ギロリ(仮面ライダーギーツ)

登録日:2022/12/18 Sun 00:41:40
更新日:2025/05/27 Tue 21:31:24
所要時間:約 17 分で読めます






余裕ですね。行かなくてよろしいんですか?

そう焦るなって。切り札は…俺が持ってる。


ギロリとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーギーツ』の登場人物である。

演:忍成修吾


【概要】

デザイアグランプリの休憩所「デザイア神殿」に常駐するコンシェルジュ。
白いシャツとホワイトベージュのスーツ・蝶ネクタイを身に纏い、柔和な笑顔を絶やさないナイスガイで、プレイヤー達には常に敬語で接する紳士的な人物。
負傷者には的確な応急処置を施したり、デザイアマネーを使用したサービスを紹介・提供したりするなど、要所要所でプレイヤーを支援している。
一方でゲームのルールを何より遵守しており、それを乱そうとするプレイヤーには毅然とした態度で臨む。
また料理上手な一面もあり、6話では鞍馬祢音も彼お手製のパフェを称賛していた。


以下、ネタバレ注意





















今期のデザ神決定も近いようです。

この世界も終わりが近づいてきたか。

はい。恐ろしい力を持つ、ラスボスジャマトの存在が観測されました。

世界を守れるか? 仮面ライダー諸君……





登録日:2022/12/18 Sun 00:41:40
更新日:2025/05/27 Tue 21:31:24
所要時間:約 17 分で読めます


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IDカード 「ゲームマスターは、ゲームの勝敗を操作してはならない。」 ある意味父親ライダー まさかの再登場 イケメン ギロリ クソ運営? ゲームマスター コンシェルジュ シリアスな笑い デザイアグランプリ デザイア神殿 ネタバレ項目 プロビデンスカード マヤ大王←ではない ヴィジョンドライバー 中間管理職 令和ライダー 仮面ライダー 仮面ライダーギーツ 仮面ライダーグレア 創世編 宮澤雪 小森拓真 忍成修吾 悪役ライダーリンク 想定外の出来事に振り回される男 料理上手 未来人 松岡禎丞 洗脳 父さん 苦労人 謀略編 謀略編からストレスフル 運営 邂逅編 酒井菜々子 黎明編



しかし、その正体はデザイアグランプリを影から観察するゲームマスターであった。


【ゲームマスター】

白灰色と赤の不気味な仮面を被り、黒いフードを纏った人物(初登場は違う仮面を着けていたが、詳細は余談を参照)。
デザイア神殿とは別の空間でデザイアグランプリを監視しており、それ故にプレイヤーである仮面ライダー達との面識は9話まで全く無かった。

また、デザイアグランプリの参加者は彼が決めているようだが、その基準は不明。


【劇中での活躍】

邂逅編・謀略編

9話までは浮世英寿の動向を監視するのみに留まっていたが、彼の理想の世界が『デザイアグランプリの運営と家族になっている世界』と判明すると態度を一変。
運営と家族になってまでデザイアグランプリについて探ろうとする英寿を一方的に危険視し始め、運営スタッフの晴家ウィン/仮面ライダーパンクジャックをデザイアグランプリにエントリーさせ、英寿を退場させようと影で暗躍するようになる。

なお、本気で嫌がっていたツムリとは異なり、表面上は英寿の父親として真面目に振る舞っており、
文句ひとつ言わずに同じ屋根の下で暮らして英寿の舌鼓を打たせる料理を作ったり、11話では唐突に割烹着姿で襖を開けたり、画面上に表示された「父」と「姉」のテロップを物理的に破壊し、一部視聴者の腹筋を崩壊させていたりしている。

