いわタイプ(ポケモン)

登録日:2010/10/21(木) 14:56:58
更新日:2020/11/08 Sun 22:13:38
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ポケットモンスターシリーズに登場するタイプの一つ。

名前の通り岩や等のいわゆる「鉱物」をモチーフにしたポケモンが多い。
第七世代までは化石から復元されるポケモンも全ていわタイプに属していた。


代表的な岩タイプのポケモンとしてはゴローニャイワークドサイドンギガイアスプテラバンギラス等が挙げられる。

複合タイプ地面が多い。

大半の岩タイプは山や洞窟等に生息しており割と頻繁に見かける事になる。

能力値は硬い鉱物の印象通り全体的に攻撃力と防御力に優れており、逆に特攻、特防、素早さは低めという重物理アタッカーが多いのが特徴。

また天候「すなあらし」のダメージを受けず、特防が1.5倍になるという特性を持つ。

攻撃面で抜群が取れるタイプは飛行
防御面で抵抗を持つタイプはノーマル、炎、飛行、

攻撃が半減されるタイプは地面、格闘、鋼。
弱点のタイプは、水、地面、格闘、鋼。

攻撃面に関しては割とメジャーなタイプの弱点を突け、地面や格闘タイプと相性補完がしやすい等全体的に優秀でサブウェポンとしても人気が高い。
故に対戦でも『ここで岩技があれば!』と思うことも多々ある。
「かわりもの」メタモンの「めざめるパワー」のタイプとしてもベストであるとされることが多い。

ただし、その代償なのか全体的に技の性質に癖があるのが難点。
物理技は威力のある「ストーンエッジ」「もろはのずつき」は命中率に不安が残る。
逆に「いわなだれ」「がんせきふうじ」は比較的命中率が高く怯みや素早さダウン等追加効果も優秀だが、打点目当てで使うには火力不足。
それでも「いわなだれ」はダブルでは相手全体に撃てるので主力技になるが、シングルではやはり「ストーンエッジ」に頼らざるを得ないことが多い。
特殊技は「パワージェム」「げんしのちから」「めざめるパワー」「メテオビーム」ぐらいしかなく、火力不足や使用者が少ないものが多い。メテオビームは高火力で習得者も多いが、使うには一工夫欲しい。
変化技にはお馴染み「ステルスロック」のほか、「こうそくいどう」と同性能の「ロックカット」、ダブルの重要技「ワイドガード」がある。

防御面に関しては弱点が5つもありそのどれもがメジャー、更に抵抗は炎以外マイナー気味と草に次いで不遇。
複合タイプの関係で四倍ダメージになる場合も多い。
また地面・格闘と物理のサブウェポンとしてトップクラスにメジャーなタイプ二つを弱点に持つせいでイメージの割に物理に弱かったりする。
多くの岩ポケは不一致二倍弱点の物理技で一撃死するリスクこそ低いのだが、弱点技が飛びやすいのでそう何発も耐えられないのだ。
しかしノーマルと飛行半減なためノーマル技や飛行技が中心になりがちなストーリー最序盤では地味に厄介な相手だったりも。

サブウェポンとしては重宝するが本体のタイプとしてはイマイチという意味では氷タイプに通じるものがある。
イワークの進化ボスゴドラメガシンカで岩タイプが消える辺り、公式も岩の耐性の不遇さを理解していそうである。

防御面が可哀想だったためか第四世代から天候「すなあらし」で特防1.5倍と多少耐久が補いやすくなった。

ちなみにタイプ相性を間違われやすいタイプとしてとても有名。
特に有名なのは岩に電気無効、氷抜群、岩半減辺りだろう。

これは初代の主で有名な岩ポケモンの殆どが地面と複合しており地面と混合して相性を覚えられやすいためである。
逆に地面複合以外の岩タイプは全て電気が弱点だったが、それらは当時本編でも対戦でもマイナーな化石組だったので忘れ去られることが多かったようだ。

アニメでも最初期の頃は「岩タイプに電気は効かない!」と思いっきり勘違いされていた。


【いわタイプの歴史】


第一世代(赤・緑)

この頃の岩タイプは複合タイプの関係で当時の鬼畜技「ふぶき」を弱点に持つポケモンが多いためかマイナー
技も当時命中率65の「いわおとし」と怯み効果のなかった「いわなだれ」の2つのみ。
サブウェポンとして使うポケモンもダグトリオオコリザル等一部の地面タイプや格闘タイプに限られていた。

ただ当時「はかいこうせん」を半減で受けられる唯一のタイプであり、中でもゴローニャだけはケンタロスを「だいばくはつ」で倒せたため地味に人気があった。
もっとも実戦では先制「ふぶき」でやられることが多く、主流ポケモンの中でゴローニャが安定して対処できるのはサンダースサンダー等一部に限られていた。
破壊光線が撃たれるタイミングを上手く読んで出せれば強力だが、安定性には欠ける。

化石ポケモンはカブトオムナイトプテラ
化石ポケモンが三種いるのは初代だけで以降は時々2匹ずつ追加されている。
ちなみに当時は全員岩技を覚えなかった。


●第二世代(金・銀)

