釘宮リヒト

登録日:2023/12/29 Fri 19:20:35
更新日:2025/01/14 Tue 15:38:39
所要時間:約 11 分で読めます






一ノ瀬宝太郎…。レベルナンバー10をぶつけるには、適任かな……?



釘宮(くぎみや)リヒトとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーガッチャード』の登場人物である。

演:本宮泰風



【概要】

第11話から登場。
錬金アカデミーの上部組織「錬金連合」の一員である錬金術師で、指輪「アルケミストリング」に嵌め込まれた宝石の色はミナトと同じ

連合やアカデミーに潜む「内通者」を探るべく、助手役の針馬汐里と共にアカデミーに派遣されてきた事を機に一ノ瀬宝太郎達の前に現れた。


【人物像】

高位の錬金術師だけあって、その掟を重視する点はミナトと同じだが、ミナトが厳格ながらも時には例外的な処置を取る事にも理解を示す一方、自分達の考えややり方を絶対視し、それを周囲に強要する堅物ともすれば傲慢とも言える性格の持ち主。
ケミーの事も道具としかみなしておらず、その上彼らの特性についても一応知識としては頭に入れている黒鋼スパナと違って完全に無関心な為、戦闘で彼らの力を使うにあたっても力づくで制圧するという考えしかない事も、その態度や言動から窺い知れる。

このような排他的な人物故に、仮面ライダーガッチャードに変身できる宝太郎の事も一切認めていない。
加えて宝太郎が既に数々のケミーの回収やマルガムとの戦いで実績を挙げているにもかかわらず、


君は裏切り者の九堂風雅からドライバーを手に入れた…。故に錬金連合は君を仮面ライダーとして認めていない。

それに君の戦い方を見たが、実に非効率。無駄だらけだ。

聞くところによれば、君はケミーを仲間などと認識してるようだが実に無意味だ。
ケミーは道具。効率的に使わない君は不適格だ。


……などと初対面早々に自分の任務そっちのけで宝太郎の姿勢を批判した挙句にガッチャードライバーを渡すよう迫っており、アカデミー生から反感を買ったばかりか、
スパナからも「胡散臭い」「先ほどから何か、別の思惑があるように聞こえますが…?」と難色を示されている。

と、ここまでならば考え方や手段こそ強引で独善的ながらも、本人なりに錬金術師としての使命や役職を全うしている人物のように思えるが、
実は裏ではレベルナンバー10のジョブケミー・クロスウィザードと繋がっており、その上ケミーと通じ合える宝太郎や他のレベルナンバー10のケミー達を利用して何か個人的な計略を企んでいる節も見受けられるなど、腹の内の読めない不穏な気配を醸し出している。


やはりレベルナンバー10は素晴らしいな……

ウィ~ッヒッヒッヒッヒ! 何して遊ぼうか?

楽しみだなぁ~……


【余談】



やはり追記・修正は素晴らしいな……































































【注意!】ここからは『ガッチャード』TV本編及び映画『仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』のネタバレになります。












































惑わされてはだめだ。

ウィ?

釘宮さん? どうしてあなたがここに? ───まさか……!

フッ、やはり黒幕がいたようだな。

釘宮さん、僕間違ってた!

間違っちゃいないさ。お前は十分、私の目的を果たしてくれた。

ウィ…?


ハハハハハッ……。遂に会えたな、浮世英寿。


























登録日:2023/12/29 Fri 19:20:35
更新日:2025/01/14 Tue 15:38:39
所要時間:約 11 分で読めます


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ひどい動機 アナザーギーツ←ではない アナザーライダー←とは少し違う ウィザードマルガム エゴイスト キツネ ギーツキラー デザイアグランプリ ネタバレ項目 ピーコックアンデッド←は無関係 ブラック上司 プライドが高い マルガム ライダー怪人 リアリスト 上から目線 令和ライダー 令和冬映画最後のラスボス 仮面ライダー 仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦 仮面ライダーガッチャード 仮面ライダーギーツ 傲慢 先行登場 古代人 執念深い 復讐 復讐←よくよく考えれば逆恨み 怪人 悪夢 悪夢ゲーム 排他的 敗北者 最強ケミー★ガッチャ大作戦 最強ケミー捕獲ゲーム 本名不明 本宮泰風 生き恥 胡散臭い 調査官 謎が多い 逆恨み 釘宮リヒト 鉛崎ボルトレベル100 錬金術師 錬金連合 黒幕 齊藤謙也


その正体は映画『最強ケミー★ガッチャ大作戦』からの先行登場人物かつ仮面ライダーギーツ』の世界の出身者。


【概要(ネタバレあり)】



私はお前を倒すという野望を叶える為にここまでやってきたんだぞ!

2000年前に、お前に抱いた憎しみを……忘れた事はない!