しかし、10話から開催されたデザイアグランプリは、何かと想定外の出来事が多く、
  • 1回戦の海賊ジャマトはこの段階の敵にしては非常に強く、祢音/仮面ライダーナーゴを追加エントリーさせても、わずか5名しか勝ち残れなかった
  • 2回戦の迷宮脱出ゲームではジャマトが仮面ライダー(ジャマトライダー)に変身。関係者のアルキメデルに問い詰めても適当にはぐらかされる
  • 3回戦の椅子取りゲームでは、英寿を意図的に脱落させようとしている事をゲームプロデューサーのニラムに勘づかれ、未実装のコマンドツインバックルを転送される
……等々、結構周囲に振り回されている。
特に迷宮脱出ゲームは、やむを得ず救済措置としてフィーバースロットバックルを5個転送するが、大半は最初にジャマトに拾われた桜井景和の追加エントリーを認めるなど切羽詰まった状況にあった。

挙句、14話でウィンに対して「ゲームマスターとの繋がりがバレたペナルティー」として「脱落してもすぐに記憶を戻せるように、自宅にIDコアを転送する」という約束を反故にすると宣言*1
これが切っ掛けでウィンが英寿と結託して反旗を翻したため、遂に自らジャマーエリアに赴き、仮面ライダーグレアに変身する。
歯向かって来たパンクジャックを逆に洗脳し、英寿を妨害。その結果、かくれんぼジャマト撃破までにデザイアドライバーを入手できなかった英寿は脱落してしまった。
皮肉にも、14話のエンドカードで明かされたデザイアグランプリのルールは「ゲームマスターは、ゲームの勝敗を操作してはならない」だが、ここに来てゲームマスターでありながら明らかなルール違反をしてしまった。

ただ、英寿を蹴落とす為に手段を選ばず、非道とも取れる言動を繰り返してはいるものの、これらは彼の私利私欲や個人的感情の行動であるとは言い難く、一方的な悪役とは言えない側面もある。
彼自身はデザイアグランプリを世界を救う為のゲームと本心から認識しており、故にデザイアグランプリの持続的な運営に比重を置いている模様。
実際、英寿の『デザイアグランプリのスタッフと家族になる世界』という願い自体は快く叶えており、その真意がデザイアグランプリの内部を探るというものだと確信するまでは彼に対して穏やかで寛大な態度を取り続けていた。
彼がここまで露骨な妨害行為を繰り返しているのは元を辿れば英寿がデザイアグランプリに(少なくともギロリ目線では)不必要に干渉しているからに他ならない。

逆にデザイアグランプリの内部に対して現時点ではアクションを起こしていない景和、祢音、吾妻道長に対しては複数度のデザイアグランプリでファイナリストとなった実力も含めて、
「数々の試練を乗り越えて鍛え上げられた、世界を救うに足る貴重な戦力」として信頼を寄せている節もある。

15話では脱落した英寿が記憶を失ってる事を確認しつつ、引き続き彼の父親として表向きの生活をしながら、ゲームマスターとして最終ゲームの開催を宣言。
ラフレシアフォートレスジャマトに襲撃された街の防衛を生き延びたファイナリストに託した。
しかし、優勝候補と見なしていた道長が勝ちを急いで強引な攻撃を仕掛けて敗北・退場してしまった挙句、景和と祢音が戦意を喪失してしまった為に事実上仮面ライダーが全滅してしまう。
このままでは世界が滅びると2人の奮起を促すも、デザイアグランプリ自体に疑問を抱き迷い始めていた2人を立ち直らせる事は出来ないばかりか、逆にデザイアグランプリとは何なのかと問い詰められる羽目に。
そんな中、脱落したにもかかわらず道長との接触を経て記憶を取り戻した英寿から、自身の復帰とラフレシアフォートレスジャマトの撃破を提案を受けた際は、脱落した事を理由に一度は拒否したものの、
英寿が最初に叶えた『俺が死ぬまでデザイアグランプリに参加できる世界』を理由に、ツムリが「彼が死なない限り、彼は『仮面ライダーギーツ』です」と反論してドライバー一式を授与した事により、英寿の復帰を認めざるを得なくなった。


仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル



勘違いするな。『デザ神』とは、世界を救った英雄の事だ。

その栄誉を称え、理想の世界を与える。

世界を滅ぼそうとする者に、ゲームマスターの資格はない!


