チラミ/仮面ライダーグレア2

登録日:2023/02/19 Sun 08:24:00
更新日:2024/04/05 Fri 17:43:27
所要時間:約 9 分で読めます


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IDカード いらんことしい おっさんライダー かませ犬 アフロ エンターテイナー オネエ オネエキャラ ゲームマスター サングラス ジャマトグランプリ チラミ デザイアグランプリ デザイアロワイヤル トラブルメーカー ドジ ハイテンション プロビデンスカード ヘイトタンク ポンコツ ヴィジョンドライバー 下位互換 中間管理職 乖離編 令和ライダー 仮面ライダー 仮面ライダーギーツ 仮面ライダーグレア2 四面楚歌 因果応報 土下座 変なおじさん 変人 変身時はガンミ 嫌われ者 山崎樹範 底なしに下がり続ける株 愛されないバカ 慕情編 慟哭編 未来人 洗脳 濃すぎるキャラクター性 無能 米岡孝弘 自業自得 運営




君達に拒否権はない。


う~わ~…。またヤバそうなゲームマスターが来た……


どうも~!新しくゲームマスターに任命された……

チラミよ。しくよろ~!!

ん~? ナイスリアクション!
せーの、フレッシュ採れたて野菜! カメラ、今のバッチリ撮れてる!?


チラミとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーギーツ』の登場人物である。
本項目では彼が変身する仮面ライダーグレア2についても解説する。

演:山崎樹範



【概要】

ギロリに代わって17話から就任した、デザイアグランプリのゲームマスター。ギロリとは異なり、仮面を付けて現れたのはプレイヤーとの顔合わせの一度のみ。
アフロと跳ね上げ式の丸いサングラスが特徴的で、時折サングラスのレンズを動かして周囲をチラ見する癖がある。


【人物像】

やたらテンションが高く、オネエ口調で喋る人物。
自身が運営するデザイアグランプリは「リアリティーライダーショー」に重きを置いており、
ギロリ時代のデザイアグランプリを「ちょっと硬派すぎたよね~。『押忍!!俺のデザイアグランプリ』みたいな」「みんながみんな、世界平和のハッピーエンドだけを願って観ているわけじゃないんだからさ」と批判し*1
スリルと刺激を求めているオーディエンスの為にあらゆる手法でゲームを盛り上げようとする。
「デザ神の決定方法をスコアからオーディエンスの支持率に変更」「デザ神の座を横取りできるデザスター制度の導入」「参加者達の共同生活」といったこれまでに無い要素でオーディエンスの再生数を稼いでいるが、
その一方で参加者の家族が人質にされるミッションを設定するなど、ギロリの時と比べて人命をかなり軽視している。
さらに「ちょっとした悪戯心」と称してデザスターの指令カードを他の参加者に見つかりやすい位置に置くなど、ルール違反スレスレの介入も厭わない。

オーディエンスを退屈させないために、時には体を張って自ら敵役になるなどゲームマスターとしての矜持は一応持ち合わせており、一概に無能とは言えないものの、ギロリとの決定的な違いはジャマトの進化を全く警戒していない事。
退場者擬態したり、自らジャマト語で予告状を作成したりとジャマトの知能は明らかに上がっている描写があるが、特に気にしていない。
それどころか、退場者の仮面ライダーバッファが乱入するという明らかに運営側が対処すべき案件が発生しても面白がって放置している。

サボテンナイトジャマトの急成長、ジャマトライダーの出現などこれまでにも想定外の出来事は起きていたが、ギロリはその都度新たなレイズバックルを配布してプレイヤーを救済していた。
また、ゲームプロデューサーのニラムでさえ、当初は全力でバッファを排除しようとしていた。

総じて危機管理能力や論理的・客観的な意識というものが今一つ欠けているようで、上記のような危険分子を面白がって放置しておきながら、なまじゲームマスターとしてのプライドや使命感を持ち合わせているが故に後述するような短絡的かつ突発的な行動を起こしては状況を悪化させてしまっている。
その上、それに対してほとんど反省や謝罪の意を示さないどころか自らの失態を棚に上げてツムリプレイヤーライダー達に高圧的な命令や説教を行うなど、ゲームを運営する管理職としても運営スタッフの上司としてもやはり無能と呼ばざるを得ない。

そもそもギロリが更迭されたのは、運営に必要以上に干渉しようとする浮世英寿=仮面ライダーギーツを排除したいがために、ゲームの勝敗の操作やルール違反のライダーバトルを実施したからであり、世界の防衛には真摯に取り組んでいた。
案の定、現実の視聴者には「ギロリの方がまだ良かった」「こいつ、絶対にロクな目に遭わないだろ」という意見が続出している。
ただ、これでもコラスよりは遥かにマシなのが何とも……。


【仮面ライダーグレア2】



手加減は……無しで行くわよ。


GLARE 2, LOG IN.