ライダーシステムジャマトはおろか、創世の女神すら導入されていない最初期のデザイアグランプリの参加者であり、2000年前から現代まで生き続けた古代人にして、映画本編における黒幕。

まだ簡素な剣と盾のみで戦い合うそのゲームを勝ち進む中で、転生を繰り返す前の浮世英寿───ミツメの子である初代「エース」と激突するも敗北(以後、本項目では便宜上「英寿」で統一する)。
そのまま彼に止めを刺される事を望んだが、当の英寿本人から「お前には、命を奪う価値もない」とバッサリ断言されて生き恥を晒す羽目になり、プライドを傷つけられた事で復讐を決意。
転生を繰り返して力を付けていく英寿に対抗する手段として錬金術に目を付けると、2000年もの時間をその習得と研鑽に費やし、
その傍らで転生していく英寿を探す中で彼が今や創世の神となっている事を知ると、現世に誘き出すべく孤独感を募らせていたクロスウィザードを唆して利用し、英寿達が「最強ケミー捕獲ゲーム」に参加するように仕向けた。


【人物像(ネタバレあり)】

そんな自身の目的を明かしてからはその自分勝手な本性も今まで以上に露呈。
復讐の過程で同じ錬金術師達はおろか、無関係な数多くの一般人を犠牲にしても全く意に介さないなど、完全に性根が腐り果ててしまっている。
おまけにケミーに対しては道具扱いどころか、最初から自身の計画を進めるための駒として蔑視にすら近い感情しか抱いておらず、騙されて利用された事に狼狽えるクロスウィザードに対して、
「ケミー如きが何を言う? むしろ私に騙された事を光栄に思いたまえ」と一切の躊躇もなく発言している。

なお、ここまで英寿に対して憎悪をたぎらせ、長い年月をかけて復讐の計画を練ってきたにもかかわらず、当の英寿本人からは完全に忘れ去られていた。
2000年前のゲームで両者の間に何があったのかは不明だが、その自分勝手で無駄にプライドの高い本性を知っていたのであれば、英寿にとっては取るに足らない存在に映ったのかもしれない。


【ウィザードマルガム】



闇黒に染まれ、クロスウィザード!

ウィ……ウィ~~!

ダメ!

ウィ~~……ウィ~~! ウィ~~~!!


ハァァ……

クロスウィザードが、マルガムに!


フッフッフッ……。無限に力が湧いてくる…。さすがはレベルナンバー10だ…!

さあ、「悪夢ゲーム」の開幕だ!


ケミー:クロスウィザード
身長:不明
体重:不明
特色 / 力:不明

スーツアクター:齊藤謙也

釘宮がクロスウィザードを取り込んで変貌した大魔法使いのマルガム。
胴体部分はクロスウィザードの面影を残す紫と金・赤のローブに身を包んだ威厳溢れる姿となった一方、素体の両腕は火の玉のような形状の頭部を抱え込むかのような状態となっており、ぱっと見では4本腕の異形の怪物のようにも見える。

釘宮自身が高位の錬金術の使い手という事や、各属性の頂点に立つレベルナンバー10のケミー由来の絶大なパワーも相まって、これまで登場したマルガムとは一線を画す戦闘力を誇り、
九尾の狐の尻尾を思わせる形状の大剣を得物として振るい、さらにはそれを無数に生み出して敵に向けて発射する戦法や、仮面ライダーギーツⅨすらも拘束してしまう魔法陣を生成可能。
また、クロスウィザード由来の強力な魔法も行使可能であり、劇中では町行く一般人達を一斉に眠らせて悪夢を見せ、苦しませた後に死に至らしめるという凶悪な事までやってのけている。

そうして眠らせた人々の命を賭けて「悪夢ゲーム」を展開し、大量の魔法ジャマトやジャマトライダーを生み出して仮面ライダー達を迎え撃つ。
途中、クロスウィザードの抵抗に遭いながらも歯牙にもかけずにライダー達に猛威を振るい、一度は全員を変身解除にまで追い込んだが、そこへ自分の能力を逆に利用して夢の中で父・九堂風雅と接触した九堂りんねが仮面ライダーマジェードに変身して参戦。
その浄化魔法で自身の魔法をことごとく無力化された挙句、「サンユニコーンノヴァ」の一撃を受けて今度は自身がクロスウィザードと引き剥がされて敗北した。

しかし、釘宮は最後の悪あがきとして錬金連合の実験場跡地に残留していたエネルギーを利用してブラックホールを生み出し、再びクロスウィザードを取り込んでマルガム化したのみならず、
宝太郎とりんねを除いた錬金アカデミーの面々とスパナ、桜井景和鞍馬祢音吾妻道長ツムリ、その他多くの一般人を吸収。
さらには英寿への止めの一撃を身を挺して庇ったギーツケミーすらも取り込み、更なる姿へと変貌を遂げる……!


私は2000年もの間お前を探し続け、錬金術という未知のテクノロジーに出会った。

転生したお前と再び相まみえる時の為に腕を磨き、ケミーを利用した。

今こそ、その成果を見せる時……。全て私の糧となれぇッ!!