時系列は15話と16話の間に当たる。
冒頭にてコラスにツムリを人質にされ、やむを得ずヴィジョンドライバーを渡すが、これによってゲームマスターの資格を失っただけでなく、
コラスが書いた『デザイアグランプリが存在しない世界』が承認され、仮面ライダー同士が戦うバトルロイヤルゲーム「デザイアロワイヤル」の開催を許してしまう事態に。

デザイアロワイヤル開催後は幽閉されていたが、英寿によって救出された後、事態が事態という事で本編での因縁は一旦水に流して英寿に協力。
加えて貴重な戦力が減るのを防ぐべく、五十嵐一輝バイスにデザイアドライバーとIDコア、レイズバックルを提供し、2人の追加エントリーを承認した。

そして、英寿達が仮面ライダーシーカーリュウガナイト王蛇達と戦っている裏で、日本刀を武器にコラスとの一騎打ちに勝利する。
ヴィジョンドライバーを奪還してグレアに変身すると、すぐさま世界改変を実行し、消滅したタイクーン、ナーゴ、バッファ、ライブジャンヌ達を蘇らせ、シーカー討伐のミッション「シカゲーム」を開催した。

このように本作の影のMVPである上、上記のようにコラスを非難するなど、本編での暴君ぶりとは真逆にゲームマスターとして強い矜持を持った人物として描かれていた。
もしかしたら、真面目過ぎたが故に英寿の排除に固執してしまったのかもしれない。
なお、数日後に放送された16話の所業でせっかく上昇した株が暴落したのは言うまでもない

また、日本刀を巧みに使いこなしていた描写から、生身でも高い戦闘能力を持つ人物である事も明らかとなった。


不条理な権力を振りかざし続けたゲームマスターの結末



あの…デザ神決定戦って、何をするんですか?

“キツネ狩り”だ。

“キツネ狩り”…!?

猟犬達が追い詰めたキツネを狩る。優雅で華麗な紳士のゲームだ。


しかし、ラスボスのラフレシアフォートレスジャマトを始めとしたジャマト達がギーツとして戦線復帰した英寿により撃破されるも、
結局ギロリはこの事態を受け入れずにゲームマスター権限でゲームを無効扱いするという、またしても不条理な運営権限を強行した挙句「キツネ狩り」と称して英寿の討伐ゲームを実行。
ヒュプノレイでGMライダーに仕立て上げたデザグラスタッフ達を「猟犬」として送り込み、「最終ゲーム」と称して景和と祢音にデザ神就任の条件として「狩人」になって追い詰めたギーツを始末するよう持ち掛ける。
更には迷いを見せる景和にツインコマンドバックルや『俺がDGPのスタッフになっている世界』と書かれた英寿のデザイアカードをちらつかせ、
「『退場した全ての人たちが蘇った世界』……君の願いは実に素晴らしい」「こんなくだらない願いに、君の素晴らしい理想が邪魔されるなんて事はあってはならない。そう思わないか? 私には我慢ならない!」などと焚き付ける傍ら、
洗脳したパンクジャックをヒュプノレイの機能で人間爆弾に変えて心中を目論ませるも、英寿の抵抗でパンクジャックの自滅という結果に終わってしまった時には「最後まで役立たずだったな…!」と言い放つなど、もはや公平で温和なゲームマスターとしての顔は消え失せていた。


ギーツが生き残る結末は存在しない…

変身。


ギーツ、お前を勝たせるわけにはいかない。

消えてもらおう。


その後、自分の提案を受け入れた景和が英寿と戦う中、自分もグレアに変身してギーツの排除を目論むが、「自分が追い詰められれば、必ず現れるはず」と踏んだタイクーンの妨害に遭い、
おまけにデザイアグランプリのスポンサーの一人である鞍馬光聖の娘・祢音経由の告発により、現場に赴いたニラムがその場面を目撃した事が決定打となって「ゲームマスター失格」の烙印を押されてしまう。


ゲームマスターによるプレイヤーへの不正な関与は許されない。
ハァ……。ゲームマスター失格だ。

……バカな……? 私はギーツのくだらない願いから世界を守ろうと───

“くだらない”なんて言うな!!