……ッシャァ!ワォ! 変!(しぃん)


INSTALL.

I HAVE FULL CONTROL OVER,

えっ? ゲームマスターと戦うの!?

GLARE 2.


……勝負!


身長:207.4cm
体重:89.3kg
パンチ力:29t
キック力:57.9t
ジャンプ力:75.2m(ひと跳び)
走力:2.5秒(100m)

スーツアクター:米岡孝弘


チラミがヴィジョンドライバーとプロビデンスカードを用いて変身した仮面ライダー。名前が「チラミ」なのに、変身する時は思いっきりドライバーを「ガン見」するとはこれ如何に
外見はギロリが変身する仮面ライダーグレアと酷似しているが、全体的にマッシブになっている、頭部「グレア2マスク」や胸部装甲「ディヴィジョンアーマー」に赤いノイズのような模様が追加されているといった相違点がある。
また、「ヒュプノレイ」も白くなった事で、より眼球に近くなった。

見た目に反して、這いつくばってウェーブダンスしながらギーツ マグナムフォームの銃撃をかわすキモい華奢な動きもできる。
戦闘時には「ヒュプノレイ」のレーザー攻撃を多用し、様々な方位から攻撃する戦法を得意とする。
しかし、実はスペックだけ見ればグレアの下位互換。中にはブーストフォームにすら負けている項目もある。



DELETE

プロビデンスカードを1回スラッシュして発動。
その場で跳躍した後、ヒュプノレイから展開された赤いエネルギーフィールドを両足に纏わせてドロップキックを叩き込む。


【劇中での活躍】

乖離編

ふざけた言動・リアクションとは裏腹に(ルール違反すれすれの行為はあれど)不正は一切行わず、デザイアグランプリを運営していた。
しかし、4回戦になってジャマトが一体も現れないアクシデントが発生。
アルキメデルに抗議の電話を入れても相手にされなかった為、自ら「鬼ごっこゲーム」の鬼となって参加者達と対峙。
予測不能の珍妙な動きや、デザスターの妨害もあってゲーム終了間近になっても捕まる事はなかった。

だが、これ自体ジャマーガーデンの面々がチラミをおびき寄せる為に仕組んだ罠だった。
五十鈴大智には完全に考えを読まれており、ゲーム中に孤立したところをベロバ、バッファ、ナッジスパロウに狙われる。
標的が自分だと気付いた時は既に手遅れで、慌てて呼び寄せたGMライダーはバッファとナッジスパロウに倒され、自身もベロバに敗北。
敵の策略にまんまと引っ掛かり、ゲームシステムの管理を担うヴィジョンドライバーをジャマト側に奪われるという大失態を犯してしまった。
そして23話では創世の女神の存在について口を滑らせたためにサマスからビンタの刑にされ、この失態をニラムに「言語道断だ……」と罵られたばかりか、さらにナッジスパロウのIDコアを横流ししていた不祥事まで発覚する。
そのために「ドライバーを奪われたのは自業自得」と現実のオーディエンス達から総ツッコミを食らったのは言うまでもない。


慟哭編

ゲームマスターの権力は失ったが、引き続き運営に残留。
ドライバーを奪われた事が相当悔しかったようで、27話ではツムリの制止を振り切ってジャマト陣営の本拠地に乗り込もうとしたところ、ベロバとジャマトライダー達に出くわす。
それでも「無理よ!だってそれは、アタシの指紋認証でしか───」と余裕を見せていたが、ジャマトライダーに呆気なく拘束されるとベロバのレーザーレイズライザーで指紋をコピーされる事態に。チラミはどうやら指を詰められると思っていたらしい


やめて…。それだけは……!───え?

アンタの汚い指なんていらないわよ。

失礼しちゃう…!毎日ネイルケアしてるわよ!

フフッ、これでデザイン出来るわ。ハハハッ…!
アンタと同じ指紋を……アタシの指にね!


結果、ベロバの親指の指紋はチラミの物と同じになった……つまり、ベロバにグレア2の変身能力を与えてしまうという前代未聞の失態を犯してしまったのだ。
オマケにベロバの変身するグレア2はチラミのグレア2はおろか、ギロリのグレアすら上回るスペックを持つため、彼のプライドはズタボロである。
今のところ無傷なのは毎日ネイルケアしている自慢の指だけである。
大丈夫ですか?
ああっ…!またあいつらに取られた……!