【ギーツキラー】



フン…! ケミー如きが、この私の邪魔を!

コーン…。コーン……


ウウウッ……! ウアアアッ!!


スーツアクター:齊藤謙也

上記の通り錬金術で宝太郎とりんね、英寿以外の多くの人々やギーツケミーを取り込んだウィザードマルガムがさらに進化した最凶最悪の姿。
その姿はギーツⅨをベースにしつつも白い身体は黒ずみ、赤に加えて黄色のラインが追加された他、
クラッシャーに当たる部位が鋭い牙のような造形に変化している事もあってオリジナルと比べてさらに動物的な要素が強く、ギーツの姿を怪人化させたかのような印象が強い。
戦闘能力もウィザードマルガムから底上げされた一方、戦闘スタイルは大剣の他に肉弾戦を主体としたものに変化している。
また、ギーツⅨの「ギーツテールナイン」にも似た、背中から生えた9尾の尻尾をマント状に展開しての飛行も可能。


【末路】



釘宮ぁッ! よくもみんなを……! お前だけは許さない!!

……お前がどんな奴だろうがどうでもいい。叩き潰す。


自身への怒りに震えるガッチャードとギーツを相手にパンチでぶつかり合うと、すぐさまかつてアナザーアルティメットクウガが葬られた場所にも似た砂丘まで飛行し、改めて2人と交戦。


あんたは立派な錬金術師なのに、自分勝手な願いの為にクロっちの心を弄んで、関係ない人達まで……!
全部、全部間違ってるよ!!

黙れ! うるさい虫め!!


その底上げされた戦闘能力でガッチャードとギーツ相手にも互角以上に渡り合うが、ガッチャードがそれまでの「最強ケミー捕獲ゲーム」で手に入れたレベルナンバー10のケミー達に認められた事で仮面ライダースターガッチャードに覚醒すると形勢が逆転。
負けじと仮面ライダーXギーツに続いて巨大化するがもはや悪あがきにすらならず、最後は額にギーツバスターQB9を突き立てられたところに「ブーストナインビクトリー」と「スターガッチャードシャイニングフィーバー」によるダブルライダーキックをその身に浴び、盛大な爆炎を挙げながら敗北。
最後は元の姿に戻るとミナトに連行され、2000年にも及ぶ因縁はここに潰えたのだった。


ガッチャーーッ!!

2000年も、ご苦労だったな。



【余談(ネタバレあり)】

  • ギーツキラーは名前が正式に決まるまでは製作陣の間で「アナザーギーツ」の仮称で呼ばれていたが、それがどういう経緯を辿ってか正式な名前として一度誤発表される事態が起こってしまった(現在は既に修正済み)。

  • 「ギーツキラー」という名前から「ギーツキラーがいるのならギーツキラーキラーも出てくるのでは」とX(旧Twitter)上で話題に昇った事も。

  • 対決に負け、半ば逆恨みに近い動機で相手を付け狙う相手からすっかり忘れられていた錬金術師と、奇しくも『ガッチャード』第6話に登場した鉛崎ボルトとはやってる事の規模が違うだけで似た部分が多い。一部では「鉛崎ボルトレベル100(もしくはケミーに合わせてレベル10)」と評されたりされなかったり。

《謎》

結果として『ガッチャード』の世界と『ギーツ』の世界を繋ぐ存在となった釘宮だが、そもそも彼の出自などには謎が多い。
  • 謎1:何故2000年間も不変の姿で生きているのか?
彼が目の敵にしている英寿は2000年間転生を繰り返して生きてきた存在だが、釘宮は2000年前の回想時点でも現在と変わらない姿をしていた。
デザ神となって不老不死を叶えでもしたのか、あるいは錬金術を研究する中で不老不死に近い肉体を得たのだろうか?

  • 謎2:英寿が転生者である事を知っているのは何故か?
英寿が転生者である事を知っているのは(『ギーツ』TV本編での関係者を除けば)本人のみであり、それを知る術は本人から聞く以外にない。
また、デザグラ参加者はデザグラの終了後、その回のデザ神を除き記憶を消去され、さらにその時代からデザグラ運営が撤退(グランドエンド)すればほぼ全てのデザグラの痕跡がなかった事にされるため、本来であれば2000年間も英寿の事を覚えていられるはずがないのである。
ただし形は違えど、記憶消去というシステムは『ガッチャード』の世界にも存在するため、錬金術によるソレを研究して記憶消去を防いでいた可能性はありそうだが……
もしくは、どこかのタイミングでデザ神となって「何千年かかろうと英寿と再び巡り合う力」とでも叶えれば可能だろうが、いずれの説も憶測の域を出ていないのが現状である。



私はアニヲタWiki(仮)を追記・修正するという野望を叶える為にここまでやってきたんだぞ!

2000年前に、お前に抱いた憎しみを……忘れた事はない!


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最終更新:2025年01月14日 15:38