……今まで、大勢の人達がデザイアグランプリに参加してきた。命がけで、自分の人生を懸けて、戦ってきた。
……どんな願いだって、命を懸けて戦う限り立派な願いなんだ。それを“くだらない”なんて言うあんたが許せない!
あんたは、みんなの思いを踏みにじったんだ!!

フッ、言うようになったな…

愚かな。理想の世界を叶えるチャンスを棒に振るとは……!
お前達は……強制退場だ!


これにうろたえるグレアは英寿の願いを「くだらない」と吐き捨てるが、タイクーンから上記の正論を真っ向から返された事で自暴自棄となり、暴走。
ギーツ、タイクーン、そして加勢したナーゴの3人を相手にほぼ互角の戦いを繰り広げるも、流石に数的不利に加え、何より景和と袮音が戦士として大きく成長していた事を見抜けず次第に追い詰められていき、
最後はタイクーンの「タクティカルレイジング」とナーゴの「クリティカルファイア」の防御に気を取られた隙を突かれる形で、ギーツの「コマンドツインビクトリー」を食らって敗北。
この期に及んでなお抵抗しようとするが、ニラムから「これ以上、大切なプレイヤーにキズを付けられては困る」とプロデューサー権限で変身を強制解除させられてしまい……



……待て! ジャマトは今も成長し続けている!
私が仕切らないで、あいつらとどう対抗するっていうんだ!?

あなたの代わりはいくらでもいる。


最後は成長を続けているジャマトへの危機感を必死で訴えるが、ニラムから用済みとばかりに上記の発言を返された上に、最後の悪あがきとして殴りかかろうとするも、それが届く事なくヴィジョンドライバーを残して消滅。
ゲームマスターの職を更迭されるという形で運営から追放されたのだった。


更迭後

しかし、ギロリが危惧した通りジャマトは急速に進化するのみならず、ジャマト側のスポンサーであるベロバ主導の元、デザイアグランプリの崩壊を目論むゲリラ組織が結成されてしまう。
さらに後任のチラミがヴィジョンドライバーを奪われるという大失態を犯した事で、「ジャマトグランプリ」の開催を許してしまった。

ここでギロリの行動を振り返ってみると
  • 運営側の誰よりも早くジャマトの進化に気付いていた。
  • 手段は強引だったが、デザイアグランプリにとって障害となる者は全力で排除しようとした(ニラムが道長を見逃した結果、彼は英寿以外では勝利が困難な強敵になり、最終的にはジャマ神として『全ての仮面ライダーをぶっ潰す力』を叶えてしまった)。
  • グレアは指紋認証で変身するため、変身時以外は常に手袋を着用していた(それを怠ったチラミはベロバに指紋をコピーされてしまった)。
……など、少しずつだが評価は改まりつつある。

そして、チラミの後任であるジットが現代に赴いてからは、一般人を危険に巻き込むゲームが平然と開催される事態になっており、秩序を重んじるギロリの再登場を望む声が高まっていった。


【仮面ライダーグレア】



もうお前の思い通りにはならないぞ。ゲームマスター───いや……ギロリ!


失望したぞ、パンクジャック。


VISION DRIVER!

GLARE, LOG IN.


……変身。


INSTALL.

DOMINATE A SYSTEM,

GLARE.


お前もライダー……?