一方で、鞍馬祢音の凄惨な過去に心を痛めるツムリを「目を背けちゃダメ。参加者の理想を見守る務めが、ナビゲーターのアンタにはあるんだから」と叱咤したり、
31話ではニラムにヴィジョンドライバーを奪われないよう忠告したりと、単なる無責任な人物ではない一面も描かれた。
……とはいえ、同エピソードでサマスから「元はと言えばあなたのせいでしょ!」と断じられた通り、ここまで面倒な事態になったのは彼がヴィジョンドライバーを奪われたせいなので、「どの口が言うんだ」という話になるのだが。


慕情編

バッファがジャマ神となって対ライダー用の力を手に入れてしまうが、これをショーを盛り上げるチャンスと捉え、過去の参加者達を招集してバッファと戦わせようとした。
その理由をツムリに問われた際、「面白いからよ」「最強の力を手に入れたバッファにプレイヤー達がどう立ち向かうのか、どう戦うのか? ワクワクするじゃな~い?」「いいのよ、人の命なんてどうだって。ショーが盛り上がれば」などとあっけらかんとした表情で答えて彼女を怒らせるが、
「ライダーをナビゲートする以外、アンタになんの取柄があるのよ……! アンタの務めを果たしなさい」と圧を掛けて無理矢理IDコアを配らせた。
しかし、ライダー達は全員バッファにIDコアを破壊されて脱落してしまい、このままでは勝ち目が無いと判断するや否や、ジーンとケケラにギーツとタイクーンの復活を条件に協力を要請した。土下座してまで。
ジーンからの協力こそ得られたが、直後にデザイア神殿に乗り込んできた道長=バッファと交戦する羽目に。
ちなみに、グレア2に変身させるために道長から1本のヴィジョンドライバーを渡されたが、普通に喜んで受け取っていた。こいつホンマ……


舐められたものね…。いいわ。ゲームマスターに楯突いた事を、たっぷり後悔させてあげる!


だが、無双状態のバッファはかつて彼を圧倒した事のあるジーンですら敵わなかった。
いよいよ進退窮まった結果、必死に命乞いを始めて運営から離反しようとする醜態まで晒した。


分かった、あなたの願いは何? どんな世界だって叶えてあげるから、仲間になりましょう! ね?


バッファに「もう叶えたい世界なんてない!」と返答されると「焼き肉食べ放題」「毎日が日曜日」という如何にも俗っぽい例えを連ねたが、「あるとすれば、お前らデザイアグランプリが存在しない世界だ!」と返されると態度を豹変。


お前ら運営がいたから、『理想の世界を叶えたい』なんて考える奴らが…増えだしたんだ!
他人を蹴落とし、自分さえ良ければいいっていう奴らがな!

何言っちゃってんの!? アンタら古い時代の人間が浅ましいだけじゃない!
アンタだって、デザグラでその力を手にしたくせに!

ああ、そうだ。だからもう……俺達の世界に、デザグラはいらない!!
この世界はもう、お前らの思い通りにはさせない!

全て終わらせる…。

お黙り!! オーディエンスの見世物の…牛の分際で!


上記のような舌戦の末、無駄にカッコいいライダーキックで倒そうとするも、薙ぎ払われて不発に終わる。
遂に止めを刺される……と思いきや、消滅したはずの英寿が突如姿を現した。


俺の相手はお前じゃない。

ええ~~~っ!?


しかし、味方だと思っていたギーツに銃口を向けられて動揺。
今まで英寿が運営に協力していたのは、あくまで母のミツメを探す手がかりを集める為だった。
その真相が運営の手で無理矢理創世の女神にされた事、さらに景和のようにデザイアグランプリが原因で不幸になった人も少なくない。
とどのつまり、英寿が運営を助ける理由がなくなったのだ。
かくしてこれまでの所業が祟った結果、味方のライダーが誰一人いない中でギーツとバッファを相手にする絶体絶命の状況に陥ってしまった。
ヒュプノレイを使って必死に抵抗したが、怒りに燃えるギーツには効かず全て破壊され、丸腰になるまで追い詰められた末にバッファに致命傷を与えられ……


なかなか、面白い事してくれるじゃ、ない……


そう捨て台詞を吐くと、ヴィジョンドライバーを残して爆死。
現代人を闘牛場の牛のように見下して命を弄んだ結果、文字通り闘牛に倒される報いを受けたのだった。


【余談】

  • 名前の由来は「チラ見」から。



  • 『ギーツ』22話放送後にDXヴィジョンドライバーの情報が再度更新され、ここでグレア2の変身遊び情報が解禁された。
    仕様としては生体認証装置「バイオメトリクサー」を3回タッチしてモード切替を行う形となるが、仮面ライダーゲイザーの変身待機音が流れている間に「アップグレードアセンブルに各種レイズバックルを装填後、取り外す」という動作を行う事により、本編同様1回のタッチで変身シークエンスに入る事が可能。
    • 同じようにグレアの変身待機音が流れている間に上記の動作を行う事で、1回のタッチでゲイザーの変身シークエンスに移行する。



オーディエンスが求めているのは、追記と修正…!

それこそが、アニヲタWiki(仮)なんだから~……!


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最終更新:2024年04月05日 17:43

*1 ちなみにこの時、ツムリはギロリを擁護するような発言をしていた。