
    よく見るとボールを投げる直前に向きを直して赤い部分を上にしてから投げているため、これはバグ等と言う訳ではなく、本当にペパーが間違えて持っているようだ。
    こんな間違いをする理由は特に語られていないが、元々「ポケモンバトルは苦手」と語っている事から、強豪トレーナーとの対戦で緊張*10している、そもそもおっちょこちょい、等と考察されている。可愛いちゃんか?

  • 髪の色はオーリム、顔立ちはフトゥーに似ているが、ゲーム内ではバージョンごとに片方の親しか出ないため、この2人が配偶者同士かどうかはぼかされている*11

  • 公式サイトに掲載されたイラストではグルトンと共に登場しているが、蓋を開けてみれば手持ちにはいなかった



追記・修正は秘伝のスパイスを使ったサンドウィッチを食べながらお願いします。

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最終更新:2023年02月03日 23:05

*1 公式絵では『バイオレット』バージョン仕様のカラーリングのものを着用して(ついでにマトマのみも持って)いるが、『スカーレット』バージョンでは色が異なる。

*2 設定資料によれば「オカルト雑誌とアウトドアショップのコラボ商品」とのこと。

*3 一応一般的には成績優秀者でないと許可が下りないと語られているテラスタルオーブの使用許可が下りているため、成績自体は優秀なようだ。

*4 なお実際には2人とも(主人公の行動の結果動いてくれるとはいえ)ペパー自身が声をかけている。また、レジェンドルートクリアが最後の場合はペパーが自分で2人を呼び出す旨を宣言する

*5 チャンピオンロードのラスボスは道中で数度対決するのでパーティメンバーを把握しやすく対策がしやすい。スターダスト★ストリートはラスボスの技構成と思考ルーチンに問題があり、直前に対決する相手の方が強いとされている。また、本ルートの進行によって移動能力が向上していくので、優先して進行し手持ちのレベルが上がり切る前に挑んだプレイヤーが多いのも印象に残る一因のようだ

*6 何故か期待値が最も高くなる場合でも使ってこない。思考ルーチンがスキルリンクを考慮できておらず、2~5発のランダム回数の平均値のまま期待値を出している可能性がある

*7 状態異常無効、ゴースト技半減

*8 企画発案者のネモはそのままの大会名にしたのだが、ペパーがこれに「バトルスクールウォーズ」という大会名を提案。校長も面白がって賛同し、開会式でその名前で宣言してしまうという珍事が起こっている。

*9 男性キャラでは、ペパーの他に職業料理人のハイダイと家庭科教師のサワロが目立つ一方、女性は目立つのが元料理人でパティシエのカエデぐらいで、むしろキハダが明確に料理下手と設定されているなど今作の女性名有りキャラは料理の腕が壊滅的というイメージの方が強い。

*10 レジェンドルートの最後でバトルする時は主人公は既にヌシを全て制覇している強豪で、学校最強大会では主人公はチャンピオンランクのトレーナーである。

*11 エリアゼロで読める手記に「あの人」とあるが名前の言及は無い。