身長:210cm
体重:84.8kg
パンチ力:32.2t
キック力:64.4t
ジャンプ力:83.5m(ひと跳び)
走力:2.3秒(100m)

スーツアクター:小森拓真/宮澤雪、酒井菜々子(ハンドレッド版)

ギロリがヴィジョンドライバーとプロビデンスカードを用いて変身した仮面ライダーで、英語表記は「Glare」
デザイアグランプリ運営が変身するライダーという事もあってスペックは段違いに高く、登場当時全てを上回っている形態はフィーバーブーストフォームしかない。

頭部「グレアマスク」の前面を覆う紫色のバイザー「グレアヴィジョン」は、内部の半球状のモニターに全身各部のカメラや、半径30kmの次元観測が可能なアンテナ型次元観測機「グレアアンテナ」で得た情報をリアルタイム処理した高次元映像を投影し、現実世界と仮想世界のシームレスな一望を可能としている。
なお、プレイヤーライダーの複眼にはこのような機能はないため、運営側故の機能と思われる。

全身に搭載された円形の「デフレクトピット」から張られる電磁偏向シールド「サークルデフレクター」で攻撃を防ぎつつ、一切の重さを感じる事なく物体を軽々と持ち上げられる「グレアアーム」で対象を蹂躙する。
加えて、攻撃の瞬間にデバフプログラムを流し込んでパワーを調節するグローブ「オプティマニピュレーター」、足裏に「サークルデフレクター」を展開する事で、空中に足場を作れるブーツ「オプティマレガース」など多彩な機能を持っている。
その他、全身の装甲「ディヴィジョンアーマー」や頭部機能拡張用のヘッドデバイス「ヘッドペデスタル」には未知の素材「メタマテリアル」が使われており、ダイヤモンドを上回る硬度と高い靭性による耐久性も備えている。

こんな強さのライダーがデザイアグランプリに参加したら、間違いなくゲームバランスは崩壊する。
まさしく、本来は中立な立場にある運営が変身するべきライダーなのだが……


装備

  • ヴィジョンドライバー
システム音声:松岡禎丞

グレアの変身ベルト。
形状はデザイアドライバーと大きく異なり、目の形を模したディスプレイが特徴。
変身までのプロセスがやや複雑で、上部の生体認証装置「バイオメトリクサー」で指紋認証して初めて変身待機状態に移行し、右側の「ヴィジョンリーダー」にプロビデンスカードをスキャンして変身する。
また、左腰側に設置された拡張スロット「アップグレードアセンブル」に各種レイズバックルを装填する事により、バックルに応じた機能を発揮させて仮面ライダーのアップグレードを行える他、洗脳したライダーへの強制的な拡張武装も可能。
その他、デザイアグランプリのゲームマスターの認定証としての役目も担っているらしく、映画『MOVIEバトルロワイヤル』ではコラスに脅迫されてこのドライバーを譲渡した結果、ゲームマスターの権限も彼に移行する形になった。
ちなみにグレアに限らず、このベルトやジリオンドライバー、レーザーレイズドライバーで変身した運営側の仮面ライダーは例外なく必殺技の名称が公開されないという謎の共通項がある。

  • プロビデンスカード
グレアの変身に使用する、カード型特殊記憶デバイス。
薄い見た目に反して、記憶容量はなんと3ゼタバイト。データ転送速度も約0.03秒である。
なお、未使用時はヴィジョンドライバーの右腰側に設置された「プロビデンスカードホルダー」に収納される。



DELETE

プロビデンスカードを1回スラッシュして発動。
エネルギーをオプティマレガースに充填させ、相手に強烈な蹴りを叩き込む。
14話では回し蹴りでカウンターを決めるという形で使用した。

  • 洗脳(正式名称不明)


お前がその気なら、こっちにも考えがある。

HACKING ON

CRACK START


変身後にヴィジョンドライバーのバイオメトリクサーで指紋認証する事で発動。
胸部及び肩と膝にそれぞれ一対ずつ設置された仮面ライダー制御装置「ヒュプノレイ」を分離させ、対象者のエントリーヘッドを弾き飛ばして装着させる。
ヒュプノレイを身に付けられたライダーはグレアの意のままに操られる手駒と化す、まさにグレアの切り札の1つと言える能力。
また、洗脳に加えていざという時には装着させた者を人間爆弾に変えて自爆させるという、非道な機能も搭載されている。
それ以外にも、ヒュプノレイを切り離してバリアを展開したり、浮遊させてビームを撃ち出す一種のオールレンジ攻撃を行う事も可能。