バンギラスツボツボ等の変わったポケモンが追加されたが弱点である格闘タイプの強化やガラガラの強化、
はがねタイプの追加等により基本的な立場は初代とあまり変わらない。

一応初代からある岩技の性能の酷さは是正されている。
「いわおとし」は命中率が90に上がり、本編での使い勝手が大幅に向上。
対戦での主力技「いわなだれ」に3割怯み効果が付いたのは追い風だが、当時は素早い使い手がいないため狙いづらい(タイプ一致だとイワークが最速、あとはせいぜい「バトンタッチ」で素早さを上げて繋ぐ程度)。
新技も追加効果こそ優秀だが発生率が低すぎる上に火力不足な「げんしのちから」にツボツボ以外には悠長すぎて使いづらい「ころがる」と微妙。
ただし「ころがる」についてはアカネミルタンクの技として本編攻略中にその真価をまざまざと見せつけてくれるため、敵に回した場合の脅威として印象に残った人も多いだろう。

この世代からイワークは進化して岩タイプではなくなった。
また、当時唯一の岩タイプ単体のウソッキーもここで登場したが、ゲットチャンスが1回のみと限られていた。

この頃はいわなだれのわざマシンがなかった代わりにタマゴ技で一部のポケモンが覚えられるようになったが、化石組は原始の力を貰っても相変わらず岩雪崩を覚えずじまい。
しかしワタルのプテラは何故か覚えていた。

初代の続編という色合いが濃いためか化石ポケモンの追加はなし。この世代で化石ポケモンを入手するにはタイムカプセル必須と地味に面倒な仕様だった。
一応プテラだけはゲーム内で交換できるが、出現率が低く捕まえにくいラッキーを要求されるので赤緑から持ってきた方が早い。


●第三世代(ルビー・サファイア)

新ポケモンにボスゴドラ、ノズパス、ソルロックルナトーン
復活した化石枠のユレイドルアーマルド。古代魚ジーランス等。
岩タイプ初の準伝レジロックも登場。
技は「みがわり」や「きあいのタスキ」潰しの「ロックブラスト」や素早さを下げる「がんせきふうじ」等が追加。
この頃から岩タイプの技をサブウェポンに持つポケモンが増え始め、やや立場は改善された。

ちなみにこの世代から初代の化石トリオも「いわなだれ」を習得可能になっている。
「いわなだれ」は新要素のダブルバトルでは相手2匹に当たり、そのどちらにもひるみの判定が発生するという仕様もあり、存在感を増している。


●第四世代(ダイヤモンド・パール)

「ストーンエッジ」や「もろはのずつき」等の強力な攻撃技の追加や、天候「すなあらし」時に特防1.5倍等の強化がなされ大きく立場が上がる事に。
特にこれらの恩恵を受けたのがバンギラスでメジャーな対戦環境ではトップメタに割り込む活躍を見せる。
さらにいわタイプのネックである素早さを補う積み技「ロックカット」や、「ステルスロック」といった変化技も追加される。
ただし天敵である格闘タイプ等も強化されている等気が抜けないところも。

この世代から技毎に物理・特殊が設定されるようになったのも大きな変更点。
特殊岩技として設定されたことで「げんしのちから」のほか、より高火力を狙える「めざめるパワー(岩)」が使われる場面も増えた。
最強の岩特殊技「パワージェム」もこの世代で登場…と言っても当時はPPが5高い以外はめざ岩と全く変わらない性能だった。
また不一致での使用者の多さに対して一致で使えるのはダイパの時点でサニーゴ、プラチナでもダイノーズが追加されたのみであった。
しかもデンリュウのパワージェムや「テクニシャン」ロズレイドのめざ岩の方が火力が出るという始末…

特性「かたやぶり」に加え、この世代では一般ポケ最強の攻撃力を持つラムパルド
はがね複合で驚異的な防御力を持ちつつ特性「がんじょう」のトリデプスという矛と盾を連想させる2匹の新たな化石ポケモンも登場した。 


●第五世代(ブラック・ホワイト)

強力な虫や炎タイプが増えたため相対的に需要が増加。
また岩タイプの多くが持っている特性「がんじょう」に襷効果が付いたのも非常に嬉しい。

因みに、地味ながら「ロックブラスト」の命中率が上がっている。

新ポケで注目されたのは岩技と相性のいい格闘付随で準伝説のテラキオン辺り。
特にダブルバトル及びトリプルバトルにおいて、
こうげきを大幅に上げられる特性「せいぎのこころ」と絡めたタイプ一致「いわなだれ」は、その破壊力を大いに恐れられた。
化石ポケモンは鳥のアーケオスと亀のアバゴーラ
アバゴーラは壊れ変化技「からをやぶる」の使い手として脚光を浴びた。
また、余談気味となるが、アーケオスは初代のアーボ以来初めて五十音順で一番手となるポケモンの座を更新した。
そのためか、50音順にポケモンが並べられている人気投票などでは度々上位に顔を出し、以外な所から存在感を発揮している。


●第六世代(X・Y)

いわタイプの観点でみると、どちらかといえば逆風の時代か。

フェアリータイプは岩に対し直接影響を及ぼす相性ではないが、これに効果抜群をとれる鋼ととられる格闘は岩の相性に大きく関わるため、
パーティ構築・選出などの面で採用基準が多少変わった。
ついでに炎もフェアリーを受けられるが岩弱点という関係にあり、
とりわけ環境トップにいるファイアローリザードンは岩4倍なので対策として非常に期待された。
実際は鬼火やとんぼがえり、ソーラービームの有無などを含め勝負は五分五分といったところである。

新技はなかったものの、「がんせきふうじ」と「パワージェム」は威力や命中の上方修正が為された。
どちらも岩タイプ以外のポケモンに使われることが多い技なのが皮肉だが……。
ちなみに一番恩恵を受けたのは岩の天敵キノガッサ

めざめるパワーの威力は一律60に修正され、めざ岩は「げんしのちから」の下位互換となったため、サブウェポンとして以外は使われなくなった。

この世代ではからをやぶると強い水複合のガメノデス
化石ポケモン二種は唯一のドラゴン複合ガチゴラス、氷複合アマルルガで、
フェアリー複合のメレシーと幻のポケモンディアンシーも追加された。

また、岩タイプからもメガシンカ組も登場。
プテラは身体の各所に黒い岩(?)が隆起したメガプテラに。もともとこういう姿だった説があるそうだが、最近ゲンシカイキという気になるワードががが。
人気の怪獣バンギラスもメガシンカ。種族値700の化物になり環境で大暴れした。そして……


もうこれで頑丈がなくなってもいい だからありったけを


バンギの対としてボスゴドラもメガシンカ。この過程で岩タイプを捨て、鋼単になるという暴挙に出た。どれほどの代償を払えばこれだけのフィルター(特性)を…!!
実際殴り合えばメガゴドラが有利になると思われる。

ディアンシーもメガシンカ。なんともきらびやかなお姫様然とした姿に。
BD合計で80も下がってしまうがその下降分も含めて生じた180もの種族値上昇をACSに贅沢に割り振っている。


●第七世代(サン・ムーン)

専用特性持ちのメテノ、初の毒複合であるウツロイドと一味違うポケモンが揃う。
ルガルガンはバージョンによって異なる進化を遂げるのが特徴。
まひるのすがたでは「すなかき」、まよなかのすがたでは「ノーガード」+「ストーンエッジ」といった貴重な能力を持つ。
「パワージェム」の使い手も新ポケでは上記のメテノとウツロイド、旧ポケではルナトーンディアンシーと一気に増加。
特にウツロイドは特攻が高く、この技の性能を最大限に活かせる貴重な特殊アタッカーとなる。
お馴染ゴローニャはリージョンフォーム化し電気複合となり、エレキスキン大爆発という独自の武器を手に入れた。
新技アクセルロックは待望の岩先制技なのだが、ルガンガン専用のために多くの岩タイプが涙を呑むことに…。

今回は久々に化石ポケモンの追加はなし。
ただ、実はアローラ地方のモデルとなったハワイは恐竜絶滅期にはまだ海の底に沈んでおり、その後火山活動の活発化により出来たという歴史がある。
このためアローラ産の化石ポケモンがいないのはある意味当然のことと言えるのかもしれない。
実際にゲーム中でもライチの店で「アローラでは化石が希少で店にあるのはイッシュから取り寄せた物」との話をされる。

また、「Zクリスタル」を持たせることで技の威力を強化する上に必中となる「Zワザ」が登場。
これにより物理アタッカーは命中率、特殊アタッカーは火力不足をある程度補えるようになった。
ただサブウェポンとしても有用性が増したたため、岩ポケ自体の使用率向上に繋がったかは微妙。

USMではルガルガンにたそがれのすがたが追加されたほか、新ウルトラビーストツンデツンデが登場。
ルガルガンはいわタイプの中でも貴重な高速アタッカーで、まひるよりも火力が強化されている。
ツンデツンデは圧倒的鈍足さと物理耐久を誇り、「ジャイロボール」「トリックルーム」を使える等、トリパのエースとなりえる存在。

●第八世代(ソード・シールド)

新たにカジリガメセキタンザンイシヘンジンが参戦した。
そのうち、カジリガメとセキタンザンはキョダイマックスも獲得している。

硬くて弱点も多いいわタイプだが、この世代で初登場したダイマックスはじゃくてんほけんと相性バツグンであり、バンギラスがそれを証明している。

【いわタイプの主な使い手】


・一般トレーナー

やまおとこ
いせきマニア
さぎょういん(鉱山)

・ジムリーダー


・四天王

ライチ(しまクイーンも兼任)

いわタイプ使いのジムリーダーは、かつてはストーリー序盤で戦う者ばかりだった。
これはポケモンを始めたばかりの初心者に、タイプ相性やぶつり/とくしゅの重要性を教えるためと思われる。

ジョウトのはがねタイプ使いのミカンも以前は岩タイプ使いであったと、ある一般トレーナーの口から語られている。



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最終更新:2020年11月08日 22:13