【派生作品における仮面ライダーグレア】

仮面ライダーガッチャード

『レジェンド』の世界にて全並行世界の支配を目論む悪の組織「ハンドレッド」の幹部「ハンドレッド四人衆」のミメイ(演:谷口布実)が変身する。
ただし、そちらではハンドレッドの技術でグレアの能力を模倣・コピーしたという設定である。
なお、ミメイ本人も『MOVIEバトルロワイヤル』でのギロリ同様、変身前には日本刀を用いて戦闘していた。
加えてハンドレッドの技術力故か、ヒュプノレイによる洗脳がデザイアドライバーを使用しない仮面ライダーにも有効になっており、仮面ライダーマジェード ムーンケルベロスを洗脳した。


【余談】

  • 名前の由来は恐らく「目をギロリとさせる」に由来すると思われる。また、グレアは英語で「眩惑、ギラギラした光、睨みつける視線」という意味がある。

  • 演じる忍成氏は過去に映画『劇場版 仮面ライダーウィザード in Magic Land』でマヤ大王を演じており、本作が仮面ライダーシリーズ2度目の出演となった。
    また、『ギーツ』が放送された2022年は『仮面ライダーウィザード』放送10周年を迎えた年でもあり、それを記念して東映特撮YouTube Officialで配信された「『仮面ライダーウィザード』10周年記念!特別同窓会『Special SHOW TIME』」では、忍成氏もギロリの衣装でちゃっかり『ギーツ』の宣伝も兼ねつつ、祝賀メッセージを送った。

  • 放送1話のWEB配信分からはゲームマスターの出演シーンが変更されて後ろ姿に差し替えられ、4話以降は付けている仮面が変わっている。
    理由は不明だが、「仮面のプロップが映画『ヘルボーイ』のクロエネンのマスク(恐らく市販物)の流用ではないかと指摘されており、そこが引っかかったのでは」と視聴者間では噂されている。

  • DXヴィジョンドライバーは案の定と言うべきかプレミアムバンダイ限定アイテムとして受注販売された。本作のデモンズドライバー
    変身時に指紋認証を行うベルト上面の機構はボタンではなくセンサーで再現され、ベルト前面に正面方向のLEDを37灯に横方向にLEDを14灯&偏光板を搭載、アップグレードアセンブルは各種レイズバックルを個別認識し、専用音声とアニメーションを再生するという様々な技術を盛りまくった、「COMPLETE SELECTION MODIFICATION 世紀王サンドライバー」とはまた別ベクトルのトンデモ仕様。
    それでいて値段は前作『仮面ライダーリバイス』の「DXベイルドライバー&デストリームドライバーユニット」と同等(約13500円)だが、あちらはデストリームドライバー用のユニットパーツやバイスタンプ2個(初回予約購入特典のコモドドラゴンバイスタンプも含めると3個)同梱等込みでの値段だったのに対し、こちらはほぼベルト1本でこの値段と言われれば、その盛られっぷりを感じざるを得ない……
    ついでにシステム音声の中の人繋がり「キリトドライバー」やら「伊之助ドライバー」やら様々なあだ名で呼ばれていたりする

  • 忍成氏は『ギーツ』出演後に放送された連続ドラマ『大病院占拠』にて仮面を被る役で出演しており、配役判明後には「変身に近いようなマスクで変身ポーズを考えそうになった」という趣旨のコメントを残している。


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最終更新:2025年05月27日 21:31

*1 ただし、デザ神になれば記憶は操作しない旨も述べている。

*2 デザイアグランプリの実態について考えると、序盤で英寿を排除しようとしたのもDGP運営に探りを入れていた事に加えて、いずれ「ギーツの不敗神話」が「どうせ次もギーツが勝って終わり」という反応に変わり、マンネリ化と観客離れを引き起こしてデザイアグランプリ自体の存続に関わってしまうためと思われる。最終的にその問題が無意味になった事で英寿を認めたのは必然だったのかもしれない。